ゲスト
(ka0000)
宇宙のロマンはそうそう、ない
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/08/23 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/09/01 07:30
オープニング
●
宇宙人という存在を知っているだろうか。リアルブルーには、空高く上った先に、宇宙と呼ばれる空間が広がっているという。宇宙には、いくつかの星があり、我々のような生命体が住んでいるらしい。
「そして、これがその生命体について聞いたときに、描いてもらった絵だ!」
興奮ぎみに私が絵を見せると、集まった村民は驚きと不安の声をあげた。どよめきが静まってきたところで、私はニッと笑って村民に問いかけた。
「どうかね、諸君。そっくりであろう?」
再度どよめく村民を満足げに眺める。全員が私に、対処を求める視線を送ってくる。これが実に心地よい。
「諸君。諸君らは実に運がよい。そうであろう?」
私の言葉をうまく飲み込めないのか、村民は見上げてくるばかり。これだから田舎者は、という言葉をぐっと飲み込む。
「なぜならば、あの空の向こう側に住むという生命体との接触を見ることが出来るからだ! 君たちはクリムゾンウェストで初めて、宇宙人とのコンタクトに成功するのだから!」
村民の中には不安そうに私を見上げてくるものがいる。不要な気持ちだ。
何故ならば、
「私はこの日のために、かの者達の言語について思考を進めていた。いうなれば、宇宙人スペシャリストだ」
なお、実際に文字を見たり声を聞いたりはしたことがない。だが、古文書の中に渦巻く言葉には宇宙的大法則があることに私は気づいてしまったのだ。この理論は正しいと自負している。
「しからば、見ておれい!」
壇上から飛び降り、私は颯爽と村を出る。
向かう先は、村民が遺跡と呼ぶ岩のオブジェクトが並べられた場所だ。円形状に並べられたオブジェクトの中央に、奴らは端然と存在していた。
潰れまんじゅうのような頭から、無数の触手を生やした奇妙な生命体だ。まんじゅうのソコから生えた触手が、脚のようにまっすぐ地面に伸びていた。私は、海でクラゲなる生命体を見たことがある。その姿によく似ていた。
違う点があるとすれば、彼らは水に浮いているわけではなかった。かといって中に浮かんでいるわけでもない。しっかりと、地に足つけて立っていたのだ。
「やはり、宇宙人っ」
私は興奮気味に、彼らの元へかけ出した。
どこが目かはわからないが、私に気づいてこちらを振り向いたような気がした。まずは敵意がないことを説明すべく、宇宙語で話しかける。
「■■■■■■■■■■!」
宇宙言語のため、文字化ができないのが悔やまれる。
この独特の発音によって、彼らは私を攻撃し……てきたではないか!?
触手が私の体へ当たると同時に、強烈なしびれを巻き起こした。おまけに地面へもぐらせていたらしい触手が、土の刺となって私に襲いかかってきた。
「あひゃぁあああ!?」
情けないことに、しびれる体をフルに動かして遺跡から脱することに集中せざるを得なかった。村へと帰ってきた私を、村民は大慌てで寝室へと連れて行ってくれた。
ろれつの回らない私を心配し、多くの村民が赴いてくれた。初コンタクトは失敗に終わったが、私はあきらめない旨を伝えたが、うまく伝わっただろうか……。
●
「宇宙人だと村からの使者は言っていました。が、どう考えても雑魔です」
スタッフはそういうと、端的に雑魔について村民の語った情報を述べた。
おそらく地上で生息できるように進化したクラゲの雑魔であろうということだ。触手を地面に潜らせ、土をまとわせて槍のように刺突するという。
また、麻痺毒を持っているそうなので注視が必要だ。
問題は倒した後だという。
「一応、宇宙人説を説いている宇宙人研究者がいるらしいので、注意してください。具体的には、宇宙の危機とか倒したことによる軋轢を避けていただけると今後が楽です」
下手に喧伝されると、後々差し支える可能性があるのだという。
ツチクラゲ討伐はきっちり行い、煩わしい事後処理もとい研究者説得も行ってほしいとのことだ。
「すべてはプラズマの影響だったんだよとかいっておいてくださいな」
宇宙人という存在を知っているだろうか。リアルブルーには、空高く上った先に、宇宙と呼ばれる空間が広がっているという。宇宙には、いくつかの星があり、我々のような生命体が住んでいるらしい。
「そして、これがその生命体について聞いたときに、描いてもらった絵だ!」
興奮ぎみに私が絵を見せると、集まった村民は驚きと不安の声をあげた。どよめきが静まってきたところで、私はニッと笑って村民に問いかけた。
「どうかね、諸君。そっくりであろう?」
再度どよめく村民を満足げに眺める。全員が私に、対処を求める視線を送ってくる。これが実に心地よい。
「諸君。諸君らは実に運がよい。そうであろう?」
私の言葉をうまく飲み込めないのか、村民は見上げてくるばかり。これだから田舎者は、という言葉をぐっと飲み込む。
「なぜならば、あの空の向こう側に住むという生命体との接触を見ることが出来るからだ! 君たちはクリムゾンウェストで初めて、宇宙人とのコンタクトに成功するのだから!」
村民の中には不安そうに私を見上げてくるものがいる。不要な気持ちだ。
何故ならば、
「私はこの日のために、かの者達の言語について思考を進めていた。いうなれば、宇宙人スペシャリストだ」
なお、実際に文字を見たり声を聞いたりはしたことがない。だが、古文書の中に渦巻く言葉には宇宙的大法則があることに私は気づいてしまったのだ。この理論は正しいと自負している。
「しからば、見ておれい!」
壇上から飛び降り、私は颯爽と村を出る。
向かう先は、村民が遺跡と呼ぶ岩のオブジェクトが並べられた場所だ。円形状に並べられたオブジェクトの中央に、奴らは端然と存在していた。
潰れまんじゅうのような頭から、無数の触手を生やした奇妙な生命体だ。まんじゅうのソコから生えた触手が、脚のようにまっすぐ地面に伸びていた。私は、海でクラゲなる生命体を見たことがある。その姿によく似ていた。
違う点があるとすれば、彼らは水に浮いているわけではなかった。かといって中に浮かんでいるわけでもない。しっかりと、地に足つけて立っていたのだ。
「やはり、宇宙人っ」
私は興奮気味に、彼らの元へかけ出した。
どこが目かはわからないが、私に気づいてこちらを振り向いたような気がした。まずは敵意がないことを説明すべく、宇宙語で話しかける。
「■■■■■■■■■■!」
宇宙言語のため、文字化ができないのが悔やまれる。
この独特の発音によって、彼らは私を攻撃し……てきたではないか!?
触手が私の体へ当たると同時に、強烈なしびれを巻き起こした。おまけに地面へもぐらせていたらしい触手が、土の刺となって私に襲いかかってきた。
「あひゃぁあああ!?」
情けないことに、しびれる体をフルに動かして遺跡から脱することに集中せざるを得なかった。村へと帰ってきた私を、村民は大慌てで寝室へと連れて行ってくれた。
ろれつの回らない私を心配し、多くの村民が赴いてくれた。初コンタクトは失敗に終わったが、私はあきらめない旨を伝えたが、うまく伝わっただろうか……。
●
「宇宙人だと村からの使者は言っていました。が、どう考えても雑魔です」
スタッフはそういうと、端的に雑魔について村民の語った情報を述べた。
おそらく地上で生息できるように進化したクラゲの雑魔であろうということだ。触手を地面に潜らせ、土をまとわせて槍のように刺突するという。
また、麻痺毒を持っているそうなので注視が必要だ。
問題は倒した後だという。
「一応、宇宙人説を説いている宇宙人研究者がいるらしいので、注意してください。具体的には、宇宙の危機とか倒したことによる軋轢を避けていただけると今後が楽です」
下手に喧伝されると、後々差し支える可能性があるのだという。
ツチクラゲ討伐はきっちり行い、煩わしい事後処理もとい研究者説得も行ってほしいとのことだ。
「すべてはプラズマの影響だったんだよとかいっておいてくださいな」
解説
●目的
ツチクラゲ討伐と宇宙人研究者の煩わしい事後処理
●雑魔
ツチクラゲ
土の上を触手で歩いて移動するクラゲ。
長い触手を地面に潜らせ、土をまとませ、槍のようにして刺突してきます。
毒性を持っているので、近接するさいには注意が必要です。
火星人型宇宙人に似ているが、クラゲです。
なお、この火星人型クラゲが少なくともこの村近辺に通常生息しているわけではないようです。雑魔になる過程で、このような生態をとるようになった模様。
●場所
ストーンヘンジのような、円形状に石のオブジェが置かれた場所。
中央に敵がのさばっています。
村民は遺跡と呼んでいますが、とくに破損等は気にしない様子。
ただし、後々調査などがある可能性を考えていただけるとよいかと。
●説得
宇宙人研究者の男に、宇宙人討伐について説得してください。
宇宙人だと思い込んでいるので、宇宙人ではなかったという場合はそれなりの理由が必要になります。ただし、直接戦いを見ているわけではないので、うまく嘘をつけば乗り切れます。
ツチクラゲ討伐と宇宙人研究者の煩わしい事後処理
●雑魔
ツチクラゲ
土の上を触手で歩いて移動するクラゲ。
長い触手を地面に潜らせ、土をまとませ、槍のようにして刺突してきます。
毒性を持っているので、近接するさいには注意が必要です。
火星人型宇宙人に似ているが、クラゲです。
なお、この火星人型クラゲが少なくともこの村近辺に通常生息しているわけではないようです。雑魔になる過程で、このような生態をとるようになった模様。
●場所
ストーンヘンジのような、円形状に石のオブジェが置かれた場所。
中央に敵がのさばっています。
村民は遺跡と呼んでいますが、とくに破損等は気にしない様子。
ただし、後々調査などがある可能性を考えていただけるとよいかと。
●説得
宇宙人研究者の男に、宇宙人討伐について説得してください。
宇宙人だと思い込んでいるので、宇宙人ではなかったという場合はそれなりの理由が必要になります。ただし、直接戦いを見ているわけではないので、うまく嘘をつけば乗り切れます。
マスターより
宇宙はロマン、栗はマロン、その手は桑名の焼き蛤。
はい、御影堂です。
宇宙人ではなく土の上にいるクラゲですが、きちんと迎撃しましょう。
全てはノストなんちゃらの予言だったんだよ!といいそうな人がいますので、対処してあげてください。根はいい人なんですよ(多分)。
はい、御影堂です。
宇宙人ではなく土の上にいるクラゲですが、きちんと迎撃しましょう。
全てはノストなんちゃらの予言だったんだよ!といいそうな人がいますので、対処してあげてください。根はいい人なんですよ(多分)。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/30 03:11
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 イーディス・ノースハイド(ka2106) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/08/22 23:25:42 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/18 13:01:21 |