ゲスト
(ka0000)
【闇光】【刻令】死地戦線
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 6~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/02/15 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/02/29 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●???
その歪虚の名はネル・ベルと言った。
傲慢に属する歪虚だ。黒大公ベリアルの配下でハンター達に討たれたフラベルという歪虚の部下であった。今は王国内に潜伏している。
「ブルダズルダの街では、ハンター達が一枚上手だった」
悔しそうな口調でもなく、ただ事実を淡々とネル・ベルは口にする。
傀儡であるフレッサ領主の勢力を広げようと思った陰謀だったのだが、思う様にはいかないものだ。
「しかし、件の事で、ブルダズルダの街の領主は失脚。結果的に王家派貴族を削ぐ事にはできたようです」
歪虚に向き合っているのは一人の老人。
かつては『戦慄の機導師』と呼ばれた凄腕のハンターだった。今は、彼自身の信条により歪虚の従者となっている。
陰謀が失敗し、緑髪の少女が居なくなったという状況だが、歪虚の機嫌は良いように見えた。
「『虚月』……これの使い方を見極めないとな……」
歪虚が三日月のように湾曲した妖刀を手にした。
機嫌が良い理由は、東方から紆余曲折を経て、手に入れたこの刀の為だろう。
「……興味深い話しを耳にしました」
オキナが少しの間の後に口を開く。
「北伐から続く戦いで人間の兵器が多数破壊されています。それを回収するという事なのです」
「その情報は私の所にも来ている。レチタティーヴォの置き土産というな……」
フレーベルニンゲン平原には多くのユニットの残骸がそのままになっている。
「残骸には興味はない……だが、レチタティーヴォの残ったマテリアルは気になる所の一つだ」
スッと背筋を伸ばして歪虚は歩き出す。
「『聖火の氷』についての情報収集は貴様に任せる。私が戻ってくるまでにまとめておくのだな」
「畏まりました」
歪虚は行くつもりなのだ。
なにかを得る為に、フレーベルニンゲン平原へと。
●フレーベルニンゲン平原はずれ
激戦が繰り広げられた戦域の端の方にCAMの残骸が転がっていた。
小隊が全滅しただの、使えない部品の一時倉庫だったのがそのままになっただの、どこぞの歪虚が持ち込んだだの色々な噂がある場所だ。
「聞いたかよ。なんでも歪虚が狙ってるらしいぜ。CAMをよ」
民間作業員が手作業で残骸を確認しながら同僚に話しかけた。
「他の所には出たってな」
「まぁ、ここにはでねぇべ」
見渡す限り様々な残骸を打ち捨てられている。
大破状態の機体すらない。
「もう、いいよ。適当に部品っぽいのを集めて帰ろうぜ」
作業員は連日の疲れからそんな言葉を言い放った。
使える部品がないのかあるのか、一つ一つ確認し、それをロッソへと向けて送っているのだ。
だが、専門技術があるわけでもなく、そもそも、この世界の住民である彼らには、どれが使えてどれが使えないのか、いまいち判断が難しい。
「今日も冷え込んで来たからな」
「そうだな……。向こうにいるハンター達にも声をかけてくるか」
作業員が視線を上げた先にも同じように回収作業を行っているハンター達がいる。
護衛も兼ねているが、ここに歪虚が出るという話しはほぼないので、実質回収要員だ。
「お……おい! あれ、なんだ!」
別の作業員が唐突に指を差した。
一斉にその方角を見つめた作業員達は信じられない光景を見た。
「な、な、なんだありゃ!」
「反則だぞ!」
「に、逃げるんだ! ハンター達にも伝えろ!」
作業員達の視線の先。
数々の部品が舞っていたそれらが集まっていくと、CAMのような機体へと姿を変えていった。
歪虚の仕業に違いない。作業員達は寒い中集めた回収品をぶちかましながら逃げ出した。
●音鐘は誰の為に鳴る
作業員達は全員無事に戦闘区域から脱出したようだ。
次はCAMモドキを引きつけていたハンター達が、逃げる番だ。
「レチタティーヴォ……やっかいな事を。だが、私にとっては好都合だ」
高くそびえ立つ残骸の上で、歪虚ネル・ベルがニヤリと笑ってハンター達の逃走をみつめる。
一人のハンターが反撃した。
その攻撃は確かにダメージを与えたはずだ。CAMモドキの部品が吹き飛んだ。
だが、次の瞬間、違う場所から飛んできた部品が飛来してCAMモドキと繋がる。
「なるほど。部品自体に憑依して集合すれば、部品がある限り、再生は可能か」
冷静にそんな事を観察するネル・ベル。
部品とレチタティーヴォの『残りカス』がある限り、無敵に近いだろう。
「……もっと、近くで見る必要があるな。かと言って、さすがに私一人では、な……」
しばしの逡巡の後、ネル・ベルは思った。
ハンター達を生かさせておけばいいのだ。隙をみて『残りカス』を確保できれば、尚のよし。
「どれ、手伝ってやるか」
逃避を続けるハンター達の前に歪虚ネル・ベルが現れ、逃亡を手助けすると言いだしたのは、この直後の事であった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●???
その歪虚の名はネル・ベルと言った。
傲慢に属する歪虚だ。黒大公ベリアルの配下でハンター達に討たれたフラベルという歪虚の部下であった。今は王国内に潜伏している。
「ブルダズルダの街では、ハンター達が一枚上手だった」
悔しそうな口調でもなく、ただ事実を淡々とネル・ベルは口にする。
傀儡であるフレッサ領主の勢力を広げようと思った陰謀だったのだが、思う様にはいかないものだ。
「しかし、件の事で、ブルダズルダの街の領主は失脚。結果的に王家派貴族を削ぐ事にはできたようです」
歪虚に向き合っているのは一人の老人。
かつては『戦慄の機導師』と呼ばれた凄腕のハンターだった。今は、彼自身の信条により歪虚の従者となっている。
陰謀が失敗し、緑髪の少女が居なくなったという状況だが、歪虚の機嫌は良いように見えた。
「『虚月』……これの使い方を見極めないとな……」
歪虚が三日月のように湾曲した妖刀を手にした。
機嫌が良い理由は、東方から紆余曲折を経て、手に入れたこの刀の為だろう。
「……興味深い話しを耳にしました」
オキナが少しの間の後に口を開く。
「北伐から続く戦いで人間の兵器が多数破壊されています。それを回収するという事なのです」
「その情報は私の所にも来ている。レチタティーヴォの置き土産というな……」
フレーベルニンゲン平原には多くのユニットの残骸がそのままになっている。
「残骸には興味はない……だが、レチタティーヴォの残ったマテリアルは気になる所の一つだ」
スッと背筋を伸ばして歪虚は歩き出す。
「『聖火の氷』についての情報収集は貴様に任せる。私が戻ってくるまでにまとめておくのだな」
「畏まりました」
歪虚は行くつもりなのだ。
なにかを得る為に、フレーベルニンゲン平原へと。
●フレーベルニンゲン平原はずれ
激戦が繰り広げられた戦域の端の方にCAMの残骸が転がっていた。
小隊が全滅しただの、使えない部品の一時倉庫だったのがそのままになっただの、どこぞの歪虚が持ち込んだだの色々な噂がある場所だ。
「聞いたかよ。なんでも歪虚が狙ってるらしいぜ。CAMをよ」
民間作業員が手作業で残骸を確認しながら同僚に話しかけた。
「他の所には出たってな」
「まぁ、ここにはでねぇべ」
見渡す限り様々な残骸を打ち捨てられている。
大破状態の機体すらない。
「もう、いいよ。適当に部品っぽいのを集めて帰ろうぜ」
作業員は連日の疲れからそんな言葉を言い放った。
使える部品がないのかあるのか、一つ一つ確認し、それをロッソへと向けて送っているのだ。
だが、専門技術があるわけでもなく、そもそも、この世界の住民である彼らには、どれが使えてどれが使えないのか、いまいち判断が難しい。
「今日も冷え込んで来たからな」
「そうだな……。向こうにいるハンター達にも声をかけてくるか」
作業員が視線を上げた先にも同じように回収作業を行っているハンター達がいる。
護衛も兼ねているが、ここに歪虚が出るという話しはほぼないので、実質回収要員だ。
「お……おい! あれ、なんだ!」
別の作業員が唐突に指を差した。
一斉にその方角を見つめた作業員達は信じられない光景を見た。
「な、な、なんだありゃ!」
「反則だぞ!」
「に、逃げるんだ! ハンター達にも伝えろ!」
作業員達の視線の先。
数々の部品が舞っていたそれらが集まっていくと、CAMのような機体へと姿を変えていった。
歪虚の仕業に違いない。作業員達は寒い中集めた回収品をぶちかましながら逃げ出した。
●音鐘は誰の為に鳴る
作業員達は全員無事に戦闘区域から脱出したようだ。
次はCAMモドキを引きつけていたハンター達が、逃げる番だ。
「レチタティーヴォ……やっかいな事を。だが、私にとっては好都合だ」
高くそびえ立つ残骸の上で、歪虚ネル・ベルがニヤリと笑ってハンター達の逃走をみつめる。
一人のハンターが反撃した。
その攻撃は確かにダメージを与えたはずだ。CAMモドキの部品が吹き飛んだ。
だが、次の瞬間、違う場所から飛んできた部品が飛来してCAMモドキと繋がる。
「なるほど。部品自体に憑依して集合すれば、部品がある限り、再生は可能か」
冷静にそんな事を観察するネル・ベル。
部品とレチタティーヴォの『残りカス』がある限り、無敵に近いだろう。
「……もっと、近くで見る必要があるな。かと言って、さすがに私一人では、な……」
しばしの逡巡の後、ネル・ベルは思った。
ハンター達を生かさせておけばいいのだ。隙をみて『残りカス』を確保できれば、尚のよし。
「どれ、手伝ってやるか」
逃避を続けるハンター達の前に歪虚ネル・ベルが現れ、逃亡を手助けすると言いだしたのは、この直後の事であった。
解説
●目的
戦闘区域外への脱出
●内容
CAMモドキの猛攻を凌いで、戦闘区域外へと脱出する
●CAMモドキ
レチタティーヴォ人形が複数で1体のCAMモドキを形成している、この区域独特のバージョン。
デュミナスの「通常装備型」と「砲戦装備型」を合わせた様な姿形をしており、通常のCAMよりも二周り程大きい。
装備は、30mmアサルトライフル、5000mmCAMカタナ、CAMシールド、105mmスナイパーライフル、1300mmコンバットナイフ等々。
戦闘区域内にいる限り、耐久力はほぼ∞となります(装甲や部位を破壊しても1ラウンド後には残骸から新しいパーツが飛来する)。
●ネル・ベル
詳細は下記NPC欄を確認の事。
ハンター達の掩護に入りますが、ハンター達が望むのであれば、戦闘状態に入る事も可能です。
その場合、CAMモドキは半分の確率で、ハンターとネル・ベルを狙います。
●地形
一面荒野。でこぼこはあるが移動にペナルティーはない。
戦闘区域外までの距離は最短でも100スクエアあるものとする。
●その他条件
ユニットの同行及び騎乗は不可となっています。
判定開始時、ハンター達の生命力は70%に減少、スキルセットの一番上は使用不可(作業員達を逃がす為に戦闘していた為)。
戦闘区域外に達した状態で、ハンター達は、このまま逃亡するか、CAMモドキを破壊するか選択できます。戦闘区域外であれば、CAMモドキの耐久力は回復しません。
戦闘区域外への脱出
●内容
CAMモドキの猛攻を凌いで、戦闘区域外へと脱出する
●CAMモドキ
レチタティーヴォ人形が複数で1体のCAMモドキを形成している、この区域独特のバージョン。
デュミナスの「通常装備型」と「砲戦装備型」を合わせた様な姿形をしており、通常のCAMよりも二周り程大きい。
装備は、30mmアサルトライフル、5000mmCAMカタナ、CAMシールド、105mmスナイパーライフル、1300mmコンバットナイフ等々。
戦闘区域内にいる限り、耐久力はほぼ∞となります(装甲や部位を破壊しても1ラウンド後には残骸から新しいパーツが飛来する)。
●ネル・ベル
詳細は下記NPC欄を確認の事。
ハンター達の掩護に入りますが、ハンター達が望むのであれば、戦闘状態に入る事も可能です。
その場合、CAMモドキは半分の確率で、ハンターとネル・ベルを狙います。
●地形
一面荒野。でこぼこはあるが移動にペナルティーはない。
戦闘区域外までの距離は最短でも100スクエアあるものとする。
●その他条件
ユニットの同行及び騎乗は不可となっています。
判定開始時、ハンター達の生命力は70%に減少、スキルセットの一番上は使用不可(作業員達を逃がす為に戦闘していた為)。
戦闘区域外に達した状態で、ハンター達は、このまま逃亡するか、CAMモドキを破壊するか選択できます。戦闘区域外であれば、CAMモドキの耐久力は回復しません。
マスターより
●皆さん、こんばんわ! 赤山です! 当依頼は予定にない突発的な依頼です。
【闇光】連動なのに、なぜか【刻令】タグ付きです。オープニングの「●???」はPL情報になります。
●攻略のヒント
危険フラグ付いています。容赦なく重体にさせますので、ご注意下さい。
RPGにありがちな無敵ボス戦みたいなイメージで接して貰えればと思います(
【闇光】連動なのに、なぜか【刻令】タグ付きです。オープニングの「●???」はPL情報になります。
●攻略のヒント
危険フラグ付いています。容赦なく重体にさせますので、ご注意下さい。
RPGにありがちな無敵ボス戦みたいなイメージで接して貰えればと思います(
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/02/23 18:06
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/10 15:58:10 |
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華麗なる質問卓 ネル・ベル(kz0082) 歪虚|22才|男性|歪虚(ヴォイド) |
最終発言 2016/02/14 08:35:43 |
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相談卓 シェラリンデ(ka3332) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/02/15 21:41:51 |