ゲスト
(ka0000)
焼ける蝶とバイク ~ミヤサ~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/05/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/22 19:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
十七歳のミヤサ・カミーはリアルブルー出身者。登山家を目指していた彼女だがクリムゾンウェストで選んだ職業は探検家である。
数年前に転移で飛ばされた場所はグラズヘイム王国南部の沖だった。
山登りしていたはずなのに突然海中へと叩き落とされたミヤサはパニックを起こす。彼女の命が助かったのは一緒に転移した五歳違いの兄サマトのおかげだ。
波間を漂っていたところ近くを航行していた帆船に拾われて、伯爵地【ニュー・ウォルター】の城塞都市マールへと辿り着く。
ミヤサとは違い、サマトはマール郊外の村にある鍛冶屋に弟子入りしていた。
月日が流れてミヤサは久しぶりに兄が住む村を訪ねる。ところが兄の姿はなかった。数日前、村から程近い場所に大穴が空く。その調査をしたところ雑魔の騒ぎが起きて失踪してしまったのである。
急いでハンターズソサエティー支部に連絡。ハンターの力を借りて無事に兄を救いだす。そして神事としての崖上りにも挑戦。ハンターと一緒に前人未踏の記録を打ち立てる。
そしてマールに住む商家の夫人からの依頼を受けた。ハンターの協力を得て廃墟と化した別荘から祖母の形見を見つけだす。その実力は噂となり、マール城にまで届くこととなった。
(私にどのような依頼なのだろう)
ミヤサ・カミーは侍女に案内されたソファへと座り、広々とした応接間を眺める。綺麗な漆喰の白壁には絵画が飾られていただけでない。それ自体にも複雑な意匠が施されていた。様々な彫刻が施された棚が並び、天井を見あげればシャンデリアが輝いている。
ここは城塞都市マールにある伯爵城の一室だ。
「お待たせしましたの」
現れた依頼人はとても若かった。十五歳前後で自分よりも年下である。彼女は領主アーリア・エルブンの妹、ミリア・エルブンを名乗った。立ちあがったミヤサは挨拶を交わす。
ミヤサとミリアがソファに座り、侍女が冷めてしまった紅茶を交換したところで本題が始まった。
「まずはこちらを見て頂けますか。一族の家宝なのですが」
ミリアが振り向いた壁際には侍女が一人立っている。彼女が家具の扉を開けると中には鎧が仕舞われていた。
「黄金の鎧……」
ミヤサが言葉を途切れさせる。鎧は確かに黄金製だが一部が違う。
「冑と胴の上半身、そして左足は普通の鋼鉄製ですの。これら三個所の部位はあくまで仮の物。昔、城での騒ぎに乗じて盗難にあいまして」
ミリアが手共にあった巻かれた紙をミヤサに手渡す。広げるとそれは地図であった。
「領内のこの辺りに地割れがありますの。とても深いのをよいことに、何者かが鉱物マテリアルの残滓を大量に捨てたようで……魔法公害によって魔法生物が発生しています。騎士や職人を使って順次、退治と処理を行っているのですが、思うように進まず。その過程で冑が見つかったのですわ。しかし難儀な場所にありまして」
ミリアはもう一枚の紙をテーブルに置く。それは現地の様子を描いた絵であった。
地割れの岸壁の途中にある突起部分に、黄金の冑を抱きかかえる骸骨が引っかかっている。真下は魔法生物等が吐きだした酸の池が広がっていた。
「この骸骨の人物が盗っ人なのか、そのようなことはわかりません。魔法生物の種類なのですが、スライムの他に蝶型がとても多くいるのです。魔法蝶は全身から酸に塗れていまして、触ると酷い火傷になります。そして口元の管で蚊のように刺しますの。それが強烈な毒で……すでに何人もの犠牲者がでていますの。その数が凄まじくて」
ミリアが沈んだ表情を浮かべる。
「何か対処法は?」
ミヤサは絵を眺めながらミリアに質問した。
「理由はよくわからないのですが、魔法蝶には魔導バイクを追いかける習性が認められますの。何台かの魔導バイクが囮になれば、骸骨のところまで降りられるのではないかと」
ミリアがすがるような瞳でミヤサを見つめた。
ごく最近、ミヤサも魔導バイクを手に入れている。クライミングの腕を買われての仕事だったが、いざとなれば囮役も可能だ。また応援に呼ぶ予定のハンターなら、バイク所有者も多いはず。そう考えて引き受けることにした。
マール城からの帰り道。ミヤサはハンターズソサエティーの支部に立ち寄って募集をかけるのであった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
十七歳のミヤサ・カミーはリアルブルー出身者。登山家を目指していた彼女だがクリムゾンウェストで選んだ職業は探検家である。
数年前に転移で飛ばされた場所はグラズヘイム王国南部の沖だった。
山登りしていたはずなのに突然海中へと叩き落とされたミヤサはパニックを起こす。彼女の命が助かったのは一緒に転移した五歳違いの兄サマトのおかげだ。
波間を漂っていたところ近くを航行していた帆船に拾われて、伯爵地【ニュー・ウォルター】の城塞都市マールへと辿り着く。
ミヤサとは違い、サマトはマール郊外の村にある鍛冶屋に弟子入りしていた。
月日が流れてミヤサは久しぶりに兄が住む村を訪ねる。ところが兄の姿はなかった。数日前、村から程近い場所に大穴が空く。その調査をしたところ雑魔の騒ぎが起きて失踪してしまったのである。
急いでハンターズソサエティー支部に連絡。ハンターの力を借りて無事に兄を救いだす。そして神事としての崖上りにも挑戦。ハンターと一緒に前人未踏の記録を打ち立てる。
そしてマールに住む商家の夫人からの依頼を受けた。ハンターの協力を得て廃墟と化した別荘から祖母の形見を見つけだす。その実力は噂となり、マール城にまで届くこととなった。
(私にどのような依頼なのだろう)
ミヤサ・カミーは侍女に案内されたソファへと座り、広々とした応接間を眺める。綺麗な漆喰の白壁には絵画が飾られていただけでない。それ自体にも複雑な意匠が施されていた。様々な彫刻が施された棚が並び、天井を見あげればシャンデリアが輝いている。
ここは城塞都市マールにある伯爵城の一室だ。
「お待たせしましたの」
現れた依頼人はとても若かった。十五歳前後で自分よりも年下である。彼女は領主アーリア・エルブンの妹、ミリア・エルブンを名乗った。立ちあがったミヤサは挨拶を交わす。
ミヤサとミリアがソファに座り、侍女が冷めてしまった紅茶を交換したところで本題が始まった。
「まずはこちらを見て頂けますか。一族の家宝なのですが」
ミリアが振り向いた壁際には侍女が一人立っている。彼女が家具の扉を開けると中には鎧が仕舞われていた。
「黄金の鎧……」
ミヤサが言葉を途切れさせる。鎧は確かに黄金製だが一部が違う。
「冑と胴の上半身、そして左足は普通の鋼鉄製ですの。これら三個所の部位はあくまで仮の物。昔、城での騒ぎに乗じて盗難にあいまして」
ミリアが手共にあった巻かれた紙をミヤサに手渡す。広げるとそれは地図であった。
「領内のこの辺りに地割れがありますの。とても深いのをよいことに、何者かが鉱物マテリアルの残滓を大量に捨てたようで……魔法公害によって魔法生物が発生しています。騎士や職人を使って順次、退治と処理を行っているのですが、思うように進まず。その過程で冑が見つかったのですわ。しかし難儀な場所にありまして」
ミリアはもう一枚の紙をテーブルに置く。それは現地の様子を描いた絵であった。
地割れの岸壁の途中にある突起部分に、黄金の冑を抱きかかえる骸骨が引っかかっている。真下は魔法生物等が吐きだした酸の池が広がっていた。
「この骸骨の人物が盗っ人なのか、そのようなことはわかりません。魔法生物の種類なのですが、スライムの他に蝶型がとても多くいるのです。魔法蝶は全身から酸に塗れていまして、触ると酷い火傷になります。そして口元の管で蚊のように刺しますの。それが強烈な毒で……すでに何人もの犠牲者がでていますの。その数が凄まじくて」
ミリアが沈んだ表情を浮かべる。
「何か対処法は?」
ミヤサは絵を眺めながらミリアに質問した。
「理由はよくわからないのですが、魔法蝶には魔導バイクを追いかける習性が認められますの。何台かの魔導バイクが囮になれば、骸骨のところまで降りられるのではないかと」
ミリアがすがるような瞳でミヤサを見つめた。
ごく最近、ミヤサも魔導バイクを手に入れている。クライミングの腕を買われての仕事だったが、いざとなれば囮役も可能だ。また応援に呼ぶ予定のハンターなら、バイク所有者も多いはず。そう考えて引き受けることにした。
マール城からの帰り道。ミヤサはハンターズソサエティーの支部に立ち寄って募集をかけるのであった。
解説
地割れの途中に引っかかっている黄金の冑を確保して下さい。冑を抱えている骸骨は放置でも構いません。
地上から冑がある突起まで約三十m。
使用する縄には特別な処理が施されていますが、魔法蝶に長く止まられたのなら焼き切れます。(一所に三分以上、止まられると切れます)
冑の下にある酸の池ですが、王水に近い成分です。その中に落ちれば冑は融けますし、みなさんも大変なことになってしまいます。
囮は魔導バイクだけでなく、電動スクーターもOKです。(エンジンやモーターの振動にひかれているようです)現地まで御者付き馬車一両が貸しだされます。
囮役志願が、それともクライミング志願か、プレイングにお願いしますね。
あと大半が囮についていくとして、少しは地割れ周辺に魔法蝶が残るはずです。それらを援護射撃で撃つ役割もいたほうがよいでしょう。(具体的には仲間や縄に魔法蝶が止まらないように倒していく仕事です)
事前にみなさんの間で役割を決めてもらえるでしょうか。されていない場合は私が判断します。
地割れの周辺は丘陵地になっていて、アップダウンが激しいです。但し、それほど荒れてはいません。土と草の地面になります。また地割れの幅は十五メートル前後になります。
数日泊まり込む場合は、馬車をテント代わりに使用すれば問題ありません。またミヤサも二人用テントを積んでいます。
※PL情報
魔法蝶の数は凄まじく、依頼期間内に倒しきるのは不可能です。倒してもすぐに湧いてきます。
常識的な必要経費はミヤサ持ちです。質問があれば彼女が答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
地上から冑がある突起まで約三十m。
使用する縄には特別な処理が施されていますが、魔法蝶に長く止まられたのなら焼き切れます。(一所に三分以上、止まられると切れます)
冑の下にある酸の池ですが、王水に近い成分です。その中に落ちれば冑は融けますし、みなさんも大変なことになってしまいます。
囮は魔導バイクだけでなく、電動スクーターもOKです。(エンジンやモーターの振動にひかれているようです)現地まで御者付き馬車一両が貸しだされます。
囮役志願が、それともクライミング志願か、プレイングにお願いしますね。
あと大半が囮についていくとして、少しは地割れ周辺に魔法蝶が残るはずです。それらを援護射撃で撃つ役割もいたほうがよいでしょう。(具体的には仲間や縄に魔法蝶が止まらないように倒していく仕事です)
事前にみなさんの間で役割を決めてもらえるでしょうか。されていない場合は私が判断します。
地割れの周辺は丘陵地になっていて、アップダウンが激しいです。但し、それほど荒れてはいません。土と草の地面になります。また地割れの幅は十五メートル前後になります。
数日泊まり込む場合は、馬車をテント代わりに使用すれば問題ありません。またミヤサも二人用テントを積んでいます。
※PL情報
魔法蝶の数は凄まじく、依頼期間内に倒しきるのは不可能です。倒してもすぐに湧いてきます。
常識的な必要経費はミヤサ持ちです。質問があれば彼女が答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
胴の上半身そして左足についても、後日回収シナリオを出すつもりです。
よろしくお願いしますね。
よろしくお願いしますね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/05/20 04:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 マリィア・バルデス(ka5848) 人間(リアルブルー)|24才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/05/13 18:28:30 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/11 22:48:44 |