ゲスト
(ka0000)
【詩天】東西交流の宴
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/15 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/24 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
東の三城。
若峰の防衛拠点として知られている城も、残すのは伊須群城のみとなった。
先日、二つ目の城である駒種城もハンターの活躍により奪還。若峰の東部地域は人類が戦局を優勢に進めていた。
伊須群城を占拠する敵も沈黙を守り、今の所動きを見せていない。
――膠着状態。
戦況が動かない状態が数日続いた、ある日。
「水野殿っ! 水野殿は、こちらか!」
若峰からやってきた武将が、水野 武徳 (kz0196)を訪ねて墨子城までやってきた。
武将がやってきた理由は、『ハンター達を正当に評価した上で、早期に伊須群城奪還を成功させるように進言する為』である。
ハンターの報告によれば、駒種城で『三つ扇』の旗印が大量に見つかった。もし、敵が武将の知る者ならば詩天にとって大事だ。
「…………」
武将が大広間へ足を踏み入れると、武徳が腕を抱えて何かを思案している。
先日の話では、武徳もハンターの優秀さは充分に理解していた。
しかし、傭兵という立場を鑑みれば、幕府の依頼でいつ詩天に剣を向けるか分からない。その為、武徳はハンターに対して強い警戒を持って望んでいると話していた。
武将は、何としてもその考えを改めさせたいのだ。
「水野殿、話が……」
「やはり、ハンターは信用に値するな。彼らをもっと重用せねばならん」
「……は?」
武将は、開いた口が塞がらなかった。
何せ、数日前に言ってた事と態度が異なっているからだ。
「水野殿」
「なんじゃ?」
「先日、水野殿は『ハンターは危険だ。警戒している』と申されたが……」
「そんな事を言ったか? わしはまったく記憶がないぞ。
それより、この墨子城と駒種城を奪還できたのはハンターが居てこそじゃ。わしは、彼らを高く評価しておる」
武徳は、素知らぬ顔で言い放つ。
軍師としては有能な存在なのだが、朝令暮改を平気で繰り返す事から周囲は常に振り回されっぱなしだ。
そうだとしても、武将からすればハンターの評価が上がったのなら何よりだ。
ため息をついた後、武将は本題を切り出す。
「ま、まあ、考え直してくれたのなら何より。早速、伊須群城の奪還を……」
「だが、お主のいう事も分からぬでもない。わしらはハンターの事を知らぬし、彼らがやってきた西方について何も知らん。頭から信じて良いものか」
武将の言葉を遮って、武徳は独り言を呟いた。
ハンターは幕府の後押しがあって詩天へやってきた。武徳としては傭兵として便利な存在ではあるが、感じの彼らがどういう存在なのかをまったく知らない。
これからハンターを重用しようというのならば、彼らの事や西方の事をもっと知っておくべきだ。
「ここは、詩天とハンターで宴を開くべきだな。酒があれば何とかなるだろう」
「水野殿、それは良い案かも知れぬ。だが、ここで宴を開くには少々寂しくならぬか?」
武将が不安そうな顔を浮かべる。
墨子城は最前線である事から食事は干し飯、酒もどぶろくのような『にごり酒』が少しあるだけだ。詩天はかつて酒の産地としても知られ、銘酒『詩天盛』は東方各地へ送られていた。しかし、歪虚の襲撃や千石原の乱で蔵本は大打撃。現在は詩天盛も作られておらず、にごり酒がメインとなっている。
――それでも、武徳はまったく気にしていない。
「心配するな。ハンターの連中もこの国の事を知りたいのだろう。酒の肴に困りはせん」
東の三城。
若峰の防衛拠点として知られている城も、残すのは伊須群城のみとなった。
先日、二つ目の城である駒種城もハンターの活躍により奪還。若峰の東部地域は人類が戦局を優勢に進めていた。
伊須群城を占拠する敵も沈黙を守り、今の所動きを見せていない。
――膠着状態。
戦況が動かない状態が数日続いた、ある日。
「水野殿っ! 水野殿は、こちらか!」
若峰からやってきた武将が、水野 武徳 (kz0196)を訪ねて墨子城までやってきた。
武将がやってきた理由は、『ハンター達を正当に評価した上で、早期に伊須群城奪還を成功させるように進言する為』である。
ハンターの報告によれば、駒種城で『三つ扇』の旗印が大量に見つかった。もし、敵が武将の知る者ならば詩天にとって大事だ。
「…………」
武将が大広間へ足を踏み入れると、武徳が腕を抱えて何かを思案している。
先日の話では、武徳もハンターの優秀さは充分に理解していた。
しかし、傭兵という立場を鑑みれば、幕府の依頼でいつ詩天に剣を向けるか分からない。その為、武徳はハンターに対して強い警戒を持って望んでいると話していた。
武将は、何としてもその考えを改めさせたいのだ。
「水野殿、話が……」
「やはり、ハンターは信用に値するな。彼らをもっと重用せねばならん」
「……は?」
武将は、開いた口が塞がらなかった。
何せ、数日前に言ってた事と態度が異なっているからだ。
「水野殿」
「なんじゃ?」
「先日、水野殿は『ハンターは危険だ。警戒している』と申されたが……」
「そんな事を言ったか? わしはまったく記憶がないぞ。
それより、この墨子城と駒種城を奪還できたのはハンターが居てこそじゃ。わしは、彼らを高く評価しておる」
武徳は、素知らぬ顔で言い放つ。
軍師としては有能な存在なのだが、朝令暮改を平気で繰り返す事から周囲は常に振り回されっぱなしだ。
そうだとしても、武将からすればハンターの評価が上がったのなら何よりだ。
ため息をついた後、武将は本題を切り出す。
「ま、まあ、考え直してくれたのなら何より。早速、伊須群城の奪還を……」
「だが、お主のいう事も分からぬでもない。わしらはハンターの事を知らぬし、彼らがやってきた西方について何も知らん。頭から信じて良いものか」
武将の言葉を遮って、武徳は独り言を呟いた。
ハンターは幕府の後押しがあって詩天へやってきた。武徳としては傭兵として便利な存在ではあるが、感じの彼らがどういう存在なのかをまったく知らない。
これからハンターを重用しようというのならば、彼らの事や西方の事をもっと知っておくべきだ。
「ここは、詩天とハンターで宴を開くべきだな。酒があれば何とかなるだろう」
「水野殿、それは良い案かも知れぬ。だが、ここで宴を開くには少々寂しくならぬか?」
武将が不安そうな顔を浮かべる。
墨子城は最前線である事から食事は干し飯、酒もどぶろくのような『にごり酒』が少しあるだけだ。詩天はかつて酒の産地としても知られ、銘酒『詩天盛』は東方各地へ送られていた。しかし、歪虚の襲撃や千石原の乱で蔵本は大打撃。現在は詩天盛も作られておらず、にごり酒がメインとなっている。
――それでも、武徳はまったく気にしていない。
「心配するな。ハンターの連中もこの国の事を知りたいのだろう。酒の肴に困りはせん」
解説
目的:墨子城にて水野武徳と酒を飲みながら交流会を行う
場所:墨子城の大広間で行われます。上座に水野が座り、ハンターは下座を背に横一列に座ります。武徳とハンターの間には、両脇を固めるように武徳配下の武将が座っています。なお、武徳からは『無礼講』という御触れが出ている為、ある程度フレンドリーに接しても問題ありません。
備考:
※東の三城の戦いを含む過去の情報は下記シナリオを参照願います。
なお、情報を知らなくても宴会として楽しむ事は可能です。
【詩天】真中の戦い
【詩天】駒種城潜入
今回は墨子城にて酒宴となります。
酒を飲み交わして東西の交流を深める機会となります。また酒の席ではありますが、武徳へ聞きたい事があればぶつけてみるのも良いでしょう。必ず答えてくれるとは限りませんが、信頼に足る人物だと認識してくれれば重要な事も話してくれるかも……。
酒や肴の持ち込みは大歓迎です。ハンターが肴を調理する場合、希望すれば調理器具も貸して貰えます。あまり大がかりなものは難しいですが。
●NPC
水野武徳
三条家に仕える古参の武将。年齢は五十代。男性。知略に長け、老いて未だ健在。人手不足の三条家において軍政だけでなく内政にも辣腕を振るうが、本人は激務でサボりたいと願っている。朝令暮改が多く周囲の人間を振り回す傾向がある。
場所:墨子城の大広間で行われます。上座に水野が座り、ハンターは下座を背に横一列に座ります。武徳とハンターの間には、両脇を固めるように武徳配下の武将が座っています。なお、武徳からは『無礼講』という御触れが出ている為、ある程度フレンドリーに接しても問題ありません。
備考:
※東の三城の戦いを含む過去の情報は下記シナリオを参照願います。
なお、情報を知らなくても宴会として楽しむ事は可能です。
【詩天】真中の戦い
【詩天】駒種城潜入
今回は墨子城にて酒宴となります。
酒を飲み交わして東西の交流を深める機会となります。また酒の席ではありますが、武徳へ聞きたい事があればぶつけてみるのも良いでしょう。必ず答えてくれるとは限りませんが、信頼に足る人物だと認識してくれれば重要な事も話してくれるかも……。
酒や肴の持ち込みは大歓迎です。ハンターが肴を調理する場合、希望すれば調理器具も貸して貰えます。あまり大がかりなものは難しいですが。
●NPC
水野武徳
三条家に仕える古参の武将。年齢は五十代。男性。知略に長け、老いて未だ健在。人手不足の三条家において軍政だけでなく内政にも辣腕を振るうが、本人は激務でサボりたいと願っている。朝令暮改が多く周囲の人間を振り回す傾向がある。
マスターより
近藤豊です。
今回は武徳も交えてハンターと詩天の交流会となります。
いつもは新人ハンターさん推奨ですが、本依頼はベテランハンターさんが参加されても問題ありません。武徳は詩天を含む東方の事ぐらいしか知りません。西方やリアルブルーの事についても教えてあげると喜びます。でも、嘘は勘弁してあげて下さい。
それでは、ナスの揚げ浸しを肴にお待ちしています。
今回は武徳も交えてハンターと詩天の交流会となります。
いつもは新人ハンターさん推奨ですが、本依頼はベテランハンターさんが参加されても問題ありません。武徳は詩天を含む東方の事ぐらいしか知りません。西方やリアルブルーの事についても教えてあげると喜びます。でも、嘘は勘弁してあげて下さい。
それでは、ナスの揚げ浸しを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/18 09:16
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/14 12:14:31 |
|
![]() |
無礼講の宴也 悠里(ka6368) 人間(リアルブルー)|15才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/07/14 13:42:50 |