ゲスト
(ka0000)
人食い屋敷
マスター:雪村彩人

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- サポート
- 現在0人 / 0~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/07 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/21 22:00
オープニング
●
三人の男は屋敷にむかった。渦巻く霧がじとりと身体にからみつく。
屋敷に辿りついた三人の男の中の一人――ケヴィンが扉を開いた。瞬間、湿った黴臭い空気がケヴィンの顔に吹きつけてくる。
ケヴィンは仲間のテオドールとグィードを促し、屋敷の中に入った。カンテラをかざし、内部を探る。
光に浮かび上がる部屋の様子。最近まで管理されていたせいか、思いの外荒れてはいなかった。ただ空気だけがどんよりと澱んでいる。
ケヴィンは埃の浮いた大きなテーブルの上にカンテラをおいた。他の二人はカンテラの光で周囲を探っている。器がある。
「俺たちは二階を見てくる」
そういうと、テオドールはグィードを促し、二階へとむかった。うなずくと、あらためてケヴィンは内部を見回した。人食い屋敷と呼ばれる屋敷の内部を。
ディトマール・フロック。この屋敷の持ち主であった者の名だ。強盗に襲われて彼の一家は惨殺された。それ以来住む者は絶え、人々の記憶から屋敷のことは消し去られていたのだが――。
最近になって、この屋敷に潜り込んだ者たちが帰らなくなった。浮浪者や肝試し等、潜り込んだ者の理由は様々だ。ともかく、それらのことからここは人食い屋敷と呼ばれるようになった。そして自警団員であるケヴィンたちに調査の命令がくだったのである。
「人食い屋敷か。馬鹿馬鹿しい」
ケヴィンは笑った。
その時だ。悲鳴が響き渡った。
二階。グィードの声だ。
「どうし――」
いいかけて、ケヴィンは異変を感じた。背後に何かいる気配。
慌てて振り向いた彼の首に冷たい手がかかった。
●
ハンターズソサエティを訪れたのは、ゾンネンシュトラール帝国辺境にあるビーベラッハという小さな町の自警団団長であった。
「三人の自警団員が戻らなくなりました」
自警団団長――フィルビンガーは口を開いた。
「人食い屋敷――フロック邸に幽霊が出るようになり、入り込んだ者は幽霊に殺されるという噂が流れました。その噂を確かめるために三人の自警団員がフロック邸に趣いたのですが……」
フィルビンガーは声を途切れさせた。本当は自分たちの手で仲間を探し出したい。それがフィルビンガーの本音であった。
しかし、もし幽霊の噂が本当であったならばどうなるか。その幽霊の正体が歪虚であったならば、さらなる犠牲者が出るのは必至である。
「どうか仲間を探し出してください。そして、もし幽霊が潜んでいるのならば、その退治をお願いします」
フィルビンガーは深々と頭を下げた。
三人の男は屋敷にむかった。渦巻く霧がじとりと身体にからみつく。
屋敷に辿りついた三人の男の中の一人――ケヴィンが扉を開いた。瞬間、湿った黴臭い空気がケヴィンの顔に吹きつけてくる。
ケヴィンは仲間のテオドールとグィードを促し、屋敷の中に入った。カンテラをかざし、内部を探る。
光に浮かび上がる部屋の様子。最近まで管理されていたせいか、思いの外荒れてはいなかった。ただ空気だけがどんよりと澱んでいる。
ケヴィンは埃の浮いた大きなテーブルの上にカンテラをおいた。他の二人はカンテラの光で周囲を探っている。器がある。
「俺たちは二階を見てくる」
そういうと、テオドールはグィードを促し、二階へとむかった。うなずくと、あらためてケヴィンは内部を見回した。人食い屋敷と呼ばれる屋敷の内部を。
ディトマール・フロック。この屋敷の持ち主であった者の名だ。強盗に襲われて彼の一家は惨殺された。それ以来住む者は絶え、人々の記憶から屋敷のことは消し去られていたのだが――。
最近になって、この屋敷に潜り込んだ者たちが帰らなくなった。浮浪者や肝試し等、潜り込んだ者の理由は様々だ。ともかく、それらのことからここは人食い屋敷と呼ばれるようになった。そして自警団員であるケヴィンたちに調査の命令がくだったのである。
「人食い屋敷か。馬鹿馬鹿しい」
ケヴィンは笑った。
その時だ。悲鳴が響き渡った。
二階。グィードの声だ。
「どうし――」
いいかけて、ケヴィンは異変を感じた。背後に何かいる気配。
慌てて振り向いた彼の首に冷たい手がかかった。
●
ハンターズソサエティを訪れたのは、ゾンネンシュトラール帝国辺境にあるビーベラッハという小さな町の自警団団長であった。
「三人の自警団員が戻らなくなりました」
自警団団長――フィルビンガーは口を開いた。
「人食い屋敷――フロック邸に幽霊が出るようになり、入り込んだ者は幽霊に殺されるという噂が流れました。その噂を確かめるために三人の自警団員がフロック邸に趣いたのですが……」
フィルビンガーは声を途切れさせた。本当は自分たちの手で仲間を探し出したい。それがフィルビンガーの本音であった。
しかし、もし幽霊の噂が本当であったならばどうなるか。その幽霊の正体が歪虚であったならば、さらなる犠牲者が出るのは必至である。
「どうか仲間を探し出してください。そして、もし幽霊が潜んでいるのならば、その退治をお願いします」
フィルビンガーは深々と頭を下げた。
解説
フロック邸は2階建て。1階はリビング、食堂、客間、キッチン、使用人部屋、微品室など6部屋あります。2階は書斎と主夫婦の寝室、子供部屋が二つ、浴室の5部屋です。
歪虚は霧が固まったような姿をしており、手で接触してきます。それはマテリアルを吸い取るため。また念力を使い、壁を自在に透過することができます。
歪虚は霧が固まったような姿をしており、手で接触してきます。それはマテリアルを吸い取るため。また念力を使い、壁を自在に透過することができます。
マスターより
雪村と申します。
今回は人食い屋敷に趣いていただきます。
歪虚への攻撃は効きません。わずかの間、霧状に霧散するだけ。彼らはフロック邸のどこかに核を隠しています。それを壊す必要があります。
誰が、どこを探すか。フレイングに記してください。
今回は人食い屋敷に趣いていただきます。
歪虚への攻撃は効きません。わずかの間、霧状に霧散するだけ。彼らはフロック邸のどこかに核を隠しています。それを壊す必要があります。
誰が、どこを探すか。フレイングに記してください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/20 00:06
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】ガサ入れ コーネリア・ミラ・スペンサー(ka4561) 人間(リアルブルー)|25才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/07/07 21:53:11 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/05 21:09:21 |