ゲスト
(ka0000)
【幻魂】 打ち壊せ、偽りの幻
マスター:桐咲鈴華

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/04/22 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/01 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
――大幻獣『フェンリル』の死。
突如訪れた別離は、スコール族のファリフ・スコール(kz0009)に大きな変化を与えていた。
試練を乗り越え、霊闘士の新たなる力が覚醒。
フェンリルを祖霊としたファリフは、幻獣の森へ侵攻せんとする歪虚を前に立ち塞がる。
一方、歪虚の青木燕太郎(kz0166)はある目的の前に――暗躍を開始する。
様々な思惑が入り交じる中、連合軍と歪虚は再び刃を交えようとしていた。
●
「こちらをどうか……」
「すまない……助かった」
幻獣の森内部、前線から遠く離れた野戦基地にてエフィーリア・タロッキ(kz0077)は、先の戦いでハンター達が救出した支援部隊の負傷者の治療を行っていた。
支援部隊の人員は疲弊こそしていたが、肉体損傷などの目に見えた負傷者は少ない。快復した人員はエフィーリアに協力して負傷者の治療にあたっていた。
お陰で少しずつ治療に手は回るようになってきて、何名か戦線へ復帰できた者達も居る。ハンター達も傷を癒し、並み居る歪虚達を撃破せんと出撃してゆく。
「大分、楽になった……伝えなければならない事が、ある」
「はい、何でしょうか」
疲弊が激しく会話も難しかった支援部隊隊長である男性が、横たわりながらエフィーリアに告げる。
「我々支援部隊は、敵の情報を集めているうちに撤退が遅れてしまった……失態をし、苦労をかけて申し訳ない。だが……南部から侵攻中の敵部隊について、気になる情報を得た」
「情報……ですか?」
「ああ。敵の部隊はリビングアーマーにサイクロプス、それから殺傷力に特化したオークとゴブリンだが……それらをまとめて統括する『大将』が、少しずつ近づいて来ている」
その報告に、エフィーリアは息を呑む。
「そいつは……見た目は人間のような歪虚だ。黒いローブに身を包んで、見たこともない巨大な化け物達を従えてる。頭が4つあるトカゲや、無数の触手を操るタコみたいな怪物……」
隊長は敵の特徴を伝えてゆき、エフィーリアはそれを一語一句漏らさず記憶してゆく。普段『アルカナ』という奇抜な歪虚群の情報収集をしている彼女は、いかなる敵の情報も余さず記憶できる。
「やつらは、危険だ。奴らに比べればサイクロプスなんて赤子同然だと、戦闘を主体としない俺達でも理解出来た。いくらハンター達が強くとも、勝てない……今からでも撤退をしなければ、全滅する……」
「いいえ」
隊長の進言に、エフィーリアは気丈に否定する。訝しむ隊長をよそにエフィーリアは、森の奥を見る。そこに満ちる銀色の光を、エフィーリアは見た気がした。
「確かに、敵の数は圧倒的。それに、更に強大な敵が現れたなら、状況は絶望的でしょう……」
実際に視界に映った訳ではない。しかし、確かに感じ取った。森の奥で覚醒した、ファリフ・スコールの決意と、『守る』という強い意志を。エフィーリアは心で熱く奮い立つ魂を感じ取ったのだ。
「だから、大丈夫です。……不安は確かにありますが、手を、命を、……魂を繋いで、私達は存る。なればこそ、私達は信じて送り出しましょう。信じて、待ちましょう」
そうしてエフィーリアは、戦線を見据える。不安を奥歯でかみ締め、気丈に微笑みかける。
「……皆様の、勝利を」
●
「なんだァ? ハンターの奴ら、仕掛けてきたってのか?」
敵の歪虚の渦中。眼前の幻獣の森から奇妙な気配を感じ取り、黒いローブに身を包んだ歪虚は目を細める。
「凝りねェ奴らだ。数でも質でも負けてやがんのに食い下がる。おまけに森をつつけば出てくるとか、虫みてェだな。クハッ、我ながらいい例えじゃねこれ!?」
下卑た笑いを零しながら周囲の歪虚に同意を求める。歪虚は一様に彼の言葉に頷くような仕草をし、満足そうに彼は高らかに嗤う。フードを脱ぎ、頭から伸びる角と皮膜状の表皮が顕わになる。
「んじゃまー、『害虫』どもはさっさと駆除しますかねェ。青木のヤローに旨いところはやんねェ。幻獣どもはまとめてこの“幻喰らい”様のもんだ!」
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
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――大幻獣『フェンリル』の死。
突如訪れた別離は、スコール族のファリフ・スコール(kz0009)に大きな変化を与えていた。
試練を乗り越え、霊闘士の新たなる力が覚醒。
フェンリルを祖霊としたファリフは、幻獣の森へ侵攻せんとする歪虚を前に立ち塞がる。
一方、歪虚の青木燕太郎(kz0166)はある目的の前に――暗躍を開始する。
様々な思惑が入り交じる中、連合軍と歪虚は再び刃を交えようとしていた。
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「こちらをどうか……」
「すまない……助かった」
幻獣の森内部、前線から遠く離れた野戦基地にてエフィーリア・タロッキ(kz0077)は、先の戦いでハンター達が救出した支援部隊の負傷者の治療を行っていた。
支援部隊の人員は疲弊こそしていたが、肉体損傷などの目に見えた負傷者は少ない。快復した人員はエフィーリアに協力して負傷者の治療にあたっていた。
お陰で少しずつ治療に手は回るようになってきて、何名か戦線へ復帰できた者達も居る。ハンター達も傷を癒し、並み居る歪虚達を撃破せんと出撃してゆく。
「大分、楽になった……伝えなければならない事が、ある」
「はい、何でしょうか」
疲弊が激しく会話も難しかった支援部隊隊長である男性が、横たわりながらエフィーリアに告げる。
「我々支援部隊は、敵の情報を集めているうちに撤退が遅れてしまった……失態をし、苦労をかけて申し訳ない。だが……南部から侵攻中の敵部隊について、気になる情報を得た」
「情報……ですか?」
「ああ。敵の部隊はリビングアーマーにサイクロプス、それから殺傷力に特化したオークとゴブリンだが……それらをまとめて統括する『大将』が、少しずつ近づいて来ている」
その報告に、エフィーリアは息を呑む。
「そいつは……見た目は人間のような歪虚だ。黒いローブに身を包んで、見たこともない巨大な化け物達を従えてる。頭が4つあるトカゲや、無数の触手を操るタコみたいな怪物……」
隊長は敵の特徴を伝えてゆき、エフィーリアはそれを一語一句漏らさず記憶してゆく。普段『アルカナ』という奇抜な歪虚群の情報収集をしている彼女は、いかなる敵の情報も余さず記憶できる。
「やつらは、危険だ。奴らに比べればサイクロプスなんて赤子同然だと、戦闘を主体としない俺達でも理解出来た。いくらハンター達が強くとも、勝てない……今からでも撤退をしなければ、全滅する……」
「いいえ」
隊長の進言に、エフィーリアは気丈に否定する。訝しむ隊長をよそにエフィーリアは、森の奥を見る。そこに満ちる銀色の光を、エフィーリアは見た気がした。
「確かに、敵の数は圧倒的。それに、更に強大な敵が現れたなら、状況は絶望的でしょう……」
実際に視界に映った訳ではない。しかし、確かに感じ取った。森の奥で覚醒した、ファリフ・スコールの決意と、『守る』という強い意志を。エフィーリアは心で熱く奮い立つ魂を感じ取ったのだ。
「だから、大丈夫です。……不安は確かにありますが、手を、命を、……魂を繋いで、私達は存る。なればこそ、私達は信じて送り出しましょう。信じて、待ちましょう」
そうしてエフィーリアは、戦線を見据える。不安を奥歯でかみ締め、気丈に微笑みかける。
「……皆様の、勝利を」
●
「なんだァ? ハンターの奴ら、仕掛けてきたってのか?」
敵の歪虚の渦中。眼前の幻獣の森から奇妙な気配を感じ取り、黒いローブに身を包んだ歪虚は目を細める。
「凝りねェ奴らだ。数でも質でも負けてやがんのに食い下がる。おまけに森をつつけば出てくるとか、虫みてェだな。クハッ、我ながらいい例えじゃねこれ!?」
下卑た笑いを零しながら周囲の歪虚に同意を求める。歪虚は一様に彼の言葉に頷くような仕草をし、満足そうに彼は高らかに嗤う。フードを脱ぎ、頭から伸びる角と皮膜状の表皮が顕わになる。
「んじゃまー、『害虫』どもはさっさと駆除しますかねェ。青木のヤローに旨いところはやんねェ。幻獣どもはまとめてこの“幻喰らい”様のもんだ!」
解説
◆本シナリオの目的
歪虚“幻喰らい”の撃破
◆状況
幻獣の森南部からは、依然として多数の歪虚が侵攻してきています
先の救出作戦にて救助した支援部隊の得た情報によると、相対したリビングアーマー達の大部隊の指揮官は“幻喰らい”を名乗る傲慢の歪虚のようです。
作戦の中心たる彼を倒せば、南部戦線の歪虚の軍勢は半壊するでしょう。皆様にはこの指揮官の撃破の為に行動して頂きます。
◆“幻喰らい”について
“幻喰らい”は幻獣やそれに類する動植物を捕獲し、それらを無理矢理組み合わせて異形の生物『模倣幻獣』を作り出す力を持った歪虚です。
現在も数体の模倣幻獣を引き連れて、歪虚の指揮官として南部から幻獣の森を侵攻しています。
巧みに配下に指示を出す他、本人も強力な魔法を操る強敵です。
・イミテーション・ヒドラ
4つの首を持つ巨大なトカゲ型模倣幻獣です。サイズは2で硬い鱗と強靭な体躯を持ち、発達した四肢により素早い動きを可能にします。
最大の特徴として、4つの頭それぞれから炎、冷気、毒、麻痺の効果を持つブレスを吐き出します。
・イミテーション・クラーケン
複数の触手を操る巨大なタコ型模倣幻獣です。サイズは3で、地上でも触手によって這いずるように動き回ります。動きは緩慢ですが8本の触手の動きは非常に俊敏でリーチも長く、有効射程内に入った際は非常に脅威となります
・イミテーション・バフォメット
山羊の頭と人間の体躯、蝙蝠の翼を持つ悪魔型模倣幻獣です。サイズは1で人間なみながら、飛行によって戦場を素早く飛び回り、闇属性や混乱の効果を持つ魔法攻撃を繰り出してきます。
◆奥義について
本シナリオに登場する敵は非常に強力で危険な相手ですので、ご注意下さい。
霊闘士PCにおきましては『奥義』の使用を試みる事が出来ます。奥義の利用は必須ではありませんが、繰り出せれば戦況を大きく覆せるでしょう。
詳細は連動ページをご確認下さい。
歪虚“幻喰らい”の撃破
◆状況
幻獣の森南部からは、依然として多数の歪虚が侵攻してきています
先の救出作戦にて救助した支援部隊の得た情報によると、相対したリビングアーマー達の大部隊の指揮官は“幻喰らい”を名乗る傲慢の歪虚のようです。
作戦の中心たる彼を倒せば、南部戦線の歪虚の軍勢は半壊するでしょう。皆様にはこの指揮官の撃破の為に行動して頂きます。
◆“幻喰らい”について
“幻喰らい”は幻獣やそれに類する動植物を捕獲し、それらを無理矢理組み合わせて異形の生物『模倣幻獣』を作り出す力を持った歪虚です。
現在も数体の模倣幻獣を引き連れて、歪虚の指揮官として南部から幻獣の森を侵攻しています。
巧みに配下に指示を出す他、本人も強力な魔法を操る強敵です。
・イミテーション・ヒドラ
4つの首を持つ巨大なトカゲ型模倣幻獣です。サイズは2で硬い鱗と強靭な体躯を持ち、発達した四肢により素早い動きを可能にします。
最大の特徴として、4つの頭それぞれから炎、冷気、毒、麻痺の効果を持つブレスを吐き出します。
・イミテーション・クラーケン
複数の触手を操る巨大なタコ型模倣幻獣です。サイズは3で、地上でも触手によって這いずるように動き回ります。動きは緩慢ですが8本の触手の動きは非常に俊敏でリーチも長く、有効射程内に入った際は非常に脅威となります
・イミテーション・バフォメット
山羊の頭と人間の体躯、蝙蝠の翼を持つ悪魔型模倣幻獣です。サイズは1で人間なみながら、飛行によって戦場を素早く飛び回り、闇属性や混乱の効果を持つ魔法攻撃を繰り出してきます。
◆奥義について
本シナリオに登場する敵は非常に強力で危険な相手ですので、ご注意下さい。
霊闘士PCにおきましては『奥義』の使用を試みる事が出来ます。奥義の利用は必須ではありませんが、繰り出せれば戦況を大きく覆せるでしょう。
詳細は連動ページをご確認下さい。
マスターより
お世話になっております。桐咲です
幻獣の森防衛戦第二弾をお届けします
ファリフさんの覚醒を皮切りに、ハンター達の反撃が始まります。
非常に強力なボスクラスエネミーが押し寄せてくる中、ハンター様方の覚悟が戦況を覆す可能性があります。
皆様の想いは、力は、大幻獣に、歪虚に届くのか……すべては皆様の行動次第です
皆様の想いを少しでも表現出来るよう、精一杯描かせて頂きます。
皆様のご参加、ならびに個性的なプレイングを心よりお待ちしております!
幻獣の森防衛戦第二弾をお届けします
ファリフさんの覚醒を皮切りに、ハンター達の反撃が始まります。
非常に強力なボスクラスエネミーが押し寄せてくる中、ハンター様方の覚悟が戦況を覆す可能性があります。
皆様の想いは、力は、大幻獣に、歪虚に届くのか……すべては皆様の行動次第です
皆様の想いを少しでも表現出来るよう、精一杯描かせて頂きます。
皆様のご参加、ならびに個性的なプレイングを心よりお待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/04/30 07:52
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【質問卓】 リューリ・ハルマ(ka0502) エルフ|20才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/04/17 17:19:44 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/04/17 14:03:31 |
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【相談卓】偽りの幻を打ち壊せ Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/04/21 16:32:43 |