ゲスト
(ka0000)
ホワイト・アウト
マスター:水

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/02/03 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/02/12 19:00
オープニング
●貧乏暇なし
「酷い雪ですね、雪かきしてもキリがない」
港湾周辺倉庫に積もった雪を海へ向かって降ろす作業を始めて半日、休憩を挟んで六人でローテーションで交代はしているものの、彼らの苦労は新しく降り積もる雪によって次々と埋められていき、いたちごっこの様相を呈していた。
「悪人に休息無しなんて言葉がある。このまま悪天候が続けば、危険を回避する為にこの港はマヒするはずだ。そして倉庫には宝がぎっしり詰まっている」
疲れた顔をして作業に当たる下っ端とは打って変わって、下っ端を纏める男はどんどん悪くなる天候に対してビッグビジネスの予感を感じたのか不敵に笑いだした。
彼らは遊牧民のように他の町から財産を漁り、気づけば港町で裏稼業商人から倉庫を借りる事が出来るほどの富を築いていた。とは言っても、泥棒のはした金程度では狭い倉庫しか間借りできず、またいくら耐久性に優れているといっても雪の重みはそれの遥か上を行く破壊力を秘めているのだ。大規模な降雪時における地味な雪下ろし作業は、食事や呼吸等と同じぐらい重要な生命維持活動でもある。
「吹雪いちゃったら俺たち仕事出来るんすかね?」
「出来なきゃ餓死しか無いだろう。それに凍えそうだったら、俺らの仲間が温めてくれるさ。それよりもお前の鍵開け、頼りにしてるからな」
「うぃっす」
下っ端は目上の人に対していい加減な態度の返事を返すと、そのまま作業を再開させた。
屋根の雪は地面を経て殆ど海へと投げられたが、また数時間後に屋根から地面、そして海へ降ろさなければならない事を考えると、下っ端はどうしても憂鬱な気分になってしまう。
「この雪ぐらいに積もった金貨、拝んでみたいもんだなぁ……」
●厳戒態勢
雪化粧によって白く彩られたポルトワール、この悪天候のおかげで本来荷を積んで出港する予定だった商船は足止めを喰らう羽目になってしまった。
夜も深くなると降雪だけでなく強い暴風が吹き荒れるようになり、多くの民家が雪が入らないように窓を閉めて、身を寄せ合い暖を取り合っていた。
だがこの瞬間を狙うというのが悪人というもの。こんな悪天候の中を泥棒に入る奴は居ないと決めつけてしまうようであれば、商人失格である。
こういう時だからこそ泥棒が入るわけであり、このような事態だからこそ大金を出してでも万全な対策を練るのが新たなビジネスを得るきっかけとなるのだ。
「悪いね、こんな夜中に、しかも体の芯から冷えそうな天気の中で呼んでしまって」
ハンター達を集めた男性は、できるだけ彼らを暖炉の傍へ寄せつつ、これからの事を切り出した。
「こんな天気だ、商船はまともに動けない、積まれ損なった金目の物でいっぱいな倉庫に泥棒が入ってくる。これだけだったら君達の力は正直過剰なんだけどね。取り越し苦労だったとしても君達に報酬はしっかり払うよ、約束する」
だから巡回している警備と一緒に倉庫の警備に当たってほしい、彼はそう告げると、彼自身も武装してハンター達と共に部屋を後にした。
「酷い雪ですね、雪かきしてもキリがない」
港湾周辺倉庫に積もった雪を海へ向かって降ろす作業を始めて半日、休憩を挟んで六人でローテーションで交代はしているものの、彼らの苦労は新しく降り積もる雪によって次々と埋められていき、いたちごっこの様相を呈していた。
「悪人に休息無しなんて言葉がある。このまま悪天候が続けば、危険を回避する為にこの港はマヒするはずだ。そして倉庫には宝がぎっしり詰まっている」
疲れた顔をして作業に当たる下っ端とは打って変わって、下っ端を纏める男はどんどん悪くなる天候に対してビッグビジネスの予感を感じたのか不敵に笑いだした。
彼らは遊牧民のように他の町から財産を漁り、気づけば港町で裏稼業商人から倉庫を借りる事が出来るほどの富を築いていた。とは言っても、泥棒のはした金程度では狭い倉庫しか間借りできず、またいくら耐久性に優れているといっても雪の重みはそれの遥か上を行く破壊力を秘めているのだ。大規模な降雪時における地味な雪下ろし作業は、食事や呼吸等と同じぐらい重要な生命維持活動でもある。
「吹雪いちゃったら俺たち仕事出来るんすかね?」
「出来なきゃ餓死しか無いだろう。それに凍えそうだったら、俺らの仲間が温めてくれるさ。それよりもお前の鍵開け、頼りにしてるからな」
「うぃっす」
下っ端は目上の人に対していい加減な態度の返事を返すと、そのまま作業を再開させた。
屋根の雪は地面を経て殆ど海へと投げられたが、また数時間後に屋根から地面、そして海へ降ろさなければならない事を考えると、下っ端はどうしても憂鬱な気分になってしまう。
「この雪ぐらいに積もった金貨、拝んでみたいもんだなぁ……」
●厳戒態勢
雪化粧によって白く彩られたポルトワール、この悪天候のおかげで本来荷を積んで出港する予定だった商船は足止めを喰らう羽目になってしまった。
夜も深くなると降雪だけでなく強い暴風が吹き荒れるようになり、多くの民家が雪が入らないように窓を閉めて、身を寄せ合い暖を取り合っていた。
だがこの瞬間を狙うというのが悪人というもの。こんな悪天候の中を泥棒に入る奴は居ないと決めつけてしまうようであれば、商人失格である。
こういう時だからこそ泥棒が入るわけであり、このような事態だからこそ大金を出してでも万全な対策を練るのが新たなビジネスを得るきっかけとなるのだ。
「悪いね、こんな夜中に、しかも体の芯から冷えそうな天気の中で呼んでしまって」
ハンター達を集めた男性は、できるだけ彼らを暖炉の傍へ寄せつつ、これからの事を切り出した。
「こんな天気だ、商船はまともに動けない、積まれ損なった金目の物でいっぱいな倉庫に泥棒が入ってくる。これだけだったら君達の力は正直過剰なんだけどね。取り越し苦労だったとしても君達に報酬はしっかり払うよ、約束する」
だから巡回している警備と一緒に倉庫の警備に当たってほしい、彼はそう告げると、彼自身も武装してハンター達と共に部屋を後にした。
解説
・わざわざ吹雪の中お越しいただいた泥棒グループを暖かい牢屋へ案内してあげましょう。グループは六人で、その内四人が戦闘を行います。
・泥棒が狙う倉庫は、入り口が二か所、搬入用のシャッターとすぐ隣に操作者が出入りするための入り口のみとなります。
・味方である警備の人数は五人、それぞれ入り口を中心に配置されています。戦闘力はそこまで高くないので、皆様の加勢が必須です。
・戦闘を行える四人は、元軍人であり、コート下に剣を隠し持ち悪天候下での戦闘も得意です。正面突破してくるので、すぐに加勢するようにしてください。
・逆に二人の泥棒は戦闘経験が無いのですぐに取り押さえる事が出来るでしょう。戦闘のどさくさに紛れて倉庫内に侵入されても、品物を触らせずすぐに捕まえればうやむやにできます。
・最大の敵は泥棒グループではなく、グループに味方する天候です。視界確保や寒さ対策を進めておきましょう。また、弓や銃のような指を細かく動かすような武器は特に対策が重要です。
・泥棒が狙う倉庫は、入り口が二か所、搬入用のシャッターとすぐ隣に操作者が出入りするための入り口のみとなります。
・味方である警備の人数は五人、それぞれ入り口を中心に配置されています。戦闘力はそこまで高くないので、皆様の加勢が必須です。
・戦闘を行える四人は、元軍人であり、コート下に剣を隠し持ち悪天候下での戦闘も得意です。正面突破してくるので、すぐに加勢するようにしてください。
・逆に二人の泥棒は戦闘経験が無いのですぐに取り押さえる事が出来るでしょう。戦闘のどさくさに紛れて倉庫内に侵入されても、品物を触らせずすぐに捕まえればうやむやにできます。
・最大の敵は泥棒グループではなく、グループに味方する天候です。視界確保や寒さ対策を進めておきましょう。また、弓や銃のような指を細かく動かすような武器は特に対策が重要です。
マスターより
寒いですね、水です。
今回の舞台は夜の港であり、雪山などではないので、タイトル通りの現象は起きないと思いますが、寒さ対策を十分にしておきましょう。因みに私の部屋も寒くて指が動かせません。
今回の舞台は夜の港であり、雪山などではないので、タイトル通りの現象は起きないと思いますが、寒さ対策を十分にしておきましょう。因みに私の部屋も寒くて指が動かせません。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/02/09 00:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ステラ・レッドキャップ(ka5434) 人間(クリムゾンウェスト)|14才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/02/03 18:48:59 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/02 04:00:27 |