ゲスト
(ka0000)
望郷2 ~私を病院から連れ出して~
マスター:葉槻

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/12 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/03/21 07:30
オープニング
●エンスリン病院 診察室
「……おかしい。何故、進行が止まっていないんだ……」
土気色の顔は目の下のクマと相まっていつ見ても不健康そうだけれど、初めて会ったときから変わらないから、恐らくこれが地の顔なんだろうな。てっぺんのハゲをごまかす為なのか、スキンヘッドにした後頭部を神経質そうに掻きながら先生は打ち出された血液データを見て唸っている。
「……薬はちゃんと飲んでいるんだろうね?」
痩けた頬にぎょろりとした目は、本当に不健康そのもの。医者の不養生とはまさにこのことだな、なんて私は思いながら頷く。
「毎日看護婦さん達の前で飲んでいるわ」
……もっとも舌の下に隠しておいて、看護師が出て行った後、全て吐き出しているのだけれど。
「ねぇ、先生。私、いつ死ぬの? どうせ死ぬならここじゃなくて家に帰りたい」
「……薬を増やしてみるか……だが、それでは身体への負担が大きくなりすぎる……咳が出たりはしないね?」
私の声は見事にスルーして、先生はぶつぶつと呟きながら、今日と過去の検査データを睨み付けている。
「咳は無いわ。ねぇ、先生。私、痛み止めだけ多めに欲しいわ。最近夜が辛いの」
嘘。徐々に増やして貰っている痛み止めは大事に大事に取ってある。計画を実行する為に、これだけは無いと辛くなるだろうから。
「……そうか。では、頓服用の痛み止めを余分に出しておこう。飲んだら必ず」
「看護師さんに報告、でしょ。分かってる」
毎朝報告はしている。けど、全部嘘。本当は痛み止めは寝る前に1錠だけ飲んで、あとは我慢している。
私は松葉杖を取って未だ慣れない左の義足を庇いながら立ち上がると、診察室をあとにした。
●前略 ハンターの皆々様
『まだまだ寒さは厳しいですが、徐々に陽の落ちる時間が延びつつある今日この頃。
このたびはわたくしの願いを聞いていただきたくお手紙をさせていただきました。
実はわたくしは昨年初夏より体調を崩し、自宅で養生しておりました。
ところが状況が一向に快方に向かわなかったこと、また、父にとってわたくしが唯一の肉親であることから、それはそれは大げさなほど心配しまして、町より医者を呼んで診ていただきましたところ、不治の病だと診断されました。
しかし帝都に行けば、治療が可能だと言うことで、雪が降る前に帝都へと送られ、現在入院生活を送っております。
ですが、1月、歪虚達の攻撃もあり、この帝都ですら安全でないこともわかりました。
そこで退院を願い出ましたが、医師より許可をいただくことが出来ませんでした。
また、同時に父に迎えに来てもらえるようお願いをいたしましたが、父も頑として退院に賛同してはくれませんでした。
それでもわたくしはこんな白く狭く退屈な場所で死ぬより、同じ白なら故郷の雪に埋もれて死にたいのです。
わたくしの病は元々は膝が酷く痛むという病でしたので、入院してすぐに手術をしており、現在一人ではうまく歩くことが出来ません。
また、その病が今は全身に回っておりますので、人より体力もなく、情けないことですが、ここから抜け出すのがやっとではないかと思います。
それに何より、わたくしの生まれは周囲を山に囲まれ、夏は生い茂る草木に道を閉ざされ、冬は豪雪に襲われ道を閉ざされる、到底帝国領内とは思えぬ僻地でございますので、ハンターの皆様のご助力なければ到底帰ることは適いません。
現在の所持金はわずかなものしかございませんが、どうか、わたくしの最期のわがままをきいてはいただけませんでしょうか。
3月7日午前0時。エンスリン病院に唯一の裏口がございます。
わたくしは這ってでも裏口より外へ出ますので、わたくしを迎えに来てください。
そして、大変雪深く、不便なところではありますが、わたくしを故郷まで連れて帰ってはくださいませんでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
アンネリース・レーメ』
●ハンターオフィスにて
この手紙を読み終わって、説明係の女性は心底困ったように柳眉を寄せた。
「この手紙の差出人であるアンネリースに、直接会ってきたのです」
断るつもりで行ったのだ。
アンネリースはまだ16歳の少女であり、保護者である父親と治療を行っている医師が反対しているのに、勝手に連れ出すような真似は出来ないと。
しかし……
「この手紙からもわかるように、アンネリース……アンは非常に落ち着いていて、聡明な少女でした。決して一時の激情やホームシックなどで帰りたいと言っているのではないこと……自分の病を受け入れ、きちんと正面から死と向かい合っていることがわかりました」
そしてアン曰く、『ここに閉じこめられている方がよほど自分の寿命を縮めそうだ』との事で、実は年明けからずっと痛み止め以外の薬をボイコットしているらしい。
『だから、もしハンターの皆さんのご協力が得られなくても、近々わたくし、死にますの』
と、あっけらかんと彼女はそう告げたらしい。
「先日……この病院から退院途中で行方不明となり、その後退治していただいた雑魔こそがその行方不明であった人ではないか、という報告を受けました」
――エマの事か。
誰かが一人の女性の名をこぼした。
「もしも病院が怪しいという事でしたら、彼女からいろいろと話を聞くことが出来るかもしれません」
ある意味、政治的取引、というやつになるかもしれませんね、と女性は目を伏せる。
「彼女の生家は帝国領内でももっとも雪深く、恐ろしく僻地に当たります。皆さんには最寄りのブラウヴァルトという町までの護送をお願いします。それ以降はアン曰く『雪道が得意で私のお願いを断れない親切な人』にソリを依頼するそうです」
『恐ろしく僻地』の単語にもしかして、とまた別のハンターが口を開いた。
「……えぇ、フランツ・フォルスター辺境伯の領地です。今年も雪が酷くあの地域はほぼ音信不通となっています。今回の件でも一応ご連絡差し上げたのですが、返事はまだ届いておりません」
女性は深々と頭を下げた。
「彼女はどのような結果となろうともすべてを受け入れると言っていました。どうかよろしくお願いします」
●雪深き僻地にて
フランツは大雪の中届いた手紙を読み終えると、老眼鏡を外して目頭を押さえた。
「レーメ殿のご息女か」
体調を崩し、帝都に入院させたと聞いていたが、エマと同じ病院だったとは知らなかった。
確かに彼女ならブラウヴァルトまで来られれば、天候さえ落ち着けばソリでこちらまで帰ってくるツテはあるだろう。
机の上の嘆願書に目を落とす。
『馬車襲撃事件とエマが入院していた病院についての調査依頼』
これが非常に難航していた。何しろ帝都襲撃と時期が被っている上に、相手は元帝国軍医。そして患者のほとんどが貴族と来ている。
フランツは視線を窓の外に向けた。
しんしんと降る大粒の雪は、まだ止みそうに無い……
「……おかしい。何故、進行が止まっていないんだ……」
土気色の顔は目の下のクマと相まっていつ見ても不健康そうだけれど、初めて会ったときから変わらないから、恐らくこれが地の顔なんだろうな。てっぺんのハゲをごまかす為なのか、スキンヘッドにした後頭部を神経質そうに掻きながら先生は打ち出された血液データを見て唸っている。
「……薬はちゃんと飲んでいるんだろうね?」
痩けた頬にぎょろりとした目は、本当に不健康そのもの。医者の不養生とはまさにこのことだな、なんて私は思いながら頷く。
「毎日看護婦さん達の前で飲んでいるわ」
……もっとも舌の下に隠しておいて、看護師が出て行った後、全て吐き出しているのだけれど。
「ねぇ、先生。私、いつ死ぬの? どうせ死ぬならここじゃなくて家に帰りたい」
「……薬を増やしてみるか……だが、それでは身体への負担が大きくなりすぎる……咳が出たりはしないね?」
私の声は見事にスルーして、先生はぶつぶつと呟きながら、今日と過去の検査データを睨み付けている。
「咳は無いわ。ねぇ、先生。私、痛み止めだけ多めに欲しいわ。最近夜が辛いの」
嘘。徐々に増やして貰っている痛み止めは大事に大事に取ってある。計画を実行する為に、これだけは無いと辛くなるだろうから。
「……そうか。では、頓服用の痛み止めを余分に出しておこう。飲んだら必ず」
「看護師さんに報告、でしょ。分かってる」
毎朝報告はしている。けど、全部嘘。本当は痛み止めは寝る前に1錠だけ飲んで、あとは我慢している。
私は松葉杖を取って未だ慣れない左の義足を庇いながら立ち上がると、診察室をあとにした。
●前略 ハンターの皆々様
『まだまだ寒さは厳しいですが、徐々に陽の落ちる時間が延びつつある今日この頃。
このたびはわたくしの願いを聞いていただきたくお手紙をさせていただきました。
実はわたくしは昨年初夏より体調を崩し、自宅で養生しておりました。
ところが状況が一向に快方に向かわなかったこと、また、父にとってわたくしが唯一の肉親であることから、それはそれは大げさなほど心配しまして、町より医者を呼んで診ていただきましたところ、不治の病だと診断されました。
しかし帝都に行けば、治療が可能だと言うことで、雪が降る前に帝都へと送られ、現在入院生活を送っております。
ですが、1月、歪虚達の攻撃もあり、この帝都ですら安全でないこともわかりました。
そこで退院を願い出ましたが、医師より許可をいただくことが出来ませんでした。
また、同時に父に迎えに来てもらえるようお願いをいたしましたが、父も頑として退院に賛同してはくれませんでした。
それでもわたくしはこんな白く狭く退屈な場所で死ぬより、同じ白なら故郷の雪に埋もれて死にたいのです。
わたくしの病は元々は膝が酷く痛むという病でしたので、入院してすぐに手術をしており、現在一人ではうまく歩くことが出来ません。
また、その病が今は全身に回っておりますので、人より体力もなく、情けないことですが、ここから抜け出すのがやっとではないかと思います。
それに何より、わたくしの生まれは周囲を山に囲まれ、夏は生い茂る草木に道を閉ざされ、冬は豪雪に襲われ道を閉ざされる、到底帝国領内とは思えぬ僻地でございますので、ハンターの皆様のご助力なければ到底帰ることは適いません。
現在の所持金はわずかなものしかございませんが、どうか、わたくしの最期のわがままをきいてはいただけませんでしょうか。
3月7日午前0時。エンスリン病院に唯一の裏口がございます。
わたくしは這ってでも裏口より外へ出ますので、わたくしを迎えに来てください。
そして、大変雪深く、不便なところではありますが、わたくしを故郷まで連れて帰ってはくださいませんでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
アンネリース・レーメ』
●ハンターオフィスにて
この手紙を読み終わって、説明係の女性は心底困ったように柳眉を寄せた。
「この手紙の差出人であるアンネリースに、直接会ってきたのです」
断るつもりで行ったのだ。
アンネリースはまだ16歳の少女であり、保護者である父親と治療を行っている医師が反対しているのに、勝手に連れ出すような真似は出来ないと。
しかし……
「この手紙からもわかるように、アンネリース……アンは非常に落ち着いていて、聡明な少女でした。決して一時の激情やホームシックなどで帰りたいと言っているのではないこと……自分の病を受け入れ、きちんと正面から死と向かい合っていることがわかりました」
そしてアン曰く、『ここに閉じこめられている方がよほど自分の寿命を縮めそうだ』との事で、実は年明けからずっと痛み止め以外の薬をボイコットしているらしい。
『だから、もしハンターの皆さんのご協力が得られなくても、近々わたくし、死にますの』
と、あっけらかんと彼女はそう告げたらしい。
「先日……この病院から退院途中で行方不明となり、その後退治していただいた雑魔こそがその行方不明であった人ではないか、という報告を受けました」
――エマの事か。
誰かが一人の女性の名をこぼした。
「もしも病院が怪しいという事でしたら、彼女からいろいろと話を聞くことが出来るかもしれません」
ある意味、政治的取引、というやつになるかもしれませんね、と女性は目を伏せる。
「彼女の生家は帝国領内でももっとも雪深く、恐ろしく僻地に当たります。皆さんには最寄りのブラウヴァルトという町までの護送をお願いします。それ以降はアン曰く『雪道が得意で私のお願いを断れない親切な人』にソリを依頼するそうです」
『恐ろしく僻地』の単語にもしかして、とまた別のハンターが口を開いた。
「……えぇ、フランツ・フォルスター辺境伯の領地です。今年も雪が酷くあの地域はほぼ音信不通となっています。今回の件でも一応ご連絡差し上げたのですが、返事はまだ届いておりません」
女性は深々と頭を下げた。
「彼女はどのような結果となろうともすべてを受け入れると言っていました。どうかよろしくお願いします」
●雪深き僻地にて
フランツは大雪の中届いた手紙を読み終えると、老眼鏡を外して目頭を押さえた。
「レーメ殿のご息女か」
体調を崩し、帝都に入院させたと聞いていたが、エマと同じ病院だったとは知らなかった。
確かに彼女ならブラウヴァルトまで来られれば、天候さえ落ち着けばソリでこちらまで帰ってくるツテはあるだろう。
机の上の嘆願書に目を落とす。
『馬車襲撃事件とエマが入院していた病院についての調査依頼』
これが非常に難航していた。何しろ帝都襲撃と時期が被っている上に、相手は元帝国軍医。そして患者のほとんどが貴族と来ている。
フランツは視線を窓の外に向けた。
しんしんと降る大粒の雪は、まだ止みそうに無い……
解説
●依頼『望郷』(http://www.wtrpg10.com/scenario/replay/4148)にて怪しいと噂された病院から自主退院したいという少女からの依頼です。
ハンターの皆さんに選んでいただく選択肢は大きく2つ。
1.彼女の願い通り隣町であるブラウヴァルトまで送り届ける
2.彼女の願いを断り、病院へ帰るよう説得する
意思統一が出来なかった場合、多数決で方針を決定とさせていただきます。
(意見が真っ二つに割れていた場合は、サイコロ判定します。奇数が出たら1。偶数が出たら2です)
1.となった場合、最寄りの街まで4日間の馬車の旅となります。
1~2日目は針葉樹林の多い土地を、3日目より徐々に雪道となってきて、4日目には雪国のような有様になります。
宿は道中にある村で問題無く確保することが出来ます。
宿代は依頼主持ちです。
ですので、主に道中にどのようなトラブルが起こってもよいように準備をお願いします。
2.となった場合、彼女が説得に納得して病院に戻るまでとなりますので、日数不明です。
説得には10のキーワードがあり、内8個以上で説得成功となります。
馬車はオフィスに依頼すれば標準の幌馬車(最大乗車人数=御者台二名、幌内六名)を準備してもらうことが可能です。
ただし、この場合は費用がかかります。
御者をハンターが交代で務める場合は半額がかかります。
費用は参加者一人当たり10000Gまたは5000Gを引かせていただきます。
(所持金が満たない方は、報酬からの減額となります)
1の場合でも2の場合でも、彼女とコミュニケーションをとる中で、病院について質問することが可能です。
ただし、彼女の知っている範囲の内容となりますので、全てに答えられる訳ではありません。
ハンターの皆さんに選んでいただく選択肢は大きく2つ。
1.彼女の願い通り隣町であるブラウヴァルトまで送り届ける
2.彼女の願いを断り、病院へ帰るよう説得する
意思統一が出来なかった場合、多数決で方針を決定とさせていただきます。
(意見が真っ二つに割れていた場合は、サイコロ判定します。奇数が出たら1。偶数が出たら2です)
1.となった場合、最寄りの街まで4日間の馬車の旅となります。
1~2日目は針葉樹林の多い土地を、3日目より徐々に雪道となってきて、4日目には雪国のような有様になります。
宿は道中にある村で問題無く確保することが出来ます。
宿代は依頼主持ちです。
ですので、主に道中にどのようなトラブルが起こってもよいように準備をお願いします。
2.となった場合、彼女が説得に納得して病院に戻るまでとなりますので、日数不明です。
説得には10のキーワードがあり、内8個以上で説得成功となります。
馬車はオフィスに依頼すれば標準の幌馬車(最大乗車人数=御者台二名、幌内六名)を準備してもらうことが可能です。
ただし、この場合は費用がかかります。
御者をハンターが交代で務める場合は半額がかかります。
費用は参加者一人当たり10000Gまたは5000Gを引かせていただきます。
(所持金が満たない方は、報酬からの減額となります)
1の場合でも2の場合でも、彼女とコミュニケーションをとる中で、病院について質問することが可能です。
ただし、彼女の知っている範囲の内容となりますので、全てに答えられる訳ではありません。
マスターより
初めまして、または、再びお目にかかれて光栄です。葉槻(はづき)と申します。
まさかの『望郷2』とかいうタイトルになりました。……ネーミングセンスが来い。
続き物かと言われるとその通りですが、前回を知らなくても大丈夫です。
アンの願いを聞くか、聞かないか。
聞くのならどのような事に気をつけるべきか、聞かないのならどのような説得が有効なのか。
その辺りを詰めてどうぞ後悔の無いよう、あなたらしい選択をして下さい。
葉槻のポリシーとして白紙は基本描写いたしません。スキルはセットされているモノが最優先されます。
それでは、プレイングの到着をお待ちしております。
まさかの『望郷2』とかいうタイトルになりました。……ネーミングセンスが来い。
続き物かと言われるとその通りですが、前回を知らなくても大丈夫です。
アンの願いを聞くか、聞かないか。
聞くのならどのような事に気をつけるべきか、聞かないのならどのような説得が有効なのか。
その辺りを詰めてどうぞ後悔の無いよう、あなたらしい選択をして下さい。
葉槻のポリシーとして白紙は基本描写いたしません。スキルはセットされているモノが最優先されます。
それでは、プレイングの到着をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/20 21:55
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/08 22:56:34 |
|
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相談卓~アンに正しい判断を~ マリル(メリル)(ka3294) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/03/12 07:17:30 |