ゲスト
(ka0000)
畑を守って! 村人の切なる願い
マスター:鳴海惣流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2016/08/04 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/13 12:00
オープニング
●
とある村。男が亡くなった祖父から麦畑を引き継いだのは昨年の話だった。
生まれ故郷の村に戻り、周囲の人の助けも借りて必死に麦を育てた。
愛情を受け取ってくれたのか、麦は畑一面に美しい金色を描いた。
収穫時期はもうすぐだ。日ごとに高まる興奮と喜びを携えて、畑に出た男は自らの目を疑った。
「何だ、あれは……」
畑を取り囲むように、奇妙なものが顔を出しているのだ。
近づいて確認してみると、それはタケノコだった。
「タケノコ? どうしてこんなところに生えてるんだ?」
抜いてみようかと考えた時、知り合いの村人が駆け寄ってきた。
「おい、それに触るな!」
同じ年代の男性で仲が良い。困りごとの際にはよく相談もする。
「それって、このタケノコのことか?」
「そうだ! そいつは普通のタケノコじゃない! 今朝、抜こうとした村長が怪我を負わされた」
「怪我? タケノコにか?」
信じられないと問題のタケノコを見るが、外見は他のタケノコとそう変わらない。確かに大きさはあるが、それだけである。
「抜こうとして、転んでけがをしただけじゃないのか?」
「違う!」
男の叫びにその通りだとでも言うかのように、無数のタケノコが一斉に動き出した。
地表から出ている先端部をドリルのように回転させながら、埋まっていた部分を出現させる。
すべてが現れると、全長は二メートルほどにもなった。加えて根本部分は太い。大の男二人分はありそうだ。
「何だ、こいつは!?」
驚愕する男の前で、再びタケノコは先端だけを出す状態に戻る。
それだけならまだよかったが、タケノコは少しずつ前に進んでいるようだった。
「こ、こいつら、どこかに移動してんのか?」
「わからんが、数日前から確認はされていたらしい。今日になって不審がった村長が抜こうとして、先ほどの姿になったタケノコに襲われた。幸いにして軽傷だったがな」
「そうか。ん? ちょっと待て! こいつらの進行方向には、死んだ祖父さんから受け継いだ俺の畑があるんだぞ!」
「何をする気だ。やめろ、諦めるんだ。奴らがいなくなってから、また耕せばいい!」
「そんな……どうにもならないってのか……」
絶望が男の膝を地面につかせた。
●
街のハンターズソサエティ。待合スペースの前に、受付の女性が今朝の依頼を張る。
依頼書が張られた横長のボードの前に、ハンターたちが殺到する。その中にあなたもいた。
一つの依頼にざわめきが集中する。
「タケノコが襲ってくるから助けてほしい? なんだそりゃ」
一人のハンターの声に釣られ、あなたはそちらを見る。
依頼書に書かれている内容は、タケノコから村と畑を守ってほしいというものだった。
なんとなく興味を惹かれたあなたは、ボードからその依頼書を手に取り、それを張った受付嬢の座るカウンターへ持っていく。詳細な内容を聞くためだ。
「そちらの依頼はこの街近くの村から出されたもので、文字通りタケノコ退治となります。外見は普通のタケノコらしいのですが、人が極端に近づくと地中から出てくるそうです。全長は二メートルを超えるとか。亜人ではなさそうですし、人間に対する明確な敵意があるのなら雑魔でしょう。どうしてタケノコの外見なのかは不明ですが。引き受けてくださるのなら、装備は整えていってくださいね」
●
村へ到着したあなたは空を見上げる。快晴を喜んだからではない。目的のタケノコを発見したからだ。
男が一人、あなたの側へ駆け寄ってくる。
「依頼を受けてくださったハンターの方ですか? あれが問題のタケノコです。ひたすら動き回るだけなんですが、動く際にはあの巨体になるんです。おかげで被害にあった家や畑もあります。今は私が祖父から引き継いだ畑を囲むように進行中です!」
男の案内で、彼のだという麦畑へ行く。そこであなたが見たのは、伸び縮みするように動き回るタケノコの姿だった。
とある村。男が亡くなった祖父から麦畑を引き継いだのは昨年の話だった。
生まれ故郷の村に戻り、周囲の人の助けも借りて必死に麦を育てた。
愛情を受け取ってくれたのか、麦は畑一面に美しい金色を描いた。
収穫時期はもうすぐだ。日ごとに高まる興奮と喜びを携えて、畑に出た男は自らの目を疑った。
「何だ、あれは……」
畑を取り囲むように、奇妙なものが顔を出しているのだ。
近づいて確認してみると、それはタケノコだった。
「タケノコ? どうしてこんなところに生えてるんだ?」
抜いてみようかと考えた時、知り合いの村人が駆け寄ってきた。
「おい、それに触るな!」
同じ年代の男性で仲が良い。困りごとの際にはよく相談もする。
「それって、このタケノコのことか?」
「そうだ! そいつは普通のタケノコじゃない! 今朝、抜こうとした村長が怪我を負わされた」
「怪我? タケノコにか?」
信じられないと問題のタケノコを見るが、外見は他のタケノコとそう変わらない。確かに大きさはあるが、それだけである。
「抜こうとして、転んでけがをしただけじゃないのか?」
「違う!」
男の叫びにその通りだとでも言うかのように、無数のタケノコが一斉に動き出した。
地表から出ている先端部をドリルのように回転させながら、埋まっていた部分を出現させる。
すべてが現れると、全長は二メートルほどにもなった。加えて根本部分は太い。大の男二人分はありそうだ。
「何だ、こいつは!?」
驚愕する男の前で、再びタケノコは先端だけを出す状態に戻る。
それだけならまだよかったが、タケノコは少しずつ前に進んでいるようだった。
「こ、こいつら、どこかに移動してんのか?」
「わからんが、数日前から確認はされていたらしい。今日になって不審がった村長が抜こうとして、先ほどの姿になったタケノコに襲われた。幸いにして軽傷だったがな」
「そうか。ん? ちょっと待て! こいつらの進行方向には、死んだ祖父さんから受け継いだ俺の畑があるんだぞ!」
「何をする気だ。やめろ、諦めるんだ。奴らがいなくなってから、また耕せばいい!」
「そんな……どうにもならないってのか……」
絶望が男の膝を地面につかせた。
●
街のハンターズソサエティ。待合スペースの前に、受付の女性が今朝の依頼を張る。
依頼書が張られた横長のボードの前に、ハンターたちが殺到する。その中にあなたもいた。
一つの依頼にざわめきが集中する。
「タケノコが襲ってくるから助けてほしい? なんだそりゃ」
一人のハンターの声に釣られ、あなたはそちらを見る。
依頼書に書かれている内容は、タケノコから村と畑を守ってほしいというものだった。
なんとなく興味を惹かれたあなたは、ボードからその依頼書を手に取り、それを張った受付嬢の座るカウンターへ持っていく。詳細な内容を聞くためだ。
「そちらの依頼はこの街近くの村から出されたもので、文字通りタケノコ退治となります。外見は普通のタケノコらしいのですが、人が極端に近づくと地中から出てくるそうです。全長は二メートルを超えるとか。亜人ではなさそうですし、人間に対する明確な敵意があるのなら雑魔でしょう。どうしてタケノコの外見なのかは不明ですが。引き受けてくださるのなら、装備は整えていってくださいね」
●
村へ到着したあなたは空を見上げる。快晴を喜んだからではない。目的のタケノコを発見したからだ。
男が一人、あなたの側へ駆け寄ってくる。
「依頼を受けてくださったハンターの方ですか? あれが問題のタケノコです。ひたすら動き回るだけなんですが、動く際にはあの巨体になるんです。おかげで被害にあった家や畑もあります。今は私が祖父から引き継いだ畑を囲むように進行中です!」
男の案内で、彼のだという麦畑へ行く。そこであなたが見たのは、伸び縮みするように動き回るタケノコの姿だった。
解説
●目的
タケノコ雑魔の殲滅
●簡易map
※上から見下ろしてる感じ。map外の移動は不可。
ABCDEFGHI 1マス=2sq(移動や射程に影響あり
a□□□□□※※※※ □=村
b□□□1□※※※※ ※=麦畑(侵入可
c□□□□□※※※※
d□□1□□※※※※
e□□□□□□□□□ 1=タケノコ雑魔
f□□□1□□□□1
g□1□□□□1□□
h□□□□□1□□□
i□ハ□□□□□□ハ ハ=ハンター初期位置(選択可能
●map情報
敵が畑のマスに重なることにより、その部分は破壊される。破壊後も侵入などは可能。
敵は1ラウンドに1マスずつサブ移動(のみ)で動く。畑とハンター近い方を狙う。個体ごとの判断で行動する。
●村人の情報
■タケノコ歪虚
直撃ではないといえ村長も一撃で倒されませんでした。攻撃力はさほどでもないのかもしれません。
村長がやられた際は、器用に身体を折り曲げて先端部をドリルや槍のように使って攻撃してきたらしいです。
巨大な見た目通りにタフそうです。とはいえ経験を積んだハンターの方なら一撃で倒せそうです。
離れてると何もしてこないので、近付かない限りは安全そうです。奴らは一定時間で一斉に動き出します。。
本来は村の中でまばらに存在していたのですが、私が知り合いと騒いでるうちに全部がこの場に集まってしまったみたいです。とほほ……。
奴らには目も口もないです。どうやって前を見てるのでしょう? 何か生物の中にあるものでも感じ取ってるのかもしれませんね。
連中は二十四時間休みなく動き回ってます。普通の生き物みたいに夜に眠ってくれれば、少しはゆっくりできるのですが……。
■総評
村の総意としてはタケノコの殲滅が最優先です。
ただ余裕があれば、畑も守っていただけるとありがたいです。
自分の畑だけと浅ましく思われるかもしれませんが、亡き祖父の形見同然なのです。
どうか、よろしくお願いします。
タケノコ雑魔の殲滅
●簡易map
※上から見下ろしてる感じ。map外の移動は不可。
ABCDEFGHI 1マス=2sq(移動や射程に影響あり
a□□□□□※※※※ □=村
b□□□1□※※※※ ※=麦畑(侵入可
c□□□□□※※※※
d□□1□□※※※※
e□□□□□□□□□ 1=タケノコ雑魔
f□□□1□□□□1
g□1□□□□1□□
h□□□□□1□□□
i□ハ□□□□□□ハ ハ=ハンター初期位置(選択可能
●map情報
敵が畑のマスに重なることにより、その部分は破壊される。破壊後も侵入などは可能。
敵は1ラウンドに1マスずつサブ移動(のみ)で動く。畑とハンター近い方を狙う。個体ごとの判断で行動する。
●村人の情報
■タケノコ歪虚
直撃ではないといえ村長も一撃で倒されませんでした。攻撃力はさほどでもないのかもしれません。
村長がやられた際は、器用に身体を折り曲げて先端部をドリルや槍のように使って攻撃してきたらしいです。
巨大な見た目通りにタフそうです。とはいえ経験を積んだハンターの方なら一撃で倒せそうです。
離れてると何もしてこないので、近付かない限りは安全そうです。奴らは一定時間で一斉に動き出します。。
本来は村の中でまばらに存在していたのですが、私が知り合いと騒いでるうちに全部がこの場に集まってしまったみたいです。とほほ……。
奴らには目も口もないです。どうやって前を見てるのでしょう? 何か生物の中にあるものでも感じ取ってるのかもしれませんね。
連中は二十四時間休みなく動き回ってます。普通の生き物みたいに夜に眠ってくれれば、少しはゆっくりできるのですが……。
■総評
村の総意としてはタケノコの殲滅が最優先です。
ただ余裕があれば、畑も守っていただけるとありがたいです。
自分の畑だけと浅ましく思われるかもしれませんが、亡き祖父の形見同然なのです。
どうか、よろしくお願いします。
マスターより
お世話になっております、鳴海惣流です。
今回は単発のタケノコ雑魔討伐依頼です。
タケノコは雑魔ですので、倒すと消滅します。なので討伐後に食べたりはできません;
雑魔ですので戦闘能力はさほどでもありません。コボルドやゴブリンよりは多少強い程度です。
それではよろしくお願いします。
皆様の参加をお待ちしています。
今回は単発のタケノコ雑魔討伐依頼です。
タケノコは雑魔ですので、倒すと消滅します。なので討伐後に食べたりはできません;
雑魔ですので戦闘能力はさほどでもありません。コボルドやゴブリンよりは多少強い程度です。
それではよろしくお願いします。
皆様の参加をお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/09 21:11
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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タケノコ狩り Kuro=Bee(ka6360) エルフ|26才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/08/02 00:32:21 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/08/01 21:49:08 |