ゲスト
(ka0000)
こども探検団、毒の凶鳥にたちむかう
マスター:紡花雪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/12 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/21 12:00
オープニング
●凶兆の鳥
ここは同盟領、とある山間部。
周辺の村は、主に牧畜と酪農を営んで生活をしている。
もじゃもじゃとした積乱雲のような深い緑の森、風が駆け抜ける草原、放たれた牛や羊とそれを追う牛飼いたち。自然の恵みにあふれ、平和でのんびりした土地だ。
その牧歌的な風景を脅かす事件が起こったのは、一週間前のことである。
――放牧の牛が弱っているぞ……!
――うちの羊が、急に苦しみ出して……!
いつもと同じ草を食べ、いつもと同じく草原に放たれていた家畜が、突然に謎の死を遂げたのだ。
その場に居合わせた牛飼いや羊飼いたちは、口を揃えて言う。
「黒い、大きな鳥が……気味の悪い鳥が、空を覆うように飛んでいったんだ――」
●ぼくたちの村を守るんだ
『こども探検団』の指導教官、マカレス・トービッツは悩んでいた。
例の『凶鳥』のことだ。
この村には、自然の恵みと脅威を子どもたちに体感させるための『こども探検団』という活動がある。団員は、今年10歳になる子どもたちで、一年間の活動を終えたあとには、一人前として働き手となったり、近隣の町に勉学や職業訓練に出て行くのだ。
放牧をして生きる彼らにとって、大自然と適切な距離を保って付き合っていくことはとても大切である。恐れてはいけない、だが侮ってもいけない。一人前になる前に、そのことを学ばなけらばならないのだ。
夏を前に、今年のこども探検団の結団式が行われる。そして、初めての探検として、もじゃもじゃの森へと出かける習わしになっている。もじゃもじゃの森の奥にある岩壁に自分の名前を刻んで初めて、こども探検団の一員と認められるのだ。
だが、一週間前から頻発する、家畜の突然死。獣医の見立てでは、中毒死とのことだ。つまり、毒性の物質が家畜の体内に取り込まれてしまったということである。その原因は、例の『凶鳥』――黒くて大きな、気味の悪い鳥が吐いて落とした唾が猛毒を帯びており、それに家畜が触れてしまったのだ。
その正体不明の鳥が森に巣を作っているらしく、村人は誰も近付くことができない。もちろん、幼いこどもたちを近付けるわけにはいかない。前代未聞の事態に、マカレスは結団式の取り止めを決断しなければならなくなった。
だが――
「ぼくたちの村は、ぼくたちで守るんだ!」
「トービッツさん、お願い! わたしたち、ちゃんと大人になりたいの!」
「おいらの羊、おいらがちゃんと守らねぇと!」
今年、10歳になる少年少女は、頼もしい声を上げている。
「どうすれば……」
どうすれば、危険を軽減させて、子どもたちを出立させてやれるだろうか。
ここは、彼らの協力をあおぐ他ないだろう。
マカレスは、子どもたちの親を説得する言葉を考えながら、子どもたちに答えた。
「――よし、ハンターオフィスに行こう……!」
ここは同盟領、とある山間部。
周辺の村は、主に牧畜と酪農を営んで生活をしている。
もじゃもじゃとした積乱雲のような深い緑の森、風が駆け抜ける草原、放たれた牛や羊とそれを追う牛飼いたち。自然の恵みにあふれ、平和でのんびりした土地だ。
その牧歌的な風景を脅かす事件が起こったのは、一週間前のことである。
――放牧の牛が弱っているぞ……!
――うちの羊が、急に苦しみ出して……!
いつもと同じ草を食べ、いつもと同じく草原に放たれていた家畜が、突然に謎の死を遂げたのだ。
その場に居合わせた牛飼いや羊飼いたちは、口を揃えて言う。
「黒い、大きな鳥が……気味の悪い鳥が、空を覆うように飛んでいったんだ――」
●ぼくたちの村を守るんだ
『こども探検団』の指導教官、マカレス・トービッツは悩んでいた。
例の『凶鳥』のことだ。
この村には、自然の恵みと脅威を子どもたちに体感させるための『こども探検団』という活動がある。団員は、今年10歳になる子どもたちで、一年間の活動を終えたあとには、一人前として働き手となったり、近隣の町に勉学や職業訓練に出て行くのだ。
放牧をして生きる彼らにとって、大自然と適切な距離を保って付き合っていくことはとても大切である。恐れてはいけない、だが侮ってもいけない。一人前になる前に、そのことを学ばなけらばならないのだ。
夏を前に、今年のこども探検団の結団式が行われる。そして、初めての探検として、もじゃもじゃの森へと出かける習わしになっている。もじゃもじゃの森の奥にある岩壁に自分の名前を刻んで初めて、こども探検団の一員と認められるのだ。
だが、一週間前から頻発する、家畜の突然死。獣医の見立てでは、中毒死とのことだ。つまり、毒性の物質が家畜の体内に取り込まれてしまったということである。その原因は、例の『凶鳥』――黒くて大きな、気味の悪い鳥が吐いて落とした唾が猛毒を帯びており、それに家畜が触れてしまったのだ。
その正体不明の鳥が森に巣を作っているらしく、村人は誰も近付くことができない。もちろん、幼いこどもたちを近付けるわけにはいかない。前代未聞の事態に、マカレスは結団式の取り止めを決断しなければならなくなった。
だが――
「ぼくたちの村は、ぼくたちで守るんだ!」
「トービッツさん、お願い! わたしたち、ちゃんと大人になりたいの!」
「おいらの羊、おいらがちゃんと守らねぇと!」
今年、10歳になる少年少女は、頼もしい声を上げている。
「どうすれば……」
どうすれば、危険を軽減させて、子どもたちを出立させてやれるだろうか。
ここは、彼らの協力をあおぐ他ないだろう。
マカレスは、子どもたちの親を説得する言葉を考えながら、子どもたちに答えた。
「――よし、ハンターオフィスに行こう……!」
解説
●概要
子ども探偵団に付き添い、正体不明の凶鳥(雑魔と思われる)を討伐する。
●成功・失敗について
成功条件……正体不明の凶鳥を倒し、安全に子ども探偵団の目的を達成させる。
失敗条件……大きな鳥を討伐できない、または、子ども探偵団に危害が及ぶ。
●正体不明の大きな鳥について
からだは成人男性並みだが、翼を広げると成人男性の約3倍ほどになる。
巨体であるため、木の上にとまることはなく、巣は草陰の地面を少し掘って作る。
吐き出す唾、爪に毒が含まれる。特に唾は猛毒であり、上空から落下させる他、陸上では2スクエアの距離を飛ばしてくる。爪攻撃で毒を受けた場合、そのラウンドのみ攻撃不能となる(攻撃を受けたラウンドが、敵先攻であった場合のみ。ハンター先攻の場合は、次ラウンドの自分の攻撃順までに毒が抜けるものとする)。唾攻撃を受けた場合は、次ラウンドまで攻撃不能となり、以後攻撃順のたびに体力が1~6減る(ダイス目依存。回復魔法を受ければ、行動不能は解かれ、体力の減りも1~3軽減される)。
陸上での行動は遅く、上空では速い。だが気性が荒いため、ハンターから逃げることせず、森から出て行くこともない。
●もじゃもじゃの森について
鬱蒼と茂った手入れのされていない森だが、森の奥は岩壁があるのでぽっかりと空に開かれている。凶鳥はそこから出入りし、巣もそこにある。
子ども探偵団に付き添い、正体不明の凶鳥(雑魔と思われる)を討伐する。
●成功・失敗について
成功条件……正体不明の凶鳥を倒し、安全に子ども探偵団の目的を達成させる。
失敗条件……大きな鳥を討伐できない、または、子ども探偵団に危害が及ぶ。
●正体不明の大きな鳥について
からだは成人男性並みだが、翼を広げると成人男性の約3倍ほどになる。
巨体であるため、木の上にとまることはなく、巣は草陰の地面を少し掘って作る。
吐き出す唾、爪に毒が含まれる。特に唾は猛毒であり、上空から落下させる他、陸上では2スクエアの距離を飛ばしてくる。爪攻撃で毒を受けた場合、そのラウンドのみ攻撃不能となる(攻撃を受けたラウンドが、敵先攻であった場合のみ。ハンター先攻の場合は、次ラウンドの自分の攻撃順までに毒が抜けるものとする)。唾攻撃を受けた場合は、次ラウンドまで攻撃不能となり、以後攻撃順のたびに体力が1~6減る(ダイス目依存。回復魔法を受ければ、行動不能は解かれ、体力の減りも1~3軽減される)。
陸上での行動は遅く、上空では速い。だが気性が荒いため、ハンターから逃げることせず、森から出て行くこともない。
●もじゃもじゃの森について
鬱蒼と茂った手入れのされていない森だが、森の奥は岩壁があるのでぽっかりと空に開かれている。凶鳥はそこから出入りし、巣もそこにある。
マスターより
ご無沙汰しております。
今回は、久しぶりの戦闘シナリオとなります。
いつものように、かっこいい皆さまの活躍をお待ちしております!
今回は、久しぶりの戦闘シナリオとなります。
いつものように、かっこいい皆さまの活躍をお待ちしております!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/18 19:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 八原 篝(ka3104) 人間(リアルブルー)|19才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/07/11 20:44:45 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/08 11:01:17 |