ゲスト
(ka0000)
貴様、スルメにしてくれる!
マスター:KINUTA

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2016/04/15 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/04/24 19:00
オープニング
うららかな春の日。ハンターたちは漁船に乗っていた。
ただ今リゼリオのはるか沖合。
現在釣りをしている。釣って釣って、釣りまくっている。
なにかが憑いているとしか思えないほど釣れている。
「うわー、すごい! 完全に入れ食い状態ですよ!」
「面白い位釣れるな!」
予期せぬ大漁に大喜びのハンターたち。
しかし、カチャはその輪に加われなかった。
釣り自体するどころではないのだ。船に乗ってものの数分もしないうち、重度の船酔いに襲われてしまったので。
先程まで海に向かってひっきりなしにあげていたが、もうその力すらなく、船底に転がったまま。身動き一つしない。釣り上げられた魚でさえぴちぴち撥ねているのに、
「カチャさーん、大丈夫ですかー?」
仲間が呼んでも反応なし。まさに生ける屍だ。
「なんとか頑張って起きてくださいよー、いつ歪虚が出るか分からないんですから」
歪虚。
そう、実はハンターたちは漁師さんたちから頼まれ、歪虚退治に来ているのだ。
聞けばそいつが出没するのは、漁もたけなわになったとき。それ以外はどこかに姿を隠しており、所在が掴めないのだという。
ならば自らがおとりになり相手をおびき寄せよう――ということで船を借り受け、このように漁をしている次第。
けして遊んでいるのではない。
でも、釣れたら釣れたでそりゃ嬉しい。
「どうでしょ、ちょっと休憩してご飯にしませんか?」
「お、いーね。刺し身にして食おうぜ刺し身。なんたって新鮮だしな」
「焼くのもいいんじゃないか。ほら、七輪」
「おー、準備がいいですね。カチャさん、食べましょう。なにかお腹に入れたら、元気が出るかも知れませんよ」
無理無理無理。むしろ吐く。と死んだ目で言うカチャ。
その時、船が激しく揺れ出した。波は穏やかなままなのに。
見れば船体に触手が張り付いている。
「おっと、お出ましか!」
カチャ以外のハンターたちは船べりから下をのぞき込んだ。
ざばああ
飛沫を上げ出てきたのはイカ歪虚。
本来の場所にある目玉以外にも無数の目玉が――通常外套と呼ばれる部分に――ついており、ギョロギョロ動いている。
漏斗部分から、ベッと墨が吐かれた。
墨は油のようにぬるぬるしている。不安定な船の上、こんなもので足を滑らせたら危険だ。
ハンターたちは、一旦間合いを取った。
今だとばかりイカは、船の魚を次々奪い、体の下にある口へと押し込んで行く。
「他人が労して取ったものを横取りとは、ふてえ野郎だ!」
「許せませんね!」
ハンターたちはイカ歪虚に対し、干し殺してやりたいほどの怒りを覚えつつ、武器を構えた。
が、イカもバカではない。相手が自分を襲いにくいよう、引っ切りなし船を揺らし続ける。
そんな中カチャは、相変わらず屍だった。
揺れに合わせ船の上を、右へ左へ転がって行くだけ。冷凍マグロ程も役に立ちそうにない。
ただ今リゼリオのはるか沖合。
現在釣りをしている。釣って釣って、釣りまくっている。
なにかが憑いているとしか思えないほど釣れている。
「うわー、すごい! 完全に入れ食い状態ですよ!」
「面白い位釣れるな!」
予期せぬ大漁に大喜びのハンターたち。
しかし、カチャはその輪に加われなかった。
釣り自体するどころではないのだ。船に乗ってものの数分もしないうち、重度の船酔いに襲われてしまったので。
先程まで海に向かってひっきりなしにあげていたが、もうその力すらなく、船底に転がったまま。身動き一つしない。釣り上げられた魚でさえぴちぴち撥ねているのに、
「カチャさーん、大丈夫ですかー?」
仲間が呼んでも反応なし。まさに生ける屍だ。
「なんとか頑張って起きてくださいよー、いつ歪虚が出るか分からないんですから」
歪虚。
そう、実はハンターたちは漁師さんたちから頼まれ、歪虚退治に来ているのだ。
聞けばそいつが出没するのは、漁もたけなわになったとき。それ以外はどこかに姿を隠しており、所在が掴めないのだという。
ならば自らがおとりになり相手をおびき寄せよう――ということで船を借り受け、このように漁をしている次第。
けして遊んでいるのではない。
でも、釣れたら釣れたでそりゃ嬉しい。
「どうでしょ、ちょっと休憩してご飯にしませんか?」
「お、いーね。刺し身にして食おうぜ刺し身。なんたって新鮮だしな」
「焼くのもいいんじゃないか。ほら、七輪」
「おー、準備がいいですね。カチャさん、食べましょう。なにかお腹に入れたら、元気が出るかも知れませんよ」
無理無理無理。むしろ吐く。と死んだ目で言うカチャ。
その時、船が激しく揺れ出した。波は穏やかなままなのに。
見れば船体に触手が張り付いている。
「おっと、お出ましか!」
カチャ以外のハンターたちは船べりから下をのぞき込んだ。
ざばああ
飛沫を上げ出てきたのはイカ歪虚。
本来の場所にある目玉以外にも無数の目玉が――通常外套と呼ばれる部分に――ついており、ギョロギョロ動いている。
漏斗部分から、ベッと墨が吐かれた。
墨は油のようにぬるぬるしている。不安定な船の上、こんなもので足を滑らせたら危険だ。
ハンターたちは、一旦間合いを取った。
今だとばかりイカは、船の魚を次々奪い、体の下にある口へと押し込んで行く。
「他人が労して取ったものを横取りとは、ふてえ野郎だ!」
「許せませんね!」
ハンターたちはイカ歪虚に対し、干し殺してやりたいほどの怒りを覚えつつ、武器を構えた。
が、イカもバカではない。相手が自分を襲いにくいよう、引っ切りなし船を揺らし続ける。
そんな中カチャは、相変わらず屍だった。
揺れに合わせ船の上を、右へ左へ転がって行くだけ。冷凍マグロ程も役に立ちそうにない。
解説
補足説明
これは海から出てきた極悪イカを退治するシナリオです。
場所は海の真ん中。
ところは船の上。
イカのデータは以下の通り。
大きさ:手を除いた部分が3メートル。
腕の長さ:本数は10本。2メートルの手が8本、6メートルの手が2本。
弱点:(本来あるべき部分にある)目玉と目玉の間。そこに中枢がある。
必殺技:墨吐き(射程2メートル)。触手で巻いたり叩いたり。いざとなったら噛みもする。
好物:他人から奪った魚。
ちなみにこのイカ完全に歪虚化していますので、死ぬと霧散してしまいます。従ってスルメは作れません。あしからず・・・。
追伸:カチャは船酔いにやられています。このままでは使い物になりませんので、多少手荒な手を使ってでも、正気づかせてくださるようお願い致します。
これは海から出てきた極悪イカを退治するシナリオです。
場所は海の真ん中。
ところは船の上。
イカのデータは以下の通り。
大きさ:手を除いた部分が3メートル。
腕の長さ:本数は10本。2メートルの手が8本、6メートルの手が2本。
弱点:(本来あるべき部分にある)目玉と目玉の間。そこに中枢がある。
必殺技:墨吐き(射程2メートル)。触手で巻いたり叩いたり。いざとなったら噛みもする。
好物:他人から奪った魚。
ちなみにこのイカ完全に歪虚化していますので、死ぬと霧散してしまいます。従ってスルメは作れません。あしからず・・・。
追伸:カチャは船酔いにやられています。このままでは使い物になりませんので、多少手荒な手を使ってでも、正気づかせてくださるようお願い致します。
マスターより
KINUTAです。
春に旬な海の幸。
アイナメ、イサキ、カツオ、マス、カンパチ、キス、タイ等など。
そして、イカもおいしいそうです。
春に旬な海の幸。
アイナメ、イサキ、カツオ、マス、カンパチ、キス、タイ等など。
そして、イカもおいしいそうです。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/04/21 00:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 レーヴェ・W・マルバス(ka0276) ドワーフ|13才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/04/15 09:55:44 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/04/14 21:30:04 |