ゲスト
(ka0000)
観光馬車開発協力
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/13 09:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/22 09:00
オープニング
自由都市同盟の事実上の首都であり帝国や王国に負けない美しさを誇る、極彩色の街ヴァリオス。その中心部からやや離れた場所にある、とある軽食屋。そこで三人の少女達が話し合いをしていた。
「新規の馬車ルートを開拓しようと思いますの」
フライドポテトを摘まみながら、ハンターであると同時に商人でもある金髪の少女・シルヴィアは、幼馴染な二人の少女に告げる。
それにハンターであると同時にハンターズソサエティ職員でもある少女・フィオレンツァが尋ねる。
「新しい馬車のルート? でも運ぶ荷物の見通しが先に立ってないと難しいかも。当てはあるの?」
「物の輸送じゃなくて、人の輸送をするつもり」
問いに返したのは、メイド服を着たハンターでもある少女・リリアーナである。その言葉を継ぐようにシルヴィアは続けた。
「ジェオルジの村々を繋ぐ観光用の馬車ルート、そういった物を作るつもりですわ。少なくともウチでは、まだ正式には取り扱っていない物ですし、新規開拓をする意義はあると思いますの」
この応えにフィオレンツァは納得したように返す。
「そっか。そういえばクルキャット商会だと、そういうの無かったよね」
クルキャット商会。構成員の大半がハンターである強みを生かし物資の護衛輸送から始まった商会であるが、現在ではクルキャット商連合と呼ばれる商人連合の中枢を担っている。今この場に居る三人は、そのクルキャット商会と縁の深い少女たちであった。
「観光用の馬車って、楽しそうで良いよね。でも、それだったら先にヴァリオスとかポルトワールみたいな、賑やかな都市同士を結ぶルートから開拓するのが普通だと思うんだけど、ジェオルジを中心に考えているのは何か理由があるの?」
フィオレンツァは自由都市同盟における有力な都市の地名を上げ再び問い掛ける。それは疑問に思ったからではなく、友人であるシルヴィアの力になりたい、という思いからだった。
それをシルヴィアは幼馴染として肌で感じ取りながらも、甘えてしまいそうになる自分を戒める為にあえて気付かぬふりをして応える。
「少し前に、ジェオルジにある村がゴブリンに襲われましたでしょう」
「……私達も手伝いに行ったアレだよね」
少しだけフィオレンツァは苦い声で返した。それにシルヴィアは返す。
「ゴブリンは倒せましたけれど、村は荒らされて大変でしたわよね。あれを見て思いましたの、復興の手助けをしたいと。
それにあの村だけでなく、きっと他の村でも同じような事は今後あるかもしれませんもの、そういった時に少しでも役に立てる物があればと思いましたの。
だから考えましたの。ジェオルジの村々を多くの人達が気軽に往来して、楽しんで地元にお金を落として貰える仕組み、それを形にするには馬車を使って観光をして貰うのが良いと」
「そうなんだ……うん、良いと思うよ」
シルヴィアの思いを聞いて、フィオレンツァは嬉しそうな笑顔を浮かべながら同意する。それにシルヴィアも嬉しそうな笑顔を浮かべた。
そんな二人に、リリアーナは一つの問題を口にした。
「私も観光用の馬車、やってみるのは良いと思う。でも問題は、道中の安全。雑魔みたいな歪虚が出る場合もルートによってはあるだろうし、それをどうにかしないと無理」
「だから、ハンターの皆さんに協力して貰おうと思いますの」
シルヴィアは友人としてではなく商人として、ハンターズソサエティの職員でもあるフィオレンツァに要請する。
「ウチの人員が使えれば良いんでしょうけれど、すでに物資の護送や予備人員についている方達を使う訳にはいきませんもの。すぐにウチの人員が増やせる訳でもありませんから、しばらく、場合によっては継続してになるでしょうけれど、臨時にハンターの皆さんを雇わせて頂いて、道中の安全を守って頂ける体制作りをするつもりですわ」
「具体的には、まずは実験的に、ハンターの人達だけで馬車に乗って貰って、道中雑魔とかが出たら対応して貰いつつ、馬車の乗り心地とか観光用として必要だと思える意見を出して貰うつもり」
シルヴィアの言葉を継いで続けたリリアーナに、フィオレンツァは友人としてでなくハンターズソサエティ職員として返した。
「うん、分かった。それなら依頼として受理できると思う。帰ったら申請書類出しておくね」
「ありがとうですの。道中は私達も行くつもりですわ。先生たちやキティやビビたちも頑張ってるみたいですもの、私も頑張らなくてはいけませんものね」
シルヴィアはハンターとしての戦闘技術の指導をしてくれた三人組の男たちや、自分をお姉ちゃんと呼んで慕ってくれる双子の事を思いながら決意を告げる。それにリリアーナやフィオレンツァも同意するように返した。
「師匠達、アラゴのおじいちゃんにこき使われてるみたいだし、こっちも負けないように頑張らないと」
「うん、そうだね。私たちも独り立ちしたんだし、頑張ろう」
こうして、三人の少女たちは少しばかりのお喋りを楽しんだ後、それぞれのするべき事の為に別れた。
それからすぐに、とあるハンターズソサエティの支部で一つの依頼が出ました。内容は、
観光用馬車のお客役として乗って意見を聞かせて欲しい。
それと同時に、道中雑魔などが出た場合は対応もして欲しい。
観光用馬車開発のための依頼なので、護衛役としてよりもお客としての意見をより強く出して欲しい。
という物でした。道中は、これまでの調査では戦闘力の低い雑魔やゴブリンしか出たことが無いとのこと。
この依頼にアナタ達は――?
「新規の馬車ルートを開拓しようと思いますの」
フライドポテトを摘まみながら、ハンターであると同時に商人でもある金髪の少女・シルヴィアは、幼馴染な二人の少女に告げる。
それにハンターであると同時にハンターズソサエティ職員でもある少女・フィオレンツァが尋ねる。
「新しい馬車のルート? でも運ぶ荷物の見通しが先に立ってないと難しいかも。当てはあるの?」
「物の輸送じゃなくて、人の輸送をするつもり」
問いに返したのは、メイド服を着たハンターでもある少女・リリアーナである。その言葉を継ぐようにシルヴィアは続けた。
「ジェオルジの村々を繋ぐ観光用の馬車ルート、そういった物を作るつもりですわ。少なくともウチでは、まだ正式には取り扱っていない物ですし、新規開拓をする意義はあると思いますの」
この応えにフィオレンツァは納得したように返す。
「そっか。そういえばクルキャット商会だと、そういうの無かったよね」
クルキャット商会。構成員の大半がハンターである強みを生かし物資の護衛輸送から始まった商会であるが、現在ではクルキャット商連合と呼ばれる商人連合の中枢を担っている。今この場に居る三人は、そのクルキャット商会と縁の深い少女たちであった。
「観光用の馬車って、楽しそうで良いよね。でも、それだったら先にヴァリオスとかポルトワールみたいな、賑やかな都市同士を結ぶルートから開拓するのが普通だと思うんだけど、ジェオルジを中心に考えているのは何か理由があるの?」
フィオレンツァは自由都市同盟における有力な都市の地名を上げ再び問い掛ける。それは疑問に思ったからではなく、友人であるシルヴィアの力になりたい、という思いからだった。
それをシルヴィアは幼馴染として肌で感じ取りながらも、甘えてしまいそうになる自分を戒める為にあえて気付かぬふりをして応える。
「少し前に、ジェオルジにある村がゴブリンに襲われましたでしょう」
「……私達も手伝いに行ったアレだよね」
少しだけフィオレンツァは苦い声で返した。それにシルヴィアは返す。
「ゴブリンは倒せましたけれど、村は荒らされて大変でしたわよね。あれを見て思いましたの、復興の手助けをしたいと。
それにあの村だけでなく、きっと他の村でも同じような事は今後あるかもしれませんもの、そういった時に少しでも役に立てる物があればと思いましたの。
だから考えましたの。ジェオルジの村々を多くの人達が気軽に往来して、楽しんで地元にお金を落として貰える仕組み、それを形にするには馬車を使って観光をして貰うのが良いと」
「そうなんだ……うん、良いと思うよ」
シルヴィアの思いを聞いて、フィオレンツァは嬉しそうな笑顔を浮かべながら同意する。それにシルヴィアも嬉しそうな笑顔を浮かべた。
そんな二人に、リリアーナは一つの問題を口にした。
「私も観光用の馬車、やってみるのは良いと思う。でも問題は、道中の安全。雑魔みたいな歪虚が出る場合もルートによってはあるだろうし、それをどうにかしないと無理」
「だから、ハンターの皆さんに協力して貰おうと思いますの」
シルヴィアは友人としてではなく商人として、ハンターズソサエティの職員でもあるフィオレンツァに要請する。
「ウチの人員が使えれば良いんでしょうけれど、すでに物資の護送や予備人員についている方達を使う訳にはいきませんもの。すぐにウチの人員が増やせる訳でもありませんから、しばらく、場合によっては継続してになるでしょうけれど、臨時にハンターの皆さんを雇わせて頂いて、道中の安全を守って頂ける体制作りをするつもりですわ」
「具体的には、まずは実験的に、ハンターの人達だけで馬車に乗って貰って、道中雑魔とかが出たら対応して貰いつつ、馬車の乗り心地とか観光用として必要だと思える意見を出して貰うつもり」
シルヴィアの言葉を継いで続けたリリアーナに、フィオレンツァは友人としてでなくハンターズソサエティ職員として返した。
「うん、分かった。それなら依頼として受理できると思う。帰ったら申請書類出しておくね」
「ありがとうですの。道中は私達も行くつもりですわ。先生たちやキティやビビたちも頑張ってるみたいですもの、私も頑張らなくてはいけませんものね」
シルヴィアはハンターとしての戦闘技術の指導をしてくれた三人組の男たちや、自分をお姉ちゃんと呼んで慕ってくれる双子の事を思いながら決意を告げる。それにリリアーナやフィオレンツァも同意するように返した。
「師匠達、アラゴのおじいちゃんにこき使われてるみたいだし、こっちも負けないように頑張らないと」
「うん、そうだね。私たちも独り立ちしたんだし、頑張ろう」
こうして、三人の少女たちは少しばかりのお喋りを楽しんだ後、それぞれのするべき事の為に別れた。
それからすぐに、とあるハンターズソサエティの支部で一つの依頼が出ました。内容は、
観光用馬車のお客役として乗って意見を聞かせて欲しい。
それと同時に、道中雑魔などが出た場合は対応もして欲しい。
観光用馬車開発のための依頼なので、護衛役としてよりもお客としての意見をより強く出して欲しい。
という物でした。道中は、これまでの調査では戦闘力の低い雑魔やゴブリンしか出たことが無いとのこと。
この依頼にアナタ達は――?
解説
●目的
ジェオルジ内の、とある村と村とを繋ぐ観光用馬車のリサーチアンケート。
お客役として乗り、道中の意見を上げる。
●道のり
出発は朝の8時。道中は片道4時間かかります。
4時間経過後、折り返し地点になる村で1時間ほど休憩した後、また4時間かけて出発地点の村に戻ります。
道はある程度舗装されていますが、所々道の悪い場所があり、そこでは馬車の乗り心地が悪くなります。
●敵
道中、雑魚が出る場合もあります。1時間毎に100Dによる接敵判定を行います。
時間経過と共に接敵する確率は上がり、一度接敵すると最初の接敵確率に下がります。
道中一度も接敵しなかった、という場合も今回のシナリオではあり得ます。
敵が近づいて来た場合はNPCが知らせるので不意打ちはありません。
●NPC
シルヴィア・リリアーナの二人。馬車の業者としてついて来ています。
ハンターとして強いので、道中で敵が出てきた際の護衛は不要になります。
●馬車
4頭の馬が引く10人乗りの客車馬車。成人男子が立てる高さと、向かい合った席の間にテーブルを置けるぐらいの広さがあります。
馬車の中での飲食、及び楽しむ為に必要な物に関しては、プレイング内で事前にNPCに頼んでいた場合は無理のない範囲で用意されます。
経費として落ちるので報酬やアイテムが減るという事はありません。
●その他
今回のシナリオは戦闘が起こる場合もありますが、基本的に日常系シナリオになります。ですのでダメージを受ける可能性はまずありません。
アドリブがオッケーな方が居られましたら書いて頂ければ幸いです。
シナリオ情報としては以上です。それでは、観光馬車のリサーチアンケートと護衛をよろしくお願い致します。
ジェオルジ内の、とある村と村とを繋ぐ観光用馬車のリサーチアンケート。
お客役として乗り、道中の意見を上げる。
●道のり
出発は朝の8時。道中は片道4時間かかります。
4時間経過後、折り返し地点になる村で1時間ほど休憩した後、また4時間かけて出発地点の村に戻ります。
道はある程度舗装されていますが、所々道の悪い場所があり、そこでは馬車の乗り心地が悪くなります。
●敵
道中、雑魚が出る場合もあります。1時間毎に100Dによる接敵判定を行います。
時間経過と共に接敵する確率は上がり、一度接敵すると最初の接敵確率に下がります。
道中一度も接敵しなかった、という場合も今回のシナリオではあり得ます。
敵が近づいて来た場合はNPCが知らせるので不意打ちはありません。
●NPC
シルヴィア・リリアーナの二人。馬車の業者としてついて来ています。
ハンターとして強いので、道中で敵が出てきた際の護衛は不要になります。
●馬車
4頭の馬が引く10人乗りの客車馬車。成人男子が立てる高さと、向かい合った席の間にテーブルを置けるぐらいの広さがあります。
馬車の中での飲食、及び楽しむ為に必要な物に関しては、プレイング内で事前にNPCに頼んでいた場合は無理のない範囲で用意されます。
経費として落ちるので報酬やアイテムが減るという事はありません。
●その他
今回のシナリオは戦闘が起こる場合もありますが、基本的に日常系シナリオになります。ですのでダメージを受ける可能性はまずありません。
アドリブがオッケーな方が居られましたら書いて頂ければ幸いです。
シナリオ情報としては以上です。それでは、観光馬車のリサーチアンケートと護衛をよろしくお願い致します。
マスターより
バスでの観光とか、ゆったりしているので好きです。とか言いながらインドア派ですが。
朝ではないかもしれませんがおはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオですが、ゆったりのんびり観光旅行、そういった物をクリムゾンウェストでやるとしたら? という気持ちから作った物になります。
少しでも楽しんで頂ける物になれば幸いです。
朝ではないかもしれませんがおはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオですが、ゆったりのんびり観光旅行、そういった物をクリムゾンウェストでやるとしたら? という気持ちから作った物になります。
少しでも楽しんで頂ける物になれば幸いです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/17 10:08