ゲスト
(ka0000)
シモフリ乳のパン~廃墟の集落~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/05/05 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/14 12:00
オープニング
グラズヘイム王国・古都【アークエルス】東方の森に、かつてナガケと呼ばれる集落が存在した。
集落で行われていた畜産は幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊させられる。家畜の仔攫いが激増したからだ。
集落解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。父が亡くなってからも根無し草な生き方をしてきたガローアだが、覚悟を決めた。ハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功する。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落の復興に動きだす。
二人はベッタの故郷に棲息していた幻獣『幻の青』を家畜として育てることにした。その味がリアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿させたところから、『シモフリ』と呼称することとなる。
シモフリ六頭はオークの樹木が並ぶ放牧場へと放たれた。樹木の上で暮らす生態と思われたが、危険がなければ地表で暮らすことがわかる。好物は木の実だが玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことで、毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
荒れ地を畑として開墾しだした頃、紅の兎のような幻獣二体が出没。柵を壊されてしまう。それが過ぎ去ると雑魔の巨大蜂が飛来。雑魔蜂はハンターによって巣ごと退治された。
森が紅葉に染まる秋、ある商人一家が集落に泊まった。シモフリ料理を味わった商人一家はいたく気に入ってくれる。シモフリ肉を市場へだす際には是非に声をかけてくれと約束を交わした。
シモフリの仔が産まれ、やがて日が経つ。ある寒い日の早朝、以前に柵を壊して姿を消した赤い兎二羽が放牧場の片隅に倒れている。放ってはおけずに看病すると、二羽は元気を取り戻して二人に懐いた。
賊が森で迷った一団を装って集落にやってきたときもある。滞在中のハンターの機転で正体を看破して事なきを得た。
仔シモフリは順調に育つ。仔が乳離れをした頃にガローアとベッタは気づく。甘くてクセの少ないシモフリの乳を使えばおいしい加工食品ができるのではないかと。
ハンターの協力もあってシモフリ乳を使ったチーズ、バター、ヨーグルトが完成。古都【アークエルス】での商売を考えるものの難題は山積していた。
春が到来。小屋の玉蜀黍が熊に食べられてしまう。熊退治と玉蜀黍の粒蒔きが同時期に行われる。熊の危険は去り、そして農作業も無事に済んだのだった。
仔シモフリ達は放牧場で順調に育つ。
家畜の餌用として開墾した畑では撒いた粒が芽吹いている。各種の罠や、懐いた赤い兎二羽が畑に棲みついたことで野生動物に荒らされることもなくなるだろう。
順風満帆のガローアとベッタだったが問題も残っていた。それは古都での乳製品販売である。
「タリアナさんからの手紙、預かってきたで」
古都から集落の家へ戻ってきたベッタがガローアに一通の手紙を手渡す。タリアナとは以前に集落に泊まった商人一家の若い二代目だ。シモフリ肉を気に入ってくれた一人でもある。
ガローアは一ヶ月ほど前に乳製品の販売について相談の手紙を送っていた。椅子に腰かけて早速読んでみると希望が記されている。
「タリアナさんが、ある空き家の大家さんを紹介してくれるって。家賃も格安にしてくれるそうだ」
「それ、どういうことや?」
「その空き家は以前にパン屋を営んでいたって。調理道具や棚とかがそのままらしいよ。ああ、これを先にいわないといけなかったね。乳製品をただ売るんじゃなくて、パンにして売ったほうがいいんじゃないかって書かれてある」
手紙にはタリアナの出資についても言及されていた。それに経理として一人、世話してくれるという。
「なるほどやが……それってパン屋職人を自前で探さなあかんってことやな」
「それぐらいは頑張ろう。パン職人を目指そうとしている人ならそれなりにいると思うんだ」
二人は古都へ行く度にパン職人の希望者を探す。そして二人を見つけだした。
「よ、よろすく、いえ、よろしく、お願いしますっ」
セリナは引っ込み思案な十五歳の娘である。
「あたいに任せておきな!」
逆にチナサは自信家な十四歳の娘だ。
「金勘定についてはわたくしに任せて頂ければ大丈夫です。ただパン作りについてはまったくの素人ですので期待しないでください」
タリアナから派遣されたマリーシュは妙齢の女性であった。
最後まで面倒を見たかったが、このままでは集落の仕事が疎かになってしまう。そこでガローアはハンターに開店までの応援を頼むのだった。
集落で行われていた畜産は幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊させられる。家畜の仔攫いが激増したからだ。
集落解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。父が亡くなってからも根無し草な生き方をしてきたガローアだが、覚悟を決めた。ハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功する。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落の復興に動きだす。
二人はベッタの故郷に棲息していた幻獣『幻の青』を家畜として育てることにした。その味がリアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿させたところから、『シモフリ』と呼称することとなる。
シモフリ六頭はオークの樹木が並ぶ放牧場へと放たれた。樹木の上で暮らす生態と思われたが、危険がなければ地表で暮らすことがわかる。好物は木の実だが玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことで、毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
荒れ地を畑として開墾しだした頃、紅の兎のような幻獣二体が出没。柵を壊されてしまう。それが過ぎ去ると雑魔の巨大蜂が飛来。雑魔蜂はハンターによって巣ごと退治された。
森が紅葉に染まる秋、ある商人一家が集落に泊まった。シモフリ料理を味わった商人一家はいたく気に入ってくれる。シモフリ肉を市場へだす際には是非に声をかけてくれと約束を交わした。
シモフリの仔が産まれ、やがて日が経つ。ある寒い日の早朝、以前に柵を壊して姿を消した赤い兎二羽が放牧場の片隅に倒れている。放ってはおけずに看病すると、二羽は元気を取り戻して二人に懐いた。
賊が森で迷った一団を装って集落にやってきたときもある。滞在中のハンターの機転で正体を看破して事なきを得た。
仔シモフリは順調に育つ。仔が乳離れをした頃にガローアとベッタは気づく。甘くてクセの少ないシモフリの乳を使えばおいしい加工食品ができるのではないかと。
ハンターの協力もあってシモフリ乳を使ったチーズ、バター、ヨーグルトが完成。古都【アークエルス】での商売を考えるものの難題は山積していた。
春が到来。小屋の玉蜀黍が熊に食べられてしまう。熊退治と玉蜀黍の粒蒔きが同時期に行われる。熊の危険は去り、そして農作業も無事に済んだのだった。
仔シモフリ達は放牧場で順調に育つ。
家畜の餌用として開墾した畑では撒いた粒が芽吹いている。各種の罠や、懐いた赤い兎二羽が畑に棲みついたことで野生動物に荒らされることもなくなるだろう。
順風満帆のガローアとベッタだったが問題も残っていた。それは古都での乳製品販売である。
「タリアナさんからの手紙、預かってきたで」
古都から集落の家へ戻ってきたベッタがガローアに一通の手紙を手渡す。タリアナとは以前に集落に泊まった商人一家の若い二代目だ。シモフリ肉を気に入ってくれた一人でもある。
ガローアは一ヶ月ほど前に乳製品の販売について相談の手紙を送っていた。椅子に腰かけて早速読んでみると希望が記されている。
「タリアナさんが、ある空き家の大家さんを紹介してくれるって。家賃も格安にしてくれるそうだ」
「それ、どういうことや?」
「その空き家は以前にパン屋を営んでいたって。調理道具や棚とかがそのままらしいよ。ああ、これを先にいわないといけなかったね。乳製品をただ売るんじゃなくて、パンにして売ったほうがいいんじゃないかって書かれてある」
手紙にはタリアナの出資についても言及されていた。それに経理として一人、世話してくれるという。
「なるほどやが……それってパン屋職人を自前で探さなあかんってことやな」
「それぐらいは頑張ろう。パン職人を目指そうとしている人ならそれなりにいると思うんだ」
二人は古都へ行く度にパン職人の希望者を探す。そして二人を見つけだした。
「よ、よろすく、いえ、よろしく、お願いしますっ」
セリナは引っ込み思案な十五歳の娘である。
「あたいに任せておきな!」
逆にチナサは自信家な十四歳の娘だ。
「金勘定についてはわたくしに任せて頂ければ大丈夫です。ただパン作りについてはまったくの素人ですので期待しないでください」
タリアナから派遣されたマリーシュは妙齢の女性であった。
最後まで面倒を見たかったが、このままでは集落の仕事が疎かになってしまう。そこでガローアはハンターに開店までの応援を頼むのだった。
解説
古都で開くパン屋の新装開店を手伝って下さい。
1.空き家だった店内の掃除。
2.シモフリ乳、シモフリ乳で作られたチーズ、バター(場合によってはヨーグルト)を使ったパン作りを手伝ってあげてください。具体的には店に並べるパンのアイデア提案です。試食専門の方が何人かいても構いません。ハンターが一緒に作ってもよいですし、二人のうちどちらかに作らせてもOKです。
3.おまけとしては開店のお手伝いです。
※掃除と最後の開店のお手伝いはリプレイで軽く触れるだけです。新作パンの手伝いを重点的にお願いします。
シモフリ乳の乳製品は使って下さい。その上でそれ以外の食材を使っても構いません。
常識的な必要経費はガローア持ちです。十日前後の滞在中は店に泊まります。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
1.空き家だった店内の掃除。
2.シモフリ乳、シモフリ乳で作られたチーズ、バター(場合によってはヨーグルト)を使ったパン作りを手伝ってあげてください。具体的には店に並べるパンのアイデア提案です。試食専門の方が何人かいても構いません。ハンターが一緒に作ってもよいですし、二人のうちどちらかに作らせてもOKです。
3.おまけとしては開店のお手伝いです。
※掃除と最後の開店のお手伝いはリプレイで軽く触れるだけです。新作パンの手伝いを重点的にお願いします。
シモフリ乳の乳製品は使って下さい。その上でそれ以外の食材を使っても構いません。
常識的な必要経費はガローア持ちです。十日前後の滞在中は店に泊まります。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
シモフリの乳製品はそのままではなく、パンにして売ることとなりました。
基本、食事用のパンです。菓子パンもOKですがほどほどでお願いします。
よろしくお願いしますね。
基本、食事用のパンです。菓子パンもOKですがほどほどでお願いします。
よろしくお願いしますね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/05/13 18:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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開店準備! リューリ・ハルマ(ka0502) エルフ|20才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/05/05 10:38:06 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/04 19:07:44 |