ゲスト
(ka0000)
【AP】裏生徒会長サチコVS偽魔法少女
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/04/11 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/04/20 22:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
●
ここは関東近郊にあるクライズ学園。
街をまるごと飲み込む形で存在し、様々な生徒が通っている。異文化交流もとい異世界交流を推奨し、クリムゾンウェストからも多くの学生が通う。
これは、そんなもしかしたらの世界のお話。
クリムゾンウェストとリアルブルーが真に交差し、文化交流を果たした世界。
●
サチコ・W・ルサスールは、クラウズ学園の「裏」生徒会長である。
裏生徒会の目的は、特に無い。なぜなら、サチコが何か格好いいという理由だけで、創りだした組織だからだ。
紆余曲折を経て、旧校舎の一室を充てがわれた。サチコはそこを根城にして、のんびり過ごしている。時折、表の生徒会から厄介事を押し付けられることもあった。
そして、今……サチコは表生徒会から呼び出しを食らっていた。
「前置きとかいいので、私が呼び出された理由を教えて下さい……」
ため息混じりに生徒会のふかっとしたソファに腰掛けながら、サチコは生徒会長に問いかけた。遡ること30分前、サチコは放課後のゆるやかな時間を図書館で借りた『魔法少女☆ハッピースール』に費やそうとしていた。
だが、学校中に響き渡るチャイムとともにサチコは生徒会に呼び出された。その手には、いまだに『魔法少女☆ハッピースール』が握られている。
生徒会長システィーヌはサチコの本に一瞬視線をやると、
「ちょうどよいですね」
と意図の読めない発言をした。
サチコが片眉を上げる中、システィーヌは続けていう。
「裏生徒会長に是非とも捕まえていただきたい奴らがいるのです」
やや遠い目をしながら、システィーヌは語り始める。
ここ一週間で発生している、とあるHENTAI的事件のことを……。
●
事件1、×月××日、新校舎某教室にて――。
田中(仮名)さんは、忘れ物を取りに夕方の教室にきた。特に問題なく忘れ物を回収し、教室を出ようとした時、それに気づいたという。
「お嬢さん、お困りですかな?」
それは魔法少女の服を着込んだ、どう見積もっても20代後半の男性であった。きゅるりんとポーズを決めて、魔法少女男は田中さんに近づく。
小さな悲鳴を上げて、後ずさる田中さんに魔法少女男は再び告げた。
「何か、お困りですかな?」
「い、いえ、もう解決しました……」
「そうですか。もし、何か困りごとがあれば私を呼びなさい」
すね毛の生えた脚をスカートから伸ばし、魔法少女男は名乗りを上げた。
「我が名はハッピースール。見ての通り、魔法少女だよ☆」
魔法少女男はそう言うと、意気揚々と教室を出て行ったという。
事件2。×月×2日、新校舎屋上にて――。
その日、山本(仮名)くんは数名の不良によって粛清されていた。
そこへ現れたのが、事件1と同じ魔法少女男だった。
「おい、貴様ら何をしているっ!」
ポーズを決めて現れた魔法少女男に、不良たちは難癖を付けて襲いかかろうとした。すると魔法少女男の後ろから、色違いの魔法少女服を纏った男たちが姿を表した。年齢はバラバラだが、全員が成人済みのようであった。
「私たちは、魔法少女――ハッピースール!」
全員でポーズを決めて、不良たちをのしていく。山本くんが気がついたときには、不良はボロ雑巾のようにされて連行されていったという……。
●
「他にもいくつか魔法少女を纏った男たちによる事件が相次いでいます」
「……えー」
サチコはシスティーヌと同じ渋面を作っていた。
「本来であれば、生徒会が排斥せねばならない事案なのですが……」
システィーヌはちらりと横にいる副生徒会長を見た。一つ咳払いをして、副生徒会長が言葉を引き継ぐ。
「このような変態的事案は、裏の仕事だと進言が相次ぎましたので」
「私たちは便利屋ではありませんし、ましてや、汚れ仕事専任ではありませんわ!」
ぐるるとサチコはがなるが、副生徒会長はツンとした態度で取り合わない。一方のシスティーヌは申し訳無さそうに告げる。
「私も、今回の件は非常に心苦しいのです。ですが」
「ですが?」
「誰かに託すのなら、同じく魔法少女を愛する者。つまり、あなたに魔法少女と呼ぶにもおぞましい変態どもを討伐して欲しいのですわ!」
システィーヌはサチコの持つ魔法少女本に手を添えて、言い切った。サチコは胸が熱くなるのを感じ、システィーヌの手を握り返した。
「わかりましたわ! このサチコ・W・ルサスール、同志として必ずや倒してみせますわ!」
興奮気味に事件ファイルを受け取ったサチコは、足早に生徒会室を退出した。
副会長は「素晴らしい演技でした。まったく魔法少女などに現を……」と溜息混じりに告げる。ふと、システィーヌを見れば手には『魔法少女☆ハッピースール ファンブック』が握られていた。
「会長?」
副会長の静かな問いかけにシスティーヌは気づかない。握りしめたファンブックを熱のこもった視線で見つめ、一言告げる。
「私も、魔法少女になりたかったわ……」
副会長は天井を仰ぎ見て、眉間にしわ寄せ、目頭を強く押さえるのだった。
●
「さぁ、やりますわよ!」
サチコは旧校舎に作られた裏生徒会室に入ると、ホワイトボードにこう記した。
偽魔法少女討伐大作戦!
そして、参考資料を読むのだと言わんばかりに『魔法少女☆ハッピースール』を読みふけるのだった。
●
ここは関東近郊にあるクライズ学園。
街をまるごと飲み込む形で存在し、様々な生徒が通っている。異文化交流もとい異世界交流を推奨し、クリムゾンウェストからも多くの学生が通う。
これは、そんなもしかしたらの世界のお話。
クリムゾンウェストとリアルブルーが真に交差し、文化交流を果たした世界。
●
サチコ・W・ルサスールは、クラウズ学園の「裏」生徒会長である。
裏生徒会の目的は、特に無い。なぜなら、サチコが何か格好いいという理由だけで、創りだした組織だからだ。
紆余曲折を経て、旧校舎の一室を充てがわれた。サチコはそこを根城にして、のんびり過ごしている。時折、表の生徒会から厄介事を押し付けられることもあった。
そして、今……サチコは表生徒会から呼び出しを食らっていた。
「前置きとかいいので、私が呼び出された理由を教えて下さい……」
ため息混じりに生徒会のふかっとしたソファに腰掛けながら、サチコは生徒会長に問いかけた。遡ること30分前、サチコは放課後のゆるやかな時間を図書館で借りた『魔法少女☆ハッピースール』に費やそうとしていた。
だが、学校中に響き渡るチャイムとともにサチコは生徒会に呼び出された。その手には、いまだに『魔法少女☆ハッピースール』が握られている。
生徒会長システィーヌはサチコの本に一瞬視線をやると、
「ちょうどよいですね」
と意図の読めない発言をした。
サチコが片眉を上げる中、システィーヌは続けていう。
「裏生徒会長に是非とも捕まえていただきたい奴らがいるのです」
やや遠い目をしながら、システィーヌは語り始める。
ここ一週間で発生している、とあるHENTAI的事件のことを……。
●
事件1、×月××日、新校舎某教室にて――。
田中(仮名)さんは、忘れ物を取りに夕方の教室にきた。特に問題なく忘れ物を回収し、教室を出ようとした時、それに気づいたという。
「お嬢さん、お困りですかな?」
それは魔法少女の服を着込んだ、どう見積もっても20代後半の男性であった。きゅるりんとポーズを決めて、魔法少女男は田中さんに近づく。
小さな悲鳴を上げて、後ずさる田中さんに魔法少女男は再び告げた。
「何か、お困りですかな?」
「い、いえ、もう解決しました……」
「そうですか。もし、何か困りごとがあれば私を呼びなさい」
すね毛の生えた脚をスカートから伸ばし、魔法少女男は名乗りを上げた。
「我が名はハッピースール。見ての通り、魔法少女だよ☆」
魔法少女男はそう言うと、意気揚々と教室を出て行ったという。
事件2。×月×2日、新校舎屋上にて――。
その日、山本(仮名)くんは数名の不良によって粛清されていた。
そこへ現れたのが、事件1と同じ魔法少女男だった。
「おい、貴様ら何をしているっ!」
ポーズを決めて現れた魔法少女男に、不良たちは難癖を付けて襲いかかろうとした。すると魔法少女男の後ろから、色違いの魔法少女服を纏った男たちが姿を表した。年齢はバラバラだが、全員が成人済みのようであった。
「私たちは、魔法少女――ハッピースール!」
全員でポーズを決めて、不良たちをのしていく。山本くんが気がついたときには、不良はボロ雑巾のようにされて連行されていったという……。
●
「他にもいくつか魔法少女を纏った男たちによる事件が相次いでいます」
「……えー」
サチコはシスティーヌと同じ渋面を作っていた。
「本来であれば、生徒会が排斥せねばならない事案なのですが……」
システィーヌはちらりと横にいる副生徒会長を見た。一つ咳払いをして、副生徒会長が言葉を引き継ぐ。
「このような変態的事案は、裏の仕事だと進言が相次ぎましたので」
「私たちは便利屋ではありませんし、ましてや、汚れ仕事専任ではありませんわ!」
ぐるるとサチコはがなるが、副生徒会長はツンとした態度で取り合わない。一方のシスティーヌは申し訳無さそうに告げる。
「私も、今回の件は非常に心苦しいのです。ですが」
「ですが?」
「誰かに託すのなら、同じく魔法少女を愛する者。つまり、あなたに魔法少女と呼ぶにもおぞましい変態どもを討伐して欲しいのですわ!」
システィーヌはサチコの持つ魔法少女本に手を添えて、言い切った。サチコは胸が熱くなるのを感じ、システィーヌの手を握り返した。
「わかりましたわ! このサチコ・W・ルサスール、同志として必ずや倒してみせますわ!」
興奮気味に事件ファイルを受け取ったサチコは、足早に生徒会室を退出した。
副会長は「素晴らしい演技でした。まったく魔法少女などに現を……」と溜息混じりに告げる。ふと、システィーヌを見れば手には『魔法少女☆ハッピースール ファンブック』が握られていた。
「会長?」
副会長の静かな問いかけにシスティーヌは気づかない。握りしめたファンブックを熱のこもった視線で見つめ、一言告げる。
「私も、魔法少女になりたかったわ……」
副会長は天井を仰ぎ見て、眉間にしわ寄せ、目頭を強く押さえるのだった。
●
「さぁ、やりますわよ!」
サチコは旧校舎に作られた裏生徒会室に入ると、ホワイトボードにこう記した。
偽魔法少女討伐大作戦!
そして、参考資料を読むのだと言わんばかりに『魔法少女☆ハッピースール』を読みふけるのだった。
解説
●目的
偽魔法少女軍団の討伐
●偽魔法少女軍団
20代後半の男、6~8人で組織されている部隊。
大学部の学生で構成された、サークルのようなものと思われる。
全員、魔法少女ハッピースールというライトノベルの衣装を纏っている。
どうやら覚醒者らしく、一般学生よりも強い。
無論、学園の認可は受けていない。
人助けのためなら、暴力も厭わない集団である。
●情報収集
本シナリオでは以下の情報を集める必要があります。
1)偽魔法少女の居所調査もしくは誘き出し方法の確定
情報収集が上手に行くと、以下の2点がわかります。
1、新校舎の空き教室の一つを根城としているらしい。
2、困っている状況を作ると呼び出せる。ただし、罠とわかると近寄らない。
●世界設定
キャラクターは、サチコから勧誘を受けた学園生、裏生徒会メンバー等。
もしくは今回の事件に関して、自ら協力を申し出る等で討伐に参加します。
偽魔法少女軍団の討伐
●偽魔法少女軍団
20代後半の男、6~8人で組織されている部隊。
大学部の学生で構成された、サークルのようなものと思われる。
全員、魔法少女ハッピースールというライトノベルの衣装を纏っている。
どうやら覚醒者らしく、一般学生よりも強い。
無論、学園の認可は受けていない。
人助けのためなら、暴力も厭わない集団である。
●情報収集
本シナリオでは以下の情報を集める必要があります。
1)偽魔法少女の居所調査もしくは誘き出し方法の確定
情報収集が上手に行くと、以下の2点がわかります。
1、新校舎の空き教室の一つを根城としているらしい。
2、困っている状況を作ると呼び出せる。ただし、罠とわかると近寄らない。
●世界設定
キャラクターは、サチコから勧誘を受けた学園生、裏生徒会メンバー等。
もしくは今回の事件に関して、自ら協力を申し出る等で討伐に参加します。
マスターより
わるわるさー、御影堂です。
表の世界では戦いの真っ最中ですが、夢の中ではギャグ空間の真っ最中です。
こちらの世界のサチコは魔法少女好きのようです。
みなさんも対抗して魔法少女の恰好をしていただいても構いません。
あ、ちなみに魔法少女団体の首謀者の名前はジロです。
表の世界では戦いの真っ最中ですが、夢の中ではギャグ空間の真っ最中です。
こちらの世界のサチコは魔法少女好きのようです。
みなさんも対抗して魔法少女の恰好をしていただいても構いません。
あ、ちなみに魔法少女団体の首謀者の名前はジロです。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/04/19 17:50
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/04/10 00:24:22 |
|
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相談卓 最上 風(ka0891) 人間(リアルブルー)|10才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/04/11 20:27:27 |