ゲスト
(ka0000)
【MN】 fragrance
マスター:葉槻

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/15 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/29 15:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
ふいにふわりと漂ってきた香り。
その瞬間にある映像が瞼の裏を過ぎった気がした。
……でもその映像が何だったのかを思い出せない。
もう一度その香りを嗅ごうと周囲を見回す。
しかし、意識してしまうとその香りそのものが何だったかを思い出せない。
あの香りは何だったのか。
あの映像は何だったのか。
さほど重要でもないはずなのに心に引っかかり、ふとした瞬間にその細い糸を掴もうと記憶を手繰ってしまう。
「どうした」
「どうしたの」
周囲には余程ぼんやりとしていたように見えたのか。
怪訝そうに問われ、「なんでも無い」と答えるに留める。
そう、なんでも無いのだ。
なんでも、ないはずだ。
それでも気にかかる。
あの匂いが何だったのか。
あの映像が何だったのか。
思い出せそうで、思い出せずに。
もやもやとした思いを抱えたまま。
結局思い出せないまま。
自室のベッドに横たわり、目を閉じた。
……あぁ、そうだ。あの匂いは……
ふいにふわりと漂ってきた香り。
その瞬間にある映像が瞼の裏を過ぎった気がした。
……でもその映像が何だったのかを思い出せない。
もう一度その香りを嗅ごうと周囲を見回す。
しかし、意識してしまうとその香りそのものが何だったかを思い出せない。
あの香りは何だったのか。
あの映像は何だったのか。
さほど重要でもないはずなのに心に引っかかり、ふとした瞬間にその細い糸を掴もうと記憶を手繰ってしまう。
「どうした」
「どうしたの」
周囲には余程ぼんやりとしていたように見えたのか。
怪訝そうに問われ、「なんでも無い」と答えるに留める。
そう、なんでも無いのだ。
なんでも、ないはずだ。
それでも気にかかる。
あの匂いが何だったのか。
あの映像が何だったのか。
思い出せそうで、思い出せずに。
もやもやとした思いを抱えたまま。
結局思い出せないまま。
自室のベッドに横たわり、目を閉じた。
……あぁ、そうだ。あの匂いは……
解説
あなたが嗅いだ香りは何の匂いだったでしょうか。
春の雨上がりの花の芳香?
暖炉の前で丸くなる猫の肉球の匂い?
机の上に置き去られた冷めたソテーのソース?
書庫の奥で忘れ去られた本の頁から?
そしてあなたが思い出した映像は何の映像だったでしょうか。
嬉しい記憶?
哀しい記憶?
愛おしい想い出?
忘れたかった想い出?
嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象。
ふとした瞬間に我知らず甦る鮮明な記憶の事。
過去の記憶に結びつけられた匂いを嗅ぐことでフラッシュバックを起こすような体験。
これを「無意志的記憶」または著名な作家の名前から、「プルースト効果」「プルースト現象」、と言うそうです。
自分自身と向き合うような夢となります。
基本的には1人ずつの描写となりますが、親しい人、ご兄姉など共通の想い出がある人と参加されれば2人絡めての描写も可能です。
参加されていないPCの描写は不可となります。
「兄が」「恋人が」などのぼかした表現となりますのでご了承下さい。
夢から醒めたとき。
「あぁ、良い夢で良かった」
そう言えますか?
「もっと続きを見たかった」
そう願いますか?
「あの時に帰りたい」
そう涙しますか?
――それとも、何の夢を見ていたのかも忘れていますか?
春の雨上がりの花の芳香?
暖炉の前で丸くなる猫の肉球の匂い?
机の上に置き去られた冷めたソテーのソース?
書庫の奥で忘れ去られた本の頁から?
そしてあなたが思い出した映像は何の映像だったでしょうか。
嬉しい記憶?
哀しい記憶?
愛おしい想い出?
忘れたかった想い出?
嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象。
ふとした瞬間に我知らず甦る鮮明な記憶の事。
過去の記憶に結びつけられた匂いを嗅ぐことでフラッシュバックを起こすような体験。
これを「無意志的記憶」または著名な作家の名前から、「プルースト効果」「プルースト現象」、と言うそうです。
自分自身と向き合うような夢となります。
基本的には1人ずつの描写となりますが、親しい人、ご兄姉など共通の想い出がある人と参加されれば2人絡めての描写も可能です。
参加されていないPCの描写は不可となります。
「兄が」「恋人が」などのぼかした表現となりますのでご了承下さい。
夢から醒めたとき。
「あぁ、良い夢で良かった」
そう言えますか?
「もっと続きを見たかった」
そう願いますか?
「あの時に帰りたい」
そう涙しますか?
――それとも、何の夢を見ていたのかも忘れていますか?
マスターより
初めまして、もしくは、またお目にかかれて光栄です。葉槻(はづき)です。
雨が降った後の、アスファルトのあの埃っぽい匂いが好きです。
大好きな小説では、虚構世界では匂いまでは再現出来ず、現実世界に帰った主人公が柑橘類の香水を買うというラストが今でも印象に残っています。
私からは、匂いどころか、味覚も、触覚も、痛覚も、直接お届けすることは叶いませんが、少しでも皆さんにそれらを想像していただけるように頑張りたいと思います。
その一つ、嗅覚で真夏の夜の夢をお届けします。
どうか、あなたのたゆたう夢の一遍を、私にも教えて下さいませ。
雨が降った後の、アスファルトのあの埃っぽい匂いが好きです。
大好きな小説では、虚構世界では匂いまでは再現出来ず、現実世界に帰った主人公が柑橘類の香水を買うというラストが今でも印象に残っています。
私からは、匂いどころか、味覚も、触覚も、痛覚も、直接お届けすることは叶いませんが、少しでも皆さんにそれらを想像していただけるように頑張りたいと思います。
その一つ、嗅覚で真夏の夜の夢をお届けします。
どうか、あなたのたゆたう夢の一遍を、私にも教えて下さいませ。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/17 01:44