ゲスト
(ka0000)
盗賊雑魔を退治せよ!
マスター:星群彩佳

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 8日
- プレイング締切
- 2016/04/22 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/06 19:00
オープニング
●貴族達の間に広がる暗雲
その日、ウィクトーリア家の屋敷内は暗い空気に包まれていた。
大広間にはルサリィ・ウィクトーリア(kz0133)がソファー椅子に座りながら、ウィクトーリア家専属のメッセンジャーが持ってきた手紙を慎重に読んでいる。
その姿をフェイト・アルテミス(kz0134)ら使用人達は立ちながら、残念天才博士と名高いハデスはルサリィの向かいのソファー椅子に座りながら見つめていた。
「……とりあえず、お父様とお母様がご無事であることは分かったわ」
ルサリィの一言で、使用人達はほっと安堵のため息を吐く。
しかしフェイトとハデスは、相変わらず難しい表情を浮かべたまま。
「けれどやっぱり、ハデス博士の推測通りでもあるみたいよ」
その言葉で、再び室内に緊張感が走る。
ルサリィは両親から送られてきた手紙を、フェイトへ渡す。
「わたしの推測が当たったことは喜ばしいことだが、事態は最悪だな」
ハデスは唸りながら、腕を組む。
実はここ一ヶ月以内で、グラズヘイム王国ではとある事件が続けて起きていた――。
事件のはじまりは、グラズヘイム王国内にたびたび出没する盗賊団の事件だった。
一般人が滅多に足を踏み入れることのないリンダールの森を拠点として、騎士が駐屯している村近くでは行動を起こさず、なかなか捕まえることができなかった。
ヤツらが狙うのは地方から王都・イルダーナへ運ばれる物で、中には王家や貴族への献上品まで含まれている。
そこで騎士団が動いた。
【とある貴族が所有しているリンダールの森の近くにある鉱山で、巨大なダイヤモンドが発掘された。王女への献上品として、王都へ運ばれることになった】
と、嘘の情報を流したのだ。
そして情報通りの日時に荷馬車が森の中を走っていると、予想通り馬に乗った盗賊団が襲ってくる。
前もって待ち構えていた騎士達は隠れていた荷台の中から出て、ヤツらを捕らえようとしたのだが……。
盗賊団は慌てて森の奥へ逃げ込んだ。
――そこで不幸な事故が起きてしまった。
盗賊団は騎士達の静止の声を聞かずに逃げているうちに馬の脚では通れない場所へ来てしまい、仕方なく馬を捨てて自分の足で走って行く。
そして突然、強い雨が降り出した。
人間が滅多に足を踏み入れない自然の山はすぐにぬかるみ、盗賊団の足を奪ったのだ。
よりにもよって中腹の崖の部分で、盗賊団は次々と足を滑らせる。それまで勢いよく走ってきたせいで、上手く立ち止まれなかったのだろう。
そして盗賊団は全員、崖の下へ落ちていった……。
「騎士達は悪天候の山に居続けることは危険と判断してすぐに山を下りて、盗賊団が残した馬を引き連れて近くの村の駐屯に行ったみたいよ」
ルサリィはすっかり冷めてしまったミックスベリーティーを飲んで、重いため息を吐く。
「……ですが盗賊団は人間として絶命した後に、雑魔として復活してしまったのですね」
手紙を読み終えたフェイトは、顔色を悪くする。
ハデスはメガネを外して、痛むこめかみを指で押す。
「最悪の結末だ。結果的に王国や貴族に恨みを持ったまま死んだ盗賊団は、雑魔になってしまった。そのせいでグラズヘイム王国の関係者達が、次々と襲われているんだからな」
リンダールの森近くにいる貴族や騎士達が次々と襲われる事件が起こり、たまたま貴族同士のパーティーに参加していたハデスの両親と、ルサリィの両親まで巻き込まれてしまった。
事件のことはハデスが先に知り、ルサリィに連絡をしたのだ。
ルサリィはすぐさまメッセンジャーを現地へ送ったところ、父のマルセドと母のミナーヴァから手紙を渡された。
パーティーに参加していた貴族達の中にはハンターや覚醒者を護衛として雇っていた者がいたおかげで、軽傷で済んだらしい。
「ハデス博士のご両親も無事だそうだけど……、お父様は襲われそうになったお母様を庇った為に腕を骨折なされたとか……」
「そのぐらいで済んだのなら、まだ良いと言える。中には重傷者まで出たらしいからな」
死人こそ出てはいないものの、貴族達は戦々恐々としている。
ハデスは事件の詳細を知り、上記の推測を立てた。そして新たな情報を得て、一つの仮説を立てる。
「雑魔が襲う者達は、主に貴族ばかりだ。生前、追い詰められたという逆恨みからの復讐だろうな」
雑魔はより多くの貴族が集まる場所に、出没していた。
しかも厄介なことに元は盗賊団なだけあり、他者の生命力を吸い取って回復してしまう。そのせいで、なかなか退治することができないのだ。
「両親からの手紙には、わたしに『改めてハンターズソサエティに依頼するように』と書かれていたわ。そして『堕落者を倒す為に、協力しろ』とも」
「協力って……まさかエサ役として貴族を集めるつもりか? いくら優秀なハンターが複数いても、我が身が一番可愛いと思っている貴族連中には無理があるように思えるが……」
「……ハデス博士、もうちょっと言い方柔らかくしなさいよ。囮役については、ちょっと考えがあるのよ。リンダールの森近くにある別荘を、退治場所として提供しようと思っているわ」
ハデスはルサリィの作戦を聞くと、再び唸りながら腕を組む。
「――まあ確かに、決行した方が良い作戦だ。それでヤツらを釣られるのならば、一気に解決となるからな」
「ええ。だからあなた達も、覚悟を決めてね」
ルサリィはフェイトを含む使用人達へ、厳しい眼差しを向ける。
「分かっております。ルサリィお嬢様の身にも降りかかるかもしれない災いを摘む為ならば、この身をいくらでもご利用してくださいませ」
フェイトを筆頭に、ウィクトーリア家の使用人達は真剣な面持ちで深く頭を下げた――。
その日、ウィクトーリア家の屋敷内は暗い空気に包まれていた。
大広間にはルサリィ・ウィクトーリア(kz0133)がソファー椅子に座りながら、ウィクトーリア家専属のメッセンジャーが持ってきた手紙を慎重に読んでいる。
その姿をフェイト・アルテミス(kz0134)ら使用人達は立ちながら、残念天才博士と名高いハデスはルサリィの向かいのソファー椅子に座りながら見つめていた。
「……とりあえず、お父様とお母様がご無事であることは分かったわ」
ルサリィの一言で、使用人達はほっと安堵のため息を吐く。
しかしフェイトとハデスは、相変わらず難しい表情を浮かべたまま。
「けれどやっぱり、ハデス博士の推測通りでもあるみたいよ」
その言葉で、再び室内に緊張感が走る。
ルサリィは両親から送られてきた手紙を、フェイトへ渡す。
「わたしの推測が当たったことは喜ばしいことだが、事態は最悪だな」
ハデスは唸りながら、腕を組む。
実はここ一ヶ月以内で、グラズヘイム王国ではとある事件が続けて起きていた――。
事件のはじまりは、グラズヘイム王国内にたびたび出没する盗賊団の事件だった。
一般人が滅多に足を踏み入れることのないリンダールの森を拠点として、騎士が駐屯している村近くでは行動を起こさず、なかなか捕まえることができなかった。
ヤツらが狙うのは地方から王都・イルダーナへ運ばれる物で、中には王家や貴族への献上品まで含まれている。
そこで騎士団が動いた。
【とある貴族が所有しているリンダールの森の近くにある鉱山で、巨大なダイヤモンドが発掘された。王女への献上品として、王都へ運ばれることになった】
と、嘘の情報を流したのだ。
そして情報通りの日時に荷馬車が森の中を走っていると、予想通り馬に乗った盗賊団が襲ってくる。
前もって待ち構えていた騎士達は隠れていた荷台の中から出て、ヤツらを捕らえようとしたのだが……。
盗賊団は慌てて森の奥へ逃げ込んだ。
――そこで不幸な事故が起きてしまった。
盗賊団は騎士達の静止の声を聞かずに逃げているうちに馬の脚では通れない場所へ来てしまい、仕方なく馬を捨てて自分の足で走って行く。
そして突然、強い雨が降り出した。
人間が滅多に足を踏み入れない自然の山はすぐにぬかるみ、盗賊団の足を奪ったのだ。
よりにもよって中腹の崖の部分で、盗賊団は次々と足を滑らせる。それまで勢いよく走ってきたせいで、上手く立ち止まれなかったのだろう。
そして盗賊団は全員、崖の下へ落ちていった……。
「騎士達は悪天候の山に居続けることは危険と判断してすぐに山を下りて、盗賊団が残した馬を引き連れて近くの村の駐屯に行ったみたいよ」
ルサリィはすっかり冷めてしまったミックスベリーティーを飲んで、重いため息を吐く。
「……ですが盗賊団は人間として絶命した後に、雑魔として復活してしまったのですね」
手紙を読み終えたフェイトは、顔色を悪くする。
ハデスはメガネを外して、痛むこめかみを指で押す。
「最悪の結末だ。結果的に王国や貴族に恨みを持ったまま死んだ盗賊団は、雑魔になってしまった。そのせいでグラズヘイム王国の関係者達が、次々と襲われているんだからな」
リンダールの森近くにいる貴族や騎士達が次々と襲われる事件が起こり、たまたま貴族同士のパーティーに参加していたハデスの両親と、ルサリィの両親まで巻き込まれてしまった。
事件のことはハデスが先に知り、ルサリィに連絡をしたのだ。
ルサリィはすぐさまメッセンジャーを現地へ送ったところ、父のマルセドと母のミナーヴァから手紙を渡された。
パーティーに参加していた貴族達の中にはハンターや覚醒者を護衛として雇っていた者がいたおかげで、軽傷で済んだらしい。
「ハデス博士のご両親も無事だそうだけど……、お父様は襲われそうになったお母様を庇った為に腕を骨折なされたとか……」
「そのぐらいで済んだのなら、まだ良いと言える。中には重傷者まで出たらしいからな」
死人こそ出てはいないものの、貴族達は戦々恐々としている。
ハデスは事件の詳細を知り、上記の推測を立てた。そして新たな情報を得て、一つの仮説を立てる。
「雑魔が襲う者達は、主に貴族ばかりだ。生前、追い詰められたという逆恨みからの復讐だろうな」
雑魔はより多くの貴族が集まる場所に、出没していた。
しかも厄介なことに元は盗賊団なだけあり、他者の生命力を吸い取って回復してしまう。そのせいで、なかなか退治することができないのだ。
「両親からの手紙には、わたしに『改めてハンターズソサエティに依頼するように』と書かれていたわ。そして『堕落者を倒す為に、協力しろ』とも」
「協力って……まさかエサ役として貴族を集めるつもりか? いくら優秀なハンターが複数いても、我が身が一番可愛いと思っている貴族連中には無理があるように思えるが……」
「……ハデス博士、もうちょっと言い方柔らかくしなさいよ。囮役については、ちょっと考えがあるのよ。リンダールの森近くにある別荘を、退治場所として提供しようと思っているわ」
ハデスはルサリィの作戦を聞くと、再び唸りながら腕を組む。
「――まあ確かに、決行した方が良い作戦だ。それでヤツらを釣られるのならば、一気に解決となるからな」
「ええ。だからあなた達も、覚悟を決めてね」
ルサリィはフェイトを含む使用人達へ、厳しい眼差しを向ける。
「分かっております。ルサリィお嬢様の身にも降りかかるかもしれない災いを摘む為ならば、この身をいくらでもご利用してくださいませ」
フェイトを筆頭に、ウィクトーリア家の使用人達は真剣な面持ちで深く頭を下げた――。
解説
◎ルサリィの作戦
討伐場所はリンダールの森近くにある二階建ての別荘で、一階の大ホールでパーティーを開催しているように見せます。
しかしパーティーの参加者達は全員ウィクトーリア家の使用人でして、ハデスとルサリィも囮役として参加しています。
雑魔達が突入してきたら現場をハンター達に任せて、ルサリィ達は大ホールの隠し扉から地下一階へ逃げることになっています。
●盗賊雑魔について
中年の男が十名、雑魔化してからは身長が二メートルほどになります。
攻撃方法は【二メートル以内に麻痺の粉塵をまき散らしている】・【生前から使っていたチェーンウィップを操る】・【二メートルほど伸びる両手で対象者に触ることで、生命力を奪い回復すること】です。
雑魔に近付くほど麻痺の粉塵は濃くなり、吸い込むと体が上手く動かなくなります。
そして獲物を捕らえる為にチェーンウィップを使いますが、攻撃にも使用します。
また伸びる手で触られた場合、そこから生命力を吸い取られますので気を付けてください。
防御力は低いものの、攻撃力と回避力、回復能力はズバ抜けて高いです。
急所となる生前のパーツは体のどこかにはありますが、既に肌が腐敗して変色している為にどこなのかは判明していません。
大ホールの中ではどれだけ暴れても構いませんので、攻撃しまくってください。
○奇策の一つ
盗賊雑魔が狙う人間の条件として、貴族や王国関係者になります。
現在ショップで販売されている『[王国]エリア特別アイテム』を身に付けていることで、雑魔はハンターを関係者だと勘違いして狙ってきます。
なので雑魔達の気を引き、逃げ出さないようにする作戦として、身に付けることはアリです。
アイテムのランクは関係なく、所持しているだけで襲ってきます。所持する場合は、装備してアイテム名をプレイングにお書きください。
討伐場所はリンダールの森近くにある二階建ての別荘で、一階の大ホールでパーティーを開催しているように見せます。
しかしパーティーの参加者達は全員ウィクトーリア家の使用人でして、ハデスとルサリィも囮役として参加しています。
雑魔達が突入してきたら現場をハンター達に任せて、ルサリィ達は大ホールの隠し扉から地下一階へ逃げることになっています。
●盗賊雑魔について
中年の男が十名、雑魔化してからは身長が二メートルほどになります。
攻撃方法は【二メートル以内に麻痺の粉塵をまき散らしている】・【生前から使っていたチェーンウィップを操る】・【二メートルほど伸びる両手で対象者に触ることで、生命力を奪い回復すること】です。
雑魔に近付くほど麻痺の粉塵は濃くなり、吸い込むと体が上手く動かなくなります。
そして獲物を捕らえる為にチェーンウィップを使いますが、攻撃にも使用します。
また伸びる手で触られた場合、そこから生命力を吸い取られますので気を付けてください。
防御力は低いものの、攻撃力と回避力、回復能力はズバ抜けて高いです。
急所となる生前のパーツは体のどこかにはありますが、既に肌が腐敗して変色している為にどこなのかは判明していません。
大ホールの中ではどれだけ暴れても構いませんので、攻撃しまくってください。
○奇策の一つ
盗賊雑魔が狙う人間の条件として、貴族や王国関係者になります。
現在ショップで販売されている『[王国]エリア特別アイテム』を身に付けていることで、雑魔はハンターを関係者だと勘違いして狙ってきます。
なので雑魔達の気を引き、逃げ出さないようにする作戦として、身に付けることはアリです。
アイテムのランクは関係なく、所持しているだけで襲ってきます。所持する場合は、装備してアイテム名をプレイングにお書きください。
マスターより
ファナティックブラッドでは、はじめてになるシリアス戦闘系シナリオです。
元人間の盗賊団が生命力を奪う雑魔になってしまうとは、何とも皮肉なものです。
これ以上、被害者が出ない為にも、全員逃さず討伐してください。
元人間の盗賊団が生命力を奪う雑魔になってしまうとは、何とも皮肉なものです。
これ以上、被害者が出ない為にも、全員逃さず討伐してください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/05/04 20:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/04/20 12:15:55 |
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作戦相談スレッド 北谷王子 朝騎(ka5818) 人間(リアルブルー)|16才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/04/22 08:43:42 |