ゲスト
(ka0000)
【深棲】重装甲騎士。囮に堕つ
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2014/09/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/15 22:00
オープニング
雑魔が振るう、刃渡り3メートルの刃が街の防壁を切り裂いた。
長年街を守ってきた巨石が砕けて小石となる。粉塵と小石で出来た大きな煙は、街の最後を告げるかがり火のようだった。
「くくっ」
狂気と闘志に満ちた哄笑と、防壁の残骸を踏み砕く足音が急激に大きくなり。
「死ねぇっ」
刃渡り半分、厚さ4倍の特注グレートソードが雑魔の刃を砕いた。
煙が晴れる。
厚さ1センチを越える、覚醒者でなければ確実に潰される重鎧を着た騎士が、切っ先を地面につけることなく跳ね上げる。
対する雑魔の形は触手が絡まり合った団子で、特に太い触手を大盾に変え騎士の攻撃を受けた。
大盾は半ばまで切り裂かれる。盾に食い込んだ剣はすぐには動けない。
雑魔は本体を使い尽くす勢いで多数の小触手を伸ばし、刃渡り1メートルの細い刃物に変えた。
刃の雨が騎士に降り注ぐ。
しかし聞こえるのは刃が肉を穿つ音ではなく、分厚すぎる装甲を切り裂けずに折れる刃物の音ばかりだ。
いや、単なる偶然で装甲の隙間に命中し騎士の肉を切り裂けた刃もありはしたが、鍛え抜かれた覚醒者はその程度では止まらない。
重装甲鎧を着たまま跳躍、体重とその倍はある装備の重さを刃に乗せて、触手饅頭をものの見事に両断した。
雑魔が消えていく。
街から歓喜の声が響く。
が、兜の下にある騎士の顔は真っ青だ。
雑魔集団の隊長格は騎士が倒した。残っているのは雑魔の中でも特に小柄な触手球複数のみ。おそらく街の住人は騎士によってあっというまに駆逐されると思っているのだろうが……。
「まずい」
先程倒した中型触手球とは違い、小さな触手球は非常に素早い。
つまり、威力を重視ししぎた結果非常に扱いづらいグレートソードではまず当たらない。
無論何十回も攻撃すればいつかは当たるだろうが、その途中で雑魔に囲まれ鎧の装甲が薄い部分を探られそこを集中攻撃されると死ぬしかなくなる。
グレートソードを捨てて予備の武器を使っても状況はほとんど変わらない。鎧が分厚すぎて細かい動きができないのだ。
「そこのキノコ!」
街人と一緒になって騒いでいるパルムに目配せをする。
目配せをしても理解してくれないので、小雑魔どもの攻撃に耐えながら大声で話す。
住民達はようやく状況を理解し、未だに理解していないパルムを抱えてハンター支部へ走るのだった。
●
ハンターオフィスに新たな3Dディスプレイが現れる。
緊急依頼であることを表現したいらしく、端が目に眩しい色できらきらしている。
ディスプレイの端に「視覚的脅威ありマス」の1文が表示され、続いて高画質の雑魔が映し出された。
「グロッ」
「きもっ」
「塩辛っぽいな。日本酒飲みてぇなぁ」
おおむね酷い評判だった。
雑魔の見かけは生々しい肉団子が左右に1つずつ包丁を持った感じだ。動きは素早く包丁の扱いも見事。ただし力は弱く厚めの防具を装備すれば圧倒的に有利に戦えそうだ。
「なあ」
「わざわざ書くようなことか?」
ハンター達が首をかしげている。
3Dディスプレイのほぼ中央に、妙に存在感がある字体で大重量武器はお勧めしませんと書かれていた。
長年街を守ってきた巨石が砕けて小石となる。粉塵と小石で出来た大きな煙は、街の最後を告げるかがり火のようだった。
「くくっ」
狂気と闘志に満ちた哄笑と、防壁の残骸を踏み砕く足音が急激に大きくなり。
「死ねぇっ」
刃渡り半分、厚さ4倍の特注グレートソードが雑魔の刃を砕いた。
煙が晴れる。
厚さ1センチを越える、覚醒者でなければ確実に潰される重鎧を着た騎士が、切っ先を地面につけることなく跳ね上げる。
対する雑魔の形は触手が絡まり合った団子で、特に太い触手を大盾に変え騎士の攻撃を受けた。
大盾は半ばまで切り裂かれる。盾に食い込んだ剣はすぐには動けない。
雑魔は本体を使い尽くす勢いで多数の小触手を伸ばし、刃渡り1メートルの細い刃物に変えた。
刃の雨が騎士に降り注ぐ。
しかし聞こえるのは刃が肉を穿つ音ではなく、分厚すぎる装甲を切り裂けずに折れる刃物の音ばかりだ。
いや、単なる偶然で装甲の隙間に命中し騎士の肉を切り裂けた刃もありはしたが、鍛え抜かれた覚醒者はその程度では止まらない。
重装甲鎧を着たまま跳躍、体重とその倍はある装備の重さを刃に乗せて、触手饅頭をものの見事に両断した。
雑魔が消えていく。
街から歓喜の声が響く。
が、兜の下にある騎士の顔は真っ青だ。
雑魔集団の隊長格は騎士が倒した。残っているのは雑魔の中でも特に小柄な触手球複数のみ。おそらく街の住人は騎士によってあっというまに駆逐されると思っているのだろうが……。
「まずい」
先程倒した中型触手球とは違い、小さな触手球は非常に素早い。
つまり、威力を重視ししぎた結果非常に扱いづらいグレートソードではまず当たらない。
無論何十回も攻撃すればいつかは当たるだろうが、その途中で雑魔に囲まれ鎧の装甲が薄い部分を探られそこを集中攻撃されると死ぬしかなくなる。
グレートソードを捨てて予備の武器を使っても状況はほとんど変わらない。鎧が分厚すぎて細かい動きができないのだ。
「そこのキノコ!」
街人と一緒になって騒いでいるパルムに目配せをする。
目配せをしても理解してくれないので、小雑魔どもの攻撃に耐えながら大声で話す。
住民達はようやく状況を理解し、未だに理解していないパルムを抱えてハンター支部へ走るのだった。
●
ハンターオフィスに新たな3Dディスプレイが現れる。
緊急依頼であることを表現したいらしく、端が目に眩しい色できらきらしている。
ディスプレイの端に「視覚的脅威ありマス」の1文が表示され、続いて高画質の雑魔が映し出された。
「グロッ」
「きもっ」
「塩辛っぽいな。日本酒飲みてぇなぁ」
おおむね酷い評判だった。
雑魔の見かけは生々しい肉団子が左右に1つずつ包丁を持った感じだ。動きは素早く包丁の扱いも見事。ただし力は弱く厚めの防具を装備すれば圧倒的に有利に戦えそうだ。
「なあ」
「わざわざ書くようなことか?」
ハンター達が首をかしげている。
3Dディスプレイのほぼ中央に、妙に存在感がある字体で大重量武器はお勧めしませんと書かれていた。
解説
苦戦している騎士を助けたりする依頼です。
●戦場地図。1文字縦横2メートル
家家家家ハハハ家家家家
平平平平平平平平平平平
壁壁壁壁壁騎壁壁壁壁壁
平肉平平平肉肉肉平平平
平平肉平平平平肉平平平
平平平平平平平平平平平
壁:高さ4メートルの石壁です。石壁の上で戦闘可能です。壁を迂回するより乗り越えた方が確実に早いです。
騎:騎士が雑魔を防いでいます。
平:障害物のない平坦な土地です
肉:障害物のない平坦な土地です。小柄な雑魔が1体います
ハ:障害物のない平坦な土地です。プレイングで特に指定が無い場合にハンターが到着する場所です。
街の住民の避難は完了しています。
壁を乗り越えるためのハシゴは、現地で無料で1人2つまで借りることができます。
●敵
雑魔6体
射程1物理単体弱攻撃、回避高め、命中高め、他全部低め。小柄。
●NPC
騎士
重装甲騎士さんです。馬は連れてきていません。気力体力共に余裕はありますが鎧を脱ぐ余裕はありません。基本的にハンターの指示に従います。
●戦場地図。1文字縦横2メートル
家家家家ハハハ家家家家
平平平平平平平平平平平
壁壁壁壁壁騎壁壁壁壁壁
平肉平平平肉肉肉平平平
平平肉平平平平肉平平平
平平平平平平平平平平平
壁:高さ4メートルの石壁です。石壁の上で戦闘可能です。壁を迂回するより乗り越えた方が確実に早いです。
騎:騎士が雑魔を防いでいます。
平:障害物のない平坦な土地です
肉:障害物のない平坦な土地です。小柄な雑魔が1体います
ハ:障害物のない平坦な土地です。プレイングで特に指定が無い場合にハンターが到着する場所です。
街の住民の避難は完了しています。
壁を乗り越えるためのハシゴは、現地で無料で1人2つまで借りることができます。
●敵
雑魔6体
射程1物理単体弱攻撃、回避高め、命中高め、他全部低め。小柄。
●NPC
騎士
重装甲騎士さんです。馬は連れてきていません。気力体力共に余裕はありますが鎧を脱ぐ余裕はありません。基本的にハンターの指示に従います。
マスターより
騎士さんの性別と年齢は皆さんのプレイングで決定されます。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/13 20:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談卓 霧島 キララ(ka2263) 人間(リアルブルー)|26才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/09/06 16:56:51 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/02 20:23:28 |