ゲスト
(ka0000)
タスカービレの剣術流派
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/07 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/03/21 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「ふうん、あの二人三脚大会のあった村でねぇ」
イ寺鑑(kz0175)(にんべんじ・かん)はハンターオフィス内のテーブルに肘をつき感慨深げにした。
「あそこが白茶(ぱいちゃ)や緑茶生産に力を入れるため日系や中華系のロッソ民を受け入れたことは前回の依頼でご存じのはずですよね?」
対面に座るオフィスの係員が改めて説明する。ああ、と答える鑑。
「実際、少なくない日系ロッソ人が定住する事になりました。あそこは住民の流出が顕著でしたので空き家などもありましたし」
「それは何より。……で、今回は何だ?」
鑑、ぶっきらぼうに聞く。
「人口流出の原因の一つに、鬼ザルや流れコボルドの被害があるんですよ。都会ともいうべき中央部の発展はめざましいですが、周辺部の田舎は置いてけぼりです。若者は夢を求めて中央部へ流れていきました。結果、田舎村を襲う脅威に対する防衛力は激減」
「移住民は?」
若いのはいないのか、と聞いてみる。
すると、「いますけどね、若いの」と。
そしてため息をついて続ける係員。
「実際、荷が重いですよ? それまでロッソで非戦闘員だった人たちには。似ているとはいえ知らない世界に住んでくれと艦から降り誘われるまま移民。そして蓋を開けると村の脅威と戦ってくれ、ってのはねぇ」
あなたみたいに覚醒者として才能を開花した人ならともかく、と気の毒そうに話す。
「なるほど。で、退治すればいいのはその鬼ザルか、流れコボルドか?」
「いえ、そうじゃないんです」
慌てて否定する係員。
じゃ、なんだと問う。
「まずは和風の剣術流派を作ろう、とのことです。移民した人も戦うのをかたくなに拒んでいるわけじゃないんです。心優しいんです。……新たに移民した人もすでに住んでいる住人も、これを機会に一緒に村を守っていこうって考えなんですよ。彼らは艦を降りたときに決めたらしいです。押しつけられるのはもうこりごりだし、誰かに嫌なことを押しつけるのもしたくない、って。だから……」
移民した元ロッソ住民たちは、好んで住み慣れた場所を……愛するその時の故郷を捨てたわけではないのだ。押し付けられるように、捨てざるを得なかったのだ。
そして新たな故郷として、新たに受け入れてもらった住民とより良好な関係を築こうとしていたのだ。
「分かった。やろう」
艦、意気に感じた。
「剣を教えることのできるハンターを他にも募りますので、お願いします」
係員、力強く頷いた。
そして、思い出したように付け加えるのだ。
「あ。……同盟ユニオンの『魔術師協会広報部』から、武器購入の予算がつけられています。同盟ユニオン、いい仕事してくれますよね。とにかく、参加者で武器などの注文リストも作って提出してください。予算は決まってないそうですから、それを見て必要そうなものを揃え送っておくとのことです」
「魔術師協会が剣術道場ね……」
ぼやく鑑だが、むしろピンときた。
「剣術より遠距離の攻撃手段を鍛えた方がよくないか?」
「和風といえば剣術だそうで、緑茶や白茶販売の雰囲気づくりに剣術道場はぴったりだってことです。……もちろん、剣術に加えて何か別の武器を教えるのも独特の流派になっていいんじゃないですか?」
この言葉に考え込む鑑。しばらくするとほっと安堵した。
「ま、その方が助かる。こっちも別に道場師範やってたわけじゃない。剣は適当に護身用の技一つでも教えておけばいいな」
というわけで、タスカービレ村で新たな剣術流派を興して東方の雰囲気を盛り上げつつ、流派の基本路線やもう一つ何か遠距離技術を加えた基本基本戦術を練って伝える仲間、求ム。
「ふうん、あの二人三脚大会のあった村でねぇ」
イ寺鑑(kz0175)(にんべんじ・かん)はハンターオフィス内のテーブルに肘をつき感慨深げにした。
「あそこが白茶(ぱいちゃ)や緑茶生産に力を入れるため日系や中華系のロッソ民を受け入れたことは前回の依頼でご存じのはずですよね?」
対面に座るオフィスの係員が改めて説明する。ああ、と答える鑑。
「実際、少なくない日系ロッソ人が定住する事になりました。あそこは住民の流出が顕著でしたので空き家などもありましたし」
「それは何より。……で、今回は何だ?」
鑑、ぶっきらぼうに聞く。
「人口流出の原因の一つに、鬼ザルや流れコボルドの被害があるんですよ。都会ともいうべき中央部の発展はめざましいですが、周辺部の田舎は置いてけぼりです。若者は夢を求めて中央部へ流れていきました。結果、田舎村を襲う脅威に対する防衛力は激減」
「移住民は?」
若いのはいないのか、と聞いてみる。
すると、「いますけどね、若いの」と。
そしてため息をついて続ける係員。
「実際、荷が重いですよ? それまでロッソで非戦闘員だった人たちには。似ているとはいえ知らない世界に住んでくれと艦から降り誘われるまま移民。そして蓋を開けると村の脅威と戦ってくれ、ってのはねぇ」
あなたみたいに覚醒者として才能を開花した人ならともかく、と気の毒そうに話す。
「なるほど。で、退治すればいいのはその鬼ザルか、流れコボルドか?」
「いえ、そうじゃないんです」
慌てて否定する係員。
じゃ、なんだと問う。
「まずは和風の剣術流派を作ろう、とのことです。移民した人も戦うのをかたくなに拒んでいるわけじゃないんです。心優しいんです。……新たに移民した人もすでに住んでいる住人も、これを機会に一緒に村を守っていこうって考えなんですよ。彼らは艦を降りたときに決めたらしいです。押しつけられるのはもうこりごりだし、誰かに嫌なことを押しつけるのもしたくない、って。だから……」
移民した元ロッソ住民たちは、好んで住み慣れた場所を……愛するその時の故郷を捨てたわけではないのだ。押し付けられるように、捨てざるを得なかったのだ。
そして新たな故郷として、新たに受け入れてもらった住民とより良好な関係を築こうとしていたのだ。
「分かった。やろう」
艦、意気に感じた。
「剣を教えることのできるハンターを他にも募りますので、お願いします」
係員、力強く頷いた。
そして、思い出したように付け加えるのだ。
「あ。……同盟ユニオンの『魔術師協会広報部』から、武器購入の予算がつけられています。同盟ユニオン、いい仕事してくれますよね。とにかく、参加者で武器などの注文リストも作って提出してください。予算は決まってないそうですから、それを見て必要そうなものを揃え送っておくとのことです」
「魔術師協会が剣術道場ね……」
ぼやく鑑だが、むしろピンときた。
「剣術より遠距離の攻撃手段を鍛えた方がよくないか?」
「和風といえば剣術だそうで、緑茶や白茶販売の雰囲気づくりに剣術道場はぴったりだってことです。……もちろん、剣術に加えて何か別の武器を教えるのも独特の流派になっていいんじゃないですか?」
この言葉に考え込む鑑。しばらくするとほっと安堵した。
「ま、その方が助かる。こっちも別に道場師範やってたわけじゃない。剣は適当に護身用の技一つでも教えておけばいいな」
というわけで、タスカービレ村で新たな剣術流派を興して東方の雰囲気を盛り上げつつ、流派の基本路線やもう一つ何か遠距離技術を加えた基本基本戦術を練って伝える仲間、求ム。
解説
:剣術+遠距離を身上とした新剣術流派の立ち上げに加わって、タスカービレの村人に指導してください。
村に脅威をもたらす主なものは、手にした武器を振り回し樹上から襲い掛かったり地上低くを走りながら斬りつけてくるなど立体的な攻撃を得意とするケモノ「鬼ザル」や時折流れて来るコボルドたちです。
試作したチャノキと茶葉の性質から東洋風の茶葉生産にシフトした事情から、東洋風であることが求められるため、和風剣術流派を新設したいという意向があるようです。ただし、より実践的な村防衛を考慮した場合、遠距離攻撃の必要性があるため、剣術+遠距離を得意とする流派がいいそうです。
剣術に関しては、抜刀術に特化するとか猿叫で先攻重視とか二刀流でいこうとか下段攻撃を取り込もうとかカウンター至上主義とか突きあるのみとか、話し合いで一つの方向性を示してください。
もう一つの遠距離攻撃に関しては、主に武器だと考えていただければ。手裏剣、ナイフ、銃、弓、チャクラムなどなど。
盾は使いません。
理由は村の特産販売路線とリンクさせるため、東方風だから。
盾の代わりに遠距離攻撃手段を取り入れる、という考え方です。銃やチャクラムでもいいのは、刀を使って盾不使用ならそれっぽいのでOKなのだということで。
好みにアレンジしていきましょう。
また、流派名もあれば。
現地に到着して、それまで話し合っていたことを村人に伝えつつ、建設されたばかりのログハウスを道場代わりに稽古を付けて下さい。弟子は大人から子供までいます。
稽古の合間には、お菓子「アマレッティ」やチーズ「リコッタ」、雑炊「リゾット」にごった煮「ミネストローネ」にワインなどが味わえます。飲み物は紅茶のほか、緑茶や白茶もあります。
村の門下生候補の人数や、ユニオンから出る支援金の金額などは明記しません。どちらも過剰な期待は禁物です。
村に脅威をもたらす主なものは、手にした武器を振り回し樹上から襲い掛かったり地上低くを走りながら斬りつけてくるなど立体的な攻撃を得意とするケモノ「鬼ザル」や時折流れて来るコボルドたちです。
試作したチャノキと茶葉の性質から東洋風の茶葉生産にシフトした事情から、東洋風であることが求められるため、和風剣術流派を新設したいという意向があるようです。ただし、より実践的な村防衛を考慮した場合、遠距離攻撃の必要性があるため、剣術+遠距離を得意とする流派がいいそうです。
剣術に関しては、抜刀術に特化するとか猿叫で先攻重視とか二刀流でいこうとか下段攻撃を取り込もうとかカウンター至上主義とか突きあるのみとか、話し合いで一つの方向性を示してください。
もう一つの遠距離攻撃に関しては、主に武器だと考えていただければ。手裏剣、ナイフ、銃、弓、チャクラムなどなど。
盾は使いません。
理由は村の特産販売路線とリンクさせるため、東方風だから。
盾の代わりに遠距離攻撃手段を取り入れる、という考え方です。銃やチャクラムでもいいのは、刀を使って盾不使用ならそれっぽいのでOKなのだということで。
好みにアレンジしていきましょう。
また、流派名もあれば。
現地に到着して、それまで話し合っていたことを村人に伝えつつ、建設されたばかりのログハウスを道場代わりに稽古を付けて下さい。弟子は大人から子供までいます。
稽古の合間には、お菓子「アマレッティ」やチーズ「リコッタ」、雑炊「リゾット」にごった煮「ミネストローネ」にワインなどが味わえます。飲み物は紅茶のほか、緑茶や白茶もあります。
村の門下生候補の人数や、ユニオンから出る支援金の金額などは明記しません。どちらも過剰な期待は禁物です。
マスターより
朝だろうが昼だろうがこんばんは、深夜真世です。
クリムゾンウエストに移住したロッソ民や、農業推進地「ジェオルジ」で行われている一村一品種開発事業、そして同盟ユニオン「魔術師協会広報部」が密かにいい仕事をしているといったお話の流れです。シナリオ「ニューイヤーらぶらぶ二人三脚」の続きでもあります。
でもって、剣術流派を興そうというお話。剣+遠距離という組み合わせの戦闘術という感じです。
必殺ムーブメントとか考えて村で流行らせましょう!
イ寺鑑、無事に登録&イラスト完成しました。活用していきます。
では、よろしくお願いします。
クリムゾンウエストに移住したロッソ民や、農業推進地「ジェオルジ」で行われている一村一品種開発事業、そして同盟ユニオン「魔術師協会広報部」が密かにいい仕事をしているといったお話の流れです。シナリオ「ニューイヤーらぶらぶ二人三脚」の続きでもあります。
でもって、剣術流派を興そうというお話。剣+遠距離という組み合わせの戦闘術という感じです。
必殺ムーブメントとか考えて村で流行らせましょう!
イ寺鑑、無事に登録&イラスト完成しました。活用していきます。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/21 23:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/06 22:00:58 |
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剣術流派指南所 天道 遮那(ka6113) 人間(リアルブルー)|18才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/03/07 13:12:46 |