ゲスト
(ka0000)
【蒼乱】谷の守護者は何処より
マスター:稲田和夫

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/08/19 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/09/02 09:00
オープニング
「しかしまあ、改めて見ると凄い秘境が身近な所あったヨ~! ね、イェンロン!」
ゾンネンシュトラール帝国第五師団の少年兵士である小鷲(シャオシュウ)は自身のグリフォンの上で、左右に迫る巨大な岸壁を眺めながら、感心したように叫んだ。
現在彼が飛行しているのは王国と帝国の間に存在する中立の崖上都市ピースホライズンの真下に口を開ける大渓谷の中である。
つい最近まで、この大渓谷は敢えて探索する者も無く、小鷲が表現した通り身近な秘境という扱いであったが最近になってその状況に変化が訪れた。
クリムゾンウェストの国家やハンターズソサエティが主導するという形で大渓谷の調査が行われるようになったのだ。
調査は当然のことながらハンターたちが中心となって行われていたが、帝国も支援を惜しまず、結果として地理的に近く、何より機動性という点で最適な第五師団も、調査に協力することになったのである。
「今のところ、どのチームも異常は無しだネ。予想されていた雑魔との戦闘以外は大きなトラブルもなさそうだヨ~」
小鷲らの任務はその飛行能力を生かして、空中から調査に当たるチームを警備しつつ、時には調査に当たるハンターたちとピースホライズンとの間を伝令として往復することである。
「よーし、そろそろ探索チームが到着していない未踏破地域の偵察に出発するヨ~」
小鷲がそうイェンロンに命令して、大渓谷の未踏破地域に侵入してから間もなくのことであった。
「……!? 砲撃! イェンロン避けて!」
小鷲がそう命じてイェンロンを急降下させた瞬間、それまで彼らがいた場所を一条の閃光が薙ぎ払った。
「まるで対空レーザーだヨ! ……でも、どういうこと? 歪虚の気配なんか感じなかったヨ……」
機導砲による攻撃、ということで彼が真っ先に思い浮かべたのは帝国の宿敵ともいえる剣機の眷属である。しかし、どうも様子が変だ。
「……離れたら撃って来なくなったヨ。こっちを狙っている訳じゃなくて、近づけたくないだけ……? 何かを守っている……?」
小鷲は暫く悩んだ後グリフォンを反転させ、攻撃の放たれた方向に向けた。
「ちょっと分が悪いけど、これを調べるのも任務の内だからネ~! イェンロン、頼んだヨ!」
小鷲とグリフォンが降下を開始して数秒後、再び閃光が谷底から放たれる。
「こーんなレーザーくらいどうってことないヨ~!」
見事な飛行でレーザーを回避する小鷲だったが、太いレーザーが照射中に突如無数の細い光に拡散した瞬間、たまらず叫ぶ。
「こんなの、聞いてないヨ~!?」
峡谷の合間という環境と、突然の広範囲への攻撃は流石の彼も避け切れず、遂にレーザーがグリフォンに命中する。小鷲は必死に体勢を立て直しながら峡谷の底へと落下して行き、見る見るうちに小さくなりやがて見えなくなった。
数時間後、予定の時刻になってもピースホライズンに帰還しなかった小鷲の捜索を依頼する依頼が、急遽張り出されたのであった。
ゾンネンシュトラール帝国第五師団の少年兵士である小鷲(シャオシュウ)は自身のグリフォンの上で、左右に迫る巨大な岸壁を眺めながら、感心したように叫んだ。
現在彼が飛行しているのは王国と帝国の間に存在する中立の崖上都市ピースホライズンの真下に口を開ける大渓谷の中である。
つい最近まで、この大渓谷は敢えて探索する者も無く、小鷲が表現した通り身近な秘境という扱いであったが最近になってその状況に変化が訪れた。
クリムゾンウェストの国家やハンターズソサエティが主導するという形で大渓谷の調査が行われるようになったのだ。
調査は当然のことながらハンターたちが中心となって行われていたが、帝国も支援を惜しまず、結果として地理的に近く、何より機動性という点で最適な第五師団も、調査に協力することになったのである。
「今のところ、どのチームも異常は無しだネ。予想されていた雑魔との戦闘以外は大きなトラブルもなさそうだヨ~」
小鷲らの任務はその飛行能力を生かして、空中から調査に当たるチームを警備しつつ、時には調査に当たるハンターたちとピースホライズンとの間を伝令として往復することである。
「よーし、そろそろ探索チームが到着していない未踏破地域の偵察に出発するヨ~」
小鷲がそうイェンロンに命令して、大渓谷の未踏破地域に侵入してから間もなくのことであった。
「……!? 砲撃! イェンロン避けて!」
小鷲がそう命じてイェンロンを急降下させた瞬間、それまで彼らがいた場所を一条の閃光が薙ぎ払った。
「まるで対空レーザーだヨ! ……でも、どういうこと? 歪虚の気配なんか感じなかったヨ……」
機導砲による攻撃、ということで彼が真っ先に思い浮かべたのは帝国の宿敵ともいえる剣機の眷属である。しかし、どうも様子が変だ。
「……離れたら撃って来なくなったヨ。こっちを狙っている訳じゃなくて、近づけたくないだけ……? 何かを守っている……?」
小鷲は暫く悩んだ後グリフォンを反転させ、攻撃の放たれた方向に向けた。
「ちょっと分が悪いけど、これを調べるのも任務の内だからネ~! イェンロン、頼んだヨ!」
小鷲とグリフォンが降下を開始して数秒後、再び閃光が谷底から放たれる。
「こーんなレーザーくらいどうってことないヨ~!」
見事な飛行でレーザーを回避する小鷲だったが、太いレーザーが照射中に突如無数の細い光に拡散した瞬間、たまらず叫ぶ。
「こんなの、聞いてないヨ~!?」
峡谷の合間という環境と、突然の広範囲への攻撃は流石の彼も避け切れず、遂にレーザーがグリフォンに命中する。小鷲は必死に体勢を立て直しながら峡谷の底へと落下して行き、見る見るうちに小さくなりやがて見えなくなった。
数時間後、予定の時刻になってもピースホライズンに帰還しなかった小鷲の捜索を依頼する依頼が、急遽張り出されたのであった。
解説
★目的
小鷲の救助。謎の敵対勢力の情報収集。
★場所
ピースホライズン直下、大渓谷の底。
岸壁に挟まれている。また、周辺には湧き水の流れがある他は大小無数の岩が転がっており足場も悪い。
★敵戦力
自走型多脚対空砲(仮称)
小鷲によると、『昆虫のような六本の脚の生えた、多連装砲』である。
小鷲を攻撃した対空レーザー砲の他、誘導ミサイルも装備している。
足は刃物状になっており、十分攻撃に使用出来ると予想される。
また、脚を使って足場の悪い谷底を自在に移動し、飛び跳ねるなど機動性は非常に高い。
なお、この兵器は歪虚ではなく、かといってクリムゾンウェストやリアルブルーのものでも無いようだが……?
攻撃を受けた小鷲によると、無差別に攻撃して来たというより、何かを守るために近づいて来た者を迎撃しているような印象を受けたそうである。
★小鷲
第五師団所属の少年兵。槍や弩を武器として使う。それなりに強いので戦力としてはカウント出来る。彼の乗っていたグリフォンは最初の砲撃で怪我をしており、飛行は不可能。
★状況
ハンターたちは渓谷の底に着いた時点ですぐ小鷲と合流出来る。
解説の情報もその際に小鷲から聞くことが出来る。
多脚対空砲はどこかに隠れておりまずはその潜伏位置を探す必要がある。
恐らく、洞窟のような空間に潜んでいると推測されるが……?
なお、砲台が撃破され周辺の安全が確保されれば第五師団のグリフォンライダーたちが迎えに来てくれるので、帰りの心配は必要ない
小鷲の救助。謎の敵対勢力の情報収集。
★場所
ピースホライズン直下、大渓谷の底。
岸壁に挟まれている。また、周辺には湧き水の流れがある他は大小無数の岩が転がっており足場も悪い。
★敵戦力
自走型多脚対空砲(仮称)
小鷲によると、『昆虫のような六本の脚の生えた、多連装砲』である。
小鷲を攻撃した対空レーザー砲の他、誘導ミサイルも装備している。
足は刃物状になっており、十分攻撃に使用出来ると予想される。
また、脚を使って足場の悪い谷底を自在に移動し、飛び跳ねるなど機動性は非常に高い。
なお、この兵器は歪虚ではなく、かといってクリムゾンウェストやリアルブルーのものでも無いようだが……?
攻撃を受けた小鷲によると、無差別に攻撃して来たというより、何かを守るために近づいて来た者を迎撃しているような印象を受けたそうである。
★小鷲
第五師団所属の少年兵。槍や弩を武器として使う。それなりに強いので戦力としてはカウント出来る。彼の乗っていたグリフォンは最初の砲撃で怪我をしており、飛行は不可能。
★状況
ハンターたちは渓谷の底に着いた時点ですぐ小鷲と合流出来る。
解説の情報もその際に小鷲から聞くことが出来る。
多脚対空砲はどこかに隠れておりまずはその潜伏位置を探す必要がある。
恐らく、洞窟のような空間に潜んでいると推測されるが……?
なお、砲台が撃破され周辺の安全が確保されれば第五師団のグリフォンライダーたちが迎えに来てくれるので、帰りの心配は必要ない
マスターより
お世話になっております。稲田です。
【蒼乱】でリアルブルーへの帰還の道が模索される一方、クリムゾンウェストにおいても未開の地域の探索が開始されましたが、その過程で起きた謎の機械との接触は何を意味するのでしょうか?
謎の機械が何を守っているか、どこから来たのかを確かめることも重要な依頼です。
それでは、興味を持っていただければ幸いです。
【蒼乱】でリアルブルーへの帰還の道が模索される一方、クリムゾンウェストにおいても未開の地域の探索が開始されましたが、その過程で起きた謎の機械との接触は何を意味するのでしょうか?
謎の機械が何を守っているか、どこから来たのかを確かめることも重要な依頼です。
それでは、興味を持っていただければ幸いです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/09/02 00:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
方針相談 岩井崎 メル(ka0520) 人間(リアルブルー)|17才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/08/18 22:45:51 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/08/15 22:08:06 |