ゲスト
(ka0000)
飯屋と下水道と何かと
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/09 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/18 09:00
オープニング
●おされなお店
グラズヘイム王国にあるとある町。そこのハンターズソサエティの支部では話題の飲食店があった。
ソサエティが入っている建物の近くにあるこじゃれた店。リアルブルー風に言えば「イタリアン」が中心のカフェ兼バーというところだろうか。
昼は日替わりパスタに週替わり煮込みなどがあり、飽きないような工夫があり、毎日食べに行ってもいい。
夜は早く閉まるけれども、ちょっと飲むにはいい。酒の種類も豊富であり、田舎の町にはもったいないなどと、この町のソサエティの職員たちはほめたたえる。町自体は田舎というほど田舎でもないのだが、のんびりした雰囲気がそう感じるのかもしれない。
職員であるロビン・ドルトスも週に2度は通う。夜も含めると3度以上は行ってしまうかもしれない。それだけ気に入っている。
なお、店主は三十路くらいの男性で、ひょろりと背が高い。気さくで笑顔が明るい男だ。店員も似たような雰囲気が多かった。
ロビンはその日、職場に向かう途中、領主のところの兵があちこちにいるのに気づいた。緊迫した表情がかすかにある。
「何かあったんですか?」
「凶悪な動物が地下にいるそうなので、封鎖しています。見慣れない生き物がいたら、手を出さないでハンターズソサエティに言ってください」
「あ、はい」
ロビンはソサエティに向かった。事件が起こっている、平穏な町であるのに。
●店主の話
ロビンが同僚に「何があったのか」と問う前に、例のおしゃれなお店の店主ラン・レストがソサエティの支部の扉をくぐった。
「どうかしたんですか? 青白いし、目の下のクマがすごいし、やつれました?」
ロビンが思わず口にするほど店長はふらふらで疲労が見える。
「……き、聞いてください。依頼を出します」
「いや、はい、聞くが先で、ハンターが必要なら依頼を受理します」
ロビンは言い直したが、何かはあったのだあの店に。
話はさかのぼる。
商店街の会合でハンターズソサエティが「地下清掃」を行ったときだ。ついこの間ではあり、そこでネズミの集団、ネズミの雑魔、悪人の団体及び猫好き団体が発見された。
店にもネズミ雑魔の影響あったらしく、この店の地下で時々していた「カリカリ」という音は消えたという。
「ネズミがいるとは思って仕掛けは作っていたんですが、関係なかったみたいで安堵もしたんです」
店の地下室には保存可能の食品や酒がおいてあるため、ネズミの害は大変な損失になってしまう。それに奇妙な音がしていて、怖いというのもあった。
下水道と直接つながっているわけではなく、扉があるわけでもない。調べると斜め下あたりが下水道になっているはずなのだった。
「商店街の売り出しの時の後から、またあの音がし始めたのです。今度こそネズミがいるのかと思って仕掛けを置いたのですが何もなく」
「あ、雑魔が作った穴が残っているのかもしれませんね、確認したほうがいいですね」
「それはそうです! いえ……違います。すでにそこは穴が開いているんです!」
「え? 補修のための点検もしないといけないですね」
ロビンはメモを取る。領主はまたどうせやってくるだろう、時間があると旅に出ている長男から連絡ないか覗きに来るからだ。その時に伝えればいい。
「地下室に下りた店員が『光る眼』があったというのです」
「え?」
「それで店員全員で、武器になりそうなものを手に下りたんです。それはいなかったのですが、壁というか床というかに穴が開いていたんです」
奥の床と壁の境くらいに虎一匹くらい入りそうな穴が開いていたという。ひとまず棚で穴をふさいで、明るくなってから確認をしようと思ったのだという。
「昨日、酒を地下に取りに行った店員がいました。戻ってこないから不審がって、我々は見に行ったのです。生臭いにおいがして死体があったんです。ただ、それを食べる奴がいて」
追いかけてくるようだったため扉を閉めて物を置いたという。
「……ちょ、それ……あっ、今、下水道の出入り口を見張る兵士はそれが理由?」
「はい、そうです。生き物がどこから来たかわかりませんが、店員の遺体を早く取り戻してあげたい」
「わかりました。謎の生物を退治するよう依頼を……領主からも来る予定ですよね、これ」
「はい、おそらくは」
非覚醒者であっても雑魔なら状況によって対応は可能だ。領主自身覚醒者であるため、状況を見てから依頼を出そうとしているのかもしれない。町は広いためにすぐには来ないだろう。
「遅いと被害が広まることもありうる」
どっちがいいかはわからない。ソサエティの職員であるロビンがすることは、依頼を受理し、ハンターの募集をかけることだった。
グラズヘイム王国にあるとある町。そこのハンターズソサエティの支部では話題の飲食店があった。
ソサエティが入っている建物の近くにあるこじゃれた店。リアルブルー風に言えば「イタリアン」が中心のカフェ兼バーというところだろうか。
昼は日替わりパスタに週替わり煮込みなどがあり、飽きないような工夫があり、毎日食べに行ってもいい。
夜は早く閉まるけれども、ちょっと飲むにはいい。酒の種類も豊富であり、田舎の町にはもったいないなどと、この町のソサエティの職員たちはほめたたえる。町自体は田舎というほど田舎でもないのだが、のんびりした雰囲気がそう感じるのかもしれない。
職員であるロビン・ドルトスも週に2度は通う。夜も含めると3度以上は行ってしまうかもしれない。それだけ気に入っている。
なお、店主は三十路くらいの男性で、ひょろりと背が高い。気さくで笑顔が明るい男だ。店員も似たような雰囲気が多かった。
ロビンはその日、職場に向かう途中、領主のところの兵があちこちにいるのに気づいた。緊迫した表情がかすかにある。
「何かあったんですか?」
「凶悪な動物が地下にいるそうなので、封鎖しています。見慣れない生き物がいたら、手を出さないでハンターズソサエティに言ってください」
「あ、はい」
ロビンはソサエティに向かった。事件が起こっている、平穏な町であるのに。
●店主の話
ロビンが同僚に「何があったのか」と問う前に、例のおしゃれなお店の店主ラン・レストがソサエティの支部の扉をくぐった。
「どうかしたんですか? 青白いし、目の下のクマがすごいし、やつれました?」
ロビンが思わず口にするほど店長はふらふらで疲労が見える。
「……き、聞いてください。依頼を出します」
「いや、はい、聞くが先で、ハンターが必要なら依頼を受理します」
ロビンは言い直したが、何かはあったのだあの店に。
話はさかのぼる。
商店街の会合でハンターズソサエティが「地下清掃」を行ったときだ。ついこの間ではあり、そこでネズミの集団、ネズミの雑魔、悪人の団体及び猫好き団体が発見された。
店にもネズミ雑魔の影響あったらしく、この店の地下で時々していた「カリカリ」という音は消えたという。
「ネズミがいるとは思って仕掛けは作っていたんですが、関係なかったみたいで安堵もしたんです」
店の地下室には保存可能の食品や酒がおいてあるため、ネズミの害は大変な損失になってしまう。それに奇妙な音がしていて、怖いというのもあった。
下水道と直接つながっているわけではなく、扉があるわけでもない。調べると斜め下あたりが下水道になっているはずなのだった。
「商店街の売り出しの時の後から、またあの音がし始めたのです。今度こそネズミがいるのかと思って仕掛けを置いたのですが何もなく」
「あ、雑魔が作った穴が残っているのかもしれませんね、確認したほうがいいですね」
「それはそうです! いえ……違います。すでにそこは穴が開いているんです!」
「え? 補修のための点検もしないといけないですね」
ロビンはメモを取る。領主はまたどうせやってくるだろう、時間があると旅に出ている長男から連絡ないか覗きに来るからだ。その時に伝えればいい。
「地下室に下りた店員が『光る眼』があったというのです」
「え?」
「それで店員全員で、武器になりそうなものを手に下りたんです。それはいなかったのですが、壁というか床というかに穴が開いていたんです」
奥の床と壁の境くらいに虎一匹くらい入りそうな穴が開いていたという。ひとまず棚で穴をふさいで、明るくなってから確認をしようと思ったのだという。
「昨日、酒を地下に取りに行った店員がいました。戻ってこないから不審がって、我々は見に行ったのです。生臭いにおいがして死体があったんです。ただ、それを食べる奴がいて」
追いかけてくるようだったため扉を閉めて物を置いたという。
「……ちょ、それ……あっ、今、下水道の出入り口を見張る兵士はそれが理由?」
「はい、そうです。生き物がどこから来たかわかりませんが、店員の遺体を早く取り戻してあげたい」
「わかりました。謎の生物を退治するよう依頼を……領主からも来る予定ですよね、これ」
「はい、おそらくは」
非覚醒者であっても雑魔なら状況によって対応は可能だ。領主自身覚醒者であるため、状況を見てから依頼を出そうとしているのかもしれない。町は広いためにすぐには来ないだろう。
「遅いと被害が広まることもありうる」
どっちがいいかはわからない。ソサエティの職員であるロビンがすることは、依頼を受理し、ハンターの募集をかけることだった。
解説
地下室の状況と謎の生き物の捜索
●下水道
かまぼこ型で、高さ160センチで頭をする危険性がある。
東西南北に延びるが、比較的きれいなところではある。
中央は水が流れるところだが、左右には通路がきちんとあるので、基本的には水の中は歩かずに済む。
出入り口は何か所かある。今は兵士が見ているのでわかりやすい。
なお、下水道はまっすぐでも枝道が多く、曲がり角が多いです。
●地下室と下水道の位置関係
お店の地下室は一般的な地下1階。階段で上り下りできる。棚がたくさんあり、酒や割れ物などが多い。
下水道がある方向に穴がある。ふさぐときにしっかりと覗いてはいないが、水の音もあったため下水につながったと思われる。
下水道がある位置はおおよそ地下2階と思っていただければよいです。
※この町の下水のことは狐野径「薬草園の猫、地下潜る」にもあるけれども、参考にしなくても問題ありません。
●PL情報、敵
ネズミぽい雑魔 サイズ1。虎のようだけど、尻尾が長くネズミだったぽい雰囲気。
かみつき、ひっかき、ファイアアローのような魔法を使う。なお、かみつきとひっかきについてはダメージが通った際「行動阻害(強度2)」が発生するため、抵抗判定を行います。
●下水道
かまぼこ型で、高さ160センチで頭をする危険性がある。
東西南北に延びるが、比較的きれいなところではある。
中央は水が流れるところだが、左右には通路がきちんとあるので、基本的には水の中は歩かずに済む。
出入り口は何か所かある。今は兵士が見ているのでわかりやすい。
なお、下水道はまっすぐでも枝道が多く、曲がり角が多いです。
●地下室と下水道の位置関係
お店の地下室は一般的な地下1階。階段で上り下りできる。棚がたくさんあり、酒や割れ物などが多い。
下水道がある方向に穴がある。ふさぐときにしっかりと覗いてはいないが、水の音もあったため下水につながったと思われる。
下水道がある位置はおおよそ地下2階と思っていただければよいです。
※この町の下水のことは狐野径「薬草園の猫、地下潜る」にもあるけれども、参考にしなくても問題ありません。
●PL情報、敵
ネズミぽい雑魔 サイズ1。虎のようだけど、尻尾が長くネズミだったぽい雰囲気。
かみつき、ひっかき、ファイアアローのような魔法を使う。なお、かみつきとひっかきについてはダメージが通った際「行動阻害(強度2)」が発生するため、抵抗判定を行います。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
敵の提示がしてある通りなので、調査といいつつ戦闘にしてあります。
どこにいるのかわからないという問題ですね。
よろしくお願いします。
敵の提示がしてある通りなので、調査といいつつ戦闘にしてあります。
どこにいるのかわからないという問題ですね。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/14 20:50
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
プレイング メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2016/08/08 21:31:46 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/08/09 07:09:22 |
|
![]() |
鼠捕り、あるいは虎狩り ロニ・カルディス(ka0551) ドワーフ|20才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/08/08 22:56:19 |