ゲスト
(ka0000)
【龍奏】温泉奪還作戦
マスター:朝臣あむ

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/05/02 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/11 22:00
オープニング
リグ・サンガマ北部にある『星の傷跡』へ向かう途中に、正のマテリアルが染み出す温泉がある。
浸かる者を癒しへと導くその温泉には人やエルフは勿論、青龍の眷属ですら身を委ねると言う。
「BOSS……これ、ミーたちが浸かっても大丈夫デスか?」
そう剣豪ナイトハルトに声をかけて温泉を覗き込むのは、アチコチにつぎはぎを見せる紫電の刀鬼(kz0136)だ。
先の戦いでの負傷が癒えない彼は、前にオルクス(kz0097)と剣王様が話していたのを聞いてこの地へやって来た。
「浸かればわかる。と奴は言っていたが、その前にこれを渡しておこう」
「What?」
手渡されたのは小さな箱だ。
そこにはハートマーク付きでメッセージが添えられているのだが、何となく見覚えがあるような……
「『大事に使ってね♪ 剣豪のだけど(はーと)』って、ボスの裁縫道具じゃないデスかー!!」
道理で見覚えがあるはずだ。
この箱の正体はオルクスや剣王の壊した物の修繕で剣豪が使っている裁縫道具(接着剤入り)で間違いない。と言うか、人の物を本人経由で借りて貸し出すのは大丈夫なのか?!
しかし当の剣豪は全く気にしていないようで、
「礼なら奴に言うんだな……まあ、言えるかどうかはわからんが」
ガスガスと刀鬼の頭を叩きながら言い聞かせてくる始末。
「……言えるかわからないって、何かあったデスか? ン~……わかりマシタ、Princessには後でお礼を言うデス……」
刀鬼はガックリ肩を落としながら鉱石の岩場に腰を下ろすと、箱の中に入った糸通過済みの針を取り出した。そうして再生の足りていない着物を取り繕い始めたのだが、説明するまでもなくとっても地味な作業だ。
「フンフン、フフ~ン♪ と~っても静かな場所デ~ス♪ ハハ~ン♪ Hey Boss~ヒマじゃないデ~スか~?」
チクチクと針を動かしながら鼻歌交じりに問いかける。
実は今回のこの訪問は刀鬼の療養が目的だったりする。一応、ハンターの動向を見守るという意味合いもあるのだが、傷を癒したいというのが彼の正直なところだ。
そんな折にオルクスが話していたのを思い出し出かけようとしたのだが、その直前剣豪に捕まった。しかも「ヒマだし我も鎧が壊れたからついていく」との申し出付きで、だ。
ヒマならオルクスに言えば何かしらの任務が貰えるだろうに……とは思ったが、きっとこの脳筋の場合は無理だとの結論に至り動向を容認した。
刀鬼は返事のない剣豪に首を傾げると、彼の姿を見るべく横を向いた――
「って、ナニしてるデスか?! BODYは大丈夫デスか?!?! って……ん?」
まさかのまさか。肩まで湯船に浸かる剣豪に驚いて手を伸ばした刀鬼はハッとした。
温泉の正のマテリアルが減っている。どうやら剣豪が身を浸したことでマテリアルが吸収されて効能が弱まったと考えられる。
しかも当の剣豪はとても気持ち良さそうに手足を伸ばして寛ぎモードだ。
「……Oh! 良いお湯デ~ス♪」
恐る恐る足を突っ込んでホッ肩の力が抜ける。
全身に血はないけど血が巡る感じがするし、しかも破れた着物やヘルメットにまでマテリアルが流れ込む感覚までする。
「これはGoodなお湯デス~♪ 生き返るデ~ス♪」
そう言いながらヘルメットまでお湯に浸かった刀鬼は、体の傷を癒すべく温泉に身を委ねた。
●温泉奪還作戦
刀鬼と剣豪が温泉を不当占拠して暫く、『星の傷跡』を目指していた一団から拠点であるキャンプに連絡が入った。
「どういう事なんだ。歪虚が温泉に浸かるなど聞いたことがないぞ……」
「なんだか鼻歌も歌って気持ち良さそうだったと……どうしましょう、戦闘になる気配はないようですがこのままだと温泉に流れ出ているマテリアル成分が全てなくなるという可能性もありますし……排除を依頼しますか?」
「依頼するにも相手が巨大すぎる……」
「でも、放っておくのもどうかと……」
「温泉の1つや2つくれてやれ!!」
この前代未聞の状態に連絡を受けた本部は混乱の一歩手前だ。
ある者は戸惑いにおろおろと歩き回り、ある者は頭を抱えて唸るばかり。そんな様子を遠くから見つめる人物がいた。
「大丈夫なのか、ここは……」
首に刑期メーターのついた首輪を着ける男は、呆れたように眉を潜めながら現在の状況を把握すべく辺りを見回した。
先遣隊の情報を収集すると言っても即席のキャンプに十分な設備はない。
それどころか冷静に物事を判断できる人物も欠けていると見える。
「人材の補給は時間と共に成されるだろうが……情けない話だな」
青龍の試練を乗り切った人類とは思えない不甲斐なさだが、そこは敢えて目を瞑ろう。
「そこのアンタ。帝国第十師団師団長に会いたいんだが、どこに行けば会える?」
「は? 第十師団師団長って……その首輪……あんたも第十師団の兵士か」
僅かに距離を置いて舐めるように見てくる兵士に肩を竦める。
それでもこの反応はマシな方だ。場所によっては声をかけても返事はおろか視線すら寄越されないこともある。
「……俺は第十師団師団長を連れ戻すよう副師団長より言いつかって来た第十師団雑用係所属マイラーだ。師団長と会わせてもらえればそれ良いんだが……必要であればこちらの人員を貸すぞ? 温泉奪還するんだろ?」
マイラーはそう言うと、混乱する一部の人間を顎で指した。
浸かる者を癒しへと導くその温泉には人やエルフは勿論、青龍の眷属ですら身を委ねると言う。
「BOSS……これ、ミーたちが浸かっても大丈夫デスか?」
そう剣豪ナイトハルトに声をかけて温泉を覗き込むのは、アチコチにつぎはぎを見せる紫電の刀鬼(kz0136)だ。
先の戦いでの負傷が癒えない彼は、前にオルクス(kz0097)と剣王様が話していたのを聞いてこの地へやって来た。
「浸かればわかる。と奴は言っていたが、その前にこれを渡しておこう」
「What?」
手渡されたのは小さな箱だ。
そこにはハートマーク付きでメッセージが添えられているのだが、何となく見覚えがあるような……
「『大事に使ってね♪ 剣豪のだけど(はーと)』って、ボスの裁縫道具じゃないデスかー!!」
道理で見覚えがあるはずだ。
この箱の正体はオルクスや剣王の壊した物の修繕で剣豪が使っている裁縫道具(接着剤入り)で間違いない。と言うか、人の物を本人経由で借りて貸し出すのは大丈夫なのか?!
しかし当の剣豪は全く気にしていないようで、
「礼なら奴に言うんだな……まあ、言えるかどうかはわからんが」
ガスガスと刀鬼の頭を叩きながら言い聞かせてくる始末。
「……言えるかわからないって、何かあったデスか? ン~……わかりマシタ、Princessには後でお礼を言うデス……」
刀鬼はガックリ肩を落としながら鉱石の岩場に腰を下ろすと、箱の中に入った糸通過済みの針を取り出した。そうして再生の足りていない着物を取り繕い始めたのだが、説明するまでもなくとっても地味な作業だ。
「フンフン、フフ~ン♪ と~っても静かな場所デ~ス♪ ハハ~ン♪ Hey Boss~ヒマじゃないデ~スか~?」
チクチクと針を動かしながら鼻歌交じりに問いかける。
実は今回のこの訪問は刀鬼の療養が目的だったりする。一応、ハンターの動向を見守るという意味合いもあるのだが、傷を癒したいというのが彼の正直なところだ。
そんな折にオルクスが話していたのを思い出し出かけようとしたのだが、その直前剣豪に捕まった。しかも「ヒマだし我も鎧が壊れたからついていく」との申し出付きで、だ。
ヒマならオルクスに言えば何かしらの任務が貰えるだろうに……とは思ったが、きっとこの脳筋の場合は無理だとの結論に至り動向を容認した。
刀鬼は返事のない剣豪に首を傾げると、彼の姿を見るべく横を向いた――
「って、ナニしてるデスか?! BODYは大丈夫デスか?!?! って……ん?」
まさかのまさか。肩まで湯船に浸かる剣豪に驚いて手を伸ばした刀鬼はハッとした。
温泉の正のマテリアルが減っている。どうやら剣豪が身を浸したことでマテリアルが吸収されて効能が弱まったと考えられる。
しかも当の剣豪はとても気持ち良さそうに手足を伸ばして寛ぎモードだ。
「……Oh! 良いお湯デ~ス♪」
恐る恐る足を突っ込んでホッ肩の力が抜ける。
全身に血はないけど血が巡る感じがするし、しかも破れた着物やヘルメットにまでマテリアルが流れ込む感覚までする。
「これはGoodなお湯デス~♪ 生き返るデ~ス♪」
そう言いながらヘルメットまでお湯に浸かった刀鬼は、体の傷を癒すべく温泉に身を委ねた。
●温泉奪還作戦
刀鬼と剣豪が温泉を不当占拠して暫く、『星の傷跡』を目指していた一団から拠点であるキャンプに連絡が入った。
「どういう事なんだ。歪虚が温泉に浸かるなど聞いたことがないぞ……」
「なんだか鼻歌も歌って気持ち良さそうだったと……どうしましょう、戦闘になる気配はないようですがこのままだと温泉に流れ出ているマテリアル成分が全てなくなるという可能性もありますし……排除を依頼しますか?」
「依頼するにも相手が巨大すぎる……」
「でも、放っておくのもどうかと……」
「温泉の1つや2つくれてやれ!!」
この前代未聞の状態に連絡を受けた本部は混乱の一歩手前だ。
ある者は戸惑いにおろおろと歩き回り、ある者は頭を抱えて唸るばかり。そんな様子を遠くから見つめる人物がいた。
「大丈夫なのか、ここは……」
首に刑期メーターのついた首輪を着ける男は、呆れたように眉を潜めながら現在の状況を把握すべく辺りを見回した。
先遣隊の情報を収集すると言っても即席のキャンプに十分な設備はない。
それどころか冷静に物事を判断できる人物も欠けていると見える。
「人材の補給は時間と共に成されるだろうが……情けない話だな」
青龍の試練を乗り切った人類とは思えない不甲斐なさだが、そこは敢えて目を瞑ろう。
「そこのアンタ。帝国第十師団師団長に会いたいんだが、どこに行けば会える?」
「は? 第十師団師団長って……その首輪……あんたも第十師団の兵士か」
僅かに距離を置いて舐めるように見てくる兵士に肩を竦める。
それでもこの反応はマシな方だ。場所によっては声をかけても返事はおろか視線すら寄越されないこともある。
「……俺は第十師団師団長を連れ戻すよう副師団長より言いつかって来た第十師団雑用係所属マイラーだ。師団長と会わせてもらえればそれ良いんだが……必要であればこちらの人員を貸すぞ? 温泉奪還するんだろ?」
マイラーはそう言うと、混乱する一部の人間を顎で指した。
解説
●目的説明
とても面倒なことになりました。
リグ・サンガマ北部にある『星の傷跡』へ向かう途中に温泉があるのですが、そこで十三魔の紫電の刀鬼と四霊剣の剣豪ナイトハルトが目撃されました。
しかも2体は温泉に浸かりながら鼻歌を歌っているとか……。
出来れば温泉に流れるマテリアルが消えてしまう前に奪還してください。お願いします!
作戦には第十師団2層兵士が3名同行します。いずれも覚醒者だと聞いています!
●場所
鉱石で覆われた温泉。
脱衣できそうな岩陰がある他、ここに来るまでの道など、狭いながらも戦闘できる場所はある。
●失敗条件
温泉の破壊
●敵戦力
『ナイトハルト』
不破の剣豪。
生半可な攻撃が通用しない防御系特殊能力の“天衣無縫”を持つ。
温泉でうとうと。
『紫電の刀鬼』
災厄の十三魔の1人。自称「ライジングソルジャー」。
つぎはぎ修復中。
●天衣無縫について
強化レベル○以下の武器による攻撃を完全無効化する。
レベル○以上の場合、段階的に割合ダメージカットとなる。
オリジナルアイテムの場合、天衣無縫は発動しない。
●同行NPC
・マイラー‥‥事情持ちの囚人兵。クラスは闘狩人で、二刀使い。
戦闘参加可能です。
・他、第十師団2層兵士3名 (疾影士2、闘狩人)
※今回ご質問には答えられません
とても面倒なことになりました。
リグ・サンガマ北部にある『星の傷跡』へ向かう途中に温泉があるのですが、そこで十三魔の紫電の刀鬼と四霊剣の剣豪ナイトハルトが目撃されました。
しかも2体は温泉に浸かりながら鼻歌を歌っているとか……。
出来れば温泉に流れるマテリアルが消えてしまう前に奪還してください。お願いします!
作戦には第十師団2層兵士が3名同行します。いずれも覚醒者だと聞いています!
●場所
鉱石で覆われた温泉。
脱衣できそうな岩陰がある他、ここに来るまでの道など、狭いながらも戦闘できる場所はある。
●失敗条件
温泉の破壊
●敵戦力
『ナイトハルト』
不破の剣豪。
生半可な攻撃が通用しない防御系特殊能力の“天衣無縫”を持つ。
温泉でうとうと。
『紫電の刀鬼』
災厄の十三魔の1人。自称「ライジングソルジャー」。
つぎはぎ修復中。
●天衣無縫について
強化レベル○以下の武器による攻撃を完全無効化する。
レベル○以上の場合、段階的に割合ダメージカットとなる。
オリジナルアイテムの場合、天衣無縫は発動しない。
●同行NPC
・マイラー‥‥事情持ちの囚人兵。クラスは闘狩人で、二刀使い。
戦闘参加可能です。
・他、第十師団2層兵士3名 (疾影士2、闘狩人)
※今回ご質問には答えられません
マスターより
こんにちは、朝臣あむです。
今回は【龍奏】タグ付きで紫電の刀鬼とのシナリオになります。
刀鬼と剣豪は襲撃するまでハンターの存在には気づかないほどのんびりしています。
とりあえずこの2体がいると温泉がどんどんただのお湯へ、果ては負のマテリアルで充満しかねませんので早めに追い払ってください。
温泉は良い効能であるべきなのですっ!!
では皆さまのご参加とプレイングを心よりお待ちしております♪
今回は【龍奏】タグ付きで紫電の刀鬼とのシナリオになります。
刀鬼と剣豪は襲撃するまでハンターの存在には気づかないほどのんびりしています。
とりあえずこの2体がいると温泉がどんどんただのお湯へ、果ては負のマテリアルで充満しかねませんので早めに追い払ってください。
温泉は良い効能であるべきなのですっ!!
では皆さまのご参加とプレイングを心よりお待ちしております♪
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/05/10 03:15
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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温泉奪還作戦!! ミィリア(ka2689) ドワーフ|12才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/05/02 19:42:24 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/04/28 02:22:58 |