ゲスト
(ka0000)
Pクレープとワインバッカー
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/04/26 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/10 15:00
オープニング
田舎村を相手に細々と商取引をするポルカ商会の一人息子、ポルテ・ポルカはぽっちゃりした青年である。
「はいはい、任せてくださいよ」
太っちょで柔らかい物腰、何よりユーモラスな雰囲気で取引先から好感を抱かれている。彼の父であり同商会の代表であるポルカ氏が「息子に商才はない」と言い切られたが、人懐こい笑顔だけは天賦の才があるかもしれん、と一目置かれたりするほどだ。
半面、便利に使われることも少なくない。
「ちょっと、ポルカさんとこの坊っちゃん」
「はいはい、マダム。なんでしょう」
取り引きするジェオルジの田舎町で、井戸端に集まったご婦人方に呼ばれにこにこと寄っていく。
「ポルカさんとこって、ヴァリオスの都会でも取り引きあるんでしょう?」
「なんでも、治安の悪いとこに敢えて出店して地域を守ってるとか」
「新規店の割り込む隙さえない大都会で出店できたのはひとえに『強くて甘い』からだとか」
おほほ、うふふ、としゃべりまくるご婦人たち。
「はあ、まあ……」
しどろもどろにこたえるポルテ。嫌な予感しかしない。
「強さの秘訣は、ハンターさんたちに店を任せているからでしたか?」
「一人にお願いするとハンターの立場がおかしくなって止められるからって、たくさんのハンターさんに店員をお願いしてぐるぐるローテーション」
「いけないわね~。忙しいハンターさんたちにそんなことさせて」
ぐいい、と寄せた顔が好意的なものから非難する様子に変わった。人差し指でポルテの肩の付け根をグリグリしたり、ぺしんと首元に巻いたスカーフを弾いてみたり。
「え、ええと……僕からハンター仕事を頼むこともあるから」
頼むから開放してほしいと願いつつ言うと、なんとご婦人方はあっさり彼から距離を置いた。
ほっとするポルテだが。
「まあ、お店からハンターオフィスに頼むこともあるの?」
「素敵、ちょうどいいじゃない」
たちまち喜色満面。
ただし、有無を言わさない勢いだ。
「最近、旦那たちが『ワインバッカーが出るからなんとかしないと』なんていってるけど……」
「ポルカさんのとこに頼めばお安くハンターさんを雇っていただけそうねー」
「さすがポルカ商会さんだわ~」
「素敵素敵。これで村の困りごとも解決ね」
たちまち巻き上がる、「きーまり」、「良かったわ~」などの大合唱。
「あの……『ワインバッカー』って、何でしょう」
ポルテ、ぽつねんと取り残された気分で問う。
「後は旦那たちに聞いてね♪」
ご婦人方、お安い買い物をするのが気持ちいいの、とばかりに後は知らんぷりである。
「後は到着を待って、ヴァリオスの街でやってるクレープを味わうだけね♪」
一方的に、Pクレープの出撃が決まってしまった。
このままではあまりにポルテが不憫なので追記すると、
・この田舎村近くの森深くで強いワインの香りが漂ってくる
・まれにこの地方で見られる「ワインバッカー」と呼ばれる歪虚である
・人の大きさ以上のウツボカズラで、捕食嚢の下にある繊毛を蠢かし移動する
・葡萄農園を襲い捕虫嚢に葡萄を溜め込み退治しに来た人を触手で攻撃する
・葡萄は因縁つけるためだけに襲うので捕食嚢に入れたまま。自家発酵して普通の赤ワインになる
・実は強くなく、覚醒者であれば楽勝。ただし、退治すると溜め込み背負うようにしていたワインをぶちまける
・ワインの雨に攻撃力はないが、強いアルコールを浴びる効果がある
・離れていても濃厚なワインの香りを吸い込むことに
・ワインバッカーの近くには、小鳥程度の大きな蚊の歪虚が必ずいる
という物件らしい。
「ええーっ! ワインくさい歪虚退治??!」
ヴァリオスのPクレープでポルテから両手を合わせ拝まれた南那初華(kz0135)、断れなかった。
こうしてハンターオフィスに正式依頼して仲間を募るのだった。
「はいはい、任せてくださいよ」
太っちょで柔らかい物腰、何よりユーモラスな雰囲気で取引先から好感を抱かれている。彼の父であり同商会の代表であるポルカ氏が「息子に商才はない」と言い切られたが、人懐こい笑顔だけは天賦の才があるかもしれん、と一目置かれたりするほどだ。
半面、便利に使われることも少なくない。
「ちょっと、ポルカさんとこの坊っちゃん」
「はいはい、マダム。なんでしょう」
取り引きするジェオルジの田舎町で、井戸端に集まったご婦人方に呼ばれにこにこと寄っていく。
「ポルカさんとこって、ヴァリオスの都会でも取り引きあるんでしょう?」
「なんでも、治安の悪いとこに敢えて出店して地域を守ってるとか」
「新規店の割り込む隙さえない大都会で出店できたのはひとえに『強くて甘い』からだとか」
おほほ、うふふ、としゃべりまくるご婦人たち。
「はあ、まあ……」
しどろもどろにこたえるポルテ。嫌な予感しかしない。
「強さの秘訣は、ハンターさんたちに店を任せているからでしたか?」
「一人にお願いするとハンターの立場がおかしくなって止められるからって、たくさんのハンターさんに店員をお願いしてぐるぐるローテーション」
「いけないわね~。忙しいハンターさんたちにそんなことさせて」
ぐいい、と寄せた顔が好意的なものから非難する様子に変わった。人差し指でポルテの肩の付け根をグリグリしたり、ぺしんと首元に巻いたスカーフを弾いてみたり。
「え、ええと……僕からハンター仕事を頼むこともあるから」
頼むから開放してほしいと願いつつ言うと、なんとご婦人方はあっさり彼から距離を置いた。
ほっとするポルテだが。
「まあ、お店からハンターオフィスに頼むこともあるの?」
「素敵、ちょうどいいじゃない」
たちまち喜色満面。
ただし、有無を言わさない勢いだ。
「最近、旦那たちが『ワインバッカーが出るからなんとかしないと』なんていってるけど……」
「ポルカさんのとこに頼めばお安くハンターさんを雇っていただけそうねー」
「さすがポルカ商会さんだわ~」
「素敵素敵。これで村の困りごとも解決ね」
たちまち巻き上がる、「きーまり」、「良かったわ~」などの大合唱。
「あの……『ワインバッカー』って、何でしょう」
ポルテ、ぽつねんと取り残された気分で問う。
「後は旦那たちに聞いてね♪」
ご婦人方、お安い買い物をするのが気持ちいいの、とばかりに後は知らんぷりである。
「後は到着を待って、ヴァリオスの街でやってるクレープを味わうだけね♪」
一方的に、Pクレープの出撃が決まってしまった。
このままではあまりにポルテが不憫なので追記すると、
・この田舎村近くの森深くで強いワインの香りが漂ってくる
・まれにこの地方で見られる「ワインバッカー」と呼ばれる歪虚である
・人の大きさ以上のウツボカズラで、捕食嚢の下にある繊毛を蠢かし移動する
・葡萄農園を襲い捕虫嚢に葡萄を溜め込み退治しに来た人を触手で攻撃する
・葡萄は因縁つけるためだけに襲うので捕食嚢に入れたまま。自家発酵して普通の赤ワインになる
・実は強くなく、覚醒者であれば楽勝。ただし、退治すると溜め込み背負うようにしていたワインをぶちまける
・ワインの雨に攻撃力はないが、強いアルコールを浴びる効果がある
・離れていても濃厚なワインの香りを吸い込むことに
・ワインバッカーの近くには、小鳥程度の大きな蚊の歪虚が必ずいる
という物件らしい。
「ええーっ! ワインくさい歪虚退治??!」
ヴァリオスのPクレープでポルテから両手を合わせ拝まれた南那初華(kz0135)、断れなかった。
こうしてハンターオフィスに正式依頼して仲間を募るのだった。
解説
ジェオルジの田舎村近くにある森の奥にいると思しき歪虚「ワインバッカー」とその付近にいる巨大な蚊の歪虚を退治してください。
ワインバッカーは触手攻撃をしてきます。
が、あまり強くありません。
というか、やや体力のある雑魚です。
遠距離攻撃を仕掛けられると逃げます。
特徴として、ウツボカズラの形状をしており、捕食嚢には人里で人を怒らせ森に誘い込むため荒らした葡萄園の葡萄がたっぷり入っています。この捕食嚢はそれ以外に機能しないので、いい具合に葡萄が発酵して赤ワインになっています。ややタンニンがきついです。
で、やられると爆発してワインをぶちまけます。
周囲にワインの雨が降るでしょう。
被らなくても濃厚で強いアルコール臭にげふげふしちゃうかも。
まったくアルコールを被らなかったり匂いに巻かれたりしない、ということは面白くないので却下です。酒にまみれても影響ない、というのは大丈夫です。とはいえ、アルコールに強い人や酒好きな人の場合は逆に、あまりに質の悪い香りに別の意味でくらっとくるかもしれません。
そしてこの匂いにつられて小鳥大の蚊の歪虚がどこからともなくやってきます。
超雑魚ですが、飛んでいますし狙いがなかなか定まらないかもです。数も多くなく、少なくなく。
酔っぱらって苦戦するもよし、酔えば酔うほど強くなってもよし、です。
参加者の個性で立ち向かったりピンチになったりしましょう。
なお、戦場に同行する南那初華は、お酒で完全にふらふらになっちゃいます。
さすがに寝ちゃうことはないですが、攻撃が当たらないのでベアハッグで倒そうとするので放っておくと重傷にはなりませんが結構ボロボロになるでしょう。
最後は、村でご婦人方がクレープを待ち望んでいるので焼いてあげたりしてください。
ワインバッカーは触手攻撃をしてきます。
が、あまり強くありません。
というか、やや体力のある雑魚です。
遠距離攻撃を仕掛けられると逃げます。
特徴として、ウツボカズラの形状をしており、捕食嚢には人里で人を怒らせ森に誘い込むため荒らした葡萄園の葡萄がたっぷり入っています。この捕食嚢はそれ以外に機能しないので、いい具合に葡萄が発酵して赤ワインになっています。ややタンニンがきついです。
で、やられると爆発してワインをぶちまけます。
周囲にワインの雨が降るでしょう。
被らなくても濃厚で強いアルコール臭にげふげふしちゃうかも。
まったくアルコールを被らなかったり匂いに巻かれたりしない、ということは面白くないので却下です。酒にまみれても影響ない、というのは大丈夫です。とはいえ、アルコールに強い人や酒好きな人の場合は逆に、あまりに質の悪い香りに別の意味でくらっとくるかもしれません。
そしてこの匂いにつられて小鳥大の蚊の歪虚がどこからともなくやってきます。
超雑魚ですが、飛んでいますし狙いがなかなか定まらないかもです。数も多くなく、少なくなく。
酔っぱらって苦戦するもよし、酔えば酔うほど強くなってもよし、です。
参加者の個性で立ち向かったりピンチになったりしましょう。
なお、戦場に同行する南那初華は、お酒で完全にふらふらになっちゃいます。
さすがに寝ちゃうことはないですが、攻撃が当たらないのでベアハッグで倒そうとするので放っておくと重傷にはなりませんが結構ボロボロになるでしょう。
最後は、村でご婦人方がクレープを待ち望んでいるので焼いてあげたりしてください。
マスターより
まだ寝ないならこんばんは、深夜真世です。
なんだこの依頼は、な感じのコメディ戦闘。初華は相変わらず受難な感じなのです。
お酒好きの人もお酒が苦手な人もぜひぜひお楽しみください。
こちらの世界ではお酒は十五歳以上くらいから、ということですが、戦闘での不慮の事故なので今回ばかりはどうしようもありませんよね。
では、よろしくお願いします。
なんだこの依頼は、な感じのコメディ戦闘。初華は相変わらず受難な感じなのです。
お酒好きの人もお酒が苦手な人もぜひぜひお楽しみください。
こちらの世界ではお酒は十五歳以上くらいから、ということですが、戦闘での不慮の事故なので今回ばかりはどうしようもありませんよね。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/05/09 23:45
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 メルクーア(ka4005) ドワーフ|10才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/04/26 14:05:06 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/04/25 18:47:30 |