ゲスト
(ka0000)
【詩天】夏越しの祓
マスター:四月朔日さくら

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/03 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/17 22:00
オープニング
●
詩天領内、ある小さな村。
そこにはむかしから、一年に二回、厄払いをするという習慣があった。
具体的には紙に自分のこれまでの『厄』を肩代わりさせ、川へ流してしまうと言うもの。
リアルブルーにも似た様な行事があるが、無論彼らは知らぬ事である。
ただこの何年かの間、その行事は執り行われていなかった。
それはエトファリカ全体がそれどころでなかったせいもあるわけだが、その余波なのだろうか、厄流しをする川が荒れてしまっていたのだ。
しかし、それも今年ならば問題がなかろうということで、復興の一環として執り行われることが決まったわけである。
●
「詩天の、珍しいお祭り……デスか?」
厄払いのことを聞いたリムネラが、そうわずかに首をかしげる。
「ええ、なんでも久々に行なうとかで」
そう言って微笑むのは、ガーディナの補佐も担当しているジーク・真田。彼はリアルブルーの故郷に似た行事があったこともあるせいか、少し楽しそうに鼻歌なんぞも口ずさんでいる。
「ジーク、楽しそうデスね?」
「はい。ふるさとでも子どもの頃、同じような行事があったものですから」
「ヘェ……」
いつにもまして熱っぽく話すジークに、リムネラは微笑む。そして思うのだ、彼もまた異邦人であったと言うことを。
「……ジーク、モシよかったらその祭りを視察シテきてくれマスカ?」
その言葉におどろいたのはジークだ。はっとリムネラの顔を見ると、いつもの穏やかな微笑みを浮かべていた――ジークに向けて。
その表情を見て、ジークは察することができた。リムネラは、少しでも故郷の祭りに似たその祭りで、骨休めをするといいと訴えているのだと。
「あ……あ、ありがとう、ございます」
もともとリムネラファンクラブ会長でもあるジークは目尻に涙を浮かべながら、嬉しそうに頷いた。
詩天領内、ある小さな村。
そこにはむかしから、一年に二回、厄払いをするという習慣があった。
具体的には紙に自分のこれまでの『厄』を肩代わりさせ、川へ流してしまうと言うもの。
リアルブルーにも似た様な行事があるが、無論彼らは知らぬ事である。
ただこの何年かの間、その行事は執り行われていなかった。
それはエトファリカ全体がそれどころでなかったせいもあるわけだが、その余波なのだろうか、厄流しをする川が荒れてしまっていたのだ。
しかし、それも今年ならば問題がなかろうということで、復興の一環として執り行われることが決まったわけである。
●
「詩天の、珍しいお祭り……デスか?」
厄払いのことを聞いたリムネラが、そうわずかに首をかしげる。
「ええ、なんでも久々に行なうとかで」
そう言って微笑むのは、ガーディナの補佐も担当しているジーク・真田。彼はリアルブルーの故郷に似た行事があったこともあるせいか、少し楽しそうに鼻歌なんぞも口ずさんでいる。
「ジーク、楽しそうデスね?」
「はい。ふるさとでも子どもの頃、同じような行事があったものですから」
「ヘェ……」
いつにもまして熱っぽく話すジークに、リムネラは微笑む。そして思うのだ、彼もまた異邦人であったと言うことを。
「……ジーク、モシよかったらその祭りを視察シテきてくれマスカ?」
その言葉におどろいたのはジークだ。はっとリムネラの顔を見ると、いつもの穏やかな微笑みを浮かべていた――ジークに向けて。
その表情を見て、ジークは察することができた。リムネラは、少しでも故郷の祭りに似たその祭りで、骨休めをするといいと訴えているのだと。
「あ……あ、ありがとう、ございます」
もともとリムネラファンクラブ会長でもあるジークは目尻に涙を浮かべながら、嬉しそうに頷いた。
解説
詩天で行なわれる夏の厄払いの祭りに、ガーディナの代表補佐であるジークが視察の名目で訪れることになりました。
もっともこれはあくまで名目で、実際にはいつも頑張ってくれているジークへのちょっとしたご褒美となっています。
ジークはリアルブルー出身の日独ハーフ。子どもの頃に、よく似た祭りを経験したことがあるのだそうです。
ただ、ジークは覚醒者ではありますがハンターとしての経験はほぼ皆無に等しく、万が一の護衛が必要と言うことでハンターオフィスに掛け合ったようです。
といっても、実際に戦闘が起きるかどうかは分かりません。皆さんが事前に注意を払っていたりすれば、戦闘を回避できる可能性は大きいです。
祭りのベースになるのは現実の日本でも行なわれる夏越しの祓です。
自分の名前を書いたり、あるいは息を吹きかけたりしておいたヒトガタの紙を川に流してあげることで、自身の正月からこれまでの「厄」を祓うという祭りです。
また人が歩いてくぐることのできるくらい大きな茅の輪も用意されています。それをくぐることでも、厄払いができるのだそうです。
村自体は大きいものではないので出店などはほぼありませんが、そのぶん闇をしっかりと感じることのできる、古き良き祭りのスタイルを残していると言っていいでしょう。
皆さんもきっと、これまでの戦闘で厄が溜っていることでしょう。
そんな厄を、祓いませんか?
もっともこれはあくまで名目で、実際にはいつも頑張ってくれているジークへのちょっとしたご褒美となっています。
ジークはリアルブルー出身の日独ハーフ。子どもの頃に、よく似た祭りを経験したことがあるのだそうです。
ただ、ジークは覚醒者ではありますがハンターとしての経験はほぼ皆無に等しく、万が一の護衛が必要と言うことでハンターオフィスに掛け合ったようです。
といっても、実際に戦闘が起きるかどうかは分かりません。皆さんが事前に注意を払っていたりすれば、戦闘を回避できる可能性は大きいです。
祭りのベースになるのは現実の日本でも行なわれる夏越しの祓です。
自分の名前を書いたり、あるいは息を吹きかけたりしておいたヒトガタの紙を川に流してあげることで、自身の正月からこれまでの「厄」を祓うという祭りです。
また人が歩いてくぐることのできるくらい大きな茅の輪も用意されています。それをくぐることでも、厄払いができるのだそうです。
村自体は大きいものではないので出店などはほぼありませんが、そのぶん闇をしっかりと感じることのできる、古き良き祭りのスタイルを残していると言っていいでしょう。
皆さんもきっと、これまでの戦闘で厄が溜っていることでしょう。
そんな厄を、祓いませんか?
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
ジーク、今回は詩天に赴きます。
リムネラはなんだかんだで東方までなかなか足を伸ばせないのと、ジークが日独ハーフで詩天の祭りに興味を持ったことが大きな理由です。
七夕の前は夏越しの祓。初めて名前を聞く人もいるかも知れませんが、由緒正しいお祭りです。
皆さんも、少し気晴らしにいきませんか?
参加をお待ちしております。
ジーク、今回は詩天に赴きます。
リムネラはなんだかんだで東方までなかなか足を伸ばせないのと、ジークが日独ハーフで詩天の祭りに興味を持ったことが大きな理由です。
七夕の前は夏越しの祓。初めて名前を聞く人もいるかも知れませんが、由緒正しいお祭りです。
皆さんも、少し気晴らしにいきませんか?
参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/14 20:03