ゲスト
(ka0000)
【詩天】暴風の猪武者
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/01 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/10 22:00
オープニング
東の三城攻略も、残すは伊佐群城一つ。
三つの城の奪還が成功すれば、若峰の東側は安堵。復興を果たす為に、是が非でも三城奪還を果たしたいところだ。
三条家軍師、水野 武徳 (kz0196)も伊佐群城奪還に向けて動き出していたのだが――。
ここに来て、事態は大きく動き出す。
「報告であります! 伊佐群城より敵軍前が南下。この墨子城へ押し寄せています」
「おお、来たか。三つ扇の家紋は敵陣にあったか?」
「ございます。本田喜兵衛に間違いございません」
報告を受けて武徳は、その場で立ち上がる。
ハンターが集めた情報から敵の将が歪虚と化した本田喜兵衛と推測。三条家では死者を率いる武将と恐れられていたが、武徳にとっては突撃しか能のない猪武者。武徳を警戒して様子を見続けていたようだが、我慢の限界に達して動き出したのだろう。
武徳は喜兵衛が動き出す事まで予測して城の守りを鉄壁にしていた。
「本当に死んでも分かりやすい男よのう。して、敵の数は?」
「物見の報告によれば千五百程との事」
「千五百? ……予想よりも少ないな」
武徳は、ここで怪訝そうな顔を浮かべる。
予想ではその倍の数がこの墨子城へ差し向けられると考えていた。
墨子城、駒種城は敵と正面からぶつからずに奪還している。言い換えれば、敵の戦力を削る事無く目的を果たしてきた。敵の戦力は充分に膨れあがっているはずなのだが、残りの兵は今回の進軍に参加していないのであろうか。
「致し方ない。出城に兵を集めて迎撃を開始じゃ。それからハンター達に出陣を急がせろ」
武徳は、ここで悩んでも致し方ないと気持ちを切り替える。
予定通り敵の侵攻を築いていた出城で食い止める作戦を実行する。猪武者である喜兵衛は、まっすぐ墨子城を目指す。そこに着目した武徳は、墨子城で新たに築いた出城から迎撃。弓と銃による遠距離攻撃を仕掛ける。
だが、出城の本当の役目は、敵の先陣を出城前へ敵を釘付けにする事。
その間に西の馬出門から北回りで敵の本陣を目指す。ハンター達が一気に喜兵衛を叩き、この戦を終わらせるのが目標である。
「伏兵など出来ぬ男のはずじゃが……ハンターには充分注意するよう伝えよ。
死んで馬鹿が治ったのかもしれん」
●
一方、墨子城へ向かって進軍する歪虚の群れ。
その中で大きな悲鳴が、響き渡る。
「うわあああっ!」
次の瞬間、三条軍物見の頭が砕け散った。
轟音と共にら振り下ろされた砕棒。その強烈な一撃が、物見の頭を破壊。周囲に嫌な匂いを発しながら、物見だった肉塊の周囲に赤い泉が湧き出でる。
「……足らん。足らん、足らんぞぉぉ! こんなもので拙者を止められると思っておるのか!」
物見を葬った歪虚――骸骨武者の群れの中で、手に金砕棒を握った男が吼える。
異常とも思える巨大な金砕棒ではあるが、それよりも目に付くのは男の体躯であろう。3メートル程の体躯で胴丸とすね当て以外は剛毛に覆われている。
そして顔は――猪を彷彿とさせる鋭い牙が生えていた。
「おのれ、武徳め。最早我慢の限界。この本田喜兵衛が積年の恨みを晴らしてくれよう」
本田喜兵衛。
千石原の乱で三条秋寿側についた武将であったが、武徳の裏切りを受けて敗北。
武徳の手によって死亡が確認されていたが、歪虚として蘇ったようだ。
武徳の裏切り。
三条真美の帰還。
先代より仕えてきた喜兵衛であったが、彼らの存在が秋寿を切腹へ追い込んだ。
許せない。
必ず後悔させてやらねばならない。
「進めっ! 三条真美に従う者は、女子供とて容赦するな。邪魔する者はすべて殺せっ!」
三つの城の奪還が成功すれば、若峰の東側は安堵。復興を果たす為に、是が非でも三城奪還を果たしたいところだ。
三条家軍師、水野 武徳 (kz0196)も伊佐群城奪還に向けて動き出していたのだが――。
ここに来て、事態は大きく動き出す。
「報告であります! 伊佐群城より敵軍前が南下。この墨子城へ押し寄せています」
「おお、来たか。三つ扇の家紋は敵陣にあったか?」
「ございます。本田喜兵衛に間違いございません」
報告を受けて武徳は、その場で立ち上がる。
ハンターが集めた情報から敵の将が歪虚と化した本田喜兵衛と推測。三条家では死者を率いる武将と恐れられていたが、武徳にとっては突撃しか能のない猪武者。武徳を警戒して様子を見続けていたようだが、我慢の限界に達して動き出したのだろう。
武徳は喜兵衛が動き出す事まで予測して城の守りを鉄壁にしていた。
「本当に死んでも分かりやすい男よのう。して、敵の数は?」
「物見の報告によれば千五百程との事」
「千五百? ……予想よりも少ないな」
武徳は、ここで怪訝そうな顔を浮かべる。
予想ではその倍の数がこの墨子城へ差し向けられると考えていた。
墨子城、駒種城は敵と正面からぶつからずに奪還している。言い換えれば、敵の戦力を削る事無く目的を果たしてきた。敵の戦力は充分に膨れあがっているはずなのだが、残りの兵は今回の進軍に参加していないのであろうか。
「致し方ない。出城に兵を集めて迎撃を開始じゃ。それからハンター達に出陣を急がせろ」
武徳は、ここで悩んでも致し方ないと気持ちを切り替える。
予定通り敵の侵攻を築いていた出城で食い止める作戦を実行する。猪武者である喜兵衛は、まっすぐ墨子城を目指す。そこに着目した武徳は、墨子城で新たに築いた出城から迎撃。弓と銃による遠距離攻撃を仕掛ける。
だが、出城の本当の役目は、敵の先陣を出城前へ敵を釘付けにする事。
その間に西の馬出門から北回りで敵の本陣を目指す。ハンター達が一気に喜兵衛を叩き、この戦を終わらせるのが目標である。
「伏兵など出来ぬ男のはずじゃが……ハンターには充分注意するよう伝えよ。
死んで馬鹿が治ったのかもしれん」
●
一方、墨子城へ向かって進軍する歪虚の群れ。
その中で大きな悲鳴が、響き渡る。
「うわあああっ!」
次の瞬間、三条軍物見の頭が砕け散った。
轟音と共にら振り下ろされた砕棒。その強烈な一撃が、物見の頭を破壊。周囲に嫌な匂いを発しながら、物見だった肉塊の周囲に赤い泉が湧き出でる。
「……足らん。足らん、足らんぞぉぉ! こんなもので拙者を止められると思っておるのか!」
物見を葬った歪虚――骸骨武者の群れの中で、手に金砕棒を握った男が吼える。
異常とも思える巨大な金砕棒ではあるが、それよりも目に付くのは男の体躯であろう。3メートル程の体躯で胴丸とすね当て以外は剛毛に覆われている。
そして顔は――猪を彷彿とさせる鋭い牙が生えていた。
「おのれ、武徳め。最早我慢の限界。この本田喜兵衛が積年の恨みを晴らしてくれよう」
本田喜兵衛。
千石原の乱で三条秋寿側についた武将であったが、武徳の裏切りを受けて敗北。
武徳の手によって死亡が確認されていたが、歪虚として蘇ったようだ。
武徳の裏切り。
三条真美の帰還。
先代より仕えてきた喜兵衛であったが、彼らの存在が秋寿を切腹へ追い込んだ。
許せない。
必ず後悔させてやらねばならない。
「進めっ! 三条真美に従う者は、女子供とて容赦するな。邪魔する者はすべて殺せっ!」
解説
目的:墨子城へ迫る本田喜兵衛を撃退する。
場所:墨子城城外。敵はまっすぐに墨子城へ向かっており、墨子城では出城を防衛拠点として弓と銃で敵の進軍を阻んでいる。ハンターは西の馬出門から出発。湿地帯を避けるべく北回りで敵の本隊へ突撃を敢行する。
備考:
敵の情報は下記の通り。
・骸骨武者 × 多数
槍や刀を手にした骸骨。群れになると結構邪魔。喜兵衛が撤退すれば一緒に撤退を開始する。
・本田喜兵衛
東の三城、歪虚側指揮官。体長3メートル。防具は胴とすね当てのみであるが、体を覆う茶色い剛毛が防具の代わりとなる。武器は巨大な金砕棒であるが、その金砕棒を自在に操る剛腕は無視できない。
性格は猪突猛進。すべて力で薙ぎ倒す生粋の脳筋。
敵の先陣は出城で抑えていますが、いつまで守り切れるかは分かりません。早期決着が望ましいです。
なお、馬を持っていないハンターに対して馬の貸し出しもございます。プレイングにその旨を明記して下さい。
<PL情報>
・ハンターの進路を含め、周辺地域に伏兵はいません。
・喜兵衛は強敵ですが、一定ダメージを与えれば撤退します。
・喜兵衛の居場所は喜兵衛の背が高い事から、ハンターが敵陣を目視した段階で発見できます。
●NPC
水野武徳
三条家に仕える古参の武将。年齢は五十代。男性。知略に長け、老いて未だ健在。人手不足の三条家において軍政だけでなく内政にも辣腕を振るうが、本人は激務でサボりたいと願っている。朝令暮改が多く周囲の人間を振り回す傾向がある。
場所:墨子城城外。敵はまっすぐに墨子城へ向かっており、墨子城では出城を防衛拠点として弓と銃で敵の進軍を阻んでいる。ハンターは西の馬出門から出発。湿地帯を避けるべく北回りで敵の本隊へ突撃を敢行する。
備考:
敵の情報は下記の通り。
・骸骨武者 × 多数
槍や刀を手にした骸骨。群れになると結構邪魔。喜兵衛が撤退すれば一緒に撤退を開始する。
・本田喜兵衛
東の三城、歪虚側指揮官。体長3メートル。防具は胴とすね当てのみであるが、体を覆う茶色い剛毛が防具の代わりとなる。武器は巨大な金砕棒であるが、その金砕棒を自在に操る剛腕は無視できない。
性格は猪突猛進。すべて力で薙ぎ倒す生粋の脳筋。
敵の先陣は出城で抑えていますが、いつまで守り切れるかは分かりません。早期決着が望ましいです。
なお、馬を持っていないハンターに対して馬の貸し出しもございます。プレイングにその旨を明記して下さい。
<PL情報>
・ハンターの進路を含め、周辺地域に伏兵はいません。
・喜兵衛は強敵ですが、一定ダメージを与えれば撤退します。
・喜兵衛の居場所は喜兵衛の背が高い事から、ハンターが敵陣を目視した段階で発見できます。
●NPC
水野武徳
三条家に仕える古参の武将。年齢は五十代。男性。知略に長け、老いて未だ健在。人手不足の三条家において軍政だけでなく内政にも辣腕を振るうが、本人は激務でサボりたいと願っている。朝令暮改が多く周囲の人間を振り回す傾向がある。
マスターより
近藤豊です。
ついに敵が姿を見せました。
今回もベテランハンターの皆様でも参加いただけます。新人ハンターさんとの縁を繋ぐ機会にされば幸いでございます。
それでは、ミョウガの浅漬けを肴にお待ちしています。
ついに敵が姿を見せました。
今回もベテランハンターの皆様でも参加いただけます。新人ハンターさんとの縁を繋ぐ機会にされば幸いでございます。
それでは、ミョウガの浅漬けを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/06 07:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】猪武者をぐーぱんち! リューリ・ハルマ(ka0502) エルフ|20才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/07/31 13:13:46 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/28 23:56:12 |