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  • 日常

【詩天】石鶯と山菜

マスター:鷹羽柊架

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加人数
現在6人 / 4~6人
マテリアルリンク
報酬
寸志
相談期間
5日
プレイング締切
2016/06/25 19:00
リプレイ完成予定
2016/07/04 19:00

オープニング

※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。

 東方は詩天に首都警備隊が発足された。
 大きく触れ込んだ話であるが、実態は浪人や田舎剣士の集まりである。
 少し外れたところに構えた古い神社に隊士達が詰めている。
 基本的に寮生活であり、朝に起き、稽古をして、幹部より割り当てられた任務を遂行するという生活形式だ。
 隊内の生活は世話役がおり、毎日交代で世話役の手伝いにつくいている。
 しかし、家事もろくに出来ない、しない隊士が九割の中、世話役ばかり仕事が増えてしまうのが日常。

「おかず、どうしよう」
 ため息をつくのは身の回りの世話役である秋吉摩耶。
 正直な話、即疾隊には金がない。
 元々歪虚より襲撃を受けて壊滅しかけた地域であり、現在も復興の真っ只中。その最中にも関わらず、千石原の乱が起きてしまった。
 ただのお家騒動では収束することがなく、武力衝突までに発展していたという。
 戦となれば金が消えていき、経済が一気に傾くのは当然のこと。
 詩天を治める三条家の財政が苦しい中、街の荒廃を抑えるために発足されたのだから、捻出される金も少ない。
 隊士達は何だかんだで育ち盛りの若者が多い。
 行く宛てもないので、稽古に勤しむ事が多く、食欲もやっぱり旺盛。
 目下の悩みは食材である。
 勝手口の近くで悩んでいた摩耶に近隣のおばあちゃんが顔をひょっこりと出した。近くに隊士がいないかきょろきょろしながら。
「皆、稽古の時間だからいないわよ」
 くすくすと笑いつつ、摩耶はおばあちゃんの方へと向かう。
「摩耶ちゃん、最近山菜はどうかい?」
「山菜?」
 きょとんとなる摩耶におばあちゃんが教えてくれたのは即疾隊がある梅鴬神社の裏山には山菜よく生えており、山を越えると、川が流れており、川魚も獲れるという。
 裏山に行くには必ず、梅鴬神社を通らなければならないので、近隣の住民は他に知ってる場所で山菜を取ってるという。
「なんだか、居た堪れねぇ話だなぁ。わりぃなぁ。ばあちゃん」
「気にすんでねぇ、摩耶ちゃんが少しでも楽になってくれたらと思って……な!?」
 突然混じってきた男の声におばあちゃんがぎょっとする。
「……局長さん……」
 摩耶が声をかけると、おばあちゃんは「ひぇぇ……」と呟いて勝手口の戸にしがみ付く。
「折角だからよ。隊士の訓練兼ねて、遠出しようぜ」
「わかりました」
「慣れない大仕事でお前さんが少しでも楽できるように、ハンターを呼ぶ」
「ハンターに?」
 目が点になる摩耶とおばあちゃんを見た江邨はクカカカと笑う。
「ハンターには料理上手も多いって話だからよ。今晩のメシくらいは作ってもらえばいい」
「はい!」
 人手が多いと何かと楽になる。ハンターに期待を寄せる摩耶は目を輝かせて素直に頷いた。

解説

※こちらのシナリオはレベル制限はしておりませんが、初心者ハンター向けシナリオとなります。
20レベル以上のハンター様の参加も可能でありますが、参加される場合は初心者ハンター様へのご配慮頂けますようお願い申し上げます。

依頼内容
山菜取りと魚釣りとごはん賄いと他家事手伝い。

皆様は即疾隊局長江邨の依頼に応じて即疾隊のお手伝いに入って頂きます。
山菜取りと魚釣りをお願いします。
屯所に残って、摩耶と家事手伝いも助かります。

隊士達は局長、副局長と見張り番の数人の隊士以外は石を背負って、山登りです。
サボる隊士にはっぱかけたりすると助かります。
非覚醒者もおります。怪我させないようにしてください。

魚は人数分取れるかどうかという状態です。
山菜も魚も取りすぎはいけません。
この時期の山菜:わらび、うど、ふき、ヨモギなど。

戻ったら、採ってきたものを下ごしらえの後、調理をお願いします。
隊士達に料理を振舞ってあげてください。

酒に関しましては、こちらの方ではご用意できません。
差し入れに関しては自由です。
隊士に飲ませるのはかまいません。

登場NPC
秋吉 摩耶:あきよし・まや。二十歳くらいの娘。即疾隊の身の回りの世話役。隊士達に物怖じしない人懐っこい。今回は屯所でお留守番です。
壬生 和彦:みぶ・かずひこ。十七歳くらいの青年。隊士としては日が浅い方です。山登りに参加します。
江邨 雄介:えむら・ゆうすけ。即疾隊局長。鋭い目の筋者のような風貌の二十代半ばの細身の男。のんきな人物。屯所でお留守番です。
前沢 恭吾:まえざわ・きょうご。即疾隊副局長。冷静沈着な二十代前半の美形。隊の風紀に厳しい。屯所でお留守番です。

マスターより

お世話になります。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。

今回はまかない依頼です。
育ち盛りの即疾隊の隊士達にごはんを作ってあげてください。
たかばはフキの煮物が好きです。

シリーズシナリオ二回目は6月25日ごろリリースいたします。
こちらも宜しくお願い申し上げます。
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2016/06/28 06:20

参加者一覧

  • 千寿の領主
    本多 七葵(ka4740
    人間(紅)|20才|男性|舞刀士
  • 甘苦スレイヴ
    葛音 ステラ(ka5122
    人間(蒼)|19才|女性|舞刀士
  • 招雷鬼
    閏(ka5673
    鬼|34才|男性|符術師

  • 門屋 銀(ka5680
    鬼|20才|男性|符術師
  • 空手道場小町
    美風(ka6309
    鬼|11才|女性|格闘士
  • 戦場に疾る銀黒
    ルイトガルト・レーデル(ka6356
    人間(紅)|21才|女性|舞刀士
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/06/22 19:48:57
アイコン 【相談卓】お手伝いをしよう!
葛音 ステラ(ka5122
人間(リアルブルー)|19才|女性|舞刀士(ソードダンサー)
最終発言
2016/06/24 01:31:46