ゲスト
(ka0000)
画家翁の護衛と凶暴な熊
マスター:赤山優牙

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/01 15:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/10 15:00
オープニング
●とある村にて
「一騒動終わったら、また、一騒動とは……今年はちゃんと、収穫祭ができるんじゃろうか……」
村の長老がため息をつきながら、疲れ切った表情で呟く。
年の一度の村の収穫祭。様々な問題が発生しては、長老が問題解決に当たってきた。
大事な備品が誤って売りに出されてしまったり、風邪が流行してしまったり、最近では、村に雑魔が出現したりと。
雑魔の件は、ハンターに依頼して何とかなった。祭りを盛り上げる題材にもなり一石二鳥だった。
だが、もう駄目かもしれない。そんな案件が出てきたのだ。
「看板担当の画家が、峠道を抜けて来られないとは……」
1人の村人が、小高い山の方を見ながら、口を開いた。
色彩鮮やかな大きい看板絵を毎年描いてくれる画家がいるのだが、峠道が封鎖されてしまい、収穫祭に間に合いそうにないのだ。
「役人の派遣する討伐隊とやらが、いつ来るかわかりませんし、収穫祭だけではなく、今後の生活においても困ります」
別の村人も険しい表情を浮かべた。
●事の発端
峠道が封鎖された理由は、巨大な熊だ。
普段は山奥にいるはずなのに、どういうわけか峠道に出没したのだった。
このままでは、収穫祭に訪れる観光客の身が危ない。
そう思い、役人に相談した所、安全が確保されるまでは峠道を封鎖するという、村人達の期待を裏切る予想もつかない事をしてきたのだ。
討伐隊を差し向けるとも言ったが、この地元の役人は、やる気がない事で悪い噂が出る程だ。期待はできない。
「ハンターオフィスに出す依頼ですが、熊退治にしますか? それとも、画家の護衛にしますか?」
「うむ……熊も退治して欲しいが、収穫祭も近いので、画家さんを少しでも早く村に連れてきて欲しいの……」
村人の質問に、長老が考えながら答える。
なにせ、派手な看板がなければ、収穫祭の面白さも半減してしまう。
峠道を通る予定だった観光客には申し訳ないが、ここは画家の来訪を優先しようと長老は思ったのだった。
●一石三鳥?
「しかし、あの画家、相当な爺さんじゃないか。山道だから乗物も使えないし、馬にも乗れないし、大丈夫か?」
村人達の中から、そんな声があがった。
確かに、画家は高齢だった。
えっちらおっちら峠道を歩いて毎年来ていたのだが、あれでは熊どころか、蛭に遭遇しても逃げ切れないだろう。
「ハンターがきっとなんとかしてくれるでー」
「いや、あの爺さんだ。もし、熊と遭遇しても、突然、絵を描きだすかもんねぇ」
「ちょっと変わった爺さんだもんな」
誰かが言った言葉に集まった村人達が一斉に頷く。
「良い構図だ! これは、描かねば!」
1人が画家の真似をする。
「そうそう、それそれ! しかも、動くなとか言ってくるし!」
「おまけに出来上がった絵は、半分位、空想まじってるのな!」
昨年の収穫祭の看板は、無駄に美形に描かれた村人達の絵のせいで、実物と違うとクレームが入ったものだ。
「でもよぉ、これは、また良いかもしれねぇで! ハンターが戦う絵を、画家が看板にしてくれたら……」
「おぉぉぉ! それは、ちょうど良いではねぇか! 今年の収穫祭の劇の宣伝にもなって」
「なんだ、また、一石二鳥って奴か? いや、熊も退治してくれたら、一石三鳥だな!」
村人達は火がついたように、喋っては、盛り上がり始めた。
長老だけは、峠道のある山の方を、先ほどよりも更に疲れ切った表情で見つめる。
「ほんとうに、今年は収穫祭ができるのだろうか……」
「一騒動終わったら、また、一騒動とは……今年はちゃんと、収穫祭ができるんじゃろうか……」
村の長老がため息をつきながら、疲れ切った表情で呟く。
年の一度の村の収穫祭。様々な問題が発生しては、長老が問題解決に当たってきた。
大事な備品が誤って売りに出されてしまったり、風邪が流行してしまったり、最近では、村に雑魔が出現したりと。
雑魔の件は、ハンターに依頼して何とかなった。祭りを盛り上げる題材にもなり一石二鳥だった。
だが、もう駄目かもしれない。そんな案件が出てきたのだ。
「看板担当の画家が、峠道を抜けて来られないとは……」
1人の村人が、小高い山の方を見ながら、口を開いた。
色彩鮮やかな大きい看板絵を毎年描いてくれる画家がいるのだが、峠道が封鎖されてしまい、収穫祭に間に合いそうにないのだ。
「役人の派遣する討伐隊とやらが、いつ来るかわかりませんし、収穫祭だけではなく、今後の生活においても困ります」
別の村人も険しい表情を浮かべた。
●事の発端
峠道が封鎖された理由は、巨大な熊だ。
普段は山奥にいるはずなのに、どういうわけか峠道に出没したのだった。
このままでは、収穫祭に訪れる観光客の身が危ない。
そう思い、役人に相談した所、安全が確保されるまでは峠道を封鎖するという、村人達の期待を裏切る予想もつかない事をしてきたのだ。
討伐隊を差し向けるとも言ったが、この地元の役人は、やる気がない事で悪い噂が出る程だ。期待はできない。
「ハンターオフィスに出す依頼ですが、熊退治にしますか? それとも、画家の護衛にしますか?」
「うむ……熊も退治して欲しいが、収穫祭も近いので、画家さんを少しでも早く村に連れてきて欲しいの……」
村人の質問に、長老が考えながら答える。
なにせ、派手な看板がなければ、収穫祭の面白さも半減してしまう。
峠道を通る予定だった観光客には申し訳ないが、ここは画家の来訪を優先しようと長老は思ったのだった。
●一石三鳥?
「しかし、あの画家、相当な爺さんじゃないか。山道だから乗物も使えないし、馬にも乗れないし、大丈夫か?」
村人達の中から、そんな声があがった。
確かに、画家は高齢だった。
えっちらおっちら峠道を歩いて毎年来ていたのだが、あれでは熊どころか、蛭に遭遇しても逃げ切れないだろう。
「ハンターがきっとなんとかしてくれるでー」
「いや、あの爺さんだ。もし、熊と遭遇しても、突然、絵を描きだすかもんねぇ」
「ちょっと変わった爺さんだもんな」
誰かが言った言葉に集まった村人達が一斉に頷く。
「良い構図だ! これは、描かねば!」
1人が画家の真似をする。
「そうそう、それそれ! しかも、動くなとか言ってくるし!」
「おまけに出来上がった絵は、半分位、空想まじってるのな!」
昨年の収穫祭の看板は、無駄に美形に描かれた村人達の絵のせいで、実物と違うとクレームが入ったものだ。
「でもよぉ、これは、また良いかもしれねぇで! ハンターが戦う絵を、画家が看板にしてくれたら……」
「おぉぉぉ! それは、ちょうど良いではねぇか! 今年の収穫祭の劇の宣伝にもなって」
「なんだ、また、一石二鳥って奴か? いや、熊も退治してくれたら、一石三鳥だな!」
村人達は火がついたように、喋っては、盛り上がり始めた。
長老だけは、峠道のある山の方を、先ほどよりも更に疲れ切った表情で見つめる。
「ほんとうに、今年は収穫祭ができるのだろうか……」
解説
●目的
画家を護衛して無事に村に送り届ける。
●地形
おおよそ3m幅の地面むき出しの峠道がある小高い山です。
大きくない武器を持ったハンターなら2名並んで戦闘を行う事ができます。
森の中に峠道が続いています。
途中、急な勾配もあるので、馬車は使えません。
●熊
目撃者の話では、立ちあがると3m近くはあるのではないかという位、大きい熊です。
その戦闘能力は、一般人では到底敵いません。賢明な猟師であれば、1人で挑む事は絶対にしません。
凶暴な個体で、人間を恐れる事はありません。
●画家
高齢のお爺さんです。走ると色々な意味で危険です。
画材は、これまた、年老いたロバが背負っています。このロバも走ると色々な意味で危険です。
頑固一徹な方で、自分で歩けるうちは、歩くと言い張ります(ハンターの説得の仕方によっては、説得できるかもしれません)。
思い立ったら、どんな状態でも絵を描きはじめます。
●その他
ハンター達には、依頼主の村から出発して画家を迎えに行き、画家を護衛して村に送り届けてもらいます。
収穫祭まで時間的余裕がないので、なんとしてでも、無事に画家を連れてきて欲しいと村長は思っています。
熊との遭遇の可能性は極めて高いですが、どこで遭遇するかわかりません。
画家を護衛して無事に村に送り届ける。
●地形
おおよそ3m幅の地面むき出しの峠道がある小高い山です。
大きくない武器を持ったハンターなら2名並んで戦闘を行う事ができます。
森の中に峠道が続いています。
途中、急な勾配もあるので、馬車は使えません。
●熊
目撃者の話では、立ちあがると3m近くはあるのではないかという位、大きい熊です。
その戦闘能力は、一般人では到底敵いません。賢明な猟師であれば、1人で挑む事は絶対にしません。
凶暴な個体で、人間を恐れる事はありません。
●画家
高齢のお爺さんです。走ると色々な意味で危険です。
画材は、これまた、年老いたロバが背負っています。このロバも走ると色々な意味で危険です。
頑固一徹な方で、自分で歩けるうちは、歩くと言い張ります(ハンターの説得の仕方によっては、説得できるかもしれません)。
思い立ったら、どんな状態でも絵を描きはじめます。
●その他
ハンター達には、依頼主の村から出発して画家を迎えに行き、画家を護衛して村に送り届けてもらいます。
収穫祭まで時間的余裕がないので、なんとしてでも、無事に画家を連れてきて欲しいと村長は思っています。
熊との遭遇の可能性は極めて高いですが、どこで遭遇するかわかりません。
マスターより
こんにちわ。赤山優牙です。
おかげさまで2作目となります。よろしくお願いします。
OPの通り、護衛シナリオとなります。遭遇する可能性の高い熊から、画家(とロバ)をどう守るかが要点になります。
また、画家の創作意欲をかきたてる様な画があるのか。
村人達のいう一石三鳥が叶うのか。
全ては、皆様の行動にかかっています。
とはいえ、基本的には難しいシナリオではありません。野生生物からの護衛がメインになりますので。
ハンターの皆様方には、画に残る様な素晴らしい活動がされる事を祈っています。
おかげさまで2作目となります。よろしくお願いします。
OPの通り、護衛シナリオとなります。遭遇する可能性の高い熊から、画家(とロバ)をどう守るかが要点になります。
また、画家の創作意欲をかきたてる様な画があるのか。
村人達のいう一石三鳥が叶うのか。
全ては、皆様の行動にかかっています。
とはいえ、基本的には難しいシナリオではありません。野生生物からの護衛がメインになりますので。
ハンターの皆様方には、画に残る様な素晴らしい活動がされる事を祈っています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/02 23:13
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 燈京 紫月(ka0658) 人間(リアルブルー)|15才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/09/01 00:53:58 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/31 16:17:36 |