ゲスト
(ka0000)
巨大ウサギの巣作り事情
マスター:紫月紫織

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/15 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/24 15:00
オープニング
「そこの皆さん、今抱えている依頼とかありますでしょうか?」
ギルドの受付で、おそらく依頼人であろう年配の男性を連れたギルド職員の女性は、貴方達にそう言って声をかけてきた。
年配の男性が縋るような視線を貴方達に向ける。
「雑魔が関わっているようなのですが、こちらの村長さんの依頼を引き受けてもらうことはできませんか?」
ギルド職員の女性の言葉に合わせて、年配の男性が深く頭を下げた。
場所を変えてテーブルにつくと、村長は出された水を一息に飲み干した。
村長が話す事には、その巨大な兎の雑魔が姿を表したのは三日前の事だという。
村の製材所にほど近い森の中から姿を表したそれは、愛くるしい見た目をしていた。
──大きさ以外は。
体高百五十センチほどのうさぎの姿をしたそれは、表情からその感情を読み取らせることはなかった。
作業場に居た人が、一人二人とそれに気が付き、やがてその場が完全に沈黙するまでにそう長い時間は必要なかったそうだ。
静まり返る中、その兎は体を傾けてそばに生えていた立木に蹴りを放つ。
木が根本からへし折れ地響きを上げたのはその直後のことだ。
それを見た作業場に居た者達は一目散に逃げ出した。
迅速な避難のおかげか、幸いなことに人的被害は無いという。
「問題なのは物的な被害の方です。今のところ製材所の建物は無事なんですが……」
村長は言葉を濁す。
現れた兎の雑魔は乾燥の終わった木材をやすやすと噛み砕き木屑に変え、あたりをところかまわず掘り返し、巣作りのようなことを始めたのだそうだ。
製材所は現在使用不可能、それどころかこれから木材に加工するはずだった原木すら使い物にならなくなりそうだという。
「このままではうちの村は立ち行かなくなってしまいます、これ以上被害が増えないうちに、あいつをなんとかしていただきたい。お願いします……この通りだ!」
そう言って村長はテーブルに頭をぶつけんばかりの勢いで頭を下げた。
ギルドの受付で、おそらく依頼人であろう年配の男性を連れたギルド職員の女性は、貴方達にそう言って声をかけてきた。
年配の男性が縋るような視線を貴方達に向ける。
「雑魔が関わっているようなのですが、こちらの村長さんの依頼を引き受けてもらうことはできませんか?」
ギルド職員の女性の言葉に合わせて、年配の男性が深く頭を下げた。
場所を変えてテーブルにつくと、村長は出された水を一息に飲み干した。
村長が話す事には、その巨大な兎の雑魔が姿を表したのは三日前の事だという。
村の製材所にほど近い森の中から姿を表したそれは、愛くるしい見た目をしていた。
──大きさ以外は。
体高百五十センチほどのうさぎの姿をしたそれは、表情からその感情を読み取らせることはなかった。
作業場に居た人が、一人二人とそれに気が付き、やがてその場が完全に沈黙するまでにそう長い時間は必要なかったそうだ。
静まり返る中、その兎は体を傾けてそばに生えていた立木に蹴りを放つ。
木が根本からへし折れ地響きを上げたのはその直後のことだ。
それを見た作業場に居た者達は一目散に逃げ出した。
迅速な避難のおかげか、幸いなことに人的被害は無いという。
「問題なのは物的な被害の方です。今のところ製材所の建物は無事なんですが……」
村長は言葉を濁す。
現れた兎の雑魔は乾燥の終わった木材をやすやすと噛み砕き木屑に変え、あたりをところかまわず掘り返し、巣作りのようなことを始めたのだそうだ。
製材所は現在使用不可能、それどころかこれから木材に加工するはずだった原木すら使い物にならなくなりそうだという。
「このままではうちの村は立ち行かなくなってしまいます、これ以上被害が増えないうちに、あいつをなんとかしていただきたい。お願いします……この通りだ!」
そう言って村長はテーブルに頭をぶつけんばかりの勢いで頭を下げた。
解説
・うさぎの雑魔
体高百五十センチほど、後ろ足の蹴りは立木を蹴り折るほどの破壊力を秘めています。
乾燥させた木材をやすやすと噛み砕く牙についても警戒する必要がありそうです。
・製材所周辺
木材はよく乾いており、細かいクズは着火剤にも使われるほど火付きが良く、それらが広範囲に散らばっています。
現場の製材所周辺はある程度伐採されているが、その更に外側は森になっており、真っ直ぐに進むのは困難でしょう。
周囲の森には獣用の罠が仕掛けられており、見分けるための目印も教えてもらえます。
体高百五十センチほど、後ろ足の蹴りは立木を蹴り折るほどの破壊力を秘めています。
乾燥させた木材をやすやすと噛み砕く牙についても警戒する必要がありそうです。
・製材所周辺
木材はよく乾いており、細かいクズは着火剤にも使われるほど火付きが良く、それらが広範囲に散らばっています。
現場の製材所周辺はある程度伐採されているが、その更に外側は森になっており、真っ直ぐに進むのは困難でしょう。
周囲の森には獣用の罠が仕掛けられており、見分けるための目印も教えてもらえます。
マスターより
はじめまして、紫月紫織と申します。
今回よりこちらでマスターをさせていただくことになりました、よろしくお願いいたします。
うさぎ雑魔と製材所の周辺について少し捕捉。
木材をやすやすと噛み砕き、ところかまわず掘り返す、とある通り現場は足場が悪くなっている可能性が高いです、足を取られぬようご注意ください。
動けないでいると、いい的にされてしまうでしょう。
立木をへし折るほどの脚力はそのまま突進力にもつながります、ある程度開けた場所であれば、自慢の脚力を用いて一気に距離を詰めてくる可能性も否定はできません。
また、直撃を受けようものなら踏みとどまるのは困難でしょう。
皆様の勝利を祈ります。
今回よりこちらでマスターをさせていただくことになりました、よろしくお願いいたします。
うさぎ雑魔と製材所の周辺について少し捕捉。
木材をやすやすと噛み砕き、ところかまわず掘り返す、とある通り現場は足場が悪くなっている可能性が高いです、足を取られぬようご注意ください。
動けないでいると、いい的にされてしまうでしょう。
立木をへし折るほどの脚力はそのまま突進力にもつながります、ある程度開けた場所であれば、自慢の脚力を用いて一気に距離を詰めてくる可能性も否定はできません。
また、直撃を受けようものなら踏みとどまるのは困難でしょう。
皆様の勝利を祈ります。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/22 02:32
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】もふもふうさぎ討伐戦 アシェ-ル(ka2983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/07/15 06:28:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/10 22:52:15 |