ゲスト
(ka0000)
光のゆくさきへ
マスター:藤山なないろ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
アム・シェリタ―揺籃館―- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在23人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2016/05/27 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/06/10 19:00
オープニング
「エリオット・ヴァレンタイン(kz0025)。本日付で王国騎士団長の職位を剥奪します」
この物語は、王女システィーナ・グラハム(kz0020)の言葉から幕を開けることとなった。
●騎士団長の責
「お願いですから、いい加減お休みになって下さい」
部下のフィアが、珍しく俺に食い下がっていた。
「そんなことはいい。それより、七街区の状況は」
「ちっともよくありません。このままじゃ、エリオット様……」
日頃毅然とした態度で男社会を戦う彼女の表情はまるで彼女らしくなく、今にも崩れてしまいそうな脆さを伺わせる。正直なところ──今の俺には、それが、酷く辛かった。
「……フィア、あまり俺を困らせないでくれ」
「ッ……!」
俺は、彼女にかける言葉の一切を持ってはいなかった。
「……ご報告、申し上げます。被害が甚大な第七街区西門を起点とし、騎士団並びに戦士団、そして一部貴族私兵の協力により復旧作業が順当に開始されたとのことです」
あの戦いにおいて、王国直下の騎士団と、教会直下の戦士団、そして王国貴族らの私兵団が王都を守るべく展開されていた。彼らは先の黒大公襲撃の際と比して格段に良い動きを見せていた。それは民間人被害者の数に直結していたことからもよくわかる。つまり、過去の反省が十全に活かされていた、ということだ。
王国はあの時のままじゃない。確実に前に進み、成長を遂げていたことの証だろう。
今の王国ならば、あれを撃ち滅ぼすことも夢ではない。
──そう考えていたのは、俺だけだったのかもしれないが。
王国に迫る圧倒的な脅威。
それを討ち払う起死回生の一手──それが、王国が千年の長きに渡り守り継いできた秘術“法術陣”だった。
『お前の判断を、国が、教会が、許すとは思えんぞ。それでもお前は“この作戦”を執るのだな』
そんな言葉を押し切ってまで、俺は実行に踏み切った。
法術陣は、計画通りに発動。
配下連中を消し飛ばし、メフィスト自身をも強力に抑え込み、その力を大きく制限することに成功していた。
だからこそ討伐できる芽があった。及ばずとも、深手を負わせることは出来る……そんな確信があった。
なにせ成長した王国連合軍とハンターが迎え撃ち、さらに苦渋の決断で身を切って“王国の千年の軌跡”を行使し、敵軍を抑え込む強力な術を仕掛けたのだ──勝算は、あるはずだと。
だが、甘かった。
事後になって、ある者はこう言った。
『お前はハンターに期待をかけすぎた。それが彼らには重過ぎたのだ』と。
だが、それは違う。
──これは紛れもなく、俺自身の傲慢が招いた結末だ。
●職位剥奪
他組織との連携協議を終え、王都復興への道筋を固めるまで然程時間はかからなかった。
此度の被害が先の大戦に比して軽微だったこともあるが、エリオットが休む間もなく山積みの課題に取り組み続けたことも理由に挙げられるだろう。尋常ならざる速度で地固めが成立。今後の動きに一定のめどがついたところで騎士団長は漸く王城へ参じることとなった。
「教会の秘蹟を用いてなお、貴様は敗北したのだぞ、エリオット・ヴァレンタイン!!」
王城、円卓の間で待ち受けていたのは当然の叱責だった。
「千年だ! 千年の、教会の──王国の民の軌跡を! 先王の死ですらも、貴様は無に帰したということだ!」
大司教セドリック・マクファーソン(kz0026)の責めが収まることはない。
傍には王女システィーナが控えているが、沈痛な面持ちで様子を見守るばかりだ。
長が腹をくくり旗を振った以上、作戦失敗の責は、咎めは、長に集中して然るべきもの。
それを、王女は“痛いほど”理解している。
これまでの戦いを経て、騎士団が、戦士団が、貴族私兵が、そして国民が長じているように、彼女もまた成長している。だからこそ、目の前の男が背負うものの正体を正しく感じることができたのだろう。
「──エリオット・ヴァレンタイン騎士団長」
王女の声に胸に手を当て、応じる青年の瞳には疲労こそあれ陰りはない。
宿る光が『我々の王国は、まだ終わってなどいない』という明白に過ぎる事実を照らしている。
失敗は、連綿と続くこの国の歴史の、その一つの分岐点であっただけ。
これから先どんな道を迎えようとも、“歩み続ける”ことができれば、真の敗北は訪れやしない。
だからこそ、こうして今も足掻き続けているのだ。
聞くところによれば、あの敗北の瞬間からずっと、青年は国の為に身を尽くし続けているという。
「グラズヘイム王国、王女システィーナ・グラハムの名において命じます」
静まり返る円卓。立ち上がった少女は凛とした声を広間に響かせた。
「エリオット・ヴァレンタイン。本日付で王国騎士団長の職位を剥奪します」
●“雲”隠れの間に
『戦場ならいざ知らず、何もできない姫ではありません。これは一時的な措置ですが、どうか、短い間だけでも“貴方自身のため”、時間をとって下さい』
前に進むために──殿下は、敢えて微笑んで見せてくださった。
財務やその他膨大な処理を、可能な限り国が引き上げると言って。
笑うべき時でないと理解しながら、恐らくは、俺を気遣って。
王城の自室前に立ってしばし、煩悶していた俺はある事実に気付く。
──扉が、開いている。
侍女ならこんなことはしない。
侵入者の気配を悟った瞬間、体が動いていた。
身を低く突入。一瞬で距離を詰め、捉えた室内の影に剣を向ける──が、そこに居たのは。
「やあ、エリー! ……どうしたの、怖い顔してさ」
予感はしていた。“俺に接触してくるだろう”と、何の確証もない予感が。
「きみを待ってたよ。ここじゃなんだから外に出ない? 第一街区の裏路地にいい店があるんだ」
「……気分じゃない」
「なんだい、女の子みたいなこと言って。慰めてほしい、とか?」
「ふざけるな、叩き出すぞ」
冗談みたいな男を相手に凄んで睨み付けるなど、まるで意味のない行為だったとすぐ知れた。
食事の後、ヘクス・シャルシェレット(kz0015)の言うがままエリオットはある場所を訪れていた。
そこは、最も被害が大きい第七街区西部。荒廃した城壁に、こびりついた血液。
瓦礫は徐々に撤去されていたが、起きた事実が消えることはない。
「作戦は、王国連合軍の圧倒的敗北を以て失敗。……指揮したのは、きみだったね」
瓦礫に腰を下ろし、ヘクスが俺を見上げている。
雲一つない夜だった。月明かりが無遠慮に事実を照らし出してくる。
「及ばなかったのは、天か、地か──“人”か」
だが、月光の中にあってもヘクスの表情は伺えなかった。
「ほんとは解ってるんだろう、エリー?」
含まれた真意がどうであれ、俺は問わずにいられなかった。
「ヘクス、今お前が見ている景色は……“俺と同じ”はずだと、思っていてもいいのか」
切願めいた問いに、ヘクスはただ笑っていた。
この物語は、王女システィーナ・グラハム(kz0020)の言葉から幕を開けることとなった。
●騎士団長の責
「お願いですから、いい加減お休みになって下さい」
部下のフィアが、珍しく俺に食い下がっていた。
「そんなことはいい。それより、七街区の状況は」
「ちっともよくありません。このままじゃ、エリオット様……」
日頃毅然とした態度で男社会を戦う彼女の表情はまるで彼女らしくなく、今にも崩れてしまいそうな脆さを伺わせる。正直なところ──今の俺には、それが、酷く辛かった。
「……フィア、あまり俺を困らせないでくれ」
「ッ……!」
俺は、彼女にかける言葉の一切を持ってはいなかった。
「……ご報告、申し上げます。被害が甚大な第七街区西門を起点とし、騎士団並びに戦士団、そして一部貴族私兵の協力により復旧作業が順当に開始されたとのことです」
あの戦いにおいて、王国直下の騎士団と、教会直下の戦士団、そして王国貴族らの私兵団が王都を守るべく展開されていた。彼らは先の黒大公襲撃の際と比して格段に良い動きを見せていた。それは民間人被害者の数に直結していたことからもよくわかる。つまり、過去の反省が十全に活かされていた、ということだ。
王国はあの時のままじゃない。確実に前に進み、成長を遂げていたことの証だろう。
今の王国ならば、あれを撃ち滅ぼすことも夢ではない。
──そう考えていたのは、俺だけだったのかもしれないが。
王国に迫る圧倒的な脅威。
それを討ち払う起死回生の一手──それが、王国が千年の長きに渡り守り継いできた秘術“法術陣”だった。
『お前の判断を、国が、教会が、許すとは思えんぞ。それでもお前は“この作戦”を執るのだな』
そんな言葉を押し切ってまで、俺は実行に踏み切った。
法術陣は、計画通りに発動。
配下連中を消し飛ばし、メフィスト自身をも強力に抑え込み、その力を大きく制限することに成功していた。
だからこそ討伐できる芽があった。及ばずとも、深手を負わせることは出来る……そんな確信があった。
なにせ成長した王国連合軍とハンターが迎え撃ち、さらに苦渋の決断で身を切って“王国の千年の軌跡”を行使し、敵軍を抑え込む強力な術を仕掛けたのだ──勝算は、あるはずだと。
だが、甘かった。
事後になって、ある者はこう言った。
『お前はハンターに期待をかけすぎた。それが彼らには重過ぎたのだ』と。
だが、それは違う。
──これは紛れもなく、俺自身の傲慢が招いた結末だ。
●職位剥奪
他組織との連携協議を終え、王都復興への道筋を固めるまで然程時間はかからなかった。
此度の被害が先の大戦に比して軽微だったこともあるが、エリオットが休む間もなく山積みの課題に取り組み続けたことも理由に挙げられるだろう。尋常ならざる速度で地固めが成立。今後の動きに一定のめどがついたところで騎士団長は漸く王城へ参じることとなった。
「教会の秘蹟を用いてなお、貴様は敗北したのだぞ、エリオット・ヴァレンタイン!!」
王城、円卓の間で待ち受けていたのは当然の叱責だった。
「千年だ! 千年の、教会の──王国の民の軌跡を! 先王の死ですらも、貴様は無に帰したということだ!」
大司教セドリック・マクファーソン(kz0026)の責めが収まることはない。
傍には王女システィーナが控えているが、沈痛な面持ちで様子を見守るばかりだ。
長が腹をくくり旗を振った以上、作戦失敗の責は、咎めは、長に集中して然るべきもの。
それを、王女は“痛いほど”理解している。
これまでの戦いを経て、騎士団が、戦士団が、貴族私兵が、そして国民が長じているように、彼女もまた成長している。だからこそ、目の前の男が背負うものの正体を正しく感じることができたのだろう。
「──エリオット・ヴァレンタイン騎士団長」
王女の声に胸に手を当て、応じる青年の瞳には疲労こそあれ陰りはない。
宿る光が『我々の王国は、まだ終わってなどいない』という明白に過ぎる事実を照らしている。
失敗は、連綿と続くこの国の歴史の、その一つの分岐点であっただけ。
これから先どんな道を迎えようとも、“歩み続ける”ことができれば、真の敗北は訪れやしない。
だからこそ、こうして今も足掻き続けているのだ。
聞くところによれば、あの敗北の瞬間からずっと、青年は国の為に身を尽くし続けているという。
「グラズヘイム王国、王女システィーナ・グラハムの名において命じます」
静まり返る円卓。立ち上がった少女は凛とした声を広間に響かせた。
「エリオット・ヴァレンタイン。本日付で王国騎士団長の職位を剥奪します」
●“雲”隠れの間に
『戦場ならいざ知らず、何もできない姫ではありません。これは一時的な措置ですが、どうか、短い間だけでも“貴方自身のため”、時間をとって下さい』
前に進むために──殿下は、敢えて微笑んで見せてくださった。
財務やその他膨大な処理を、可能な限り国が引き上げると言って。
笑うべき時でないと理解しながら、恐らくは、俺を気遣って。
王城の自室前に立ってしばし、煩悶していた俺はある事実に気付く。
──扉が、開いている。
侍女ならこんなことはしない。
侵入者の気配を悟った瞬間、体が動いていた。
身を低く突入。一瞬で距離を詰め、捉えた室内の影に剣を向ける──が、そこに居たのは。
「やあ、エリー! ……どうしたの、怖い顔してさ」
予感はしていた。“俺に接触してくるだろう”と、何の確証もない予感が。
「きみを待ってたよ。ここじゃなんだから外に出ない? 第一街区の裏路地にいい店があるんだ」
「……気分じゃない」
「なんだい、女の子みたいなこと言って。慰めてほしい、とか?」
「ふざけるな、叩き出すぞ」
冗談みたいな男を相手に凄んで睨み付けるなど、まるで意味のない行為だったとすぐ知れた。
食事の後、ヘクス・シャルシェレット(kz0015)の言うがままエリオットはある場所を訪れていた。
そこは、最も被害が大きい第七街区西部。荒廃した城壁に、こびりついた血液。
瓦礫は徐々に撤去されていたが、起きた事実が消えることはない。
「作戦は、王国連合軍の圧倒的敗北を以て失敗。……指揮したのは、きみだったね」
瓦礫に腰を下ろし、ヘクスが俺を見上げている。
雲一つない夜だった。月明かりが無遠慮に事実を照らし出してくる。
「及ばなかったのは、天か、地か──“人”か」
だが、月光の中にあってもヘクスの表情は伺えなかった。
「ほんとは解ってるんだろう、エリー?」
含まれた真意がどうであれ、俺は問わずにいられなかった。
「ヘクス、今お前が見ている景色は……“俺と同じ”はずだと、思っていてもいいのか」
切願めいた問いに、ヘクスはただ笑っていた。
解説
王都のある一日を描いた【条件付き】フリーシナリオです。
▼条件
・【審判】シリーズのいずれかに関わられたPC様のご参加を強く推奨致します。
・時系列の都合、同日リリースのムジカSSD、鹿野MSのシナリオとの重複参加は
ご遠慮頂けるよう謹んでお願い申し上げます。
・場所は王都内に限ります。
・戦闘判定が絡む行動はご遠慮ください。
判定しなくて良い場合の戦闘的描写は可能です。気になる方は質問卓にてご質問ください。
・白紙は描写しません。
▼目的
【審判】シリーズで描かれた
『テスカ教団事件(旧:エクラ教巡礼者襲撃事件)』での様々な出来事を振り返り
今を見つめ、未来へと繋げること。
▼概要
事件のこれまでの状況から様々な背景をPC情報化したり
真相に関して様々な考察を行い、今後に役立つ何かを導きだすことができれば最良ですが
『皆様ご自身が何らか気持ちの整理をすることで前に進むきっかけをつくること』も
目的に合致する大事なことだと思います。
誰かの何かがいつかのために。
それが、この物語における大事なことです。
▼状況
【審判】最終決戦で戦闘指揮を執ったエリオット・ヴァレンタインが
一時的に騎士団長の職位を剥奪されました。
これは体裁として引責の意もありますが
王女システィーナの『強制的な休息命令』であり、恒久的な職位剥奪ではありません。
(ムジカ意訳:休め、バカ)
ですが、この情報は瞬く間に王国全域に知れ渡ってしまいます。
彼は、昼は騎士団本部で部下に説明と事後の引継ぎをしています。
夜は青の隊長ゲオルギウスと共に第3街区の中でも比較的高級で品のある酒場に居ます。
エリオットはその酒場に呼び出され、説教を食らうことになります。
これはゲオルギウスなりの優しさで、国と民に対し必要な儀式のようなものです。
もし彼らに用があれば、お声掛けください。ご用命のない場合はリプレイに登場しません。
また、ヘクスはプレイング如何によらず登場しません。
▼条件
・【審判】シリーズのいずれかに関わられたPC様のご参加を強く推奨致します。
・時系列の都合、同日リリースのムジカSSD、鹿野MSのシナリオとの重複参加は
ご遠慮頂けるよう謹んでお願い申し上げます。
・場所は王都内に限ります。
・戦闘判定が絡む行動はご遠慮ください。
判定しなくて良い場合の戦闘的描写は可能です。気になる方は質問卓にてご質問ください。
・白紙は描写しません。
▼目的
【審判】シリーズで描かれた
『テスカ教団事件(旧:エクラ教巡礼者襲撃事件)』での様々な出来事を振り返り
今を見つめ、未来へと繋げること。
▼概要
事件のこれまでの状況から様々な背景をPC情報化したり
真相に関して様々な考察を行い、今後に役立つ何かを導きだすことができれば最良ですが
『皆様ご自身が何らか気持ちの整理をすることで前に進むきっかけをつくること』も
目的に合致する大事なことだと思います。
誰かの何かがいつかのために。
それが、この物語における大事なことです。
▼状況
【審判】最終決戦で戦闘指揮を執ったエリオット・ヴァレンタインが
一時的に騎士団長の職位を剥奪されました。
これは体裁として引責の意もありますが
王女システィーナの『強制的な休息命令』であり、恒久的な職位剥奪ではありません。
(ムジカ意訳:休め、バカ)
ですが、この情報は瞬く間に王国全域に知れ渡ってしまいます。
彼は、昼は騎士団本部で部下に説明と事後の引継ぎをしています。
夜は青の隊長ゲオルギウスと共に第3街区の中でも比較的高級で品のある酒場に居ます。
エリオットはその酒場に呼び出され、説教を食らうことになります。
これはゲオルギウスなりの優しさで、国と民に対し必要な儀式のようなものです。
もし彼らに用があれば、お声掛けください。ご用命のない場合はリプレイに登場しません。
また、ヘクスはプレイング如何によらず登場しません。
マスターより
【審判】はグランドシナリオ『ラストジャッジメント』をもって終幕を迎えました。
これまでの物語に携わってくださった全ての皆様に、厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
さて。
ルネサンス期を生きた芸術家ミケランジェロの作品に『最後の審判』という絵画があります。
あれは「創世記」をテーマとし、システィーナ礼拝堂という建物の祭壇に描かれたものなのです。
王国にとって、あの審判という戦いがどういったものであったのか。
そして皆様にとってどんな意味をもったのか……。
【審判】は、確かに下されました。
ですが、王国の光は未だ翳ってはおりません。
皆様の光は、もう翳ってしまわれましたか?
さあ、その意を示す時です。
これまでの物語に携わってくださった全ての皆様に、厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
さて。
ルネサンス期を生きた芸術家ミケランジェロの作品に『最後の審判』という絵画があります。
あれは「創世記」をテーマとし、システィーナ礼拝堂という建物の祭壇に描かれたものなのです。
王国にとって、あの審判という戦いがどういったものであったのか。
そして皆様にとってどんな意味をもったのか……。
【審判】は、確かに下されました。
ですが、王国の光は未だ翳ってはおりません。
皆様の光は、もう翳ってしまわれましたか?
さあ、その意を示す時です。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/11 08:08