ゲスト
(ka0000)
【龍鉱】大きいことはいいことだ
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/05 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/03/14 15:00
オープニング
●
「ねぇ、お腹すいたー」
「ちょっとは我慢しなさいよハラミー……もうビスケットもないわよ?」
鬱蒼と生い茂る森の中に、腹の虫が思いっきり鳴き叫ぶ。
カム・ラディ遺跡周辺の地域調査に、二人組の少女がわれこそはと参加してきた。彼女たちの名前は、カルビーとハラミー。遺跡調査を趣味とするハンターたちである。カム・ラディ遺跡に入る前に、周辺調査をするべく歩いていた。
イニシャライザーなるものを装備し、結晶化した龍の死体を探す。宝探しのようなシチュエーションに、興奮度は少し上がっていた。ただし、二人の本来の目的は地形調査である。
「うふふ、ところどころ結晶みたいなものもあるし……来てよかったわ」
「カルビー……何か目がやばい」
探索シチュエーションに興奮する相棒に、ハラミーは苦笑いを浮かべる。普段見かけないものもちらほら見えるのは、ハラミーも興奮しないわけではない。
ただ、それ以上にお腹が空いていた。冷静さを失いかけているカルビーに、ハラミーは再度告げる。
「戻って、何か……」
「龍鉱石の一つでも見つけたらねー」
「むー、カルビーのけちんぼ」
ハラミーは文句を言いながらも、カルビーの言葉に従う。やや競うような状況に、出遅れた二人は焦りもある。
加えて各地では偵察に来ている歪虚もいるという。ここもいつ安全でなくなるかわからないのだ。それでも、
「……調査は丹念に」
「そう、念入りにね」
自分たちのモットーは、ないがしろにはできない。
草をかき分け邪魔な石をどけ、森の中を進む。森を抜けた先に川があった。やけに光を反射して、キラキラしい。
「あれが龍鉱石じゃない?」
川の中に見えるキラキラに目を凝らしてみれば、龍の形をした鉱石が横たわっていた。それなりの大きさがある。いわゆるお宝を前に、二人の興奮度はかなり上がった。
「よーし、目当ての物を見つけたわね。さくっと持って帰ってご飯にしよー!」
「ハラミー……どれだけお腹空いているのよ」
ハラミーは我先にと片足を川につけた……そのとき。カルビーがハラミーの肩を掴んだ。不思議そうに振り返るハラミーにカルビーは、しっと口元に指を添えた。
耳を澄ませば風に紛れて、獣の唸り声のような音が聞こえてくる。
一つの大きな足音と、複数の人間大の足音。ただし、尻尾を引きずるよな音がたまに混じっていた。
ハラミーとカルビーは、目配せをして音を立てないように後ずさる。
ややあって姿を表したのは、オーガ級の大きさを持つリザードマンだった。手にしている剣も人間と同じぐらい大きな両刃剣である。やや刃こぼれが見えるが、あれで叩かれたらハラミーたちではひとたまりもない。
複数のリザードマンを従えるそいつは、じろりと周囲を見渡していた。
そろりと下がろうとした時、ハラミーがパリッと半結晶の枝を割った。
ゲッと思ったのもつかの間、ぎょろりとした双眸が二人の姿を捉える。
「やばいの出現!」
「即退散っ!」
「命あっての……」
「「物種です!」」
叫びを上げながら、ハラミーとカルビーは疾走を開始する。
戦闘は苦手、逃げに徹するが常道な二人なのであった。
それでも諦めきれない、このコンビ。
他のハンターと組んで、ついでにあの龍鉱石を奪いに行くことを決心するのであった。
「ねぇ、お腹すいたー」
「ちょっとは我慢しなさいよハラミー……もうビスケットもないわよ?」
鬱蒼と生い茂る森の中に、腹の虫が思いっきり鳴き叫ぶ。
カム・ラディ遺跡周辺の地域調査に、二人組の少女がわれこそはと参加してきた。彼女たちの名前は、カルビーとハラミー。遺跡調査を趣味とするハンターたちである。カム・ラディ遺跡に入る前に、周辺調査をするべく歩いていた。
イニシャライザーなるものを装備し、結晶化した龍の死体を探す。宝探しのようなシチュエーションに、興奮度は少し上がっていた。ただし、二人の本来の目的は地形調査である。
「うふふ、ところどころ結晶みたいなものもあるし……来てよかったわ」
「カルビー……何か目がやばい」
探索シチュエーションに興奮する相棒に、ハラミーは苦笑いを浮かべる。普段見かけないものもちらほら見えるのは、ハラミーも興奮しないわけではない。
ただ、それ以上にお腹が空いていた。冷静さを失いかけているカルビーに、ハラミーは再度告げる。
「戻って、何か……」
「龍鉱石の一つでも見つけたらねー」
「むー、カルビーのけちんぼ」
ハラミーは文句を言いながらも、カルビーの言葉に従う。やや競うような状況に、出遅れた二人は焦りもある。
加えて各地では偵察に来ている歪虚もいるという。ここもいつ安全でなくなるかわからないのだ。それでも、
「……調査は丹念に」
「そう、念入りにね」
自分たちのモットーは、ないがしろにはできない。
草をかき分け邪魔な石をどけ、森の中を進む。森を抜けた先に川があった。やけに光を反射して、キラキラしい。
「あれが龍鉱石じゃない?」
川の中に見えるキラキラに目を凝らしてみれば、龍の形をした鉱石が横たわっていた。それなりの大きさがある。いわゆるお宝を前に、二人の興奮度はかなり上がった。
「よーし、目当ての物を見つけたわね。さくっと持って帰ってご飯にしよー!」
「ハラミー……どれだけお腹空いているのよ」
ハラミーは我先にと片足を川につけた……そのとき。カルビーがハラミーの肩を掴んだ。不思議そうに振り返るハラミーにカルビーは、しっと口元に指を添えた。
耳を澄ませば風に紛れて、獣の唸り声のような音が聞こえてくる。
一つの大きな足音と、複数の人間大の足音。ただし、尻尾を引きずるよな音がたまに混じっていた。
ハラミーとカルビーは、目配せをして音を立てないように後ずさる。
ややあって姿を表したのは、オーガ級の大きさを持つリザードマンだった。手にしている剣も人間と同じぐらい大きな両刃剣である。やや刃こぼれが見えるが、あれで叩かれたらハラミーたちではひとたまりもない。
複数のリザードマンを従えるそいつは、じろりと周囲を見渡していた。
そろりと下がろうとした時、ハラミーがパリッと半結晶の枝を割った。
ゲッと思ったのもつかの間、ぎょろりとした双眸が二人の姿を捉える。
「やばいの出現!」
「即退散っ!」
「命あっての……」
「「物種です!」」
叫びを上げながら、ハラミーとカルビーは疾走を開始する。
戦闘は苦手、逃げに徹するが常道な二人なのであった。
それでも諦めきれない、このコンビ。
他のハンターと組んで、ついでにあの龍鉱石を奪いに行くことを決心するのであった。
解説
●目的
リザードマンの撃退&龍鉱石の確保。
●戦闘場所
カム・ラディ遺跡近郊、森を抜けた先にある川辺です。
リザードマンたちは川を背にするように立っています。
川の反対側からの奇襲はルートが確立されていません。
大雑把なマップは下のとおりです。
川川川川川川川川川
リザードマンたち
小石が多い川辺(15メートル前後)
森・茂み
森の中は視認性が悪く、射撃の命中率が下がります。
●リザードマン
大柄のリザードマン。
一撃がとにかく重く、早い。
両刃剣は奪ったものなのか、刃こぼれが見られる。
焔も吐けるようだ。
標準的なリザードマン
剣、槍、弓の三タイプがいる。
練度はそこそこ、焔も吐けるようだ。
数は全部で6体程度。
●龍鉱石
主目的は龍鉱石の確保。川の浅瀬に沈んでいる。
リザードマンの撃退&龍鉱石の確保。
●戦闘場所
カム・ラディ遺跡近郊、森を抜けた先にある川辺です。
リザードマンたちは川を背にするように立っています。
川の反対側からの奇襲はルートが確立されていません。
大雑把なマップは下のとおりです。
川川川川川川川川川
リザードマンたち
小石が多い川辺(15メートル前後)
森・茂み
森の中は視認性が悪く、射撃の命中率が下がります。
●リザードマン
大柄のリザードマン。
一撃がとにかく重く、早い。
両刃剣は奪ったものなのか、刃こぼれが見られる。
焔も吐けるようだ。
標準的なリザードマン
剣、槍、弓の三タイプがいる。
練度はそこそこ、焔も吐けるようだ。
数は全部で6体程度。
●龍鉱石
主目的は龍鉱石の確保。川の浅瀬に沈んでいる。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
大きい龍鉱石に大きいリザードマン。
大きいことはいいことだと先人たちは言っています。
なお、今回の戦闘は退却させても成功となります。
大きい龍鉱石に大きいリザードマン。
大きいことはいいことだと先人たちは言っています。
なお、今回の戦闘は退却させても成功となります。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/13 22:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/03/04 21:27:23 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/02 07:07:12 |