ゲスト
(ka0000)
【詩天】蛍狩の夜
マスター:猫又ものと

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- サポート
- 現在2人 / 0~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/19 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/28 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
――遅い子供だったせいか、父は私に大分甘かった。
陰陽寮から戻った時は大抵、私を傍に置きたがった。
父は甘いとは言いながらも、教育は忘れなかった。
将来詩天を支えるものとして常日頃から大人に囲まれ、あまり子供らしい遊びはしなかったように思う。
……だけど。
秋寿兄様だけは、私を『子供』として扱ってくれた。
「真美。ほら。見てごらん」
「わあ……! 兄様! 光がいっぱいふわふわしてます! これは一体どういう術ですか?」
「これは術ではなくて、蛍という虫ですよ」
「……虫?」
「お尻の部分が光るんです」
「さ、触って大丈夫なのですか?」
「噛んだりしませんよ。この花に入れて……ほら」
「……綺麗。小さな提灯みたいです」
「この花はね、ホタルブクロと言うんですよ。松明を灯すと蛍達の邪魔になってしまいますから、今だけ、この子に明かりの代わりになってもらいましょう」
――遠い夏の日。
もう会えないところへ行ってしまった兄様との思い出。
私は蛍が、とても好きだ。
「色々手伝ってもらっちまって悪かったべな~」
「んだ。皆よぐ働くけ、助かったべよ。あんがとさんな~」
「あああ、そんな頭下げないで下さい」
「そうですよ。たいしたことはしていませんし」
ぺこぺこと頭を下げる村人達を宥めるハンター達。
詩天にある萩野村。
先日泥田坊に襲われたこの場所。
泥田坊を無事撃退できたは良かったものの、村の表門の門扉が泥だらけになってしまい、掃除をしたのだが……。
掃除の手伝いのついでに村を回ると、傷みが目立つ家々が多く、修復もされていないようだったので、日を改めて修繕や補強をしに来たのだ。
そんな事情があって、先ほどのやり取りがある。
「何ぞお礼ばしたいんだけんども、ぜぜこち~っとしかねえんだべ」
「悪ィなぁ。あ、スイカ食うべか?」
「要らないですから。お気持ちだけで十分です」
「そういう訳にもいかねっぺ! ……あ。そだ。近くの川に、蛍が来るべよ。折角だし見てから帰るといいべ」
「……蛍?」
「んだ。なーんもねえ村だけどよ、蛍だけは綺麗なんだぁ。夜になるとたーーくさんの蛍が出てくるんだべ」
「へえ。そうなんですか……」
「んだ。この村には、蛍は精霊様のお使いっていう言い伝えがあってな……」
遠い目をする村人。
萩野村には、昔から蛍は精霊の遣いといわれて大事にされてきたそうで、逢いたい故人を思い浮かべながら闇に蛍を放つと、精霊が願いを聞き入れてその人を1日だけ帰してくれる……そんな言い伝えがあるのだそうだ。
逢いたい故人がいない場合でも、願いごとを思い浮かべながら蛍を放てば、蛍が精霊の元にその願いを届けてくれるらしい。
「随分素敵な伝承があるんですね」
「んだ。この季節になるとな、村の外からも人が来てたんだべよ。最近はトンと来なくなっちまったけどなあ」
「今年はシンっていう坊やも遊びに来てるで、賑やかでええなぁ。折角ここまで来たんだし、ハンターさん達も蛍狩りを楽しんでくんろ」
ほれほれ、と村人に背中を押されながら、どうしようかなと考えるハンター達。
仕事も終わったし、蛍狩りを楽しむのもいいかもしれない――。
聞こえるヒグラシの声。
ハンター達は、日が沈むのを待つことにした。
――遅い子供だったせいか、父は私に大分甘かった。
陰陽寮から戻った時は大抵、私を傍に置きたがった。
父は甘いとは言いながらも、教育は忘れなかった。
将来詩天を支えるものとして常日頃から大人に囲まれ、あまり子供らしい遊びはしなかったように思う。
……だけど。
秋寿兄様だけは、私を『子供』として扱ってくれた。
「真美。ほら。見てごらん」
「わあ……! 兄様! 光がいっぱいふわふわしてます! これは一体どういう術ですか?」
「これは術ではなくて、蛍という虫ですよ」
「……虫?」
「お尻の部分が光るんです」
「さ、触って大丈夫なのですか?」
「噛んだりしませんよ。この花に入れて……ほら」
「……綺麗。小さな提灯みたいです」
「この花はね、ホタルブクロと言うんですよ。松明を灯すと蛍達の邪魔になってしまいますから、今だけ、この子に明かりの代わりになってもらいましょう」
――遠い夏の日。
もう会えないところへ行ってしまった兄様との思い出。
私は蛍が、とても好きだ。
「色々手伝ってもらっちまって悪かったべな~」
「んだ。皆よぐ働くけ、助かったべよ。あんがとさんな~」
「あああ、そんな頭下げないで下さい」
「そうですよ。たいしたことはしていませんし」
ぺこぺこと頭を下げる村人達を宥めるハンター達。
詩天にある萩野村。
先日泥田坊に襲われたこの場所。
泥田坊を無事撃退できたは良かったものの、村の表門の門扉が泥だらけになってしまい、掃除をしたのだが……。
掃除の手伝いのついでに村を回ると、傷みが目立つ家々が多く、修復もされていないようだったので、日を改めて修繕や補強をしに来たのだ。
そんな事情があって、先ほどのやり取りがある。
「何ぞお礼ばしたいんだけんども、ぜぜこち~っとしかねえんだべ」
「悪ィなぁ。あ、スイカ食うべか?」
「要らないですから。お気持ちだけで十分です」
「そういう訳にもいかねっぺ! ……あ。そだ。近くの川に、蛍が来るべよ。折角だし見てから帰るといいべ」
「……蛍?」
「んだ。なーんもねえ村だけどよ、蛍だけは綺麗なんだぁ。夜になるとたーーくさんの蛍が出てくるんだべ」
「へえ。そうなんですか……」
「んだ。この村には、蛍は精霊様のお使いっていう言い伝えがあってな……」
遠い目をする村人。
萩野村には、昔から蛍は精霊の遣いといわれて大事にされてきたそうで、逢いたい故人を思い浮かべながら闇に蛍を放つと、精霊が願いを聞き入れてその人を1日だけ帰してくれる……そんな言い伝えがあるのだそうだ。
逢いたい故人がいない場合でも、願いごとを思い浮かべながら蛍を放てば、蛍が精霊の元にその願いを届けてくれるらしい。
「随分素敵な伝承があるんですね」
「んだ。この季節になるとな、村の外からも人が来てたんだべよ。最近はトンと来なくなっちまったけどなあ」
「今年はシンっていう坊やも遊びに来てるで、賑やかでええなぁ。折角ここまで来たんだし、ハンターさん達も蛍狩りを楽しんでくんろ」
ほれほれ、と村人に背中を押されながら、どうしようかなと考えるハンター達。
仕事も終わったし、蛍狩りを楽しむのもいいかもしれない――。
聞こえるヒグラシの声。
ハンター達は、日が沈むのを待つことにした。
解説
■解説
さて、今回は事件ではありません。
詩天の萩野村近くにある川で、蛍狩りをお楽しみ下さいませ。
周囲に明かりはなく、蛍の光と、夜空の星だけが輝きます。
しっとりと蛍を愛でるも良し、言い伝えに想いを馳せるも良し、亡くなったあの人へ思いを伝えたり、蛍にお願いごとをするも良し。飲み物や食事を持ち込んで、楽しく騒いでもよしです。
猫又が取り扱う【詩天】シリーズ依頼の舞台である萩野村と、それに関わるシンと言う名の少年が出て来ておりますが、これといった制限もありません。ハンター様でしたらどなたでもOKです。気にせずご参加くださいませ。
萩野村の修繕は終了した状態から始まりますので、その辺は書いて戴かなくて大丈夫です。
■サポート
お相手と一緒に依頼に入れなかった~と仰る方もいらっしゃるかと思いますが、その場合はお相手をサポートでお呼び戴いて構いません。出来うる限り描写させて戴きます。
メイン参加される方、今回はサポートの方も比較的多めの描写となりますのでご了承下さいませ。描写の量としては、通常枠での参加者の半分程度を予定しています。
本参加者1人につき、基本1名のサポート枠となります。
なお、2名以上呼びたい方は、他参加者の枠が空いていた場合に相談卓で交渉してください。
■描写について
同行指定などがない限り、1シーンずつ区切って描写します。
また、同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
例:【同行者】シン(kz0198)【関係性】友人
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
詩天が舞台ですので、シンのみ登場OKです。
指定がない限りNPCの描写は行いません。
さて、今回は事件ではありません。
詩天の萩野村近くにある川で、蛍狩りをお楽しみ下さいませ。
周囲に明かりはなく、蛍の光と、夜空の星だけが輝きます。
しっとりと蛍を愛でるも良し、言い伝えに想いを馳せるも良し、亡くなったあの人へ思いを伝えたり、蛍にお願いごとをするも良し。飲み物や食事を持ち込んで、楽しく騒いでもよしです。
猫又が取り扱う【詩天】シリーズ依頼の舞台である萩野村と、それに関わるシンと言う名の少年が出て来ておりますが、これといった制限もありません。ハンター様でしたらどなたでもOKです。気にせずご参加くださいませ。
萩野村の修繕は終了した状態から始まりますので、その辺は書いて戴かなくて大丈夫です。
■サポート
お相手と一緒に依頼に入れなかった~と仰る方もいらっしゃるかと思いますが、その場合はお相手をサポートでお呼び戴いて構いません。出来うる限り描写させて戴きます。
メイン参加される方、今回はサポートの方も比較的多めの描写となりますのでご了承下さいませ。描写の量としては、通常枠での参加者の半分程度を予定しています。
本参加者1人につき、基本1名のサポート枠となります。
なお、2名以上呼びたい方は、他参加者の枠が空いていた場合に相談卓で交渉してください。
■描写について
同行指定などがない限り、1シーンずつ区切って描写します。
また、同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
例:【同行者】シン(kz0198)【関係性】友人
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
詩天が舞台ですので、シンのみ登場OKです。
指定がない限りNPCの描写は行いません。
マスターより
■その他
白紙は描写できません。
恋人同士でご参加の場合、描写はお砂糖多めにさせて戴く場合がございますのでご注意ください。
---------
お世話になっております。猫又です。
詩天の国の、しっとりとした日常依頼をお届けします。
皆様は、夜空を飛ぶ蛍に一体何を託されるのでしょうか。
イベシナにしようかと思ったんですが、ちょっと立て込んでいるためショートでご容赦ください。
シリーズ依頼の〆切には被らないようにしてありますので、その辺りもご安心くださいませ。
それでは皆様のご参加心よりお待ちしております。
白紙は描写できません。
恋人同士でご参加の場合、描写はお砂糖多めにさせて戴く場合がございますのでご注意ください。
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お世話になっております。猫又です。
詩天の国の、しっとりとした日常依頼をお届けします。
皆様は、夜空を飛ぶ蛍に一体何を託されるのでしょうか。
イベシナにしようかと思ったんですが、ちょっと立て込んでいるためショートでご容赦ください。
シリーズ依頼の〆切には被らないようにしてありますので、その辺りもご安心くださいませ。
それでは皆様のご参加心よりお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/27 06:17