ゲスト
(ka0000)
気になるあのコとスイカ割り
マスター:紺堂 カヤ

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/29 19:00
オープニング
十五歳の少年、シェイマスは恋をしていた。
相手は、同じく十五歳の少女、ハンナ。いつもぴっかぴかの笑顔で村中の人に挨拶をする、すばらしく元気な女の子だった。
二年前、家具職人の親方のところへ弟子入りするため、この村にやってきたシェイマスは、一目で恋に落ちてしまった。
しかし、シェイマスは男兄弟ばかりで育ったせいもあり、女の子と話すのが大の苦手だった。自分から声をかけることなど、到底、できそうにもない。
(いいんだ、遠くからあの笑顔を見ているだけでも……)
シェイマスはそう思って、日々黙々と、タンスやテーブルの彫刻細工の技を磨いていた。恋心はこっそり、胸の中に隠しておこう、とそう決めて。
しかし、そんなシェイマスの恋心は実は周囲にダダ漏れだった。そりゃあそうだろう、毎朝、家具工房の前を通って雑貨屋の仕事へ向かうハンナの背中に熱視線を送っているのだから。
特に、その様子を一番間近で見ている親方とおかみさんは、なんとかしてやりたいという思いが日々強くなっていた。そして、ひとつ仲を取り持ってやろうじゃないか、と行動に出た。
「なあ、シェイマス。ひとつ、頼みがあるんだが」
親方がそう声をかけたとき、シェイマスは飾り彫りをするための薄板をやすりで磨いてるところだった。
「何ですか、親方。急ぎの仕事ですか?」
「いや、そうじゃないんだ。実はなあ、つい先日、知り合いからスイカを大量にもらってなあ」
「は?スイカですか?」
親方がスイカを大量にもらった、というのは本当だった。家庭菜園で作ってみたら信じられないくらい豊作で、と言って十玉も置いて行かれたのである。
「そう、スイカだ。立派なスイカで、とても甘いらしいんだが、残念なことになあ、俺も家内もスイカが苦手でなあ」
「はあ、それは残念ですね」
「だからな、お前にどうにかしてほしいんだよ。スイカ、好きだったよな?」
「好きですけど、え、でも、どうにかって」
シェイマスが戸惑っていると、親方はにっこり笑ってこう言った。
「スイカ割りでもして遊んだらどうだ。夏休みをあげるから。そうだな、三日後にでも。ハンナを誘ったら、喜んで行く、ってさ」
「えっ、えっ、えええええええ~~~~~~~??????」
シェイマスは大きく叫んで、持っていた薄板をばっきりと折った……。
相手は、同じく十五歳の少女、ハンナ。いつもぴっかぴかの笑顔で村中の人に挨拶をする、すばらしく元気な女の子だった。
二年前、家具職人の親方のところへ弟子入りするため、この村にやってきたシェイマスは、一目で恋に落ちてしまった。
しかし、シェイマスは男兄弟ばかりで育ったせいもあり、女の子と話すのが大の苦手だった。自分から声をかけることなど、到底、できそうにもない。
(いいんだ、遠くからあの笑顔を見ているだけでも……)
シェイマスはそう思って、日々黙々と、タンスやテーブルの彫刻細工の技を磨いていた。恋心はこっそり、胸の中に隠しておこう、とそう決めて。
しかし、そんなシェイマスの恋心は実は周囲にダダ漏れだった。そりゃあそうだろう、毎朝、家具工房の前を通って雑貨屋の仕事へ向かうハンナの背中に熱視線を送っているのだから。
特に、その様子を一番間近で見ている親方とおかみさんは、なんとかしてやりたいという思いが日々強くなっていた。そして、ひとつ仲を取り持ってやろうじゃないか、と行動に出た。
「なあ、シェイマス。ひとつ、頼みがあるんだが」
親方がそう声をかけたとき、シェイマスは飾り彫りをするための薄板をやすりで磨いてるところだった。
「何ですか、親方。急ぎの仕事ですか?」
「いや、そうじゃないんだ。実はなあ、つい先日、知り合いからスイカを大量にもらってなあ」
「は?スイカですか?」
親方がスイカを大量にもらった、というのは本当だった。家庭菜園で作ってみたら信じられないくらい豊作で、と言って十玉も置いて行かれたのである。
「そう、スイカだ。立派なスイカで、とても甘いらしいんだが、残念なことになあ、俺も家内もスイカが苦手でなあ」
「はあ、それは残念ですね」
「だからな、お前にどうにかしてほしいんだよ。スイカ、好きだったよな?」
「好きですけど、え、でも、どうにかって」
シェイマスが戸惑っていると、親方はにっこり笑ってこう言った。
「スイカ割りでもして遊んだらどうだ。夏休みをあげるから。そうだな、三日後にでも。ハンナを誘ったら、喜んで行く、ってさ」
「えっ、えっ、えええええええ~~~~~~~??????」
シェイマスは大きく叫んで、持っていた薄板をばっきりと折った……。
解説
■依頼内容
シェイマス&ハンナと楽しくスイカ割り。
親方はとにかくハンナを呼ぶことしか考えていなかったため、他には参加者がいない状態。
スイカはとてもふたりで食べきれる量ではない上、シェイマスは村へ来てから仕事ばかりしていて友人がいない。
■シェイマス
十五歳の少年。真面目で控えめな性格。
しかし、無口というわけではなく、話しかけられればとても友好的に話す。
若いながら、細かな彫刻細工が得意で、親方も目を見張る上達ぶり。
ハンナと仲良くなりたいが、どうしたらいいかわからないでいる。
■ハンナ
誰にでも物おじせずに明るく話しかける元気な少女。十五歳。
毎朝、家具工房の前を通って出勤し、ちょうど工房の前の掃除をしているシェイマスと親方に挨拶していく。
村の雑貨屋で働いていて、ハンナ目当てに通う客もいるらしい。
シェイマスの恋心には気が付いていない様子。
好きな花はヒマワリ。
■スイカ
大玉が全部で十玉。
スイカ割りの会場は、村の端の川辺。
十玉すべてスイカ割りに使ってしまってもいいし、いくつかはお土産として持って帰ってもらってもいい、とシェイマスは思っている。
シェイマス&ハンナと楽しくスイカ割り。
親方はとにかくハンナを呼ぶことしか考えていなかったため、他には参加者がいない状態。
スイカはとてもふたりで食べきれる量ではない上、シェイマスは村へ来てから仕事ばかりしていて友人がいない。
■シェイマス
十五歳の少年。真面目で控えめな性格。
しかし、無口というわけではなく、話しかけられればとても友好的に話す。
若いながら、細かな彫刻細工が得意で、親方も目を見張る上達ぶり。
ハンナと仲良くなりたいが、どうしたらいいかわからないでいる。
■ハンナ
誰にでも物おじせずに明るく話しかける元気な少女。十五歳。
毎朝、家具工房の前を通って出勤し、ちょうど工房の前の掃除をしているシェイマスと親方に挨拶していく。
村の雑貨屋で働いていて、ハンナ目当てに通う客もいるらしい。
シェイマスの恋心には気が付いていない様子。
好きな花はヒマワリ。
■スイカ
大玉が全部で十玉。
スイカ割りの会場は、村の端の川辺。
十玉すべてスイカ割りに使ってしまってもいいし、いくつかはお土産として持って帰ってもらってもいい、とシェイマスは思っている。
マスターより
夏ですから!
スイカ割りしたいじゃないですか!
基本的には自分たちでスイカ割りを楽しんで貰えればOKです。シェイマスとハンナのことを応援・協力してくれると嬉しいですが、放置して自分たちがきゃっきゃウフフしている、という参加の方向でも問題ありません。
ちなみに紺堂はスイカに塩をかけない派です(無駄情報)
スイカ割りしたいじゃないですか!
基本的には自分たちでスイカ割りを楽しんで貰えればOKです。シェイマスとハンナのことを応援・協力してくれると嬉しいですが、放置して自分たちがきゃっきゃウフフしている、という参加の方向でも問題ありません。
ちなみに紺堂はスイカに塩をかけない派です(無駄情報)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/26 07:02
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/08/18 23:47:46 |
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作戦()相談卓 玉兎 小夜(ka6009) 人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2016/08/15 19:53:39 |