ゲスト
(ka0000)
花を召しませ
マスター:KINUTA

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2016/03/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/03/23 19:00
オープニング
気づけば春は、目と鼻の先。
花屋の店先も賑やかになってきた。
ビオラ、サクラソウ、ラナンキュラス、チューリップ。早咲きのバラもちらほらと。
その色彩に心動かされたお客さんが、店に入ってきた。
「すいません、そこのチューリップで花束を作っていただけませんか?」
「はいはい、色はいかがしましょうか?」
出てきた店主ベムブルは、ドワーフ。まるまるとよく肥えている。
「そうですねえ、白と黄色とピンクと、適当に取り混ぜてください」
「分かりました。少々お待ちください。」
花束が包まれていく間に客は、店の片隅に変なものを見つける。
「わし」
眉間にしわを寄せたトイプードル……らしきもの。シルクハットとリボンとジャケットつき。
あれは何かと店主に尋ねてみれば、こういう答え。
「ああ、あれはジェオルジのオフィス支局で飼ってるコボルドですよ。オフィスが休みのときは、うちで預かってくれるよう頼まれてるんです。あれでも一応コボルドだから、目を離すわけにはいかないし、かといってその間、小屋にずっと閉じ込めておくわけにもいかないしってことで――こらっ、球根かじっちゃ駄目!」
●
コボルドコボちゃんは花になんかちっとも興味ない。
花屋にいるのが退屈でしょうがない。
それよりお向かいにある肉屋の店先の方が、はるかに気になる次第。
「わし~~」
こっそりそっちに行ってみようかとするが、目ざとくベムブルに見つけられ、尻尾を掴んで引き戻された。
「こらっ! お店を離れちゃ駄目!」
全くもって不本意だ。噛んでやろうか。しかし噛んだらハンターが来るかもしれない……と考え中止。
そこへ、ひょっこりジュアンがやってきた。
「ベムブルさん。コボちゃん迷惑おかけしてませんか?」
「いいえ。結構役に立ってますよ。客寄せとして」
「そうですか。よかった。いい子にしてるんだよ、コボちゃん」
ジュアンに頭を撫でられるが、コボちゃんさほどうれしくない。それよりエサをよこせって感じだ。
そこで店に、アレックスが入ってきた。
「よー、ジュアン」
「あ、アレックス。早いね。待ち合わせ時間まで後5分もあるよ」
「それを言うならお前の方が早いじゃねえか。常に10分前行動って感じだろ」
「そりゃあ、1分でも早くアレックスに会いたいから」
「……かわいいこと言うなあ、お前はー」
……こいつらは何故いつもオス同士でべたべたしているんだろう。
そんな疑問をコボちゃんに残したまま、待ち合わせていたカップルは、2人でどこぞへ去って行く。
その後店に来たのはマリー。
彼女は普段から見飽きているコボルドになど一瞥もくれず、ベムブルに言った。
「バラの花束作ってくれる? 色は赤。大輪で頼むわ」
続けて、カチャ・タホがやってきた。
「あ、こんにちはマリーさん」
「あら、こんにちはカチャさん。お仕事はお休み?」
「はい。まあ自由業ですから、はっきりした休みっていうものはないんですけど……あれ、花束買われるんですか?」
「ええそうよ」
「誰かのお誕生日ですか?」
無邪気な質問にマリーは、不自然な間を置いて答えた。
「……え、ええ、あたしの誕生日なのよ」
「……え? お誕生日の花束って、自分で買うものじゃなくて、人から貰うものじゃないんですか?」
マリーは問いに答えなかった。ギッとカチャを睨み、花束をわし掴み、足音荒く店から出て行く。
カチャは冷や汗を拭いつつ、コボちゃんに聞いた。
「……私、まずいこと聞いてしまいました?」
そんなこと言われてもおれ知らん。と耳の後ろを掻くコボちゃん。
そこにまた新しいお客さん。
「すいません……梅の枝、残ってますか……? 写生に使いたいんですけど……」
八橋杏子だ。
やけに厚着姿。マスクをかけている。声もガラガラ。
「杏子さん、風邪ですか?」
「……ええ……ちょっと依頼で……寒中水泳ぽいことしちゃって……」
解説
補足説明
これは、休日にお花屋さんへ立ち寄るシナリオです。
日常なので、行動は自由。
誰かにあげてもあげなくても、花はいいものです。休日をのどかに過ごしてみましょう。
その上で余裕がありましたら、マリーに一言声がけしてやってくださいませ。かなり寒い誕生日を送っていそうですので……。
NPCは揃い踏み。
カチャ・タホ:明るく元気な借金持ちのクルセイダー少女
八橋 杏子:兼業画家の女ハンター
アレックス・バンダー:ハンター。女に興味がないシティーボーイ。
ジュアン:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの好青年。
マリー:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの女エルフ。色々こじらせている。
コボルドコボちゃん:トイプードルそっくりな容姿をしたコボルド。ジェオルジ支局のマスコット。
ベムブル:ドワーフの花屋さん
これは、休日にお花屋さんへ立ち寄るシナリオです。
日常なので、行動は自由。
誰かにあげてもあげなくても、花はいいものです。休日をのどかに過ごしてみましょう。
その上で余裕がありましたら、マリーに一言声がけしてやってくださいませ。かなり寒い誕生日を送っていそうですので……。
NPCは揃い踏み。
カチャ・タホ:明るく元気な借金持ちのクルセイダー少女
八橋 杏子:兼業画家の女ハンター
アレックス・バンダー:ハンター。女に興味がないシティーボーイ。
ジュアン:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの好青年。
マリー:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの女エルフ。色々こじらせている。
コボルドコボちゃん:トイプードルそっくりな容姿をしたコボルド。ジェオルジ支局のマスコット。
ベムブル:ドワーフの花屋さん
マスターより
KINUTAです。
三寒四温を繰り返し、もうすぐ春ですね。
誰かを誘ってみませんか?
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/19 22:18
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/11 19:51:10 |
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花屋の軒先で。 アルヴィン = オールドリッチ(ka2378) エルフ|26才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/03/14 16:27:24 |