ゲスト
(ka0000)
予期せぬ来訪者 ~ミヤサ~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/05 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/08/14 07:30
オープニング
十七歳のミヤサ・カミーはリアルブルー出身者。登山家を目指していた彼女だがクリムゾンウェストで選んだ職業は探検家である。
数年前に転移で飛ばされた場所はグラズヘイム王国南部の沖だった。
山登りしていたはずなのに突然海中へと叩き落とされたミヤサはパニックを起こす。彼女の命が助かったのは一緒に転移した五歳違いの兄サマトのおかげだ。
波間を漂っていたところ近くを航行していた帆船に拾われて、伯爵地【ニュー・ウォルター】の城塞都市マールへと辿り着く。
ミヤサとは違い、サマトはマール郊外の村にある鍛冶屋に弟子入りしていた。
月日が流れてミヤサは久しぶりに兄が住む村を訪ねる。ところが兄の姿はなかった。数日前、村から程近い場所に大穴が空く。その調査をしたところ雑魔の騒ぎが起きて失踪してしまったのである。
急いでハンターズソサエティー支部に連絡。ハンターの力を借りて無事に兄を救いだす。そして神事としての崖上りにも挑戦。ハンターと一緒に前人未踏の記録を打ち立てる。
そしてマールに住む商家の夫人からの依頼を受けた。ハンターの協力を得て廃墟と化した別荘から祖母の形見を見つけだす。その実力は噂となり、ついにマール城まで届くこととなる。
ミヤサが呼びだされた城で待っていたのは伯爵地領主の妹、ミリアだった。彼女は盗まれた黄金の鎧の部位を探して欲しいとミヤサに願う。
黄金の冑についてはすでに情報がある。出向くと冑は確かに存在していた。
問題は場所。地割れの岩壁途中に突起があり、そこに骸骨が引っかかっている。黄金の冑は骸骨が抱えていた。
ミヤサとハンターがクライミングで挑戦。酸をまき散らす魔法蝶はハンター仲間が誘導してくれる。おかげで無事に冑を回収。任務をやり遂げた。
孤島で秘密裏に行われたオークションにもミヤサとハンター達は参加する。白髪の紳士との競売争いや警備の隙をつくなどの困難はあったものの、無事に胴の上半身を確保。奪った帆船で無事逃げおおせるのだった。
それは予期せぬ光景であった。孤島オークションでの一件で疑いの目を向けていた白髭の紳士『ボリウ・ウスタ』が自ら伯爵地、城塞都市マール城に現れたのだ。
ミリアが応接間にて相対する。
「お久しぶりですな。ミリア様。覚えていらっしゃるでしょうか」
シルクハットをとったボリウが白髪を露わにした。ソファに座っていても杖は手放さずに両手を添える。
「もちろんですわ。先代国王の治政時以来ですの。本日は直に伝えたいことがあるとのことですが」
ミリアは侍女が運んできた紅茶のカップを手に取る。
「単刀直入に説明させて頂きましょう。黄金鎧の顛末について、誤解されていることがあるのではと思いまして――」
ボリウが白いカイゼルの口髭を動かして笑う。「わざとらしい」とミリアは心の中で呟いた。
ボリウ曰く、当時の黄金鎧買い取り交渉は順調だった。ところが三つの部位が盗難されてしまったために頓挫してしまったと残念そうに述べる。
(時系列が入れ替わっているように感じますけど、当事者ではない私では本当かどうかわかりませんの……)
黙って聞いていたミリアだが、老人の言葉を信じたわけではなかった。
「すべては偶然だったのですが、ある場所で開かれたオークションに胴の上半身が出品されたのです。これは是非にお返ししなければと奮闘したのですが、結果は及ばず別の者に落札されてしまいまして――」
ボリウはすべてを見透かしたような目でミリアを見つめる。
ミヤサとハンターによって取り戻した黄金胴の上半身について話そうか、ミリアが迷っているとボリウが先手を指してきた。
「胴は無理でしたが、こちらは無事取り返すことに成功しました。あらためてのお近づきの印として、どうかお納め下さいませ」
ボリウが廊下で待機させていたお付きの者二名を呼びつける。運ばれてきた台車の布が外されると、室内が輝いたように感じられた。
それは紛失していた最後の部位。黄金の左足だった。
「ボリウ殿にお話しなければならないことがありますの……」
こうなっては仕方がないと、ミリアは盗まれた他二つの部位が現在手元にあることをボリウに明かす。但しミヤサとハンターの活躍については伏せたままにする。
話しの流れから、ボリウが望む黄金鎧一式の売買交渉の再開を断れなくなった。日をあらためて場を設けることにした。
「老練な相手、一筋縄ではいきませんの。どうしたら……」
悩んだミリアは兄の領主アーリアに相談。敢えて相手側の罠にかかってみるのも一つの手だと助言を受ける。
売買交渉の間にボリウ側がボロをだすのを期待する。ミリアは罠を暴くべく、ミヤサとハンター達に協力を求めるのだった。
数年前に転移で飛ばされた場所はグラズヘイム王国南部の沖だった。
山登りしていたはずなのに突然海中へと叩き落とされたミヤサはパニックを起こす。彼女の命が助かったのは一緒に転移した五歳違いの兄サマトのおかげだ。
波間を漂っていたところ近くを航行していた帆船に拾われて、伯爵地【ニュー・ウォルター】の城塞都市マールへと辿り着く。
ミヤサとは違い、サマトはマール郊外の村にある鍛冶屋に弟子入りしていた。
月日が流れてミヤサは久しぶりに兄が住む村を訪ねる。ところが兄の姿はなかった。数日前、村から程近い場所に大穴が空く。その調査をしたところ雑魔の騒ぎが起きて失踪してしまったのである。
急いでハンターズソサエティー支部に連絡。ハンターの力を借りて無事に兄を救いだす。そして神事としての崖上りにも挑戦。ハンターと一緒に前人未踏の記録を打ち立てる。
そしてマールに住む商家の夫人からの依頼を受けた。ハンターの協力を得て廃墟と化した別荘から祖母の形見を見つけだす。その実力は噂となり、ついにマール城まで届くこととなる。
ミヤサが呼びだされた城で待っていたのは伯爵地領主の妹、ミリアだった。彼女は盗まれた黄金の鎧の部位を探して欲しいとミヤサに願う。
黄金の冑についてはすでに情報がある。出向くと冑は確かに存在していた。
問題は場所。地割れの岩壁途中に突起があり、そこに骸骨が引っかかっている。黄金の冑は骸骨が抱えていた。
ミヤサとハンターがクライミングで挑戦。酸をまき散らす魔法蝶はハンター仲間が誘導してくれる。おかげで無事に冑を回収。任務をやり遂げた。
孤島で秘密裏に行われたオークションにもミヤサとハンター達は参加する。白髪の紳士との競売争いや警備の隙をつくなどの困難はあったものの、無事に胴の上半身を確保。奪った帆船で無事逃げおおせるのだった。
それは予期せぬ光景であった。孤島オークションでの一件で疑いの目を向けていた白髭の紳士『ボリウ・ウスタ』が自ら伯爵地、城塞都市マール城に現れたのだ。
ミリアが応接間にて相対する。
「お久しぶりですな。ミリア様。覚えていらっしゃるでしょうか」
シルクハットをとったボリウが白髪を露わにした。ソファに座っていても杖は手放さずに両手を添える。
「もちろんですわ。先代国王の治政時以来ですの。本日は直に伝えたいことがあるとのことですが」
ミリアは侍女が運んできた紅茶のカップを手に取る。
「単刀直入に説明させて頂きましょう。黄金鎧の顛末について、誤解されていることがあるのではと思いまして――」
ボリウが白いカイゼルの口髭を動かして笑う。「わざとらしい」とミリアは心の中で呟いた。
ボリウ曰く、当時の黄金鎧買い取り交渉は順調だった。ところが三つの部位が盗難されてしまったために頓挫してしまったと残念そうに述べる。
(時系列が入れ替わっているように感じますけど、当事者ではない私では本当かどうかわかりませんの……)
黙って聞いていたミリアだが、老人の言葉を信じたわけではなかった。
「すべては偶然だったのですが、ある場所で開かれたオークションに胴の上半身が出品されたのです。これは是非にお返ししなければと奮闘したのですが、結果は及ばず別の者に落札されてしまいまして――」
ボリウはすべてを見透かしたような目でミリアを見つめる。
ミヤサとハンターによって取り戻した黄金胴の上半身について話そうか、ミリアが迷っているとボリウが先手を指してきた。
「胴は無理でしたが、こちらは無事取り返すことに成功しました。あらためてのお近づきの印として、どうかお納め下さいませ」
ボリウが廊下で待機させていたお付きの者二名を呼びつける。運ばれてきた台車の布が外されると、室内が輝いたように感じられた。
それは紛失していた最後の部位。黄金の左足だった。
「ボリウ殿にお話しなければならないことがありますの……」
こうなっては仕方がないと、ミリアは盗まれた他二つの部位が現在手元にあることをボリウに明かす。但しミヤサとハンターの活躍については伏せたままにする。
話しの流れから、ボリウが望む黄金鎧一式の売買交渉の再開を断れなくなった。日をあらためて場を設けることにした。
「老練な相手、一筋縄ではいきませんの。どうしたら……」
悩んだミリアは兄の領主アーリアに相談。敢えて相手側の罠にかかってみるのも一つの手だと助言を受ける。
売買交渉の間にボリウ側がボロをだすのを期待する。ミリアは罠を暴くべく、ミヤサとハンター達に協力を求めるのだった。
解説
売買交渉そのものはミリアとミヤサに任せて下さい。
交渉によって三日間だけ、わざとボリウ側に黄金鎧を調査する機会が与えられます。
そのとき、ハンターの皆さんはボリウ側の動きを監視して対処してもらえるでしょうか。義に反する行為があれば戦闘も可です。
※PL情報(事前に知り得ない情報)
実は黄金鎧そのものが、城内にある隠し倉庫の鍵になっています。そのためには黄金鎧をすべて着込んで扉に填まらなくてはなりません。みなさんはリプレイ上でそれを目撃することでしょう。
黄金鎧は数百kgあるので普通の者では着込んで歩くことさえ不可能です。ボリウが連れてくる力持ちの覚醒者がそれを行います。
隠し倉庫を荒らすのは義に反します。ボリウ側が隠し倉庫の存在を即座にミリア側に報告しなかったとすれば対処してください。
必要経費はすべてミリア持ちです。
質問があればミヤサ・カミー(kz0129)卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
交渉によって三日間だけ、わざとボリウ側に黄金鎧を調査する機会が与えられます。
そのとき、ハンターの皆さんはボリウ側の動きを監視して対処してもらえるでしょうか。義に反する行為があれば戦闘も可です。
※PL情報(事前に知り得ない情報)
実は黄金鎧そのものが、城内にある隠し倉庫の鍵になっています。そのためには黄金鎧をすべて着込んで扉に填まらなくてはなりません。みなさんはリプレイ上でそれを目撃することでしょう。
黄金鎧は数百kgあるので普通の者では着込んで歩くことさえ不可能です。ボリウが連れてくる力持ちの覚醒者がそれを行います。
隠し倉庫を荒らすのは義に反します。ボリウ側が隠し倉庫の存在を即座にミリア側に報告しなかったとすれば対処してください。
必要経費はすべてミリア持ちです。
質問があればミヤサ・カミー(kz0129)卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
OPにミヤサが登場していなくてすみません。リプレイ内では活躍しますので、ミヤサと協力して解決してくださいね。
隠し倉庫に何が隠されているのかは、リプレイで明かされます。
隠し倉庫に何が隠されているのかは、リプレイで明かされます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/13 04:31
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ミヤサ・カミーさんへ質問 咲月 春夜(ka6377) 人間(リアルブルー)|19才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/08/04 18:20:15 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/08/03 21:52:46 |
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突撃!隣(?)の隠し倉庫! 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/08/05 02:25:09 |