ゲスト
(ka0000)
【闇光】Dragon Road~龍の道~
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/13 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/03/22 15:00
オープニング
●
「なんつーか、綺麗なことは綺麗だが、殺風景な場所だな」
転移門から飛び出してきたイバラキ(kz0159)が最初に漏らした感想はそれだった。彼女がやって来た場所はカム・ラディ遺跡。かつてこの地に住んだ者が作り上げた遺跡。美しい石畳と水晶が折り重なって作り上げられたそれは陽の光を反射しキラキラと煌めく。この遺跡は今転移門が設置され、ハンター達が集まってきている。それなりに活気もある。
だが、一歩外に出ればそこはヒトには住むことの出来ぬ場所。歪虚達の領域。この遺跡が住んでいた人々によって使われていた頃は賑わっていたのだろうが、今やハンター達のみ。一帯を濃密な死の匂いが囲っていた。
「それにしてもこれで大丈夫なのかねぇ」
イバラキは貸し与えられたイニシャライザーを握る。ハンターズソサエティから貸し与えられたこれさえあれば汚染地域でも活動できるという代物だ。形だけ見ると心もとないが、確かにこの地で活動するための命綱である。彼女はそれをもう一度、念を込めるように握った。
●
果たしてどれくらい歩いただろうか。今回イバラキ他ハンター達が請け負った依頼は遺跡東側の探索と龍鉱石の回収。そのために一行はこの地をひたすら歩く、歩く、歩く。見える風景は荒野に枯れ木が立ち並ぶ侘びしい物。それ以外は何もない、実に静かなものだった。情報によれば遺跡の外にはリザードマンをはじめとする歪虚の眷属たちがうごめいているとのことだったが、運良くか今までそのような敵に出会うこともなかった。だからこそ、距離感も時間間隔も鈍ってくる。
「何だこりゃ……」
その時、一行の目の前に木々だったものが立ち並んだ。だが今は違う。鬱蒼と茂っていた森は枯れ、そして長い年月の果てに結晶化していた。美しく透き通った円柱がびっしりと立ち並んでいる。木漏れ日、いや、水晶を通した光が辺りに反射しこの地を輝かせる。その今まで目にしたことのない光景にイバラキは思わずここが汚染地域であることを忘れ、息を呑むのであった。
●
一行は森の中の探索を開始する。ここが森だった時はかなり茂っていた様で、水晶柱同士の感覚は人が二人横に並ぶと限界ぐらいだろうか。もしここで敵襲になればまともに武器を振り回すのも一苦労だろうが、ことイバラキの武器はその徒手空拳。この地はおあつらえ向きの場所である。
「もし敵が来てもアタシがやってやるからな。大船に乗ったつもりでいてくれよ」
自然と軽口を叩き笑みをこぼした彼女だが、次の瞬間その顔は鋭く変わった。
「本当に来やがった!」
ガキン! という何かがぶつかった音の後に一行の前にその者は姿を表した。手足に鱗を生やし、顔はドラゴンのそれ。強欲の眷属、ドラッケンの者であった。
ドラッケンの情報はハンター達も得ていた。だが、このドラッケンは今までの情報と違いがあった。それまでの話ではドラッケンは鎧や剣を身に着けているとの事だったが、そのようなものはしておらず、代わりに腕に巻いた赤い布が目を引いた。
「へぇ、アンタもやるんかい。楽しいねぇ」
先ほどイバラキとドラッケンの間で繰り広げられたこと。それは高く飛び上がり急降下しつつ蹴りで襲撃してきたドラッケンを、イバラキが同じく蹴りで弾き返す一瞬の攻防だった。どうやらこの者も何かの格闘術を修めているらしい。
さらにハンター達に聞こえてきたのは三つの足音。そして姿を現す三体のドラッケン。この者達は赤ではなく、それぞれ白、青、黒の布を腕に巻きつけていた。その身のこなし、体つきを見るにこの者達も格闘術を用いるようだ。
「そろそろ一発やり合いたいと思ってたところだ。行かせてもらうぜ!」
そのイバラキの声と同時に、ドラッケン達は怪鳥音を轟かせる。こうして、戦いは始まった。
「なんつーか、綺麗なことは綺麗だが、殺風景な場所だな」
転移門から飛び出してきたイバラキ(kz0159)が最初に漏らした感想はそれだった。彼女がやって来た場所はカム・ラディ遺跡。かつてこの地に住んだ者が作り上げた遺跡。美しい石畳と水晶が折り重なって作り上げられたそれは陽の光を反射しキラキラと煌めく。この遺跡は今転移門が設置され、ハンター達が集まってきている。それなりに活気もある。
だが、一歩外に出ればそこはヒトには住むことの出来ぬ場所。歪虚達の領域。この遺跡が住んでいた人々によって使われていた頃は賑わっていたのだろうが、今やハンター達のみ。一帯を濃密な死の匂いが囲っていた。
「それにしてもこれで大丈夫なのかねぇ」
イバラキは貸し与えられたイニシャライザーを握る。ハンターズソサエティから貸し与えられたこれさえあれば汚染地域でも活動できるという代物だ。形だけ見ると心もとないが、確かにこの地で活動するための命綱である。彼女はそれをもう一度、念を込めるように握った。
●
果たしてどれくらい歩いただろうか。今回イバラキ他ハンター達が請け負った依頼は遺跡東側の探索と龍鉱石の回収。そのために一行はこの地をひたすら歩く、歩く、歩く。見える風景は荒野に枯れ木が立ち並ぶ侘びしい物。それ以外は何もない、実に静かなものだった。情報によれば遺跡の外にはリザードマンをはじめとする歪虚の眷属たちがうごめいているとのことだったが、運良くか今までそのような敵に出会うこともなかった。だからこそ、距離感も時間間隔も鈍ってくる。
「何だこりゃ……」
その時、一行の目の前に木々だったものが立ち並んだ。だが今は違う。鬱蒼と茂っていた森は枯れ、そして長い年月の果てに結晶化していた。美しく透き通った円柱がびっしりと立ち並んでいる。木漏れ日、いや、水晶を通した光が辺りに反射しこの地を輝かせる。その今まで目にしたことのない光景にイバラキは思わずここが汚染地域であることを忘れ、息を呑むのであった。
●
一行は森の中の探索を開始する。ここが森だった時はかなり茂っていた様で、水晶柱同士の感覚は人が二人横に並ぶと限界ぐらいだろうか。もしここで敵襲になればまともに武器を振り回すのも一苦労だろうが、ことイバラキの武器はその徒手空拳。この地はおあつらえ向きの場所である。
「もし敵が来てもアタシがやってやるからな。大船に乗ったつもりでいてくれよ」
自然と軽口を叩き笑みをこぼした彼女だが、次の瞬間その顔は鋭く変わった。
「本当に来やがった!」
ガキン! という何かがぶつかった音の後に一行の前にその者は姿を表した。手足に鱗を生やし、顔はドラゴンのそれ。強欲の眷属、ドラッケンの者であった。
ドラッケンの情報はハンター達も得ていた。だが、このドラッケンは今までの情報と違いがあった。それまでの話ではドラッケンは鎧や剣を身に着けているとの事だったが、そのようなものはしておらず、代わりに腕に巻いた赤い布が目を引いた。
「へぇ、アンタもやるんかい。楽しいねぇ」
先ほどイバラキとドラッケンの間で繰り広げられたこと。それは高く飛び上がり急降下しつつ蹴りで襲撃してきたドラッケンを、イバラキが同じく蹴りで弾き返す一瞬の攻防だった。どうやらこの者も何かの格闘術を修めているらしい。
さらにハンター達に聞こえてきたのは三つの足音。そして姿を現す三体のドラッケン。この者達は赤ではなく、それぞれ白、青、黒の布を腕に巻きつけていた。その身のこなし、体つきを見るにこの者達も格闘術を用いるようだ。
「そろそろ一発やり合いたいと思ってたところだ。行かせてもらうぜ!」
そのイバラキの声と同時に、ドラッケン達は怪鳥音を轟かせる。こうして、戦いは始まった。
解説
●目標
ドラッケン4体を倒してください。
●地形・状況
水晶の円柱がずらりと立ち並ぶ場所です。そのため、長尺の武器や射撃武器は取り回しにかなり苦労することになります。具体的には射程が2以上ある武器を用いての行動には全てペナルティがかかります。
水晶の透明度は高く、視界を妨害しないものとします。つまり、水晶柱の向こう側に居る敵に不意打ちを食らうことはありませんが、逆に皆さん方が柱の影に隠れて奇襲を仕掛けることも出来ません。
●敵
ドラッケン4体です。皆が格闘術を用いて戦いますが、各人それぞれスタイルが違います。
▼仮称・赤の龍戦士
ドラッケンの中では細身で、地面や柱を使って飛び上がり立体的な攻撃を仕掛けてきます。斬刺属性の攻撃を得意としています。
▼仮称・白の龍戦士
赤よりは筋肉質なこのドラッケンはスピードに優れ、フットワークで翻弄しつつ素早い打撃を打ち込んできます。打撃属性の攻撃を得意としています。
▼仮称・青の龍戦士
体躯はドラッケンの中では小柄ですが、“気”を操る技術に優れ遠近自在の戦いを見せます。気功属性の攻撃を得意としています。
▼仮称・黒の龍戦士
体躯はこのドラッケンの中では最も大柄で、見た目通り高いパワーを持ちます。投極属性の攻撃を得意としています。
●イバラキ
種族は鬼、クラスは格闘士のハンターです。格闘士のスキルは一通り所持しておりますが、特にパンチを得意としています。鬼らしくタフでパワーも十分です。
今回は皆さんの指示に基本的に従って動きます。ただしこの状況ですのでどの相手と、どの位置で戦うかを指示できる程度とします。
●その他
無事皆さんが帰ることができればマップは東側に拡張されます。また、この地域には龍鉱石があり手に入れるチャンスが有ります。
質問への回答担当としてイバラキが関連付けられています。
何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。
ドラッケン4体を倒してください。
●地形・状況
水晶の円柱がずらりと立ち並ぶ場所です。そのため、長尺の武器や射撃武器は取り回しにかなり苦労することになります。具体的には射程が2以上ある武器を用いての行動には全てペナルティがかかります。
水晶の透明度は高く、視界を妨害しないものとします。つまり、水晶柱の向こう側に居る敵に不意打ちを食らうことはありませんが、逆に皆さん方が柱の影に隠れて奇襲を仕掛けることも出来ません。
●敵
ドラッケン4体です。皆が格闘術を用いて戦いますが、各人それぞれスタイルが違います。
▼仮称・赤の龍戦士
ドラッケンの中では細身で、地面や柱を使って飛び上がり立体的な攻撃を仕掛けてきます。斬刺属性の攻撃を得意としています。
▼仮称・白の龍戦士
赤よりは筋肉質なこのドラッケンはスピードに優れ、フットワークで翻弄しつつ素早い打撃を打ち込んできます。打撃属性の攻撃を得意としています。
▼仮称・青の龍戦士
体躯はドラッケンの中では小柄ですが、“気”を操る技術に優れ遠近自在の戦いを見せます。気功属性の攻撃を得意としています。
▼仮称・黒の龍戦士
体躯はこのドラッケンの中では最も大柄で、見た目通り高いパワーを持ちます。投極属性の攻撃を得意としています。
●イバラキ
種族は鬼、クラスは格闘士のハンターです。格闘士のスキルは一通り所持しておりますが、特にパンチを得意としています。鬼らしくタフでパワーも十分です。
今回は皆さんの指示に基本的に従って動きます。ただしこの状況ですのでどの相手と、どの位置で戦うかを指示できる程度とします。
●その他
無事皆さんが帰ることができればマップは東側に拡張されます。また、この地域には龍鉱石があり手に入れるチャンスが有ります。
質問への回答担当としてイバラキが関連付けられています。
何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。
マスターより
皆さんこんにちは、crです。
今回皆さんに戦っていただく相手はドラッケン、龍戦士とも呼ばれる敵が四体。それぞれが違うスタイルの格闘術を用いるいずれも劣らぬ達人たち。
このようなカンフー映画的シチュエーションの中、さらに長射程武器の使用に大きな制限がかかるという状況です。ならば、こちらも格闘戦を挑むといいのではないでしょうか。
皆さんのご参加をお待ちしております。
今回皆さんに戦っていただく相手はドラッケン、龍戦士とも呼ばれる敵が四体。それぞれが違うスタイルの格闘術を用いるいずれも劣らぬ達人たち。
このようなカンフー映画的シチュエーションの中、さらに長射程武器の使用に大きな制限がかかるという状況です。ならば、こちらも格闘戦を挑むといいのではないでしょうか。
皆さんのご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/19 02:49
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/08 03:56:32 |
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龍戦士討伐隊 ブリュンヒルデ・ゲンドゥル(ka5812) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2016/03/13 14:19:45 |