ゲスト
(ka0000)
坊ちゃん剣士、魔術師の弟子と東方へ
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/05 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/07/14 07:30
オープニング
●ホームステイ先探し
グラズヘイム王国のとある町で領主であるシャールズ・べリンガーは息子の成長をしみじみ思った。
息子であるリシャール・べリンガーは小さいころ、季節の変わり目ごとに高熱を出していたし、剣の腕もなぜか伸びずやきもきした。そんなリシャールは今では風邪もひくことも減り、舞刀士としての技量も開花し、エトファリカ連邦国に行ってみたいといい始めた。
見聞を広めるために出かけさせることは構わないが、あちらに知り合いはいないため滞在先に苦慮した。ところが、貴族の知り合いがエトファリカの役人を知っているというのだった。そこを頼って連絡をつけ、本人と面会し、日程を詰めた。
出発が差し迫った日の午後、シャールズは息子と話をする。
「いいかい、リシャール。天ノ都に行ったらソサエティの支部で大江 紅葉(kz0163)殿の使者を待つんだよ?」
「はい、父上」
リシャールがワクワクしているのがよくわかる。
「あと、ルゥルちゃんをよろしくな」
「……はい、父上」
一気に緊張感が漂った。
シャールズがハンターだったころの仲間である魔術師が弟子を連れて行ってほしいと押し付けたのだった。
魔術師の弟子であるルゥルとはリシャールは面識があるし、ともにハンターに迷惑かけた仲である。年がちょっと離れた友達とも、妹分みたいな感じであった。
●初めての町
そんなこんなで、到着。
大江家の使者はまだ支部にはいないため、リシャールとルゥルは職員に話してちょっと外を見に出た。荷物の一部は預かってもらう。
「みぎゃあああああ」
ルゥルは感激の声をあげる。なお、まるごとゆぐでぃらというきぐるみを着ているし、頭の上や肩にはぐったりしたパルムとフェレットが乗っている。意外とルゥルは目立つ格好だった。
「ルゥルさん、気を付けてくださいね」
「はいですぅ」
二人は注意をしながら歩き、大きな通りに出た。
グラズヘイムでも田舎の町に住んでいる二人は、人の多さに驚いた。
アッと思った瞬間、人ごみに埋もれた。リシャールはルゥルを見失う。慌てて追おうとしたとき、体当たりをされた。
「どこ見て歩いてんだ」
「あ、す、すみません」
リシャールはくらくらする頭を押さえつつ、謝まる。すぐにルゥルを探そうとした。
リシャールにぶつかった男の体が宙に舞ったのはその直後。男は地面に叩きつけら、取り押さえられる。
「何すんだ!」
男はわめく。
「貴様こそ何をしている。少年、財布は無事か?」
「ないっ! 紐でつないでいたのに」
青年は男を取り押さえたまま、懐を探り、財布を取り出す。
「おい、この者を連れていけ」
青年はそばにいる男たちに声をかける。警邏らしく、すぐさま男は連れていかれた。
「ありがとうございます」
リシャールは青年の鮮やかな行動に感激していた。
「いや、たまたま捕まえられてよかった。それより、あなたは……グラズヘイムの使者か何かですか?」
リシャールはかいつまんで説明をした。
「なるほど、一人旅かな?」
「ルゥルさん! 私より小さい女の子が、人波にさらわれて……」
男は額を抑えた、二人とも慣れていないことをしすぎているのだろうと。
「ソサエティのところに戻ろう。私の名前は松永 光頼と言います。幕府に勤める一応武人です」
信頼できる人物に出会いリシャールは運が良かったと息を吐いたが、ルゥルが心配だった。
●さらわれた
ルゥルは人波にもまれつつ、町の外れまでやってきていた。つい、珍しいとあれこれ見ていたせいもあり、戻るに戻れない。
「どうすればいいですか?」
さすがのルゥルも半泣きだ。
ルゥルの頭の上を陣取っているパルムが胸をたたいて、指をさす。どうやら、このパルムは記憶していたらしい。
「ポルム、すごいです! さ、戻るです。リシャールさんが迷子になってしまいます」
ルゥルはとぼとぼと戻り始める。
「よう、お嬢ちゃん、何か困っているのかな?」
ルゥルは声をかけられた。ちらっと見た瞬間、かかわってはいけない相手だと理解した。
無視したが、相手はしつこく声をかけてきて、最終的に、ルゥルはズダ袋に入れられた。
ルゥルのペットのパルムとフェレットは落とされたために追いかけようとしたが、無理だった。
パルムは気づいた「このままでは拾われてしまう!」と。
パルムはフェレットを説得して、ソサエティに戻ることを選んだ。
「きゅー」
リシャールを見つけてパルムとフェレットは走り出す。
「え? ルゥルさんのペットの……ポルムさんとフレオさん?」
パルムのポルムとフェレットのフレオはうなずいた。
「……何があったんですか?」
この2匹だけがここに戻ってきているのはおかしいのだ。たぶん、パルムのポルムは説明をしているが言葉がわからない。
それから約10分、ポルムの身振り手振りと格闘し、ルゥルがさらわれたということが分かった。
光頼は眉間にしわを寄せる。
「人買いか、金目当てか知らないが、早く探さないとならないな」
「わ、私が目を離したばっかりに」
リシャールはうめいたが、光頼は肩に手を置き首を横に振った。光頼はソサエティに人で不足を補うこともかね、依頼を出した。ルゥルを早く見つけるために。
グラズヘイム王国のとある町で領主であるシャールズ・べリンガーは息子の成長をしみじみ思った。
息子であるリシャール・べリンガーは小さいころ、季節の変わり目ごとに高熱を出していたし、剣の腕もなぜか伸びずやきもきした。そんなリシャールは今では風邪もひくことも減り、舞刀士としての技量も開花し、エトファリカ連邦国に行ってみたいといい始めた。
見聞を広めるために出かけさせることは構わないが、あちらに知り合いはいないため滞在先に苦慮した。ところが、貴族の知り合いがエトファリカの役人を知っているというのだった。そこを頼って連絡をつけ、本人と面会し、日程を詰めた。
出発が差し迫った日の午後、シャールズは息子と話をする。
「いいかい、リシャール。天ノ都に行ったらソサエティの支部で大江 紅葉(kz0163)殿の使者を待つんだよ?」
「はい、父上」
リシャールがワクワクしているのがよくわかる。
「あと、ルゥルちゃんをよろしくな」
「……はい、父上」
一気に緊張感が漂った。
シャールズがハンターだったころの仲間である魔術師が弟子を連れて行ってほしいと押し付けたのだった。
魔術師の弟子であるルゥルとはリシャールは面識があるし、ともにハンターに迷惑かけた仲である。年がちょっと離れた友達とも、妹分みたいな感じであった。
●初めての町
そんなこんなで、到着。
大江家の使者はまだ支部にはいないため、リシャールとルゥルは職員に話してちょっと外を見に出た。荷物の一部は預かってもらう。
「みぎゃあああああ」
ルゥルは感激の声をあげる。なお、まるごとゆぐでぃらというきぐるみを着ているし、頭の上や肩にはぐったりしたパルムとフェレットが乗っている。意外とルゥルは目立つ格好だった。
「ルゥルさん、気を付けてくださいね」
「はいですぅ」
二人は注意をしながら歩き、大きな通りに出た。
グラズヘイムでも田舎の町に住んでいる二人は、人の多さに驚いた。
アッと思った瞬間、人ごみに埋もれた。リシャールはルゥルを見失う。慌てて追おうとしたとき、体当たりをされた。
「どこ見て歩いてんだ」
「あ、す、すみません」
リシャールはくらくらする頭を押さえつつ、謝まる。すぐにルゥルを探そうとした。
リシャールにぶつかった男の体が宙に舞ったのはその直後。男は地面に叩きつけら、取り押さえられる。
「何すんだ!」
男はわめく。
「貴様こそ何をしている。少年、財布は無事か?」
「ないっ! 紐でつないでいたのに」
青年は男を取り押さえたまま、懐を探り、財布を取り出す。
「おい、この者を連れていけ」
青年はそばにいる男たちに声をかける。警邏らしく、すぐさま男は連れていかれた。
「ありがとうございます」
リシャールは青年の鮮やかな行動に感激していた。
「いや、たまたま捕まえられてよかった。それより、あなたは……グラズヘイムの使者か何かですか?」
リシャールはかいつまんで説明をした。
「なるほど、一人旅かな?」
「ルゥルさん! 私より小さい女の子が、人波にさらわれて……」
男は額を抑えた、二人とも慣れていないことをしすぎているのだろうと。
「ソサエティのところに戻ろう。私の名前は松永 光頼と言います。幕府に勤める一応武人です」
信頼できる人物に出会いリシャールは運が良かったと息を吐いたが、ルゥルが心配だった。
●さらわれた
ルゥルは人波にもまれつつ、町の外れまでやってきていた。つい、珍しいとあれこれ見ていたせいもあり、戻るに戻れない。
「どうすればいいですか?」
さすがのルゥルも半泣きだ。
ルゥルの頭の上を陣取っているパルムが胸をたたいて、指をさす。どうやら、このパルムは記憶していたらしい。
「ポルム、すごいです! さ、戻るです。リシャールさんが迷子になってしまいます」
ルゥルはとぼとぼと戻り始める。
「よう、お嬢ちゃん、何か困っているのかな?」
ルゥルは声をかけられた。ちらっと見た瞬間、かかわってはいけない相手だと理解した。
無視したが、相手はしつこく声をかけてきて、最終的に、ルゥルはズダ袋に入れられた。
ルゥルのペットのパルムとフェレットは落とされたために追いかけようとしたが、無理だった。
パルムは気づいた「このままでは拾われてしまう!」と。
パルムはフェレットを説得して、ソサエティに戻ることを選んだ。
「きゅー」
リシャールを見つけてパルムとフェレットは走り出す。
「え? ルゥルさんのペットの……ポルムさんとフレオさん?」
パルムのポルムとフェレットのフレオはうなずいた。
「……何があったんですか?」
この2匹だけがここに戻ってきているのはおかしいのだ。たぶん、パルムのポルムは説明をしているが言葉がわからない。
それから約10分、ポルムの身振り手振りと格闘し、ルゥルがさらわれたということが分かった。
光頼は眉間にしわを寄せる。
「人買いか、金目当てか知らないが、早く探さないとならないな」
「わ、私が目を離したばっかりに」
リシャールはうめいたが、光頼は肩に手を置き首を横に振った。光頼はソサエティに人で不足を補うこともかね、依頼を出した。ルゥルを早く見つけるために。
解説
誘拐されたルゥルを助けてください!
●調べるとわかる状況
動くズダ袋を持った人は柄の良くない界隈に入った
子供の泣き声がする家がある
柄の悪い男が多くいるために、人があまり近づけない
仲間がいるのか、ハンターが近づくと逃げることもあり得る
●その話題のおうち周辺マップ
周囲には家が建て込んでいるが、板を簡単に打ち付けたような物ばかり
道板塀板塀板塀板塀板塀道
道□□□あばら家□□□道
道□□□あばら家□□□道
道板塀板塀板塀板塀板塀道
●NPC
・ルゥル 魔術師の弟子、6~8歳。特徴、エルフっぽいけど指摘は厳禁。「まるごとゆぐでぃら」なる着ぐるみを着ている
・リシャール・べリンガー 14歳、舞刀士。特徴、育ちが良い坊ちゃん。しおれてソサエティで座ってます
・松永 光頼 エトファリカ連邦国、武人。幕府で仕事をする人。特徴はないのが特徴
●調べるとわかる状況
動くズダ袋を持った人は柄の良くない界隈に入った
子供の泣き声がする家がある
柄の悪い男が多くいるために、人があまり近づけない
仲間がいるのか、ハンターが近づくと逃げることもあり得る
●その話題のおうち周辺マップ
周囲には家が建て込んでいるが、板を簡単に打ち付けたような物ばかり
道板塀板塀板塀板塀板塀道
道□□□あばら家□□□道
道□□□あばら家□□□道
道板塀板塀板塀板塀板塀道
●NPC
・ルゥル 魔術師の弟子、6~8歳。特徴、エルフっぽいけど指摘は厳禁。「まるごとゆぐでぃら」なる着ぐるみを着ている
・リシャール・べリンガー 14歳、舞刀士。特徴、育ちが良い坊ちゃん。しおれてソサエティで座ってます
・松永 光頼 エトファリカ連邦国、武人。幕府で仕事をする人。特徴はないのが特徴
マスターより
こんにちは、狐野径です。
リシャールが舞刀士なこともあり、東方には出かけさせてあげたいと思っていました。理由づけとして詩天いいねぇとか、紅葉が預かればいいかなとか……ということでこんなことになりました。光頼でもいいんですが、彼はそこまでグラズヘイムに行っていないので交友が薄いです。
よろしくお願いします。
リシャールが舞刀士なこともあり、東方には出かけさせてあげたいと思っていました。理由づけとして詩天いいねぇとか、紅葉が預かればいいかなとか……ということでこんなことになりました。光頼でもいいんですが、彼はそこまでグラズヘイムに行っていないので交友が薄いです。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/11 03:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/02 22:11:50 |
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慈悲はない【相談用】 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/07/05 03:21:29 |