ゲスト
(ka0000)
【詩天】西方からの使者
マスター:大林さゆる

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/19 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/30 09:00
オープニング
ハンターズソサエティ本部の控室へ、魔術師スコットと笹川 唯(ささがわ・ゆい)が訪れていた。
どうやら、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)に相談事があったらしい。
「詩天?」
マクシミリアンの呟きに、唯が話を持ちかけてきた。
「噂くらいしか聞いたことがないけど、東方には『詩天』と呼ばれる場所があって、物資が足りない地域もあるらしいんだ。それに……そこに行けば、姉様たちのことが分かるかもしれない」
唯は東方出身の格闘士で、笹川家の三女だった。長女の藤乃、次女の響とはリグ・サンガマでの大戦で離れ離れになってしまったのだ。未だに姉たちの行方が分からなかった。
「人探しか? なら、俺よりラキの方が向いていると思うがな」
扉から様子を窺っているラキ(kz0002)に気付いて、マクシミリアンが言った。
「唯ちゃん、そういうことなら、あたしに任せてよ!」
ラキは数日前から唯の様子が気になり、心配していたのだが、ようやく理由が判明して明るい笑みを浮かべ、控室の中へと入ってきた。
「スコットさんも、唯ちゃんの頼みで来たのかな?」
ラキの問いに、スコットは少し照れながらも、軽く咳払いをして真剣な顔付きになった。
「それもあるんだが、東方に物資が足りない地域があるなら、魔術師協会広報室も支援することになってさ。自由都市同盟の農業地域で採れた日持ちする食材を保存食として届けるつもりなんだ。それと、詩天ではまだ憤怒の歪虚が出没するらしいから、物資輸送の護衛としてハンターを何人か募集したいんだ」
「……そういうことなら、依頼として張り出してみるか」
マクシミリアンは本部へと向かい、受付嬢に依頼を頼むことにした。
●
翌日。
ハンターたちは、詩天領内にある、小さな村へ向うことになった。
お家騒動で何やら暗躍しているという情報も聞き、魔導トラックで運ぶには不審に思われるかもという理由で、荷台の付いた馬車三台で物資を運ぶことになった。
物資の中身は保存食だけでなく、応急手当に必要な道具や薬も入っていた。
唯は姉達を探すため、スコットは魔術師協会広報室の一員として、マクシミリアンとラキは護衛として輸送馬車の周囲を取り囲むように歩いていた。
ラキは東方へ行くことも目標としていたが、実際に依頼に参加してみると複雑な気持ちになっていた。
(物資は必ず届けなきゃ……もう、誰かが傷つく姿は見たくない)
重い現実が圧し掛かるが、ラキはそれでも前向きに生きていこうと決めたのだ。
街道を進み、順調に目的地の村まで辿り着く……と思った矢先、前方を塞ぐように歪虚の残党たちが現れた。
「これが……東方の歪虚なの?」
異国の歪虚に、ラキは緊張を隠せなかった。
唯は東方出身ということもあり、歪虚の姿を見て、すぐに分かった。
「悪天狗、おさき狐……憤怒の歪虚に間違いないよ」
「狐の姿をした歪虚は西方にもいるけど、こっちの歪虚は変わった外見をしているな」
スコットは杖を持ち、敵の動向を窺っていた。
「……妙だな」
マクシミリアンは悪天狗の動きが気になっていた。
特定のハンターを狙っているというより、輸送馬車に襲撃を仕掛けるように思えたのだ。
「みんな、気を付けろ。奴らの狙いは、ハンターではなく、輸送馬車だ。物資を狙って破壊した方が心理的にダメージが大きいとでも考えているのだろう。……知能はあるようだな」
マクシミリアンの呼びかけに、ハンターたちが集結した。
先頭の馬車を守ることになったのは、ハンターたち。
中衛の馬車は、マクシミリアンとラキ。後衛には、唯とスコットが守りを固めていた。
目的地の村まで、物資を届けなければ、食糧難に苦しむ人々が増える一方だ。
これを見逃せば、物資輸送のルートも断たれることになる。
「そんなこと、絶対にさせない!」
ハンターの一人が、勇ましく叫んだ。
どうやら、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)に相談事があったらしい。
「詩天?」
マクシミリアンの呟きに、唯が話を持ちかけてきた。
「噂くらいしか聞いたことがないけど、東方には『詩天』と呼ばれる場所があって、物資が足りない地域もあるらしいんだ。それに……そこに行けば、姉様たちのことが分かるかもしれない」
唯は東方出身の格闘士で、笹川家の三女だった。長女の藤乃、次女の響とはリグ・サンガマでの大戦で離れ離れになってしまったのだ。未だに姉たちの行方が分からなかった。
「人探しか? なら、俺よりラキの方が向いていると思うがな」
扉から様子を窺っているラキ(kz0002)に気付いて、マクシミリアンが言った。
「唯ちゃん、そういうことなら、あたしに任せてよ!」
ラキは数日前から唯の様子が気になり、心配していたのだが、ようやく理由が判明して明るい笑みを浮かべ、控室の中へと入ってきた。
「スコットさんも、唯ちゃんの頼みで来たのかな?」
ラキの問いに、スコットは少し照れながらも、軽く咳払いをして真剣な顔付きになった。
「それもあるんだが、東方に物資が足りない地域があるなら、魔術師協会広報室も支援することになってさ。自由都市同盟の農業地域で採れた日持ちする食材を保存食として届けるつもりなんだ。それと、詩天ではまだ憤怒の歪虚が出没するらしいから、物資輸送の護衛としてハンターを何人か募集したいんだ」
「……そういうことなら、依頼として張り出してみるか」
マクシミリアンは本部へと向かい、受付嬢に依頼を頼むことにした。
●
翌日。
ハンターたちは、詩天領内にある、小さな村へ向うことになった。
お家騒動で何やら暗躍しているという情報も聞き、魔導トラックで運ぶには不審に思われるかもという理由で、荷台の付いた馬車三台で物資を運ぶことになった。
物資の中身は保存食だけでなく、応急手当に必要な道具や薬も入っていた。
唯は姉達を探すため、スコットは魔術師協会広報室の一員として、マクシミリアンとラキは護衛として輸送馬車の周囲を取り囲むように歩いていた。
ラキは東方へ行くことも目標としていたが、実際に依頼に参加してみると複雑な気持ちになっていた。
(物資は必ず届けなきゃ……もう、誰かが傷つく姿は見たくない)
重い現実が圧し掛かるが、ラキはそれでも前向きに生きていこうと決めたのだ。
街道を進み、順調に目的地の村まで辿り着く……と思った矢先、前方を塞ぐように歪虚の残党たちが現れた。
「これが……東方の歪虚なの?」
異国の歪虚に、ラキは緊張を隠せなかった。
唯は東方出身ということもあり、歪虚の姿を見て、すぐに分かった。
「悪天狗、おさき狐……憤怒の歪虚に間違いないよ」
「狐の姿をした歪虚は西方にもいるけど、こっちの歪虚は変わった外見をしているな」
スコットは杖を持ち、敵の動向を窺っていた。
「……妙だな」
マクシミリアンは悪天狗の動きが気になっていた。
特定のハンターを狙っているというより、輸送馬車に襲撃を仕掛けるように思えたのだ。
「みんな、気を付けろ。奴らの狙いは、ハンターではなく、輸送馬車だ。物資を狙って破壊した方が心理的にダメージが大きいとでも考えているのだろう。……知能はあるようだな」
マクシミリアンの呼びかけに、ハンターたちが集結した。
先頭の馬車を守ることになったのは、ハンターたち。
中衛の馬車は、マクシミリアンとラキ。後衛には、唯とスコットが守りを固めていた。
目的地の村まで、物資を届けなければ、食糧難に苦しむ人々が増える一方だ。
これを見逃せば、物資輸送のルートも断たれることになる。
「そんなこと、絶対にさせない!」
ハンターの一人が、勇ましく叫んだ。
解説
依頼の趣旨…物資を守り目的地まで運び、憤怒の残党たちを退治する
「詳しいことは分からぬが、憤怒の歪虚が輸送馬車を狙っているというのなら、捨て置けん。成敗してくれるわっ」という動機で参加するのも大歓迎
「東方の酒って、どうなってるんかな? 憤怒の歪虚を退治したら、目的地の村で聞き込みしてみよう」という動機でも、もちろんOK
「物資を目的地まで運ぶ」ことが主な目的のため、憤怒の残党たちに物資を奪われたり、破壊されたりすると、依頼の成功率は下がる
OPの内容は「PC情報」として扱える
■出現した敵
『悪天狗(あくてんぐ)』4体
天狗と同化して歪虚化した憤怒の眷属。身長2メートル
剣と鉄扇を装備。それなりに知能はあるが、人語は理解できず、飛べない
乱刃、射程0~3。自分の前と斜め左右の3スクエアが対象。敵味方の識別可能
接近戦になると、二回攻撃を繰り出す
再生能力があり、少しくらいの傷はすぐに回復してしまう
『おさき狐(おさききつね)』8体
狐と同化して歪虚化した憤怒の眷属。体長4メートル
人語は理解できないが、悪天狗の指示に従って行動することもある
怪光線、射程0~3。口から光線を吐き飛ばす
爪と牙で二回攻撃ができる
■補足
先手を取るのは五分五分で、先に攻撃ができるか否かは運次第
100面ダイス、賽の目で決まる
敵の前衛とは、先頭の馬車から10メートル離れている
先手を取るスキル持ちがハンター側に一人でもいれば、その分プラスされるが、
賽の目によってはどうなるか分からない
先頭の馬車を守ることになったのは、ハンターたち
中衛の馬車は、マクシミリアンとラキ。後衛には、唯とスコットが守りを固めている。
敵の前衛は、おさき狐が4体。
中衛に、悪天狗4体。
後衛に、おさき狐4体。
敵を全て退治できても、輸送馬車三台が全て破壊されてしまったら失敗となる
少なくとも、輸送馬車二台は死守して、おさき狐4体以上は退治して下さい
「詳しいことは分からぬが、憤怒の歪虚が輸送馬車を狙っているというのなら、捨て置けん。成敗してくれるわっ」という動機で参加するのも大歓迎
「東方の酒って、どうなってるんかな? 憤怒の歪虚を退治したら、目的地の村で聞き込みしてみよう」という動機でも、もちろんOK
「物資を目的地まで運ぶ」ことが主な目的のため、憤怒の残党たちに物資を奪われたり、破壊されたりすると、依頼の成功率は下がる
OPの内容は「PC情報」として扱える
■出現した敵
『悪天狗(あくてんぐ)』4体
天狗と同化して歪虚化した憤怒の眷属。身長2メートル
剣と鉄扇を装備。それなりに知能はあるが、人語は理解できず、飛べない
乱刃、射程0~3。自分の前と斜め左右の3スクエアが対象。敵味方の識別可能
接近戦になると、二回攻撃を繰り出す
再生能力があり、少しくらいの傷はすぐに回復してしまう
『おさき狐(おさききつね)』8体
狐と同化して歪虚化した憤怒の眷属。体長4メートル
人語は理解できないが、悪天狗の指示に従って行動することもある
怪光線、射程0~3。口から光線を吐き飛ばす
爪と牙で二回攻撃ができる
■補足
先手を取るのは五分五分で、先に攻撃ができるか否かは運次第
100面ダイス、賽の目で決まる
敵の前衛とは、先頭の馬車から10メートル離れている
先手を取るスキル持ちがハンター側に一人でもいれば、その分プラスされるが、
賽の目によってはどうなるか分からない
先頭の馬車を守ることになったのは、ハンターたち
中衛の馬車は、マクシミリアンとラキ。後衛には、唯とスコットが守りを固めている。
敵の前衛は、おさき狐が4体。
中衛に、悪天狗4体。
後衛に、おさき狐4体。
敵を全て退治できても、輸送馬車三台が全て破壊されてしまったら失敗となる
少なくとも、輸送馬車二台は死守して、おさき狐4体以上は退治して下さい
マスターより
大林です。
【詩天】連動シナリオをお届けします。
それぞれのNPCは、それぞれの動機で依頼に参加しています。
ハンターの皆さんなら、どうしますか?
プレイングには「目的」「動機」「具体的な行動」「予想」を明記して頂けると助かります。
■NPC
ラキ(kz0002)、女性、15才。疾影士
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
スコット、男性、20才。魔術師
唯(ゆい)、女性、16才。笹川家の三女。格闘士
【詩天】連動シナリオをお届けします。
それぞれのNPCは、それぞれの動機で依頼に参加しています。
ハンターの皆さんなら、どうしますか?
プレイングには「目的」「動機」「具体的な行動」「予想」を明記して頂けると助かります。
■NPC
ラキ(kz0002)、女性、15才。疾影士
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
スコット、男性、20才。魔術師
唯(ゆい)、女性、16才。笹川家の三女。格闘士
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/25 03:00
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談 咲月 春夜(ka6377) 人間(リアルブルー)|19才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/07/19 05:25:20 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/18 19:34:53 |