ゲスト
(ka0000)
独身ハンター、脱走するは君にあり?
マスター:奈華里

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/02/07 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/02/18 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「あぁ…またなのか、チュースケ」
ハムスターのチュースケと暮らし始めて、もう何か月経っただろうか。
中堅ハンターのバンデラは今、ある問題に直面している。
籠の中にいるチュースケはその言葉に顔をあげこれと言って悪びれた表情は見せず、くりくりの瞳で彼を見つめ返してくる。だから、彼は怒る気にはなれなかった。しかし、このまま放置するのは非常にまずい。
『少し太ってきてますね…餌のやり過ぎにはくれぐれも注意して下さい』
獣医から受けた注意ごと――彼はそれを忠実に守ろうと、少しだけチュースケにやる餌を減らしている。
けれど、チュースケの体重は減るどころか増えていっているのだ。
「チュースケ…私はお前が心配なのだ」
ケージの出入口の鍵をしっかりとかけ、彼は寝床につく。
が、翌朝ケージに向かうと何故だか戸は開き、頬袋が膨らんだチュースケの姿がある。
「また、やったのか…?」
戸棚に閉まってあった瓶を取り出して中身を確かめる。
すると、昨日とは明らかに減っているではないか。
「ふむ…」
キッチンから見える場所にあるケージ――こう何度も繰り返されれば馬鹿でも判る。
「脱走…しているのだな」
利口なのは良い事なのだが……チュースケ自身の身体の事を考えるとこの辺で対策を打たねばなるまい。
(どうしたものか…あまり警戒をきつくしてストレスを溜められてもいかんし)
ハムスターは我慢する生き物だと聞いた。故に怪我をしていても発見が遅れる事は多々あるとか。
ストレスとなればそれこそ人でも見分けがつかない者も多いのだから、果たしてバンデラに見抜く事が出来るだろうか。答えは残念ながら否――過信は禁物だ。
「とすると、ストレスをかけずに脱走を止めさせる方法か…」
何かあるだろうか。しばし考えてみるが、どうにも皆目見当もつかない。
『ちう?』
そんな彼に気付いてか、チュースケは頬袋の餌の整理の手を止める。
「すまん、チュースケ。不甲斐無い私を許してくれ」
瓶を持ったままバンデラが言う。
『ニャーオ』
そんな折彼の耳に野良猫の声が入って、弱気になりつつあった自分に気付き、首を振る。
(駄目だ駄目だ、弱気になってどうする! もし、脱走を許したままにして、何かの拍子に外に行ってしまったらチュースケは、チュースケは…)
弱肉強食の世界だ。野性を失くしたハムスターの末路など決まっている。
「すまんが、今回だけは心を鬼にするぞ」
バンデラはそう言い、ケージの入り口の部分を紐でぐるぐる巻きに固定する。
だが数日後、
「なんと…」
見るも無残に齧られた紐は床に落ち、チュースケはケロッとした顔で籠の中から彼を見上げていた。
「あぁ…またなのか、チュースケ」
ハムスターのチュースケと暮らし始めて、もう何か月経っただろうか。
中堅ハンターのバンデラは今、ある問題に直面している。
籠の中にいるチュースケはその言葉に顔をあげこれと言って悪びれた表情は見せず、くりくりの瞳で彼を見つめ返してくる。だから、彼は怒る気にはなれなかった。しかし、このまま放置するのは非常にまずい。
『少し太ってきてますね…餌のやり過ぎにはくれぐれも注意して下さい』
獣医から受けた注意ごと――彼はそれを忠実に守ろうと、少しだけチュースケにやる餌を減らしている。
けれど、チュースケの体重は減るどころか増えていっているのだ。
「チュースケ…私はお前が心配なのだ」
ケージの出入口の鍵をしっかりとかけ、彼は寝床につく。
が、翌朝ケージに向かうと何故だか戸は開き、頬袋が膨らんだチュースケの姿がある。
「また、やったのか…?」
戸棚に閉まってあった瓶を取り出して中身を確かめる。
すると、昨日とは明らかに減っているではないか。
「ふむ…」
キッチンから見える場所にあるケージ――こう何度も繰り返されれば馬鹿でも判る。
「脱走…しているのだな」
利口なのは良い事なのだが……チュースケ自身の身体の事を考えるとこの辺で対策を打たねばなるまい。
(どうしたものか…あまり警戒をきつくしてストレスを溜められてもいかんし)
ハムスターは我慢する生き物だと聞いた。故に怪我をしていても発見が遅れる事は多々あるとか。
ストレスとなればそれこそ人でも見分けがつかない者も多いのだから、果たしてバンデラに見抜く事が出来るだろうか。答えは残念ながら否――過信は禁物だ。
「とすると、ストレスをかけずに脱走を止めさせる方法か…」
何かあるだろうか。しばし考えてみるが、どうにも皆目見当もつかない。
『ちう?』
そんな彼に気付いてか、チュースケは頬袋の餌の整理の手を止める。
「すまん、チュースケ。不甲斐無い私を許してくれ」
瓶を持ったままバンデラが言う。
『ニャーオ』
そんな折彼の耳に野良猫の声が入って、弱気になりつつあった自分に気付き、首を振る。
(駄目だ駄目だ、弱気になってどうする! もし、脱走を許したままにして、何かの拍子に外に行ってしまったらチュースケは、チュースケは…)
弱肉強食の世界だ。野性を失くしたハムスターの末路など決まっている。
「すまんが、今回だけは心を鬼にするぞ」
バンデラはそう言い、ケージの入り口の部分を紐でぐるぐる巻きに固定する。
だが数日後、
「なんと…」
見るも無残に齧られた紐は床に落ち、チュースケはケロッとした顔で籠の中から彼を見上げていた。
解説
内容
ハムスター・チュースケの悪い癖をやめさせる事
バンデラの飼っているハムスターはどうやら夜な夜な脱走を繰り返しているようです
それだけならばまだよいのですが、
その脱走の後彼は棚にある餌を入れた瓶からつまみ食いまで働いているとか
日に日に体重を増やしていくチュースケの今後の体調が心配です
その癖を失くすようお知恵をお貸し下さい
●バンデラ宅について
今で言う賃貸タイプのお部屋であり、リビングからはキッチンが見える
チュースケのケージはリビングの隅、窓の近くに置かれている
寝室は別、その他小さな風呂とトイレが完備されている
チュースケのケージは針金を使ったモノ(底は違うが齧られた様子はない)であり、
齧っても脱出は出来ない筈だが入り口部分にはひっかけるタイプの鍵がついており
如何やらそこから脱出していると思われる
紐をぐるぐる巻きにして固定を試みたが、結局齧られてしまった
●バンデラについて
中堅どころ、三十九歳 人とドワーフの混血ハンター
種族としては人間なので、身長は180を超えている
体格は筋骨隆々で、クラスは霊闘士 どちらかと言えば真面目な堅物
最近ペットのハムスター・チュースケを飼い始めた
ハムスター・チュースケの悪い癖をやめさせる事
バンデラの飼っているハムスターはどうやら夜な夜な脱走を繰り返しているようです
それだけならばまだよいのですが、
その脱走の後彼は棚にある餌を入れた瓶からつまみ食いまで働いているとか
日に日に体重を増やしていくチュースケの今後の体調が心配です
その癖を失くすようお知恵をお貸し下さい
●バンデラ宅について
今で言う賃貸タイプのお部屋であり、リビングからはキッチンが見える
チュースケのケージはリビングの隅、窓の近くに置かれている
寝室は別、その他小さな風呂とトイレが完備されている
チュースケのケージは針金を使ったモノ(底は違うが齧られた様子はない)であり、
齧っても脱出は出来ない筈だが入り口部分にはひっかけるタイプの鍵がついており
如何やらそこから脱出していると思われる
紐をぐるぐる巻きにして固定を試みたが、結局齧られてしまった
●バンデラについて
中堅どころ、三十九歳 人とドワーフの混血ハンター
種族としては人間なので、身長は180を超えている
体格は筋骨隆々で、クラスは霊闘士 どちらかと言えば真面目な堅物
最近ペットのハムスター・チュースケを飼い始めた
マスターより
どうもっ、自称ほのぼの担当・奈華里です
チュースケです。チューダさん程力はありません。
タダのハムスターですから…けど、お利口さんです(多分)
そんなチュースケの為にお力を頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします
チュースケです。チューダさん程力はありません。
タダのハムスターですから…けど、お利口さんです(多分)
そんなチュースケの為にお力を頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/02/18 00:02
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/06 13:00:40 |
|
![]() |
チュースケの脱走防止策検討会 ティア・ユスティース(ka5635) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/02/07 05:58:18 |