※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。

　――その日は、やけに疲れていた。

「はぁ。さすが疲れたな……」
「そーねー。龍奏作戦もようやっとひと段落ついたし……」
「あー。身体痛い……」
「っていうか、外雨降ってんじゃん！　やだもう外出たくない」
　いつもと変わらぬ賑やかなハンターズソサエティ。ハンターオフィス職員、イソラはその一角でぐったりとしている一団を見つけて声をかける。
「皆さん、こんにちはですー！　……って、どうしたです？　元気ないですね」
「ちょっとねー。さすがにお疲れ気味なのよ」
「俺、この間の依頼で重傷になっちまってさ……」
「雨きらーい」
　イソラの問いに、それぞれボヤくハンター達。それに、彼女も納得したように頷く。
「……本当、皆さん毎日色々あるですものね。お疲れ様ですよ。……そーだ。お疲れみたいですし、いっそ、今日これから休暇にしちゃったらどうです？」
「ん？　でも、依頼もあるしな……」
「お休みして、体調を整えるのもお仕事のうちですよー？　疲れ過ぎたら力も出ないのです。たまに１日くらい休んだってバチ当たりませんよー。ね？」
「そうね。たまにはいいかもね……」
　イソラの労いにうんうんと頷く開拓者達。
　彼女の言葉が有難いと思うくらいには、疲れているようで――。


　そんなことがあり、休暇を取ることに決め、重い身体を引きずって家に戻ってきたハンター達。
　そのままベッドに倒れこんでため息をつく。
　ああ、着替えるのも面倒くさい。
　……目を閉じると、猛烈な眠気が襲ってくる。


「ん？　あれ？」
　目を開けたハンター。
　そこには、信じられないような光景が広がっている。
　おかしい。疲れて家に戻って、それからどうしたっけ。
　そうだ。ベッドに転がって……。
　そう。目を閉じてうとうとしていたはずなのに、ここはどこだろうか。
　――もしかして。これは夢、か？
　それにしてはなんだかリアルな気がするけれど……。


　ハンター達の、初夏の夜の夢が始まる。

　さて、今回は事件ではありません。
　厳しい冒険の合間。
　初夏の季節に見た夢のひと時をお楽しみ下さいませ。
　なお、今回は夢シナリオです。夢オチです。つまり何でもアリです。
　夢の中でデートするもよし、ひたすら食べるもよし。
　死んでしまった大切なあの人と一緒にお話をしたり、いつもは会えないあの歪虚と話したり、戦ってみたりするのも楽しそうですね。
　何でもアリとは言いましたが蔵倫は守ってくださいね皆さん！！
　明確にやりたいことがある方向けの自由度の高いシナリオです。

■NPCについて
　NPCを呼びたい方は、その旨お書き添え下さい。
　呼べるNPCは以下の通りです。
　バタルトゥ、イェルズ、スメラギ、チューダ、ツキウサギなど幻獣の森にいる幻獣、大巫女、青木、ハイルタイ。
　こちら以外のNPCはご指定戴いても描写が出来ない可能性があります。

■描写について
　同行指定などがない限り、１シーンずつ区切って描写します。
　また、同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
　例：【同行者】バタルトゥ・オイマト（kz0023）【関係性】友人

■ご注意
　白紙は描写できませんのでご注意ください。

お世話になっております。DDivSSD（すーぱーすみっこでぃふぇんす）の猫又です。
少しでもお役に立てる事があればと、チャリティシナリオを公開させて戴きました。

今回は初夏のフリーアタック夢シナリオをお届けします。
冒険ではなく、猫又版ノベル的なリプレイです。
皆様はどんな夢を見るのでしょうか。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。