ゲスト
(ka0000)
ペットの話を聞かせて!
マスター:尾仲ヒエル

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/31 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/04/09 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ゾンネンシュトラール帝国首都、バルトアンデルス。
空き地に長い列が伸びていた。
列の先にあるのは朱花の教団の馬車。
そこに並んでいるのは、朱花の教団の教主であるササノハ会うために集まった人々だ。
「次の方、どうぞ」
列の中から進み出たのは、ふわふわした桃色の髪が特徴的なエルフだった。
彼女が歩くたびに、長い桃色の髪と、レースがふんだんにあしらわれたワンピースが弾むように揺れる。
「ササノハさま! 私、とっても困っておりますの!」
黒髪の少年の前にひざまずいたエルフは、開口一番そう訴えた。
「どうされました?」
穏やかに問われたエルフが話し出す。
「私、童話作家を目指しているのですが、ここ最近全く書けなくなってしまいましたの。どうしようかと悩んでいる時、ササノハさまの噂を聞いて、助けていただこうと参りましたの」
「……童話、ですか?」
「はい。ペットが活躍するお話にしようと思ったまではいいのですけど、そこから先がまったく書けなくなってしまいました」
「ええと、僕の力は、夢の中で亡くなった方に会えるというものなので、あまりお役に立てないかもしれません。僕自身も動物を飼ったことがないですし……」
困ったように首を傾げたササノハが、何か思いついたように手を打ち合わせる。
「あ! そうです。きっと、ハンターの方々なら力になってくださいます」
「ハンター! 忘れていましたわ! そうですわね。ハンターの方にお願いすれば良いのですね!」
エルフは鮮やかな水色の瞳をきらきらさせて立ち上がった。
そして、ササノハの両手を掴むと、そのままぶんぶんと上下に振る。
「ああ。これでやっと書けます。ササノハさま、ありがとうございます!」
「ど、どう、いた、し、まして」
激しく揺さぶられながらササノハが目を白黒させていると、「お時間です」と冷静な声がかかった。
「ありがとうございました! 頑張ります!」
童話作家志望というエルフは、両脇を教団関係者に抱えられ、引きずられるように退場していった。
心配した様子で近付いてきた教団関係者に、ササノハは微笑んで見せる。
「大丈夫です。ちょっとびっくりしましたけど、きっと悪い方ではないです。だって、とっても働き者の手をしていましたから」
帝国近郊のとあるお屋敷。
メイド服に身を包み、桃色の髪をきっちりと三つ編みにしたエルフが、木の階段を磨いていた。
エルフが鼻歌を歌いながら手を動かすたび、階段は顔が映りそうなほどぴかぴかに磨き上げられていく。
「シロロさん、ご機嫌ですね」
「あ、おはようございます」
近付いてきた執事に、シロロと呼ばれたエルフがお辞儀をする。
「ハンターの方々にお願いしたいことがありますの。依頼料を貯めるためにも、いつも以上に頑張ります!」
夜。帝国近郊のとある酒場。
「はい。こちらお酒とお料理です。ごゆっくりどうぞ。あ、いらっしゃいませ!」
きびきびと働く桃色の髪のエルフに、客が目を留める。
「あれ。マスター、新しい子?」
「ええ。シロロさんです。何でも、ハンターオフィスへの依頼料を貯めたいとかで、期間限定で働いてもらってます」
「ふうん。随分頑張るねえ」
それからしばらく後、ハンターオフィスにこんな依頼が出された。
「あなたの可愛いペットのお話を聞かせてください。犬、猫、なんでも構いません。これから書く童話の参考にさせていただきたいです。場所は……」
ゾンネンシュトラール帝国首都、バルトアンデルス。
空き地に長い列が伸びていた。
列の先にあるのは朱花の教団の馬車。
そこに並んでいるのは、朱花の教団の教主であるササノハ会うために集まった人々だ。
「次の方、どうぞ」
列の中から進み出たのは、ふわふわした桃色の髪が特徴的なエルフだった。
彼女が歩くたびに、長い桃色の髪と、レースがふんだんにあしらわれたワンピースが弾むように揺れる。
「ササノハさま! 私、とっても困っておりますの!」
黒髪の少年の前にひざまずいたエルフは、開口一番そう訴えた。
「どうされました?」
穏やかに問われたエルフが話し出す。
「私、童話作家を目指しているのですが、ここ最近全く書けなくなってしまいましたの。どうしようかと悩んでいる時、ササノハさまの噂を聞いて、助けていただこうと参りましたの」
「……童話、ですか?」
「はい。ペットが活躍するお話にしようと思ったまではいいのですけど、そこから先がまったく書けなくなってしまいました」
「ええと、僕の力は、夢の中で亡くなった方に会えるというものなので、あまりお役に立てないかもしれません。僕自身も動物を飼ったことがないですし……」
困ったように首を傾げたササノハが、何か思いついたように手を打ち合わせる。
「あ! そうです。きっと、ハンターの方々なら力になってくださいます」
「ハンター! 忘れていましたわ! そうですわね。ハンターの方にお願いすれば良いのですね!」
エルフは鮮やかな水色の瞳をきらきらさせて立ち上がった。
そして、ササノハの両手を掴むと、そのままぶんぶんと上下に振る。
「ああ。これでやっと書けます。ササノハさま、ありがとうございます!」
「ど、どう、いた、し、まして」
激しく揺さぶられながらササノハが目を白黒させていると、「お時間です」と冷静な声がかかった。
「ありがとうございました! 頑張ります!」
童話作家志望というエルフは、両脇を教団関係者に抱えられ、引きずられるように退場していった。
心配した様子で近付いてきた教団関係者に、ササノハは微笑んで見せる。
「大丈夫です。ちょっとびっくりしましたけど、きっと悪い方ではないです。だって、とっても働き者の手をしていましたから」
帝国近郊のとあるお屋敷。
メイド服に身を包み、桃色の髪をきっちりと三つ編みにしたエルフが、木の階段を磨いていた。
エルフが鼻歌を歌いながら手を動かすたび、階段は顔が映りそうなほどぴかぴかに磨き上げられていく。
「シロロさん、ご機嫌ですね」
「あ、おはようございます」
近付いてきた執事に、シロロと呼ばれたエルフがお辞儀をする。
「ハンターの方々にお願いしたいことがありますの。依頼料を貯めるためにも、いつも以上に頑張ります!」
夜。帝国近郊のとある酒場。
「はい。こちらお酒とお料理です。ごゆっくりどうぞ。あ、いらっしゃいませ!」
きびきびと働く桃色の髪のエルフに、客が目を留める。
「あれ。マスター、新しい子?」
「ええ。シロロさんです。何でも、ハンターオフィスへの依頼料を貯めたいとかで、期間限定で働いてもらってます」
「ふうん。随分頑張るねえ」
それからしばらく後、ハンターオフィスにこんな依頼が出された。
「あなたの可愛いペットのお話を聞かせてください。犬、猫、なんでも構いません。これから書く童話の参考にさせていただきたいです。場所は……」
解説
【依頼内容】
童話作家を目指すエルフのシロロに、ペットについて話して聞かせる依頼です。
ご自分のペットとたわむれながら、そのペットの特徴や「こんなところが可愛い」などの話を聞かせてください。
インタビューが成功すると、シロロが(皆さまのペットを主人公にした)短いお話を作って披露するかもしれません。
ペットをお持ちでない方も、「こんなペットを飼いたい!」、「ペットを飼ったら~したい!」といった熱い主張をお聞かせください。エアたわむれ(空中を撫でまわすなど)可。
【場所】
ペットが駆け回りやすそうな野原
【シロロ】
童話作家を夢見る、ちょっと風変わりなエルフ。
ウェーブのかかった桃色の髪と水色の目が特徴。
普段はメイドとして真面目に働いている模様。
【ササノハ】
最近庶民の間で噂されるようになった新興宗教集団、朱花の教団の教主の少年。
「思わず紹介しちゃったけど大丈夫かな」とシロロとハンターを心配中。野原にはいません。
【プレイング例】
(ペットの名前)おもち
(特徴)食いしん坊の白ねずみ
(行動)もし飼えたら撫でまわしたい。一緒においしいものを食べたい。
【リプレイ例】
「白いねずみを飼いたいんだよね。名前はおもちで、性格は食いしん坊。もし飼えたらこんな風に撫でまわしたいんだ」
そう言うと村人1は空中を愛おしそうに撫でまわし始めた。
隣では村人2が目つきの悪い猫を撫でている。
「僕のペットは猫のポチ。このつぶらな瞳が可愛いでしょう。んーもう可愛いでしゅねー」
「フシャー!」
(省略)
「ん! お話を思いつきました!」
『ある日、おもちとポチが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。桃を見た食いしん坊のおもちの口からよだれが垂れます……』
童話作家を目指すエルフのシロロに、ペットについて話して聞かせる依頼です。
ご自分のペットとたわむれながら、そのペットの特徴や「こんなところが可愛い」などの話を聞かせてください。
インタビューが成功すると、シロロが(皆さまのペットを主人公にした)短いお話を作って披露するかもしれません。
ペットをお持ちでない方も、「こんなペットを飼いたい!」、「ペットを飼ったら~したい!」といった熱い主張をお聞かせください。エアたわむれ(空中を撫でまわすなど)可。
【場所】
ペットが駆け回りやすそうな野原
【シロロ】
童話作家を夢見る、ちょっと風変わりなエルフ。
ウェーブのかかった桃色の髪と水色の目が特徴。
普段はメイドとして真面目に働いている模様。
【ササノハ】
最近庶民の間で噂されるようになった新興宗教集団、朱花の教団の教主の少年。
「思わず紹介しちゃったけど大丈夫かな」とシロロとハンターを心配中。野原にはいません。
【プレイング例】
(ペットの名前)おもち
(特徴)食いしん坊の白ねずみ
(行動)もし飼えたら撫でまわしたい。一緒においしいものを食べたい。
【リプレイ例】
「白いねずみを飼いたいんだよね。名前はおもちで、性格は食いしん坊。もし飼えたらこんな風に撫でまわしたいんだ」
そう言うと村人1は空中を愛おしそうに撫でまわし始めた。
隣では村人2が目つきの悪い猫を撫でている。
「僕のペットは猫のポチ。このつぶらな瞳が可愛いでしょう。んーもう可愛いでしゅねー」
「フシャー!」
(省略)
「ん! お話を思いつきました!」
『ある日、おもちとポチが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。桃を見た食いしん坊のおもちの口からよだれが垂れます……』
マスターより
ペットのオリジナル化記念的なシナリオです。
ご自分のペットと遊びながら、存分にペット自慢をしてください。
(オリジナル化がされていない場合などは、このシナリオに限り「飼い主であるハンターにはそう見えている」という方向で描写します)
※ペットの装備をお忘れなく!
ご自分のペットと遊びながら、存分にペット自慢をしてください。
(オリジナル化がされていない場合などは、このシナリオに限り「飼い主であるハンターにはそう見えている」という方向で描写します)
※ペットの装備をお忘れなく!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/04/06 01:01