ゲスト
(ka0000)
【幻魂】追憶の炎
マスター:とりる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/14 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/03/28 07:30
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●魂が遺したもの
蛇の戦士シバが遺した霊闘士の技。
ハンター達は、幻獣の森に住む大幻獣『ナーランギ』より技の正体は霊闘士の奥義であると教えられる。
奥義を習得できるのは、厳しい試練を潜り抜けた霊闘士のみ。覚悟を決めたハンター達は辺境各地に点在する『魂の道』に向かって歩き出した。
●『強さ』を求めて
ネレイド村・族長の家――。
ミサキの他に近衛隊の四人(ヴァイン、アリサ、リリレル、ミリレル)が集っていた。
「皆、シバ様のことは聞いてるよね」
ミサキが言うと近衛隊の面々は神妙な面持ちで頷いた。
「部族会議から直接私に来た情報なんだけど、シバ様が最期に放った『奥義』を習得する試練に臨む場所……『魂の道』、それがネレイド村の近くにもあるらしいんだ」
ミサキは一度目を閉じ、すぅと深呼吸し、また目をぱっと見開き、ただの少女でない『族長の顔』で口を開く。
「大幻獣『ナーランギ』と『シャレーヌ』が言うには、『奥義は[祖霊への命を掛けた同化]が必要。それは文字通りの意味であり、マテリアルの大量放出によって死や再起不能を来す危険を孕む』んだって」
それを聞いたアリサ、リリレル、ミリレルはごくりと唾を飲み込む。一方、ヴァインの視線は一直線にミサキの瞳へ向けられている。
「私は『魂の道』へ行こうと思う。これからの歪虚との戦いには奥義がきっと必要になる。ネレイド族の再興にも」
ミサキは四人の顔を見回した。
「近衛隊の皆、私に付いて来てくれる?」
「問う必要はありません、ミサキ様。我ら近衛隊はいつもミサキ様と共にあります」
ヴァインは即答。他の三人も深く頷いた。
「……ふぅ、ありがと。そう答えてくれるとは思ったんだけどさ、個人のこともあるから……聞いておかないと少し不安で」
えへへと頬をかくミサキ。やっと張りつめていた場の空気が緩む。
「水くさいですよミサキ様!」
「そうよ! 私達は一心同体なのよ!」
「そうなのです! ミサキ様は気負う癖があるのです!」
アリサ、リリレル、ミリレルはぷくぅと頬を膨らます。
「ごめんごめん。私もまだまだだなぁ……。というわけで早速準備して出発しようと思う。ハンターさんも募ってね。……そんな感じだから、ミレーヌ、村のことは頼んだ」
「かしこまりました、ミサキ様。お気をつけて」
家の入口で控えていたネレイド族戦闘部隊・第一小隊長であるおっとりとした雰囲気の女性、ミレーヌ・ネレイドが微笑む。
「それじゃあ行こう! 『魂の道』へ!」
●追憶の炎
ハンターと合流したネレイド族の一行はひたすらに海岸線を歩いていた。
「情報ではこの辺りなんだけど」
「ミサキ様、あれではありませんか?」
ヴァインが指差したのは海蝕洞。長年の隆起によって持ち上がったのか、海中からでなくても入ることが出来そうだ。
海に慣れたネレイド族が先導して、一行は洞窟の内部へ……。
***
洞窟の中は真っ暗であった。たいまつやライトが無ければ視界を確保できないほどに。
「どこまで続いてるんだろ、この洞窟……」
洞窟に入ってもう数時間は歩いたのではないかと思う。……と、もう少し歩くと、開けた場所に出た。
「ここは――」
ミサキがそう口にした瞬間、びゅう! と大きな風が吹き、不思議な事にたいまつはおろかライトの照明さえも消え、辺りが暗闇に包まれる。
何事かと一同が思う間もなく、今度は開けた場所全体がまばゆい光に包まれた――
***
まぶしさに思わず目を閉じたミサキが次に見たのは……赤だった。それは燃え盛る炎の赤。
続いて耳に飛び込んできたのは悲鳴と怒号。
そこは――怠惰の軍勢に蹂躙される村。そしてその村はミサキ達ネレイド族には見覚えがあった。
「ミサキ様! ここは!」
「わかってるよ……ヴァイン……ここは………………ネレイド村だ!!」
突然のことにハンター達は混乱していたがネレイド族の五名には理解できた。ここは、『過去の』ネレイド村。
ミサキ達が成人の儀式のために留守にしていた際、歪虚――怠惰の軍勢に襲われて壊滅的な被害を受けたネレイド村。
その時の光景が何故か映し出されている……いや、ここに、『有る』。音だけではない。炎の熱を感じることが出来た。
村の四方を怠惰の巨人の軍勢に囲まれ、今は亡きネレイド族の戦士達が必死に応戦している。
「ミサキ様! 加勢しましょう! ここまま見ているわけにはいきません!」
ヴァインの声。ハンター達も武器を抜く。
「これは……そういうことなの……」
「ええ……恐らくは……」
手斧を握り締めるミサキの肩にヴァインが片手を置く。華奢な肩はぷるぷると震えていた。……アリサ、リリレル、ミリレルも武器を構えて既に戦闘態勢。
「試練って……こういうことなの……!?」
ミサキは両手に斧を持ち、奥歯を噛み締めて怠惰の巨人に飛び掛かる。
変えられない過去に打ち勝つ。それがネレイド族に課せられた試練だった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●魂が遺したもの
蛇の戦士シバが遺した霊闘士の技。
ハンター達は、幻獣の森に住む大幻獣『ナーランギ』より技の正体は霊闘士の奥義であると教えられる。
奥義を習得できるのは、厳しい試練を潜り抜けた霊闘士のみ。覚悟を決めたハンター達は辺境各地に点在する『魂の道』に向かって歩き出した。
●『強さ』を求めて
ネレイド村・族長の家――。
ミサキの他に近衛隊の四人(ヴァイン、アリサ、リリレル、ミリレル)が集っていた。
「皆、シバ様のことは聞いてるよね」
ミサキが言うと近衛隊の面々は神妙な面持ちで頷いた。
「部族会議から直接私に来た情報なんだけど、シバ様が最期に放った『奥義』を習得する試練に臨む場所……『魂の道』、それがネレイド村の近くにもあるらしいんだ」
ミサキは一度目を閉じ、すぅと深呼吸し、また目をぱっと見開き、ただの少女でない『族長の顔』で口を開く。
「大幻獣『ナーランギ』と『シャレーヌ』が言うには、『奥義は[祖霊への命を掛けた同化]が必要。それは文字通りの意味であり、マテリアルの大量放出によって死や再起不能を来す危険を孕む』んだって」
それを聞いたアリサ、リリレル、ミリレルはごくりと唾を飲み込む。一方、ヴァインの視線は一直線にミサキの瞳へ向けられている。
「私は『魂の道』へ行こうと思う。これからの歪虚との戦いには奥義がきっと必要になる。ネレイド族の再興にも」
ミサキは四人の顔を見回した。
「近衛隊の皆、私に付いて来てくれる?」
「問う必要はありません、ミサキ様。我ら近衛隊はいつもミサキ様と共にあります」
ヴァインは即答。他の三人も深く頷いた。
「……ふぅ、ありがと。そう答えてくれるとは思ったんだけどさ、個人のこともあるから……聞いておかないと少し不安で」
えへへと頬をかくミサキ。やっと張りつめていた場の空気が緩む。
「水くさいですよミサキ様!」
「そうよ! 私達は一心同体なのよ!」
「そうなのです! ミサキ様は気負う癖があるのです!」
アリサ、リリレル、ミリレルはぷくぅと頬を膨らます。
「ごめんごめん。私もまだまだだなぁ……。というわけで早速準備して出発しようと思う。ハンターさんも募ってね。……そんな感じだから、ミレーヌ、村のことは頼んだ」
「かしこまりました、ミサキ様。お気をつけて」
家の入口で控えていたネレイド族戦闘部隊・第一小隊長であるおっとりとした雰囲気の女性、ミレーヌ・ネレイドが微笑む。
「それじゃあ行こう! 『魂の道』へ!」
●追憶の炎
ハンターと合流したネレイド族の一行はひたすらに海岸線を歩いていた。
「情報ではこの辺りなんだけど」
「ミサキ様、あれではありませんか?」
ヴァインが指差したのは海蝕洞。長年の隆起によって持ち上がったのか、海中からでなくても入ることが出来そうだ。
海に慣れたネレイド族が先導して、一行は洞窟の内部へ……。
***
洞窟の中は真っ暗であった。たいまつやライトが無ければ視界を確保できないほどに。
「どこまで続いてるんだろ、この洞窟……」
洞窟に入ってもう数時間は歩いたのではないかと思う。……と、もう少し歩くと、開けた場所に出た。
「ここは――」
ミサキがそう口にした瞬間、びゅう! と大きな風が吹き、不思議な事にたいまつはおろかライトの照明さえも消え、辺りが暗闇に包まれる。
何事かと一同が思う間もなく、今度は開けた場所全体がまばゆい光に包まれた――
***
まぶしさに思わず目を閉じたミサキが次に見たのは……赤だった。それは燃え盛る炎の赤。
続いて耳に飛び込んできたのは悲鳴と怒号。
そこは――怠惰の軍勢に蹂躙される村。そしてその村はミサキ達ネレイド族には見覚えがあった。
「ミサキ様! ここは!」
「わかってるよ……ヴァイン……ここは………………ネレイド村だ!!」
突然のことにハンター達は混乱していたがネレイド族の五名には理解できた。ここは、『過去の』ネレイド村。
ミサキ達が成人の儀式のために留守にしていた際、歪虚――怠惰の軍勢に襲われて壊滅的な被害を受けたネレイド村。
その時の光景が何故か映し出されている……いや、ここに、『有る』。音だけではない。炎の熱を感じることが出来た。
村の四方を怠惰の巨人の軍勢に囲まれ、今は亡きネレイド族の戦士達が必死に応戦している。
「ミサキ様! 加勢しましょう! ここまま見ているわけにはいきません!」
ヴァインの声。ハンター達も武器を抜く。
「これは……そういうことなの……」
「ええ……恐らくは……」
手斧を握り締めるミサキの肩にヴァインが片手を置く。華奢な肩はぷるぷると震えていた。……アリサ、リリレル、ミリレルも武器を構えて既に戦闘態勢。
「試練って……こういうことなの……!?」
ミサキは両手に斧を持ち、奥歯を噛み締めて怠惰の巨人に飛び掛かる。
変えられない過去に打ち勝つ。それがネレイド族に課せられた試練だった。
解説
☆目的
最後まで生き延びること。
【概要】
ハンター達はネレイド族の試練に同行し、この状況に巻き込まれた……というよりも状況を共にしているという状態です。
ハンター達が置かれている状況、怠惰の軍勢に襲われている地獄絵図のネレイド村は試練が作り出した過去の幻影ですが巨人に殴られればしっかりとダメージを受けます。
命をかけて挑む試練ですのでそれ相応の危険があります。ミサキ達と共に頑張って試練を乗り越え、最後まで生き延びてください。
【敵情報】
●怠惰の軍勢×∞
倒しても倒しても湧いてきます。切りがありません。
ですがもしも逃げるという選択肢を取れば……
【味方情報(幻影以外)】
●ミサキ・ネレイドと近衛隊四名
全員高レベルの霊闘士です。
【その他】
質問があればミサキがお答えします。質問卓を立てた上でミサキまでどうぞ。
最後まで生き延びること。
【概要】
ハンター達はネレイド族の試練に同行し、この状況に巻き込まれた……というよりも状況を共にしているという状態です。
ハンター達が置かれている状況、怠惰の軍勢に襲われている地獄絵図のネレイド村は試練が作り出した過去の幻影ですが巨人に殴られればしっかりとダメージを受けます。
命をかけて挑む試練ですのでそれ相応の危険があります。ミサキ達と共に頑張って試練を乗り越え、最後まで生き延びてください。
【敵情報】
●怠惰の軍勢×∞
倒しても倒しても湧いてきます。切りがありません。
ですがもしも逃げるという選択肢を取れば……
【味方情報(幻影以外)】
●ミサキ・ネレイドと近衛隊四名
全員高レベルの霊闘士です。
【その他】
質問があればミサキがお答えします。質問卓を立てた上でミサキまでどうぞ。
マスターより
どうも、とりるです。
【幻魂】の連動シナリオになります。
私が担当する『霊闘士の奥義』を得るための試練は「ネレイド村を襲った悲劇の追体験」です。
本シナリオにおいてプレイングは「どのように戦うか」よりも「どのように在るか」という心情的な部分に重点を置いていただければと思います。
それでは、ご参加をお待ちしております。
なお、霊闘士以外のハンターさんの参加も歓迎します。
【幻魂】の連動シナリオになります。
私が担当する『霊闘士の奥義』を得るための試練は「ネレイド村を襲った悲劇の追体験」です。
本シナリオにおいてプレイングは「どのように戦うか」よりも「どのように在るか」という心情的な部分に重点を置いていただければと思います。
それでは、ご参加をお待ちしております。
なお、霊闘士以外のハンターさんの参加も歓迎します。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/27 08:47
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/13 14:18:28 |
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相談卓 米本 剛(ka0320) 人間(リアルブルー)|30才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/03/13 22:36:21 |