ゲスト
(ka0000)
【詩天】渦巻く黒、染まる鏡
マスター:剣崎宗二

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 7日
- プレイング締切
- 2016/06/15 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/06/29 07:30
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「く……」
エトファリア、詩天州。
その森の中。息を潜め、彼らは待っていた。
「落ち着きなさいよ」
「これが落ち着いていられるか!俺たちの運命はこれで…… それもこれも、奴らのせい…!」
憤怒の眷属――合成獣である中でも多少なりとも人語を解する上位の者である彼らは、ハンターたちが彼らの主を滅ぼした事で居場所を失った。
彼らに残された運命は、そのまま滅ぶか。――或いは、他の眷属の庇護の下に入るか。
この者たちは、後者を選び。新たなる主の命に従い、こうして詩天にある辺鄙な村を襲撃している。
ありていに言えば、陽動、囮、捨て駒――そう言った言葉が似合うのだが……
「……これに成功すれば、私たちは取り立ててもらえる。新たなる力をもらえるそうじゃない?」
「ああそうだ」
「だからこそ、慎重になるのよ。失敗したら次のチャンスがないのは、もう分かってるわよね?」
「もちろん。だから『助っ人』に頭を下げたんだろう?」
その片方――獅子の合成獣は、遠くに立っている、少女に目をやる。
だが、もう片方――孔雀の合成獣は、少しだけ目を細めた。
「……少し、心配ね」
「あ? あいつは裏切るような事はねぇだろ。そんな性格には思えねぇ」
「あたしが心配しているのは、もう片方のヤツよ」
――少女の後ろから、黒い布を纏った、まるで忍者のような装束の男が出現する。
まるで、空気から現れたかのように。意識の外から、いきなり。
「確かに怪しいけどよ、実力は本物じゃねぇか」
何せ、ほぼ全員の後ろを一瞬で取り。それぞれに1度ずつ、拳を突きつけたのだ。
彼の前に居るあの少女ですら、反応できなかった。
「『勝てる方法』を教えられるか?」
「ククク……『負けない方法』ならば、この蛮蔵、教えて進ぜよう」
――それ故に少女は、男に教えを乞い、男はそれと同時に、同じように助っ人として、合成獣たちに与した。
「何かうさんくさいのよ。底が見えない、と言うか――」
「気のせいだと思うぜ」
相方ほど楽観的にはなれない孔雀の合成獣。だがその思考は、彼らの『目的』によって遮られる
「――っと、時間のようね」
主たちと約束した時間だ。囮の役目、果たさねばなるまい。用心はしておくべきだが、交通事故を恐れて家から出ない――そういう訳にも行くまい。
かくして、彼らは村へと襲い掛かる。
攻勢はそれ程密集していない。当たり前だ。合成獣らの目的は、村の壊滅ではなく、襲来するハンターたちをこの場で留めておく事なのだから。
――だが。
(しかし……我がご主人の目的の為には、それではいかんな)
黒衣の男は、違う事を考慮していた。
――十分な『脅威』を相手に与えずにして、囮の成功はありえない。
「千影、と言ったかそこの少女。……負けない為の戦術とは、第一に――要衝を守り抜く事なり」
その言葉だけで、少女――千影は彼の意味する所を理解した。兵が頭をつぶされれば潰退する。故に今、それをやられる訳にはいかない。
(だがしかし、守ってばかりでも勝てもせん。――それに、ご主人からからの命もあるしな。『材料を探せ』と)
自身の領地から遠く離れたこの地まで出てきたのは、その為だ。
――目線の先には、獅子と孔雀の歪虚。
――かくして、千影が彼から目を離した一瞬の隙に、男の姿が掻き消え。
彼は『威嚇』の為の準備を始める。
潜行の力を持つ彼ならではの『手段』。
先ずは――ハンターたちに本気になってもらう必要がある。篭られても、彼の本当の目的の為には『困る』のだ。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「く……」
エトファリア、詩天州。
その森の中。息を潜め、彼らは待っていた。
「落ち着きなさいよ」
「これが落ち着いていられるか!俺たちの運命はこれで…… それもこれも、奴らのせい…!」
憤怒の眷属――合成獣である中でも多少なりとも人語を解する上位の者である彼らは、ハンターたちが彼らの主を滅ぼした事で居場所を失った。
彼らに残された運命は、そのまま滅ぶか。――或いは、他の眷属の庇護の下に入るか。
この者たちは、後者を選び。新たなる主の命に従い、こうして詩天にある辺鄙な村を襲撃している。
ありていに言えば、陽動、囮、捨て駒――そう言った言葉が似合うのだが……
「……これに成功すれば、私たちは取り立ててもらえる。新たなる力をもらえるそうじゃない?」
「ああそうだ」
「だからこそ、慎重になるのよ。失敗したら次のチャンスがないのは、もう分かってるわよね?」
「もちろん。だから『助っ人』に頭を下げたんだろう?」
その片方――獅子の合成獣は、遠くに立っている、少女に目をやる。
だが、もう片方――孔雀の合成獣は、少しだけ目を細めた。
「……少し、心配ね」
「あ? あいつは裏切るような事はねぇだろ。そんな性格には思えねぇ」
「あたしが心配しているのは、もう片方のヤツよ」
――少女の後ろから、黒い布を纏った、まるで忍者のような装束の男が出現する。
まるで、空気から現れたかのように。意識の外から、いきなり。
「確かに怪しいけどよ、実力は本物じゃねぇか」
何せ、ほぼ全員の後ろを一瞬で取り。それぞれに1度ずつ、拳を突きつけたのだ。
彼の前に居るあの少女ですら、反応できなかった。
「『勝てる方法』を教えられるか?」
「ククク……『負けない方法』ならば、この蛮蔵、教えて進ぜよう」
――それ故に少女は、男に教えを乞い、男はそれと同時に、同じように助っ人として、合成獣たちに与した。
「何かうさんくさいのよ。底が見えない、と言うか――」
「気のせいだと思うぜ」
相方ほど楽観的にはなれない孔雀の合成獣。だがその思考は、彼らの『目的』によって遮られる
「――っと、時間のようね」
主たちと約束した時間だ。囮の役目、果たさねばなるまい。用心はしておくべきだが、交通事故を恐れて家から出ない――そういう訳にも行くまい。
かくして、彼らは村へと襲い掛かる。
攻勢はそれ程密集していない。当たり前だ。合成獣らの目的は、村の壊滅ではなく、襲来するハンターたちをこの場で留めておく事なのだから。
――だが。
(しかし……我がご主人の目的の為には、それではいかんな)
黒衣の男は、違う事を考慮していた。
――十分な『脅威』を相手に与えずにして、囮の成功はありえない。
「千影、と言ったかそこの少女。……負けない為の戦術とは、第一に――要衝を守り抜く事なり」
その言葉だけで、少女――千影は彼の意味する所を理解した。兵が頭をつぶされれば潰退する。故に今、それをやられる訳にはいかない。
(だがしかし、守ってばかりでも勝てもせん。――それに、ご主人からからの命もあるしな。『材料を探せ』と)
自身の領地から遠く離れたこの地まで出てきたのは、その為だ。
――目線の先には、獅子と孔雀の歪虚。
――かくして、千影が彼から目を離した一瞬の隙に、男の姿が掻き消え。
彼は『威嚇』の為の準備を始める。
潜行の力を持つ彼ならではの『手段』。
先ずは――ハンターたちに本気になってもらう必要がある。篭られても、彼の本当の目的の為には『困る』のだ。
解説
陽動作戦を行っている、歪虚憤怒系列の残党から村を守り、それを退けるのが今回の目的となります。
敵の殆どは合成獣型の下級。強くはありませんが数が多い(二十体程)です。
そのリーダーになっているのが、オープニングに登場した獅子、及び孔雀の歪虚です。
彼ら含め、憤怒系列の歪虚は今回の作戦の主目的を『陽動』と認識しており、状況に変化が無い限り積極的な攻勢を行うことがないでしょう。
ただ、彼らの『助っ人』二名が曲者です。
【千影戦姫】龍道 千影
前回アレクサンドルとマティリアに敗北し、そこでハンターたちが介入した事によりプライドをずたずたにされており、昔ほどの覇気はない。今回の目的は後述の蛮蔵から『負けない方法』を学ぶ事。
ただ『奥の手』は相変わらず所持しております。
特殊能力は彼女の武術の極みである『敵対者の数だけ、分身を生成する事』。
【????】甲鬼 蛮蔵
黒い布に身を包んだ忍者のような外見の男。だが、外見と裏腹に忍者にあるべき『武器』の類を一切傾向していない。
現在明確に分かっている能力は、強力なステルス能力のみ。だが実力は高いと目されている。
一瞬のみ千影と手合わせした際は、拳に炎を纏い、風を操って千影を引き寄せて距離を詰めたようだが…?
また、技を発動する際、両手甲に漢字が浮かび上がっていた模様です。
戦場は村の前の平野。障害物はほぼありません。村の中を戦場にしても構いませんが、相応に村への被害も広がるでしょう。
他に質問があれば、質問卓を立てて、ロレントさんにお聞きください。
尚回答できるのは、飽くまでも『ハンターオフィス側で把握できている情報』ですので、ご注意ください。
敵の殆どは合成獣型の下級。強くはありませんが数が多い(二十体程)です。
そのリーダーになっているのが、オープニングに登場した獅子、及び孔雀の歪虚です。
彼ら含め、憤怒系列の歪虚は今回の作戦の主目的を『陽動』と認識しており、状況に変化が無い限り積極的な攻勢を行うことがないでしょう。
ただ、彼らの『助っ人』二名が曲者です。
【千影戦姫】龍道 千影
前回アレクサンドルとマティリアに敗北し、そこでハンターたちが介入した事によりプライドをずたずたにされており、昔ほどの覇気はない。今回の目的は後述の蛮蔵から『負けない方法』を学ぶ事。
ただ『奥の手』は相変わらず所持しております。
特殊能力は彼女の武術の極みである『敵対者の数だけ、分身を生成する事』。
【????】甲鬼 蛮蔵
黒い布に身を包んだ忍者のような外見の男。だが、外見と裏腹に忍者にあるべき『武器』の類を一切傾向していない。
現在明確に分かっている能力は、強力なステルス能力のみ。だが実力は高いと目されている。
一瞬のみ千影と手合わせした際は、拳に炎を纏い、風を操って千影を引き寄せて距離を詰めたようだが…?
また、技を発動する際、両手甲に漢字が浮かび上がっていた模様です。
戦場は村の前の平野。障害物はほぼありません。村の中を戦場にしても構いませんが、相応に村への被害も広がるでしょう。
他に質問があれば、質問卓を立てて、ロレントさんにお聞きください。
尚回答できるのは、飽くまでも『ハンターオフィス側で把握できている情報』ですので、ご注意ください。
マスターより
どうもこんにちわ。剣崎です。
さて、久しぶりの団体戦。陰謀は渦巻いておりますが、それに気を取られすぎても――と言う感じですね。
雑魚が前に出ており、敵将も普段と違いますが…難易度は飽くまでも「最低限の目的を果たす」場合となります。
それ以上を望むのであれば、難易度は少し上昇します。
さて、久しぶりの団体戦。陰謀は渦巻いておりますが、それに気を取られすぎても――と言う感じですね。
雑魚が前に出ており、敵将も普段と違いますが…難易度は飽くまでも「最低限の目的を果たす」場合となります。
それ以上を望むのであれば、難易度は少し上昇します。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/06/24 10:30
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/06/11 23:13:34 |
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相談用 花厳 刹那(ka3984) 人間(リアルブルー)|16才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/06/14 22:02:42 |
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質問卓 夜桜 奏音(ka5754) エルフ|19才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/06/13 10:06:41 |