ゲスト
(ka0000)
辺境の平和は俺達が支えている
マスター:真太郎

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/06/01 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/06/10 12:00
オープニング
辺境は歪虚の活動が特に活発な地域であり、人類と歪虚の勢力地が常に揺れ動いている場所である。
そんな土地柄な事もあり、辺境では農耕が盛んではなく、辺境に暮らす者の多くは食料を輸入に頼っている。
そのため辺境の隣国であるゾンネンシュトラール帝国や、海を挟んだ対岸の自由都市同盟から、多くの輸出入業者が食料を運び込みにやってくる。
品物を運ぶ場所は辺境に点在する町や各地に散らばる部族など多岐にわたる。
もちろんその道中で歪虚などに襲われる可能性は他の国よりも格段に高い。
故に大半の業者は護衛を雇う。
その際に利用されるのは、やはり多くのハンターを抱えているハンターズソサイエティだ。
そして今日もとある業者の荷馬車が食料を満載して辺境の地を走っていた。
2頭立ての馬車が2台、前後に一定の距離を保ちながら悠々と駆けている。
前の馬車に乗るのは兄の『ハンス』。
後ろの馬車に乗るのは弟の『トム』。
2人とも30代の男性で、家族でやっている輸送業者の運搬係だ。
「なぁ兄貴」
弟のトムが無線機を使い、前をゆく馬車に乗る兄に話しかけた。
「なんだ?」
兄のハンスも無線機で応える。
「今日はいつもの道と違うけど大丈夫なのか?」
「仕方ねぇだろ。いつもの道はどっかから現れた歪虚とハンターがドンパチやってて通れねぇってんだから」
「でもこっちはゴブリンがよく出るって道だろ」
「だから雇ったハンターに斥候と警戒を頼んでるんだろうが」
「でもよぉ……」
と話していると、斥候に出していたハンターの1人から無線連絡がきた。
聞くと、狼にまたがったゴブリンの集団が荷馬車に向かっているとの事だった。
「やっぱりじゃねーかっ! どうすんだよ兄貴っ!?」
「うっせぇ! ゴチャゴチャぬかすな! とにかく全力で馬車を走らせろ」
しかし荷物を積載しまくった荷馬車は重くてスピードが出ない。
「これじゃ逃げきれねーよ! 兄貴が欲張って荷物を満載するから」
「お前だって満載するのに反対しなかっただろうがっ!」
「そうだけどよぉ……荷物少し捨てようぜ兄貴。そうすりゃ捨てた荷物にゴブリンが群がる。その隙に逃げりゃ……」
「バッカ野郎!! この食いもんは腹減らした辺境の奴らに食わせるために運んでんだっ!! ゴブリンに食わすためじゃねぇ!! 何が何でも守んだよ!」
「命あっての物種だろ~」
「命も大事だがプライドも大事だ」
「なんでだよ? プライド抱えて死んじまったら何にもなんねーじゃん」
「いいか弟よ。俺達運び屋が弱気になって輸送を止めたら辺境は飢えておしまいだ。辺境が倒れたら次は帝国、同盟、王国だ。つまり!」
「つまり?」
「俺達が辺境に運んでる食いもんが世界の平和を守ってんだーっ!!」
「なんだってぇーー!!」
「俺達の食いもんが奪われたら世界が滅ぶっ!!」
「そうだったのかぁーー!!」
「だから俺達はどんな事があっても儲けのために荷物を死守する! 絶対にだっ!!」
「分かったよ兄貴! 俺感動した。俺達すごい事してたんだな」
ハンスはポロリと本音も漏らしていたが、感動で興奮していたトムは聞き漏らした。
「そうだ弟よ。だったら俺達が今からしなきゃいけない事も分かるな?」
「わかってるよ。戦うんだろ」
「違う! 逃げるんだ」
「……え?」
「俺達が戦って怪我したらどうすんだ。戦いはハンターに任せてとにかく逃げんだよ」
「……兄貴、さっきまですっげぇイイコト言ってたのに」
「適材適所って奴だよ。という訳でハンターさん、後は頼んだぜ」
そんな土地柄な事もあり、辺境では農耕が盛んではなく、辺境に暮らす者の多くは食料を輸入に頼っている。
そのため辺境の隣国であるゾンネンシュトラール帝国や、海を挟んだ対岸の自由都市同盟から、多くの輸出入業者が食料を運び込みにやってくる。
品物を運ぶ場所は辺境に点在する町や各地に散らばる部族など多岐にわたる。
もちろんその道中で歪虚などに襲われる可能性は他の国よりも格段に高い。
故に大半の業者は護衛を雇う。
その際に利用されるのは、やはり多くのハンターを抱えているハンターズソサイエティだ。
そして今日もとある業者の荷馬車が食料を満載して辺境の地を走っていた。
2頭立ての馬車が2台、前後に一定の距離を保ちながら悠々と駆けている。
前の馬車に乗るのは兄の『ハンス』。
後ろの馬車に乗るのは弟の『トム』。
2人とも30代の男性で、家族でやっている輸送業者の運搬係だ。
「なぁ兄貴」
弟のトムが無線機を使い、前をゆく馬車に乗る兄に話しかけた。
「なんだ?」
兄のハンスも無線機で応える。
「今日はいつもの道と違うけど大丈夫なのか?」
「仕方ねぇだろ。いつもの道はどっかから現れた歪虚とハンターがドンパチやってて通れねぇってんだから」
「でもこっちはゴブリンがよく出るって道だろ」
「だから雇ったハンターに斥候と警戒を頼んでるんだろうが」
「でもよぉ……」
と話していると、斥候に出していたハンターの1人から無線連絡がきた。
聞くと、狼にまたがったゴブリンの集団が荷馬車に向かっているとの事だった。
「やっぱりじゃねーかっ! どうすんだよ兄貴っ!?」
「うっせぇ! ゴチャゴチャぬかすな! とにかく全力で馬車を走らせろ」
しかし荷物を積載しまくった荷馬車は重くてスピードが出ない。
「これじゃ逃げきれねーよ! 兄貴が欲張って荷物を満載するから」
「お前だって満載するのに反対しなかっただろうがっ!」
「そうだけどよぉ……荷物少し捨てようぜ兄貴。そうすりゃ捨てた荷物にゴブリンが群がる。その隙に逃げりゃ……」
「バッカ野郎!! この食いもんは腹減らした辺境の奴らに食わせるために運んでんだっ!! ゴブリンに食わすためじゃねぇ!! 何が何でも守んだよ!」
「命あっての物種だろ~」
「命も大事だがプライドも大事だ」
「なんでだよ? プライド抱えて死んじまったら何にもなんねーじゃん」
「いいか弟よ。俺達運び屋が弱気になって輸送を止めたら辺境は飢えておしまいだ。辺境が倒れたら次は帝国、同盟、王国だ。つまり!」
「つまり?」
「俺達が辺境に運んでる食いもんが世界の平和を守ってんだーっ!!」
「なんだってぇーー!!」
「俺達の食いもんが奪われたら世界が滅ぶっ!!」
「そうだったのかぁーー!!」
「だから俺達はどんな事があっても儲けのために荷物を死守する! 絶対にだっ!!」
「分かったよ兄貴! 俺感動した。俺達すごい事してたんだな」
ハンスはポロリと本音も漏らしていたが、感動で興奮していたトムは聞き漏らした。
「そうだ弟よ。だったら俺達が今からしなきゃいけない事も分かるな?」
「わかってるよ。戦うんだろ」
「違う! 逃げるんだ」
「……え?」
「俺達が戦って怪我したらどうすんだ。戦いはハンターに任せてとにかく逃げんだよ」
「……兄貴、さっきまですっげぇイイコト言ってたのに」
「適材適所って奴だよ。という訳でハンターさん、後は頼んだぜ」
解説
目的1:食料輸送中の荷馬車2台の安全確保
目的2:ゴブリンの討伐
・失敗条件
荷馬車が壊される
ハンスやトムが殺される
兄のハンスの乗る荷馬車Aの3スクエア後ろに弟のトムの乗る荷馬車Bが走っています。
2台の荷馬車は毎ターン北へ5スクエア前に進みます。
ハンターは全員、貸与された馬に乗っています。
個人で馬やバイクを所持している者はそれを使用できます。(幻獣は不可)
馬(もしくはバイク)を走らせるにはサブアクションを使用します。
貸与された馬の移動力は『6』で、騎乗してメインアクションで『移動』を行えば、1ラウンドに30スクエア移動する事が可能です。
『騎乗(初級)』のスキルを持っていない場合、騎乗中は判定ロールに『-10』のペナルティが付きます。
ハンターの内6人は以下の何処かに斥候に出ています。
A:荷馬車から北へ150スクエアの地点(敵まで250スクエア)
B:荷馬車から北東へ150スクエアの地点(敵まで250スクエア)
C:荷馬車から北西へ150スクエア地点(敵まで50スクエア)
D:荷馬車から南へ150スクエアの地点(敵まで250スクエア)
E:荷馬車から南東へ150スクエアの地点(敵まで50スクエア)
F:荷馬車から南西へ150スクエア地点(敵まで250スクエア)
(自分のいる場所をA~Fより選んでプレイングに記載して下さい)
斥候に出ていないハンターはどちらかの荷馬車の側にいる事になります。
敵はゴブリンが12体と狼が12体。
ゴブリンは狼に騎乗し、槍と弓を持ち、粗末な革鎧を着けています。
敵の位置は荷馬車から西へ100スクエアの地点で、F地点の者が発見しています。
以下PL情報
敵はまっすぐ荷馬車に向かいます。
狼はメインアクションにより移動で1ラウンドに25スクエア移動できます。
荷馬車の進行方向に伏兵のゴブリンが4体います。
伏兵のゴブリンは狼に乗っていません。
ハンスもトムも直前まで伏兵に気づきません。
目的2:ゴブリンの討伐
・失敗条件
荷馬車が壊される
ハンスやトムが殺される
兄のハンスの乗る荷馬車Aの3スクエア後ろに弟のトムの乗る荷馬車Bが走っています。
2台の荷馬車は毎ターン北へ5スクエア前に進みます。
ハンターは全員、貸与された馬に乗っています。
個人で馬やバイクを所持している者はそれを使用できます。(幻獣は不可)
馬(もしくはバイク)を走らせるにはサブアクションを使用します。
貸与された馬の移動力は『6』で、騎乗してメインアクションで『移動』を行えば、1ラウンドに30スクエア移動する事が可能です。
『騎乗(初級)』のスキルを持っていない場合、騎乗中は判定ロールに『-10』のペナルティが付きます。
ハンターの内6人は以下の何処かに斥候に出ています。
A:荷馬車から北へ150スクエアの地点(敵まで250スクエア)
B:荷馬車から北東へ150スクエアの地点(敵まで250スクエア)
C:荷馬車から北西へ150スクエア地点(敵まで50スクエア)
D:荷馬車から南へ150スクエアの地点(敵まで250スクエア)
E:荷馬車から南東へ150スクエアの地点(敵まで50スクエア)
F:荷馬車から南西へ150スクエア地点(敵まで250スクエア)
(自分のいる場所をA~Fより選んでプレイングに記載して下さい)
斥候に出ていないハンターはどちらかの荷馬車の側にいる事になります。
敵はゴブリンが12体と狼が12体。
ゴブリンは狼に騎乗し、槍と弓を持ち、粗末な革鎧を着けています。
敵の位置は荷馬車から西へ100スクエアの地点で、F地点の者が発見しています。
以下PL情報
敵はまっすぐ荷馬車に向かいます。
狼はメインアクションにより移動で1ラウンドに25スクエア移動できます。
荷馬車の進行方向に伏兵のゴブリンが4体います。
伏兵のゴブリンは狼に乗っていません。
ハンスもトムも直前まで伏兵に気づきません。
マスターより
今回は辺境の食糧事情から単発戦闘シナリオを考えてみました。
敵はゴブリンと狼だけなので、どちらかと言えば初心者向けのシナリオでしょうか。
ただし敵の数は多めです。
そして戦闘は騎乗戦をメインにと考えましたので、ちょっと解説部分がややっこしくなってしまいました。すみません。
ですがその分、中級者にも楽しんでいただける内容になったのではないかと思っております。
上級者の方にはちょっと物足りないかもしれませんけれど。
それでは皆様のご参加お待ちしております。
敵はゴブリンと狼だけなので、どちらかと言えば初心者向けのシナリオでしょうか。
ただし敵の数は多めです。
そして戦闘は騎乗戦をメインにと考えましたので、ちょっと解説部分がややっこしくなってしまいました。すみません。
ですがその分、中級者にも楽しんでいただける内容になったのではないかと思っております。
上級者の方にはちょっと物足りないかもしれませんけれど。
それでは皆様のご参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/06/09 06:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 カイン・A・A・カーナボン(ka5336) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/06/01 06:18:39 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/31 21:56:34 |