※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。

「最近、本がよく床に落ちているのだけれど。いったいどうしたんでしょうか」
　ヴァリオス魔術学院資料館の館員セリオ・テカリオが、ちょっと小首をかしげました。
　マナーの悪い閲覧者がいるものだとも思ったのですが、なんだか少し違うようです。
　他にも、小閲覧室でずっと眠りこけていたという閲覧者も多くなっています。
　閉館時間になっても眠ったままなので、とても迷惑です。
　しかたないので、丁寧に物理的な魔法（？）で叩き起こすわけですが、なんだかやたら疲れているようで、外に追い出すのも一苦労です。
　さすがにちょっと不自然なのですが、春先なので、こういうこともあるのでしょう。そりゃあ、セリオでも、この季節はぽかぽかしてちょっと眠たくなってしまいます。
　少しだけ、歪虚の仕業とも思いましたが、さすがにこの資料館に簡単に忍び込めるはずがありません。
『取り越し苦労ですよお～』
　案内係魔道書のディアーリオ君が、お気楽に頁に文字を浮かべました。
「そうならいいんだけど。いちおう、ハンターにも見回ってもらいましょうか。どのみち、眠りこけてる閲覧者は、他の閲覧者に迷惑だから、定期的に起こしてもらわないとね」
　セリオ館員の手配で、資料館内の見回りのハンターたちがやってきました。
　ところが、どうしたことでしょう。その肝心のハンターたちもが、眠り込んでいる事件が発生したのです。
　いったい、彼らはどんな夢を見ているのでしょうか……。

　夢シナリオです。
　好きな本の中の世界に入ることができます。一人でもいいですし、掲示板で相談して複数でも入れます。
　童話の世界よし、美人コンテストのグラビア雑誌よし、お菓子作りの料理本よし、まあ、ぶっちゃけ何でもありです。
　本の中には、いわゆる夢魔系の少女がいるので、彼女と出会って何かすると本の中から自動的に出てきます。
　戦って倒すもよし、コンテストや料理で競うもよし、共闘して何かと戦うもよし、仲良しになるもよしです。
　プレイイングには、入る本の名前と、どんな世界かを明記してください。そのへんがしっかりしていれば、後はまあ、中に入ってしまえば、その世界その物にいじられる展開もありです。どうなるかは分かりませんが……。
　基本的に、本の中に入ったという自覚はありとしてください。

　発想勝負ですね。
　本の中では、キャラが別のキャラになることは原則としてありません。中の人は同じＰＣなので、意識は変化なしです。
　ただし、見てくれや役割は御自由にと言うことですね。
　ぶっ飛んだ発想が面白いですが、ぶっ飛びすぎていると、お約束の範囲内で多少丸くされるかもしれません。
　中にいるのは、お正月の夢シナリオ(【初夢】戦え！御当地ＣＡＭ )にいたＮＰＣですが、自由な設定の相手ＮＰＣとして使って構いませんので、深く考えずに本の中のキャラとして捉えてください。
　では、楽しいプレイイング待ってます。