ゲスト
(ka0000)
【選挙】パレード・オブ・選挙に行こう!
マスター:旅硝子

- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/22 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ハンター達によって新たなレッスン方法や、心の持ちようを教えてもらったグリューエリン・ヴァルファー(kz0050) は、充実した練習を行っていた。
新たなレッスンを初めてまだ数日だが、慣れない筋肉を動かしたことによる筋肉痛も、徐々に減ってきている。このままいけば、筋肉痛の時は避けるようにと言われていたハードな練習も、挑戦することができるかもしれない。
他の時間も、懸命にイメージトレーニングや発声練習、そして新しく鏡を使って見え方をチェックする練習を取り入れたりと精力的に活動し、笑顔も戻ってきたグリューエリンに、彼女を温かく見守る歌舞音曲部隊の執務室の雰囲気も明るい。
――グリューエリンに出演依頼が飛び込んできたのは、そんなある日の午後の事だった。
それも、当の『依頼人』の登場によって。
「やぁ、グリューエリン。頑張っているようだね」
「ありがとう存じま……え、へい、か?」
風を通すために開いていたドアからずかずか入ってきて、グリューエリンに親しげに声をかけるのは皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル (kz0021) 。
「あ、あの陛下……選挙の準備で、忙しいのではございませんか?」
慌てて居住まいを正して尋ねるグリューエリン。立ったままニコニコしているヴィルヘルミナにどう対応したものかとおろおろする部隊員の中で、とっととお茶を入れて高めのテーブルに、さりげなく芋菓子と一緒にカップを置いたのは部隊長クレーネウスであった。
「ああ、ありがとうクレーネウス。菓子もあるとは気が利くなぁ」
そして立ったまま芋菓子を頬張り、カップを傾けるヴィルヘルミナ。
忙しさの欠片も感じさせない姿だった。皇帝としての威厳も多分ちょっと危うい。
「うん、それでな。選挙の話なんだ。グリューエリン、私を応援する気はないか?」
「はい、私はやはり、皇帝に相応しいのは陛下と思っておりますわ」
「ああ、そうだろうそうだろう。だから、私の応援者として、選挙に協力してもらいたいんだ」
そう言ってもう1つ芋菓子をぱくつくヴィルヘルミナ。ぱちぱちと瞬きを繰り返し、その意味を把握しようとするグリューエリン。
「歌や踊りも結構できるぞ。鍛えてるからな」
「ステージに立つのですか!?」
「せっかくアイドルと一緒に選挙活動するんだから、ステージもやってみたいじゃないか。あ、引き受けてくれるかな?」
芋菓子を食べきってにっこり笑うヴィルヘルミナに、覚悟を決めた様子でグリューエリンは頷く。
「……わかりましたわ。陛下のご期待に応えられるよう、全力で協力させていただきます」
笑みを深めて、ヴィルヘルミナは手を差し出す。恐縮です、と言いながらも視線を合わせて、グリューエリンはその手を取る。
「ああ、クレーネウスもそれでいいね?」
いきなり話題を振られたクレーネウスは、あっさりとそれに頷く。
「グリューエリンが大丈夫なら了解です。応援活動のプランはこちらで作った方がいいですね?」
「うん、お願いしようかな。では、私は仕事に戻ろう。これ以上執務机を離れていると、オズワルドがうるさいからね。それではグリューエリン、共演を楽しみにしているよ」
入って来た時と同じように唐突に去っていく皇帝の背をじっと見つめるグリューエリンに、クレーネウスが確かめるように声をかける。
「軍属のアイドルだから当然と言えば当然だけど、引き受けたってことは政治の世界に関わるってことだ」
「ええ、存じておりますわ」
翠の瞳は――これまでにない、光を湛えていた。
「どういう風の吹き回しだァ、皇帝陛下?」
「おや、私は最初からグリューエリンには注目していたよ」
皇帝陛下、を強調して尋ねたオズワルドに、あっさりとヴィルヘルミナは応える。機嫌がいいのかそこそこ精力的に書類仕事を片付ける姿を、疑わしげに見つめるオズワルド。
「アイドルとやら、政治に巻き込むってことだろ?」
「彼女はそれを望んでいるさ。そうでなければ、『ヴァルファー』の娘が第一師団になんか入らないよ」
「まぁ、な……面接した時に、俺もそう聞いている」
さらりと言い放ったヴィルヘルミナに対し、オズワルドは眉を寄せながらも頷く。
「グリューエリンの父……フリーセンは、まだマスケンヴァルにいるんだろうね?」
「非戦闘員らしいからなァ。まだしばらくは刑期が終わらんだろ」
そうだろうね、と頷いたヴィルヘルミナは、ふふ、と何かを思い出したように笑う。
「グリューエリンは、父親に良く似ているね」
「そうかぁ?」
「うん、何か決めた時のあの目はそっくりだ」
そうヴィルヘルミナが断言したところで、執務室の扉がノックされる。
対応に出たオズワルドは、封筒に入れた書類を手に戻ってきた。
「グリューエリンとの応援プランが出来たってよ。ほれ」
「お、早いな。ありがたい、楽しみにしていたんだ」
いそいそと封筒を開き、書類に目を通したヴィルヘルミナは――噴き出し、そのまま笑い出す。
「ははははは……これは楽しそうだ」
「……楽しそうで何よりだが、見たならちゃんと仕事しろよ……」
「やっぱりグリューエリンは私が見込んだ逸材だな、うん」
「聞いてんのか?」
ヴィルヘルミナが机の上に置いた書類には、グリューエリンが主になって考えたというプランが書かれていた。
「帝都での陛下の人気は、既にかなり高いものと思われます。
足りないのは人気よりも、『選挙』というものに対する帝国民の認識ではないでしょうか。
事実、ちゃんと教わるまで私も、国民によって政治のことを決める制度、という程度しか知りませんでした。
ですから、今回は『皇帝陛下の手によって国民に選挙というものが何なのか知らしめること』をテーマとしたいと思います。
それによって陛下が、国家の隅々に至るまでこの選挙に参加してほしいと思っていることを知らしめ、陛下の印象をさらに上げることもできれば良いのではないでしょうか。
そこで、私はこのように提案したいと思います。
帝都中を、『選挙とは何なのかわかりやすく説明する歌』を歌いながら、パレードを行うのはいかがでしょうか」
――書類は、皇帝の『受理』のサインと共に、グリューエリンの元に戻って来た。
帝国ユニオンAPVを通じて、ハンターズソサエティに歌舞音曲部隊からの依頼が貼り出される。依頼人の欄には、グリューエリンと共に、皇帝ヴィルヘルミナの名前が書かれていた。
ハンター達によって新たなレッスン方法や、心の持ちようを教えてもらったグリューエリン・ヴァルファー(kz0050) は、充実した練習を行っていた。
新たなレッスンを初めてまだ数日だが、慣れない筋肉を動かしたことによる筋肉痛も、徐々に減ってきている。このままいけば、筋肉痛の時は避けるようにと言われていたハードな練習も、挑戦することができるかもしれない。
他の時間も、懸命にイメージトレーニングや発声練習、そして新しく鏡を使って見え方をチェックする練習を取り入れたりと精力的に活動し、笑顔も戻ってきたグリューエリンに、彼女を温かく見守る歌舞音曲部隊の執務室の雰囲気も明るい。
――グリューエリンに出演依頼が飛び込んできたのは、そんなある日の午後の事だった。
それも、当の『依頼人』の登場によって。
「やぁ、グリューエリン。頑張っているようだね」
「ありがとう存じま……え、へい、か?」
風を通すために開いていたドアからずかずか入ってきて、グリューエリンに親しげに声をかけるのは皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル (kz0021) 。
「あ、あの陛下……選挙の準備で、忙しいのではございませんか?」
慌てて居住まいを正して尋ねるグリューエリン。立ったままニコニコしているヴィルヘルミナにどう対応したものかとおろおろする部隊員の中で、とっととお茶を入れて高めのテーブルに、さりげなく芋菓子と一緒にカップを置いたのは部隊長クレーネウスであった。
「ああ、ありがとうクレーネウス。菓子もあるとは気が利くなぁ」
そして立ったまま芋菓子を頬張り、カップを傾けるヴィルヘルミナ。
忙しさの欠片も感じさせない姿だった。皇帝としての威厳も多分ちょっと危うい。
「うん、それでな。選挙の話なんだ。グリューエリン、私を応援する気はないか?」
「はい、私はやはり、皇帝に相応しいのは陛下と思っておりますわ」
「ああ、そうだろうそうだろう。だから、私の応援者として、選挙に協力してもらいたいんだ」
そう言ってもう1つ芋菓子をぱくつくヴィルヘルミナ。ぱちぱちと瞬きを繰り返し、その意味を把握しようとするグリューエリン。
「歌や踊りも結構できるぞ。鍛えてるからな」
「ステージに立つのですか!?」
「せっかくアイドルと一緒に選挙活動するんだから、ステージもやってみたいじゃないか。あ、引き受けてくれるかな?」
芋菓子を食べきってにっこり笑うヴィルヘルミナに、覚悟を決めた様子でグリューエリンは頷く。
「……わかりましたわ。陛下のご期待に応えられるよう、全力で協力させていただきます」
笑みを深めて、ヴィルヘルミナは手を差し出す。恐縮です、と言いながらも視線を合わせて、グリューエリンはその手を取る。
「ああ、クレーネウスもそれでいいね?」
いきなり話題を振られたクレーネウスは、あっさりとそれに頷く。
「グリューエリンが大丈夫なら了解です。応援活動のプランはこちらで作った方がいいですね?」
「うん、お願いしようかな。では、私は仕事に戻ろう。これ以上執務机を離れていると、オズワルドがうるさいからね。それではグリューエリン、共演を楽しみにしているよ」
入って来た時と同じように唐突に去っていく皇帝の背をじっと見つめるグリューエリンに、クレーネウスが確かめるように声をかける。
「軍属のアイドルだから当然と言えば当然だけど、引き受けたってことは政治の世界に関わるってことだ」
「ええ、存じておりますわ」
翠の瞳は――これまでにない、光を湛えていた。
「どういう風の吹き回しだァ、皇帝陛下?」
「おや、私は最初からグリューエリンには注目していたよ」
皇帝陛下、を強調して尋ねたオズワルドに、あっさりとヴィルヘルミナは応える。機嫌がいいのかそこそこ精力的に書類仕事を片付ける姿を、疑わしげに見つめるオズワルド。
「アイドルとやら、政治に巻き込むってことだろ?」
「彼女はそれを望んでいるさ。そうでなければ、『ヴァルファー』の娘が第一師団になんか入らないよ」
「まぁ、な……面接した時に、俺もそう聞いている」
さらりと言い放ったヴィルヘルミナに対し、オズワルドは眉を寄せながらも頷く。
「グリューエリンの父……フリーセンは、まだマスケンヴァルにいるんだろうね?」
「非戦闘員らしいからなァ。まだしばらくは刑期が終わらんだろ」
そうだろうね、と頷いたヴィルヘルミナは、ふふ、と何かを思い出したように笑う。
「グリューエリンは、父親に良く似ているね」
「そうかぁ?」
「うん、何か決めた時のあの目はそっくりだ」
そうヴィルヘルミナが断言したところで、執務室の扉がノックされる。
対応に出たオズワルドは、封筒に入れた書類を手に戻ってきた。
「グリューエリンとの応援プランが出来たってよ。ほれ」
「お、早いな。ありがたい、楽しみにしていたんだ」
いそいそと封筒を開き、書類に目を通したヴィルヘルミナは――噴き出し、そのまま笑い出す。
「ははははは……これは楽しそうだ」
「……楽しそうで何よりだが、見たならちゃんと仕事しろよ……」
「やっぱりグリューエリンは私が見込んだ逸材だな、うん」
「聞いてんのか?」
ヴィルヘルミナが机の上に置いた書類には、グリューエリンが主になって考えたというプランが書かれていた。
「帝都での陛下の人気は、既にかなり高いものと思われます。
足りないのは人気よりも、『選挙』というものに対する帝国民の認識ではないでしょうか。
事実、ちゃんと教わるまで私も、国民によって政治のことを決める制度、という程度しか知りませんでした。
ですから、今回は『皇帝陛下の手によって国民に選挙というものが何なのか知らしめること』をテーマとしたいと思います。
それによって陛下が、国家の隅々に至るまでこの選挙に参加してほしいと思っていることを知らしめ、陛下の印象をさらに上げることもできれば良いのではないでしょうか。
そこで、私はこのように提案したいと思います。
帝都中を、『選挙とは何なのかわかりやすく説明する歌』を歌いながら、パレードを行うのはいかがでしょうか」
――書類は、皇帝の『受理』のサインと共に、グリューエリンの元に戻って来た。
帝国ユニオンAPVを通じて、ハンターズソサエティに歌舞音曲部隊からの依頼が貼り出される。依頼人の欄には、グリューエリンと共に、皇帝ヴィルヘルミナの名前が書かれていた。
解説
●目的
グリューエリンとヴィルヘルミナの、『選挙に行こうパレード』を成功させること。
●選挙に行こうパレードとは?
そもそも帝国には、選挙という文化がありません。
ゆえに、選挙という言葉は知っていても、細かいルールなどは知らない民衆も多いことでしょう。
そこで、わかりやすく帝国民に選挙がどういうもので、どういう風に投票するのかを知らしめることを目的として、皇帝とアイドルがパレードを行うという案を、グリューエリンが提出してきました。どうしてこうなった。
●最重要事項
誰か『選挙とは何なのかわかりやすく説明する歌』を作ってください。
グリューエリンも、実は選挙について、ちゃんと説明できるほどわかっているわけではありません。
誰かが選挙について説明する歌を作ってあげてください。よろしくお願いしますね!
●ヴィルヘルミナについて
グリューエリンとぜひ活動してみたかった現在の皇帝。選挙に出馬する。
踊るし歌います。
陛下天才だから何でもできます。
何か提案があったら、ニコニコ検討します。良さそうだったらやります。
基本上機嫌です。
●グリューエリンについて
最近練習方法を教えてもらったりしてちょっとイケてます。
さすがに陛下との共演は緊張している様子。
ですがまぁパレード案を出したのはグリューエリンですし。やる気は十分です。
政治に関わることについても前向きなようです。背景についてはオープニングに多少あるような気がします。
●必要人員について
まずパレードなので、もちろん歌って踊れる人数が多い方がいいです。
伴奏してくれるマーチングバンドもあったら素敵かもしれませんね。
あとは、一応ヴィルヘルミナが皇帝として堂々と出てきますので、護衛も必要になります。まぁ歌って踊るのと兼任できますね。
まぁ今回戦闘起きないんですけどね。工夫はあると嬉しいです。
その他提案や衣装や手伝いなどお待ちしてます!
グリューエリンとヴィルヘルミナの、『選挙に行こうパレード』を成功させること。
●選挙に行こうパレードとは?
そもそも帝国には、選挙という文化がありません。
ゆえに、選挙という言葉は知っていても、細かいルールなどは知らない民衆も多いことでしょう。
そこで、わかりやすく帝国民に選挙がどういうもので、どういう風に投票するのかを知らしめることを目的として、皇帝とアイドルがパレードを行うという案を、グリューエリンが提出してきました。どうしてこうなった。
●最重要事項
誰か『選挙とは何なのかわかりやすく説明する歌』を作ってください。
グリューエリンも、実は選挙について、ちゃんと説明できるほどわかっているわけではありません。
誰かが選挙について説明する歌を作ってあげてください。よろしくお願いしますね!
●ヴィルヘルミナについて
グリューエリンとぜひ活動してみたかった現在の皇帝。選挙に出馬する。
踊るし歌います。
陛下天才だから何でもできます。
何か提案があったら、ニコニコ検討します。良さそうだったらやります。
基本上機嫌です。
●グリューエリンについて
最近練習方法を教えてもらったりしてちょっとイケてます。
さすがに陛下との共演は緊張している様子。
ですがまぁパレード案を出したのはグリューエリンですし。やる気は十分です。
政治に関わることについても前向きなようです。背景についてはオープニングに多少あるような気がします。
●必要人員について
まずパレードなので、もちろん歌って踊れる人数が多い方がいいです。
伴奏してくれるマーチングバンドもあったら素敵かもしれませんね。
あとは、一応ヴィルヘルミナが皇帝として堂々と出てきますので、護衛も必要になります。まぁ歌って踊るのと兼任できますね。
まぁ今回戦闘起きないんですけどね。工夫はあると嬉しいです。
その他提案や衣装や手伝いなどお待ちしてます!
マスターより
こんにちは。旅硝子です。
陛下登場の選挙シナリオなのに、こんなにフリーダムでいいのか。
多分陛下がフリーダムだからOKだと思います。
ユニオンでは皇帝選挙が行われることが決定した騎士議会のログが公開されつつありますので、そちらもご確認いただければ楽しいです。
このシナリオとは直接の関係は少ないですが、帝国の重要NPCが結構います。
というわけで、パレードと皇帝選挙、それにアイドルをよろしくお願いします!
陛下登場の選挙シナリオなのに、こんなにフリーダムでいいのか。
多分陛下がフリーダムだからOKだと思います。
ユニオンでは皇帝選挙が行われることが決定した騎士議会のログが公開されつつありますので、そちらもご確認いただければ楽しいです。
このシナリオとは直接の関係は少ないですが、帝国の重要NPCが結構います。
というわけで、パレードと皇帝選挙、それにアイドルをよろしくお願いします!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/20 19:30
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 榊 兵庫(ka0010) 人間(リアルブルー)|26才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/09/13 18:20:31 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/13 16:52:16 |