ゲスト
(ka0000)
ゴブリン略奪団殲滅
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/08/20 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/08/29 07:30
オープニング
スキルを使用し加速された踏み込みが、瞬時に間合いを制圧する。
それと同時に振るわれた横薙ぎの一閃が、武装したゴブリンの胴を断ち切った。
それは、その場に居た最後のゴブリンが打ち倒された瞬間だった。
だがそれを成した、左腕が機導術により作られた義手の青年、ナオトの表情は硬い。そんな彼の元に、この場で共に戦っていたドワーフのハンター、ガフが走り寄る。
「ここはこれで良いだろ、残存勢力はねぇ。残りを仕留めに行くぞ」
ナオトの応えを待つことなくガフは走り出し、ナオトもそれに追走した。それほどに現状は余裕が無かった。
組織立ったゴブリンの集団による略奪団の殲滅、それが今この場で求められる結果である。
農耕推進地域「ジェオルジ」に属するとある村、収穫期にあったそこが突如襲われたのだ。
襲撃したゴブリン団は曲がりなりにも組織化されており、おまけにどこから手に入れたのか、粗末ではあるが武装すらしていた。
危険度が高すぎるその相手に、村人は即座に村を捨て逃げ出す事を選んだお蔭で人的被害は怪我人が出る程度で抑えられていたが、村を占拠したゴブリン団はそのまま村に居座った為、その殲滅依頼がハンターに出されたのだ。
けれど集まったハンターの数は少なかった。自由都市同盟沿岸周辺で発生した狂気の七眷属とみられる歪虚への対処に多くのハンター達が駆り出されていたのが原因である。
まるでそれを知っていたかのように、最悪のタイミングで襲撃してきたゴブリン団へ割けるハンターは通常よりも少なく、ナオト達は数の不利を補うために留まることなく走り回っていた。
走り回る中、ナオトはガフに状況を確認する。
「こちらの勢力はほぼ倒し尽くしたと思いますが、もう一つの大きい集団の方はどうなってます? それと、群れを指揮していたらしい一団は?」
ガフは即座に答える。
「群れを指揮してた奴らには逃げられた。明らかに頭が回る奴らだ、他のゴブリンどもをそそのかして略奪に協力させた後は、そのまますぐにとんずらしたんだろ。
もう一つの方は、例の三人組と、三人組の弟子の嬢ちゃん達に任せてる。こっちの方は大丈夫だ。三人組の奴ら、普段はお茶らけてるが実力は本物だからな。特に今回は弟子の嬢ちゃん達が居るんだ、余計に張り切るだろうからどうとでもなる」
そこまで言うと、ガフはナオトの義手に視線を向け、
「そちらよりこっちの方が大変だがな。お前さん、頼んでた義手を着けたのは良いが、まだ巧く慣れてないだろ。着ける前より動きが雑になって弱くなってるぞ」
注意を促すように告げる。それにナオトは表情を硬くし返す。
「やはり、見て分かりますか。どうにもまだ調子が掴めないせいで、自覚できるほど弱くなってます、今の私は」
この応えにガフは器用に走りながら肩を竦めると、
「自覚できてんなら良いさ。自覚できてりゃ、そのように立ち回ってくれるだろ、お前さんは。こちらの取りこぼしを任せる為に、新人のハンター達に協力を取り付けてくれたのは、正直助かったからな」
あえて軽い口調で言葉を返す。けれどナオトは、
「こちらの不出来さを助けて貰うようで、申し訳ないんですけどね」
どこか苦しげに顔をゆがめた。そんな彼の背中をガフは笑顔を浮かべながら叩く。
「いいじゃねぇか! 助け合うのがハンターってもんだろ。大体な、向こうは向こうの都合で依頼を受けてんだ、こっちが勝手にああだこうだ言うのは、余計なお世話ってなもんさ。こっちは頼んだからには、信頼して任せるのが筋ってもんよ」
この言葉にナオトは小さく苦笑し、少しだけ軽くなった声で応える。
「確かに、私が勝手に気にするのは、依頼を引き受けてくれた皆さんの都合を無視するようなものですね。なら、私たちは私たちで、全力を尽くしましょう」
「おう! そういうこった」
力強くガフは頷いた。そして二人は更なる殲滅のために速度を上げ、ゴブリン達を見つけ出すと次々に殲滅していった。
だが、どうしても取りこぼしは発生する。それは数の差がある以上、仕方のない事だった。
しかしゴブリン達が逃げ出せる隙をわざと作り、そこへと誘導することで、逃走先を限定する事だけは辛うじて成功していた。
そうして逃走先を誘導されたゴブリン達が、貴方達の前に現れました。
場所は、倉庫で周囲を囲まれた広場です。村の収穫物を他の地域に出荷する際の一時置き場として作られたそこは、十数人が立ち回りが出来るほどに広いです。
その広場で向かい合うように、貴方達はゴブリンの一団と対峙しています。
追い立てられたゴブリン達の目は血走り、貴方達を打ち倒してこの場から逃げ出そうという敵意がありありと伝わってきます。
粗末な物とはいえ武装したそのゴブリンの一団に貴方達は――?
それと同時に振るわれた横薙ぎの一閃が、武装したゴブリンの胴を断ち切った。
それは、その場に居た最後のゴブリンが打ち倒された瞬間だった。
だがそれを成した、左腕が機導術により作られた義手の青年、ナオトの表情は硬い。そんな彼の元に、この場で共に戦っていたドワーフのハンター、ガフが走り寄る。
「ここはこれで良いだろ、残存勢力はねぇ。残りを仕留めに行くぞ」
ナオトの応えを待つことなくガフは走り出し、ナオトもそれに追走した。それほどに現状は余裕が無かった。
組織立ったゴブリンの集団による略奪団の殲滅、それが今この場で求められる結果である。
農耕推進地域「ジェオルジ」に属するとある村、収穫期にあったそこが突如襲われたのだ。
襲撃したゴブリン団は曲がりなりにも組織化されており、おまけにどこから手に入れたのか、粗末ではあるが武装すらしていた。
危険度が高すぎるその相手に、村人は即座に村を捨て逃げ出す事を選んだお蔭で人的被害は怪我人が出る程度で抑えられていたが、村を占拠したゴブリン団はそのまま村に居座った為、その殲滅依頼がハンターに出されたのだ。
けれど集まったハンターの数は少なかった。自由都市同盟沿岸周辺で発生した狂気の七眷属とみられる歪虚への対処に多くのハンター達が駆り出されていたのが原因である。
まるでそれを知っていたかのように、最悪のタイミングで襲撃してきたゴブリン団へ割けるハンターは通常よりも少なく、ナオト達は数の不利を補うために留まることなく走り回っていた。
走り回る中、ナオトはガフに状況を確認する。
「こちらの勢力はほぼ倒し尽くしたと思いますが、もう一つの大きい集団の方はどうなってます? それと、群れを指揮していたらしい一団は?」
ガフは即座に答える。
「群れを指揮してた奴らには逃げられた。明らかに頭が回る奴らだ、他のゴブリンどもをそそのかして略奪に協力させた後は、そのまますぐにとんずらしたんだろ。
もう一つの方は、例の三人組と、三人組の弟子の嬢ちゃん達に任せてる。こっちの方は大丈夫だ。三人組の奴ら、普段はお茶らけてるが実力は本物だからな。特に今回は弟子の嬢ちゃん達が居るんだ、余計に張り切るだろうからどうとでもなる」
そこまで言うと、ガフはナオトの義手に視線を向け、
「そちらよりこっちの方が大変だがな。お前さん、頼んでた義手を着けたのは良いが、まだ巧く慣れてないだろ。着ける前より動きが雑になって弱くなってるぞ」
注意を促すように告げる。それにナオトは表情を硬くし返す。
「やはり、見て分かりますか。どうにもまだ調子が掴めないせいで、自覚できるほど弱くなってます、今の私は」
この応えにガフは器用に走りながら肩を竦めると、
「自覚できてんなら良いさ。自覚できてりゃ、そのように立ち回ってくれるだろ、お前さんは。こちらの取りこぼしを任せる為に、新人のハンター達に協力を取り付けてくれたのは、正直助かったからな」
あえて軽い口調で言葉を返す。けれどナオトは、
「こちらの不出来さを助けて貰うようで、申し訳ないんですけどね」
どこか苦しげに顔をゆがめた。そんな彼の背中をガフは笑顔を浮かべながら叩く。
「いいじゃねぇか! 助け合うのがハンターってもんだろ。大体な、向こうは向こうの都合で依頼を受けてんだ、こっちが勝手にああだこうだ言うのは、余計なお世話ってなもんさ。こっちは頼んだからには、信頼して任せるのが筋ってもんよ」
この言葉にナオトは小さく苦笑し、少しだけ軽くなった声で応える。
「確かに、私が勝手に気にするのは、依頼を引き受けてくれた皆さんの都合を無視するようなものですね。なら、私たちは私たちで、全力を尽くしましょう」
「おう! そういうこった」
力強くガフは頷いた。そして二人は更なる殲滅のために速度を上げ、ゴブリン達を見つけ出すと次々に殲滅していった。
だが、どうしても取りこぼしは発生する。それは数の差がある以上、仕方のない事だった。
しかしゴブリン達が逃げ出せる隙をわざと作り、そこへと誘導することで、逃走先を限定する事だけは辛うじて成功していた。
そうして逃走先を誘導されたゴブリン達が、貴方達の前に現れました。
場所は、倉庫で周囲を囲まれた広場です。村の収穫物を他の地域に出荷する際の一時置き場として作られたそこは、十数人が立ち回りが出来るほどに広いです。
その広場で向かい合うように、貴方達はゴブリンの一団と対峙しています。
追い立てられたゴブリン達の目は血走り、貴方達を打ち倒してこの場から逃げ出そうという敵意がありありと伝わってきます。
粗末な物とはいえ武装したそのゴブリンの一団に貴方達は――?
解説
●目的
追い立てられたゴブリン団の殲滅。
●戦闘地帯、並びに敵情報
戦闘地帯
横40m、縦100mの平地。その両端に敵と向かい合う形で戦闘は開始される。
平地は、左右を倉庫で閉ざされる形になっている。
大雑把な簡略図としては以下の通りになります。
敵
倉│ │倉
│ │
│ │
│ │
庫│ │庫
味 方
倉庫は、幅が10m程度の物が2mほどの隙間を開けて並んで居り、入口はゴブリン達により破壊されています。
敵情報
粗末な武装をしたゴブリン団。
ゴブリン×4体
ゴブリンソルジャー1体
ゴブリンメイジ1体
追い立てられ冷静な思考が出来ない状態ですので、複雑な連携を取って襲い掛かって来れる状態ではありません。
ただし、すぐ傍で味方のゴブリンが攻撃を受けそうになったら援護をする、程度の連携は取れそうです。
足の速さは、それぞれバラバラのようです。
この場から逃げ出す為には、目の前のハンター達を皆殺す、といった殺気満々の状態です。
●ハンター初期配置情報
今回の依頼におけるハンター達の初期状態は、ゴブリン達が村から逃げ出す際に最後に通るとみられていた場所に、最後の砦の役割として配置を任されています。
配置に就いて1時間ほどで戦闘開始状態になった物とします。
ですので、戦闘の準備や話し合い、そしてそれぞれの配置は、1時間以内で可能な物に限られます。
以上です。
それでは、ゴブリン達を殲滅し、どうか村の平和を取り戻してあげて下さい。
お願い致します。
追い立てられたゴブリン団の殲滅。
●戦闘地帯、並びに敵情報
戦闘地帯
横40m、縦100mの平地。その両端に敵と向かい合う形で戦闘は開始される。
平地は、左右を倉庫で閉ざされる形になっている。
大雑把な簡略図としては以下の通りになります。
敵
倉│ │倉
│ │
│ │
│ │
庫│ │庫
味 方
倉庫は、幅が10m程度の物が2mほどの隙間を開けて並んで居り、入口はゴブリン達により破壊されています。
敵情報
粗末な武装をしたゴブリン団。
ゴブリン×4体
ゴブリンソルジャー1体
ゴブリンメイジ1体
追い立てられ冷静な思考が出来ない状態ですので、複雑な連携を取って襲い掛かって来れる状態ではありません。
ただし、すぐ傍で味方のゴブリンが攻撃を受けそうになったら援護をする、程度の連携は取れそうです。
足の速さは、それぞれバラバラのようです。
この場から逃げ出す為には、目の前のハンター達を皆殺す、といった殺気満々の状態です。
●ハンター初期配置情報
今回の依頼におけるハンター達の初期状態は、ゴブリン達が村から逃げ出す際に最後に通るとみられていた場所に、最後の砦の役割として配置を任されています。
配置に就いて1時間ほどで戦闘開始状態になった物とします。
ですので、戦闘の準備や話し合い、そしてそれぞれの配置は、1時間以内で可能な物に限られます。
以上です。
それでは、ゴブリン達を殲滅し、どうか村の平和を取り戻してあげて下さい。
お願い致します。
マスターより
微妙に、先々のシナリオにも関わりそうな伏線的なシナリオを少しずつリリースさせて頂きたいと思っている今日この頃だったりします。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオは、粗末とはいえ武装がある分、普通のゴブリンよりはちと厄介、という感じのシナリオとして作りました。
この辺りの強さのバランスで皆さまに楽しんで頂けるか悩みつつ、リプレイなどでも、少しでも楽しんで頂ければなと思っています。
少しでも楽しんで頂ける部分がありましたら幸いです。
それでは、失礼致します。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオは、粗末とはいえ武装がある分、普通のゴブリンよりはちと厄介、という感じのシナリオとして作りました。
この辺りの強さのバランスで皆さまに楽しんで頂けるか悩みつつ、リプレイなどでも、少しでも楽しんで頂ければなと思っています。
少しでも楽しんで頂ける部分がありましたら幸いです。
それでは、失礼致します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/24 16:03
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 サーシャ・V・クリューコファ(ka0723) 人間(リアルブルー)|15才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/08/20 00:37:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/15 20:31:28 |