ゲスト
(ka0000)
【月機】Rule Maker
マスター:剣崎宗二

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/12 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/21 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「ご主人。単独でお出かけでしたかな?」
「ええ蛮蔵。…例の者たちが、予定通り動いたようだからね」
シャツに仮面のその男は、振り向きもせずに、アジトに戻った直後己が配下に指示を言い渡す。
「……どうするのだご主人?動かせる兵力に限りはある。前回量産型のほとんどを破壊されたのが影響しているからして――」
「心配はいらないさ」
おもむろに、『戦闘用の』白衣を羽織る。
見た目は普段着ている物と代わりはない。しかし彼の能力を考慮すれば――
「こう言う時のために色んな所に連絡しておいたし、いろんな研究をしておいてあるんだ。蛮蔵、貴公は外回りが長かったからね。そういう研究、見てないでしょ? 後、事前に言っておいた各員に、作戦始動の合図、出しといて」
「ククッ……流石はご主人。了解した。連絡してくるとしよう」
白衣の男――『錬金術の到達者』コーリアスは、その名が象徴する錬金術の能力によって、数々の物を製造する事が可能。
だが、それとて『何でも自由に作れる』と言う訳ではない。彼が物を作り出すには、その理、構造を理解しなければならない。故に必要とされるのは『研究』。それを、彼は、蛮蔵が出かけていた間に終わらせていたと言うのだ。
「しかし、これだけの兵力を集めたならば、あの里を囲み、反応される前に叩くだけで勝利だろう」
「それじゃあ面白くないんだよなぁ」
その言葉に、蛮蔵は僅かな不吉な感覚を覚える。
主が『面白くない』と言う時。大体それは良い事にはならない。
「折角やるなら、面白い方がいいよね?
ちょっと交渉してくるよ。ゲームルールを……ね」
●交渉と包囲とゲームと
集まったハンターたち。急を極める召集によって呼び出された彼らの前には、『交渉人』ロレントが。
「……急に呼び出して申し訳ございません。ですが、厄介な事態が発生しています」
一息置いて。地図を指しながら告げられたのは、厳しい状況。
「幻獣『ツキウサギ』、そしてオイマト族のバタルトゥ・オイマトが、この場所で歪虚『錬金術の到達者』コーリアスによって包囲されました」
息を呑む音が聞こえる。
ツキウサギは、前回――『幻森』と呼ばれる一件以来、幻獣の森から出る事は滅多になかった筈。
そして、バタルトゥは言わずと知れた辺境部族会議の首長。
その彼らが、どうしてここで――
「新たにツキウサギの眷属である『ユキウサギ』――以前に幻獣の森を出て行った者たちの末裔により作られた集落が、この周辺に見つかりました。それで、ツキウサギはそれを訪れ、バタルトゥはそれに同伴していたのですが……」
沈痛な面持ちである。
「最初から追跡されていたか。あるいは、敵の『追跡の技量』が上回っていたか。いずれにしろ、集落への到着からあまり間をおかずにして、コーリアスによる包囲が完成しました」
ユキウサギたちはある程度の戦闘能力を持つ。故に、迷い込んだ雑魔の1-2体程度は退治できた。今までそうやって集落を守ってきたのだが――
「さすがにコーリアスの用意した歪虚や装備は普通の雑魔とは違うようで。囲いを突破できません」
――ならば直ぐにでも大軍を集結し攻め立てるべき、と考える者も居るのだが――
「コーリアスの方から連絡がありました。『ゲームをしたい』と。拒否する、あるいは大軍を動かせば、今すぐにでも全力を持って攻め込む、と」
彼の全力を以ってすれば、人間側の戦力が到達する前に集落を完全に壊滅させる事も不可能ではない。それに、その『目的』が不明瞭なのもまた気がかりだ。
「……ですので、『ゲームにはルール設定が必要』と言う事で、交渉の場を設けさせました。これを逆手に取り、私たちに少しでも有利に状況を動かすか、あるいは彼の目的を探るか……と言うのが、今回の目的です」
一息つき、地図上に座標が映し出され、そして解説が並べられる。
「交渉場所はこの地です。付近に障害物はなく、両者伏兵は不可能だと考えられます。先方からの初期ルールは三点。
『三週間後に決戦とし、その間を準備期間とする』
『少数精鋭での決戦とし、一定以上の兵力を用いない』
『お互いの兵力への妨害は許容するが、大将格(人間側ツキウサギ。歪虚側コーリアス)への攻撃は行わない』
『ハンターたちがルールに従っている限り、最終日までコーリアスは攻撃を仕掛けない』
と言う事らしい」
ルール無用でコーリアスが攻撃に動けば、すべての物理的な障害は彼の前では無いに等しい。
それに対する対策を考慮する時間稼ぎも兼ねているのだろう。
何が変えられるかは、君たち次第――そう言って、ロレントはハンターたちを送り出したのであった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「ご主人。単独でお出かけでしたかな?」
「ええ蛮蔵。…例の者たちが、予定通り動いたようだからね」
シャツに仮面のその男は、振り向きもせずに、アジトに戻った直後己が配下に指示を言い渡す。
「……どうするのだご主人?動かせる兵力に限りはある。前回量産型のほとんどを破壊されたのが影響しているからして――」
「心配はいらないさ」
おもむろに、『戦闘用の』白衣を羽織る。
見た目は普段着ている物と代わりはない。しかし彼の能力を考慮すれば――
「こう言う時のために色んな所に連絡しておいたし、いろんな研究をしておいてあるんだ。蛮蔵、貴公は外回りが長かったからね。そういう研究、見てないでしょ? 後、事前に言っておいた各員に、作戦始動の合図、出しといて」
「ククッ……流石はご主人。了解した。連絡してくるとしよう」
白衣の男――『錬金術の到達者』コーリアスは、その名が象徴する錬金術の能力によって、数々の物を製造する事が可能。
だが、それとて『何でも自由に作れる』と言う訳ではない。彼が物を作り出すには、その理、構造を理解しなければならない。故に必要とされるのは『研究』。それを、彼は、蛮蔵が出かけていた間に終わらせていたと言うのだ。
「しかし、これだけの兵力を集めたならば、あの里を囲み、反応される前に叩くだけで勝利だろう」
「それじゃあ面白くないんだよなぁ」
その言葉に、蛮蔵は僅かな不吉な感覚を覚える。
主が『面白くない』と言う時。大体それは良い事にはならない。
「折角やるなら、面白い方がいいよね?
ちょっと交渉してくるよ。ゲームルールを……ね」
●交渉と包囲とゲームと
集まったハンターたち。急を極める召集によって呼び出された彼らの前には、『交渉人』ロレントが。
「……急に呼び出して申し訳ございません。ですが、厄介な事態が発生しています」
一息置いて。地図を指しながら告げられたのは、厳しい状況。
「幻獣『ツキウサギ』、そしてオイマト族のバタルトゥ・オイマトが、この場所で歪虚『錬金術の到達者』コーリアスによって包囲されました」
息を呑む音が聞こえる。
ツキウサギは、前回――『幻森』と呼ばれる一件以来、幻獣の森から出る事は滅多になかった筈。
そして、バタルトゥは言わずと知れた辺境部族会議の首長。
その彼らが、どうしてここで――
「新たにツキウサギの眷属である『ユキウサギ』――以前に幻獣の森を出て行った者たちの末裔により作られた集落が、この周辺に見つかりました。それで、ツキウサギはそれを訪れ、バタルトゥはそれに同伴していたのですが……」
沈痛な面持ちである。
「最初から追跡されていたか。あるいは、敵の『追跡の技量』が上回っていたか。いずれにしろ、集落への到着からあまり間をおかずにして、コーリアスによる包囲が完成しました」
ユキウサギたちはある程度の戦闘能力を持つ。故に、迷い込んだ雑魔の1-2体程度は退治できた。今までそうやって集落を守ってきたのだが――
「さすがにコーリアスの用意した歪虚や装備は普通の雑魔とは違うようで。囲いを突破できません」
――ならば直ぐにでも大軍を集結し攻め立てるべき、と考える者も居るのだが――
「コーリアスの方から連絡がありました。『ゲームをしたい』と。拒否する、あるいは大軍を動かせば、今すぐにでも全力を持って攻め込む、と」
彼の全力を以ってすれば、人間側の戦力が到達する前に集落を完全に壊滅させる事も不可能ではない。それに、その『目的』が不明瞭なのもまた気がかりだ。
「……ですので、『ゲームにはルール設定が必要』と言う事で、交渉の場を設けさせました。これを逆手に取り、私たちに少しでも有利に状況を動かすか、あるいは彼の目的を探るか……と言うのが、今回の目的です」
一息つき、地図上に座標が映し出され、そして解説が並べられる。
「交渉場所はこの地です。付近に障害物はなく、両者伏兵は不可能だと考えられます。先方からの初期ルールは三点。
『三週間後に決戦とし、その間を準備期間とする』
『少数精鋭での決戦とし、一定以上の兵力を用いない』
『お互いの兵力への妨害は許容するが、大将格(人間側ツキウサギ。歪虚側コーリアス)への攻撃は行わない』
『ハンターたちがルールに従っている限り、最終日までコーリアスは攻撃を仕掛けない』
と言う事らしい」
ルール無用でコーリアスが攻撃に動けば、すべての物理的な障害は彼の前では無いに等しい。
それに対する対策を考慮する時間稼ぎも兼ねているのだろう。
何が変えられるかは、君たち次第――そう言って、ロレントはハンターたちを送り出したのであった。
解説
既にコーリアスの軍勢がバタルトゥ、ツキウサギの滞在する『おばけクルミの里』を包囲した状態からの状況開始となります。
皆様がコーリアスと交渉を行い、彼の目的の確認、或いは有利な『ルール』を彼から引き出すのが今回の目的となります。
今回は事前に交渉卓が設置され、『相談期間中も』彼との交渉を行う事は可能です。
ロレントを通じての彼からの返答は1日1回に限定されますが、皆様の発言は1日に何度も可能です。
また、今回は戦闘行動も不可能ではないですが、それが『どういった結果を齎すか』を良く考えた上で行ってください。オープニングを良くご覧頂ければわかりますが、コーリアスは今回『事前準備』をしてきておりますので。
彼の能力自体につきましては、依頼
【闇光】Game of Korias
【命魔】鬼の居ぬ間に襲いて
等をご覧ください。
他に質問があれば、質問卓を通じてロレントまで。
皆様がコーリアスと交渉を行い、彼の目的の確認、或いは有利な『ルール』を彼から引き出すのが今回の目的となります。
今回は事前に交渉卓が設置され、『相談期間中も』彼との交渉を行う事は可能です。
ロレントを通じての彼からの返答は1日1回に限定されますが、皆様の発言は1日に何度も可能です。
また、今回は戦闘行動も不可能ではないですが、それが『どういった結果を齎すか』を良く考えた上で行ってください。オープニングを良くご覧頂ければわかりますが、コーリアスは今回『事前準備』をしてきておりますので。
彼の能力自体につきましては、依頼
【闇光】Game of Korias
【命魔】鬼の居ぬ間に襲いて
等をご覧ください。
他に質問があれば、質問卓を通じてロレントまで。
マスターより
どうもこんにちわ、剣崎です。
今回も相変わらず『ゲーム』を仕掛けてきたコーリアスですが。見方によっては、これは皆様に準備期間を与える事でもあります。
何を『狙う』かは自由。ですが、前回の一件で判る様に、彼は一筋縄では行きません。
――交渉にしろ。戦闘にしろ。
何を狙うか。何を代償にするか…或いは、如何に騙すか。
十分に考慮を巡らせ、事を進めてくださいませ。
今回も相変わらず『ゲーム』を仕掛けてきたコーリアスですが。見方によっては、これは皆様に準備期間を与える事でもあります。
何を『狙う』かは自由。ですが、前回の一件で判る様に、彼は一筋縄では行きません。
――交渉にしろ。戦闘にしろ。
何を狙うか。何を代償にするか…或いは、如何に騙すか。
十分に考慮を巡らせ、事を進めてくださいませ。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/21 08:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 エリス・ブーリャ(ka3419) エルフ|17才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/08/11 19:44:57 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/08/10 23:17:34 |
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交渉卓 ロレント・フェイタリ(kz0111) 人間(リアルブルー)|37才|男性|一般人 |
最終発言 2016/08/12 05:58:43 |
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作戦相談卓 玉兎 小夜(ka6009) 人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2016/08/12 18:34:51 |