ゲスト
(ka0000)
御当地ラーメンコンテスト
マスター:篠崎砂美

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在4人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/06/19 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/06/28 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「御当地ラーメンを開発しましょう!」
商店会会議の場で、セレーネ・リコお嬢様が言いました。
「ラーメン? 何それ?」
フィネステラ案内嬢が、聞き返します。なんだか、最近聞いたことがあるような、ないような名前です。
「パスタの一種ですわ。リアルブルーでは、各地方でオリジナルのパスタ料理を御当地ラーメンとして地域活性化に利用しているのです」
「だったら、パスタでいいじゃない」
「それでは、他の都市の商店街と大差ないでしょう。特に、フマーレなんかと一緒にされては、困るではありませんか」
身も蓋もないフィネステラ嬢の言葉を一蹴して、お嬢様が言いました。
「このラーメンというのが、購買欲をかきたてるのですわ。人は、珍しい物に群がるのです。そこでです、大々的に、御当地ラーメンコンテストをこの商店街で開き、優勝したラーメンをヴァリオス御当地ラーメンとして商店街で認定してしまうのです」
完璧な販売戦略だと、お嬢様が胸を張りました。
「確かに、先日ジェオルジで行われた郷祭で、ラーメンはグルメ大会の2位に輝いたそうですからな」
デレトーレ支配人が、少し興味を引かれたように言いました。
「2位? なんで1位のにしないの?」
ありえないとばかりに、フィネステラ嬢がツッコミました。
「確か、優勝は、カレーとかいう食べ物でしたな」
記憶を頼りに、支配人が補足しました。
「ええ、その通りですわ。けれども、カレーには、ご当地グルメとしての決定的な弱点があるのです」
「致命的な弱点?」
はてさてなんだろうと、フィネステラ嬢と支配人が顔を見交わしました。
「これをごらんなさい。極秘に手に入れた、優勝した黄金カレーの詳細レポートですわ」
提示された書類には、「美味い!」だの「最高!」だのの賛辞が連なっています。
「問題ないんじゃない?」
「いいえ、その下の方ですわ」
お嬢様に指し示されて、フィネステラ嬢と支配人が視線を移しました。そこには、カレーの価格が書いてありました。
「何これ、外食だとしても、桁が二つぐらい多いんだけど……。この値段で売っていたってことなの?」
ちょっとびっくりして、フィネステラ嬢が聞き返しました。
「いいえ、それは下代です。原材料費がその価格なので、人件費などを入れれば、その倍以上でないと正常な販売はできませんわ。それに、流通量の問題で、原料を確保するのも困難ですわ」
「倍! へたしたら、魔導バイク買えますよ!!」
そんな超高額の食べ物など、物好きな大商人ぐらいしか買いません。
どうやら、郷祭ではイベントのために稀少なスパイスを無償提供したらしく、採算度外視だったようです。食べられる数も限定だったことからもうなずけます。大量に作りたくても、材料がなかったでしょう。
「そんな高い物で客引きなんかできませんわ。その点、ラーメンというパスタであれば、比較的安価で作ることができます。リアルブルーの方は、ペッパーをふんだんに使うなどという暴挙にでる場合もあるようですが、香辛料は絶対条件ではないそうなので、なんとかなりそうです」
なるほど、クリムゾンウェストの庶民でも購入できることは重要です。それに、リアルブルーの者にとっては、なぜか郷愁を誘うようで、充分な求心力があります。
かくして、商店街で御当地ラーメンコンテストが開かれることになったのでした。
海の幸はヴァリオス港から、穀物や野菜類はジェオルジに手配できますし、器具などはフマーレで特注できそうです。
後は、リアルブルーの無数にあるラーメンを再現してもらうか、クリムゾンウェスト風の新ラーメンを創作してもらうだけです。
「さあ、調理開始ですわ!」
「御当地ラーメンを開発しましょう!」
商店会会議の場で、セレーネ・リコお嬢様が言いました。
「ラーメン? 何それ?」
フィネステラ案内嬢が、聞き返します。なんだか、最近聞いたことがあるような、ないような名前です。
「パスタの一種ですわ。リアルブルーでは、各地方でオリジナルのパスタ料理を御当地ラーメンとして地域活性化に利用しているのです」
「だったら、パスタでいいじゃない」
「それでは、他の都市の商店街と大差ないでしょう。特に、フマーレなんかと一緒にされては、困るではありませんか」
身も蓋もないフィネステラ嬢の言葉を一蹴して、お嬢様が言いました。
「このラーメンというのが、購買欲をかきたてるのですわ。人は、珍しい物に群がるのです。そこでです、大々的に、御当地ラーメンコンテストをこの商店街で開き、優勝したラーメンをヴァリオス御当地ラーメンとして商店街で認定してしまうのです」
完璧な販売戦略だと、お嬢様が胸を張りました。
「確かに、先日ジェオルジで行われた郷祭で、ラーメンはグルメ大会の2位に輝いたそうですからな」
デレトーレ支配人が、少し興味を引かれたように言いました。
「2位? なんで1位のにしないの?」
ありえないとばかりに、フィネステラ嬢がツッコミました。
「確か、優勝は、カレーとかいう食べ物でしたな」
記憶を頼りに、支配人が補足しました。
「ええ、その通りですわ。けれども、カレーには、ご当地グルメとしての決定的な弱点があるのです」
「致命的な弱点?」
はてさてなんだろうと、フィネステラ嬢と支配人が顔を見交わしました。
「これをごらんなさい。極秘に手に入れた、優勝した黄金カレーの詳細レポートですわ」
提示された書類には、「美味い!」だの「最高!」だのの賛辞が連なっています。
「問題ないんじゃない?」
「いいえ、その下の方ですわ」
お嬢様に指し示されて、フィネステラ嬢と支配人が視線を移しました。そこには、カレーの価格が書いてありました。
「何これ、外食だとしても、桁が二つぐらい多いんだけど……。この値段で売っていたってことなの?」
ちょっとびっくりして、フィネステラ嬢が聞き返しました。
「いいえ、それは下代です。原材料費がその価格なので、人件費などを入れれば、その倍以上でないと正常な販売はできませんわ。それに、流通量の問題で、原料を確保するのも困難ですわ」
「倍! へたしたら、魔導バイク買えますよ!!」
そんな超高額の食べ物など、物好きな大商人ぐらいしか買いません。
どうやら、郷祭ではイベントのために稀少なスパイスを無償提供したらしく、採算度外視だったようです。食べられる数も限定だったことからもうなずけます。大量に作りたくても、材料がなかったでしょう。
「そんな高い物で客引きなんかできませんわ。その点、ラーメンというパスタであれば、比較的安価で作ることができます。リアルブルーの方は、ペッパーをふんだんに使うなどという暴挙にでる場合もあるようですが、香辛料は絶対条件ではないそうなので、なんとかなりそうです」
なるほど、クリムゾンウェストの庶民でも購入できることは重要です。それに、リアルブルーの者にとっては、なぜか郷愁を誘うようで、充分な求心力があります。
かくして、商店街で御当地ラーメンコンテストが開かれることになったのでした。
海の幸はヴァリオス港から、穀物や野菜類はジェオルジに手配できますし、器具などはフマーレで特注できそうです。
後は、リアルブルーの無数にあるラーメンを再現してもらうか、クリムゾンウェスト風の新ラーメンを創作してもらうだけです。
「さあ、調理開始ですわ!」
解説
オリジナルラーメンを作ってください。
器具や材料は、主催側で用意してくれます。
塩、味噌、とんこつ、醤油、つけ麺、冷やし中華、焼きそばなど、好きなラーメンやそれに準じる麺料理を作ってコンテストで戦いましょう。
ただし、スパイスは極端に制限を受けるので、焼きそばソースなども不利です。商店街では、販売を目的としていますので、極端に高価なスパイス類は最初から用意していません。多少高めの魚貝類などは、調達は可能です。
コンテストの基準は、以下のようになります。
1.ヴァリオスの御当地ラーメンとしてふさわしいか。
2.商店街振興に役立つか。集客が見込め、購入可能な価格帯となるか。
3.客の嗜好に合致しているか。
プレイングには、まず、自分のラーメンの好みを書いてください。特定の具が好きとか、スープはこれじゃないといけないとか。採点時に、各人の好みを多く満たしているラーメンに一般ポイントが入ります。なお、最終的な審査は、審査員(MS)の審査によって総合的に判断されます。PLは審査員にはなれません。
続いて、作るラーメンを具体的に書いてアピールしてください。参加は、個人でもグループでも可です。
他の屋台を食べ歩きもできますが、文字数の関係上、指定の屋台か好みに合致するもの1つだけとなります。なお、食べ歩きのみの参加も可能ですが、作る人がいないと食べる物がありませんので御注意を。
器具や材料は、主催側で用意してくれます。
塩、味噌、とんこつ、醤油、つけ麺、冷やし中華、焼きそばなど、好きなラーメンやそれに準じる麺料理を作ってコンテストで戦いましょう。
ただし、スパイスは極端に制限を受けるので、焼きそばソースなども不利です。商店街では、販売を目的としていますので、極端に高価なスパイス類は最初から用意していません。多少高めの魚貝類などは、調達は可能です。
コンテストの基準は、以下のようになります。
1.ヴァリオスの御当地ラーメンとしてふさわしいか。
2.商店街振興に役立つか。集客が見込め、購入可能な価格帯となるか。
3.客の嗜好に合致しているか。
プレイングには、まず、自分のラーメンの好みを書いてください。特定の具が好きとか、スープはこれじゃないといけないとか。採点時に、各人の好みを多く満たしているラーメンに一般ポイントが入ります。なお、最終的な審査は、審査員(MS)の審査によって総合的に判断されます。PLは審査員にはなれません。
続いて、作るラーメンを具体的に書いてアピールしてください。参加は、個人でもグループでも可です。
他の屋台を食べ歩きもできますが、文字数の関係上、指定の屋台か好みに合致するもの1つだけとなります。なお、食べ歩きのみの参加も可能ですが、作る人がいないと食べる物がありませんので御注意を。
マスターより
本当はカレーといきたかったのですが、スパイスの問題と、バリエーションの豊富さと、やっぱりパスタな国ですからラーメンということにしました。
匠にしか作れない究極のラーメンではなく、クリムゾンウェストの御家庭でブームになるような庶民的な方が有利かと思います。
さてはて、どんな美味しそうなラーメンがでてくるか楽しみです。
匠にしか作れない究極のラーメンではなく、クリムゾンウェストの御家庭でブームになるような庶民的な方が有利かと思います。
さてはて、どんな美味しそうなラーメンがでてくるか楽しみです。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/06/25 16:05