ゲスト
(ka0000)
貴方の『最強』は何ですか?
マスター:奈華里

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在15人 / 1~25人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2016/06/16 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/06/27 15:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「へぇ、武闘大会ですか…」
街に張り出されている告知のポスターを前にギアが呟く。
ここはフマーレの職人街であり、彼はそこで一流の武器職人を目指している若者の一人だ。
であるから彼自身が出場する事はないのであるが、自分の武器を使う存在であるハンターには興味はある。
(今って一体どんな武器が好まれているんでしょうか?)
一応、市場調査はしているものの店の売れ行きだけでは正直な声は判らない。
新しいものが出たから試しに買ったり、使っていたものが壊れたから一時凌ぎに買っただけなど理由は様々。
実際のところ、買ったけれどあまり使っていないというものもきっとある。
それは武器職人にとってとても悲しい事だ。
(臨機応変に、適材適所で使ってくれているならまだしもただの肥やしになってたら目も当てられない…)
使われてこそ味が出てくるものもある。
ほおっておけば新品であっても空気による酸化が始まり、性能は徐々に落ちていってしまうものもあるだろう。
(出来る事なら体格も性別も選ばず、どんな方にも使って貰える武器が作れたら最高ですが…)
軽く、使いやすく、強い。そんな夢のような武器とは、一体どんなものだろうか?
しばし脳裏にイメージを描くが、どうしてもうまく形にならない。
「っといけない。そう言えば、買い物の途中でした」
彼はその事を思い出し、慌てて頼まれていた材料を買いに戻る。
しかし、その間も彼の頭からその事は離れず、終始頭の中ではあれこれと試行錯誤が繰り返される。
(剣にピストルがついているのはどうだろう…けど、そうなると銃身が傷つけられてしまっては使えなくなってしまうし、斬り込む際のスピードが落ちてしまう。だったら、パチンコのよう機能を搭載すれば…)
元来、武器とはそれぞれ使う場面において形が設定され、その時にあった最もよいフォルムを取っている。
すなわち、それを組み合わせれば強くなるというものではない。一切の無駄を省いて、ある場面にのみ優秀な力を発揮するよう作られているものをもう一度ばらして作り直す、というのは至難の業だ。
(あぁ~もう、全然纏まりませんね)
いつもは冷静な彼が頭を乱暴にかく。そんな彼を見つけて、ふらりとやって来たのは彼と同い年の青年だった。
「なーにやってんだ、ギア=ルキウス! 作業に没頭し過ぎてノミでもわいたか?」
冗談交じりにそう言って、やってきた青年はにやにや笑う。
「いえ、別に。っとこれはスペアさん。あなたも買い出しに?」
その声に顔を上げて、そこにあったのは少し前に知り合った顔。
同じ職人街の職人であるが、彼は防具専門であり性格も割と対照的だったりする。
「そうだよ。で俺の質問には答えねぇ気かよ?」
じっとギアを睨むように見つめ、スペアが尋ねる。
「あぁ、これは失礼。僕はちゃんと風呂には入っていますからご心配には及びません」
「はあ? そんなこと聞いてねぇって……俺が聞きたいのは何でんな事してたかで…」
「でしたね。少し考え事をしていました」
「ほお」
ギアの言葉に即座に言葉を返して、スペアは興味津々といった様子で続きを待つ。
そこでギアは彼に話してみれば、なんとあっさりと答えが返ってくるではないか。
「誰にでも使って頂ける武器を作りたいと思いまして…でも、それが何なのか判らなくてですね…」
「……なんだよ、そんな事かよ」
スペアが真顔で彼に言う。
「え、スペアさん判るんですか?」
「判らねー。けど、判るようになる方法は知ってる」
「と言うと?」
「おまえ馬鹿だろ…そんなん簡単じゃねぇの。判らないなら聞くのが一番」
「ああ」
独りで悩むよりずっといい。生の声に勝るものはある筈がない。
「そうか、そうですよね。都合のいい事に近々大会で人も集まりますし…」
ぽんっと拳を打って、ギアは納得の表情を見せる。
「だろ。何だよ、俺のライバルがそんなんじゃ俺の圧勝だな~」
スペアはその様子を前に上機嫌となり、その場を鼻歌まじりに去って行く。
(よし、そうと決まれば善は急げです!)
ギアもそう思い早速大会の主催者に掛け合って…。
近くで行われる大会での催しの隅で無料サービスの手入れを名目にハンターの武器調査を行う事にするのだった。
「へぇ、武闘大会ですか…」
街に張り出されている告知のポスターを前にギアが呟く。
ここはフマーレの職人街であり、彼はそこで一流の武器職人を目指している若者の一人だ。
であるから彼自身が出場する事はないのであるが、自分の武器を使う存在であるハンターには興味はある。
(今って一体どんな武器が好まれているんでしょうか?)
一応、市場調査はしているものの店の売れ行きだけでは正直な声は判らない。
新しいものが出たから試しに買ったり、使っていたものが壊れたから一時凌ぎに買っただけなど理由は様々。
実際のところ、買ったけれどあまり使っていないというものもきっとある。
それは武器職人にとってとても悲しい事だ。
(臨機応変に、適材適所で使ってくれているならまだしもただの肥やしになってたら目も当てられない…)
使われてこそ味が出てくるものもある。
ほおっておけば新品であっても空気による酸化が始まり、性能は徐々に落ちていってしまうものもあるだろう。
(出来る事なら体格も性別も選ばず、どんな方にも使って貰える武器が作れたら最高ですが…)
軽く、使いやすく、強い。そんな夢のような武器とは、一体どんなものだろうか?
しばし脳裏にイメージを描くが、どうしてもうまく形にならない。
「っといけない。そう言えば、買い物の途中でした」
彼はその事を思い出し、慌てて頼まれていた材料を買いに戻る。
しかし、その間も彼の頭からその事は離れず、終始頭の中ではあれこれと試行錯誤が繰り返される。
(剣にピストルがついているのはどうだろう…けど、そうなると銃身が傷つけられてしまっては使えなくなってしまうし、斬り込む際のスピードが落ちてしまう。だったら、パチンコのよう機能を搭載すれば…)
元来、武器とはそれぞれ使う場面において形が設定され、その時にあった最もよいフォルムを取っている。
すなわち、それを組み合わせれば強くなるというものではない。一切の無駄を省いて、ある場面にのみ優秀な力を発揮するよう作られているものをもう一度ばらして作り直す、というのは至難の業だ。
(あぁ~もう、全然纏まりませんね)
いつもは冷静な彼が頭を乱暴にかく。そんな彼を見つけて、ふらりとやって来たのは彼と同い年の青年だった。
「なーにやってんだ、ギア=ルキウス! 作業に没頭し過ぎてノミでもわいたか?」
冗談交じりにそう言って、やってきた青年はにやにや笑う。
「いえ、別に。っとこれはスペアさん。あなたも買い出しに?」
その声に顔を上げて、そこにあったのは少し前に知り合った顔。
同じ職人街の職人であるが、彼は防具専門であり性格も割と対照的だったりする。
「そうだよ。で俺の質問には答えねぇ気かよ?」
じっとギアを睨むように見つめ、スペアが尋ねる。
「あぁ、これは失礼。僕はちゃんと風呂には入っていますからご心配には及びません」
「はあ? そんなこと聞いてねぇって……俺が聞きたいのは何でんな事してたかで…」
「でしたね。少し考え事をしていました」
「ほお」
ギアの言葉に即座に言葉を返して、スペアは興味津々といった様子で続きを待つ。
そこでギアは彼に話してみれば、なんとあっさりと答えが返ってくるではないか。
「誰にでも使って頂ける武器を作りたいと思いまして…でも、それが何なのか判らなくてですね…」
「……なんだよ、そんな事かよ」
スペアが真顔で彼に言う。
「え、スペアさん判るんですか?」
「判らねー。けど、判るようになる方法は知ってる」
「と言うと?」
「おまえ馬鹿だろ…そんなん簡単じゃねぇの。判らないなら聞くのが一番」
「ああ」
独りで悩むよりずっといい。生の声に勝るものはある筈がない。
「そうか、そうですよね。都合のいい事に近々大会で人も集まりますし…」
ぽんっと拳を打って、ギアは納得の表情を見せる。
「だろ。何だよ、俺のライバルがそんなんじゃ俺の圧勝だな~」
スペアはその様子を前に上機嫌となり、その場を鼻歌まじりに去って行く。
(よし、そうと決まれば善は急げです!)
ギアもそう思い早速大会の主催者に掛け合って…。
近くで行われる大会での催しの隅で無料サービスの手入れを名目にハンターの武器調査を行う事にするのだった。
解説
内容
貴方の武器に関する拘り等をお教え下さい
大会会場の片隅でギアは武器に関する調査を行う事にしました
そこで貴方の持つ武器に関するお話を何でもいいのでお聞かせ下さい
「自分はここに拘っている」とか「これはここが使いやすいからずっと愛用している」とか
「この得物を使ってスキル●●を華麗に決めた」という自慢話でも構いません
後、「こんな武器があれば嬉しい」とか「これはここが使いにくい」という愚痴でもOK
ギアはあらゆる武器に関する情報を欲しがっています
思う存分、思うところをぶちまけて下さいませ
なお、『聞き取り役に徹したい(やりたい)』というのであればそちらでも構いません
ギアと共に調査の程、宜しくお願いします
●注意
プレイングに
「○○MSのシナリオタイトル○○で使ってますので、そっちを見て下さい」等の指示は
時間的にも労力的にも大変ですので、申し訳ありませんがお控え下さい
プレイング内にて出来れば簡潔に纏めて頂けますようご協力お願いします
貴方の武器に関する拘り等をお教え下さい
大会会場の片隅でギアは武器に関する調査を行う事にしました
そこで貴方の持つ武器に関するお話を何でもいいのでお聞かせ下さい
「自分はここに拘っている」とか「これはここが使いやすいからずっと愛用している」とか
「この得物を使ってスキル●●を華麗に決めた」という自慢話でも構いません
後、「こんな武器があれば嬉しい」とか「これはここが使いにくい」という愚痴でもOK
ギアはあらゆる武器に関する情報を欲しがっています
思う存分、思うところをぶちまけて下さいませ
なお、『聞き取り役に徹したい(やりたい)』というのであればそちらでも構いません
ギアと共に調査の程、宜しくお願いします
●注意
プレイングに
「○○MSのシナリオタイトル○○で使ってますので、そっちを見て下さい」等の指示は
時間的にも労力的にも大変ですので、申し訳ありませんがお控え下さい
プレイング内にて出来れば簡潔に纏めて頂けますようご協力お願いします
マスターより
ギアさんのイラスト付きでは初めての依頼、奈華里です
MS的にも気になっていた部分ではあるので、これを機に調査できたらと
クラスや種族関係なしに好みで選んでいる人もいると思うのですよね
その辺で苦労されている方もいるとは思うのですが、
その分工夫もされてる筈ですし…イベント依頼によりリプレイ字数は沢山あります
色々頑張って描写したいと思いますので、御参加お待ちしています
MS的にも気になっていた部分ではあるので、これを機に調査できたらと
クラスや種族関係なしに好みで選んでいる人もいると思うのですよね
その辺で苦労されている方もいるとは思うのですが、
その分工夫もされてる筈ですし…イベント依頼によりリプレイ字数は沢山あります
色々頑張って描写したいと思いますので、御参加お待ちしています
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/06/28 01:45