ゲスト
(ka0000)
青竜紅刃流~Pクレープで演舞
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/09/05 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/09/19 22:00
オープニング
「初華さん、白茶(ぱいちゃ)の売上って、どう?」
極彩色の街「ヴァリオス」の某所にある路上屋台「Pクレープ」の店頭で太っちょの青年、ポルテ・ポルカが聞いてきた。
「どう、って……。ポルテさんの店じゃないのよぅ」
Pクレープ店員の南那初華(kz0135)が突っ込む。この屋台は、主に田舎を商圏とした小さな商会「ポルカ商会」がある程度の赤字を覚悟しつつも「同盟領随一の都市であるヴァリオスで店を出している」というステイタスのために出店している。店と言いつつこんなに小さな屋台なあたりが残念な感じだが、後発でヴァリオスに店を構えることは困難を極めるので仕方がない。
それはともかく。
「いや、帳簿上は知ってるんだけどさ。売り場側から見てどう? 産地からは増産体制が整ったからもっと取り引きしたいって言ってきてるんだ」
ポルテ、そんな事情を話す。
説明しよう。
白茶とはリアルブルーであれば中国の高級茶で、こちらの世界では東方で飲まれている。
東方との交流が盛んになり、同盟領の農業振興地「ジェオルジ」で開発が進められている。大きな注目を浴びたわけではなく、紅茶や珈琲の文化圏で流行するのか、という疑問符もついたことで生産に動いたのは新茶葉生産に失敗した田舎村「タスカービレ」程度だった。
ただし、失敗した新茶葉は「葉の付きが多い半面、成長しない」というもので、新芽を使う白茶にぴったりだった。そんな幸運にも恵まれ、増産に至る。
白茶自体は薄い琥珀色をした茶で、香りは薄くキリッとした飲み口。それでいて、柔らかく口の中に広がる甘みがある。非常に上品で、若い芽を使う希少性もあり高価な茶となっている。希少性の問題をクリアしたタスカービレ産は比較的安価となるが。
なおタスカービレ。近年住民流出が続き新茶葉開発の失敗により寒村と化していたため、サルバトーレ=ロッソから日系・中華系の移民を受け入れ東方風の村として観光地化も進めている。
閑話休題。
で、初華。
「うーん……紅茶の香りをつけるブレンディングである程度愛好者は付いてくれたけど……どうなんだろう」
ハンターの協力で導入したブレンディングは低価格での提供も実現できたアイデアだった。
「今は暑いこともあって比較的出てるんじゃないか?」
屋台の横からそんな声。初華をそれとなく見守るべく自転車修理屋台を開いている自称「戦場詩人」のダイン・グラマンがそっと言葉を添えた。
「んあっ! そうそう。冷ましてじっくり飲みたい人には好評みたい」
ほら、紅茶みたいに覚めても苦くないでしょ、と声を弾ませる初華。
「飲んでもらいたいなら、汗をかいてもらって水分補給に、って時にいいのかねぇ」
「そうそう。ほんのり甘いから運動した後がいいかもねっ」
ダインの言葉に初華が、きゃい♪
「分かった。取引先に話してみるよ」
ポルテ、そう言って帰って行った。
後日。
「というわけで、産地の人が来ることになったよ」
「ほへ?」
Pクレープ店頭でいきなりいうポルテ。初華、何の事か分からない。
「ほら、白茶の取引を多くしたいって話があったでしょ? 運動後の楽しみとしてじっくり飲んでもらうといいかもしれないって産地の人に話したら、『じゃ、運動してもらおうか』ってなって……」
「産地って……」
「ジェオルジのタスカービレっていう田舎村。最近、青竜紅刃流って剣術流派ができたから、その一門の人が来て希望者に稽古を付けて、そしてあとから白茶を売ろうって」
「ほう、剣術稽古か……」
ここで、付近の若い不良たちを一手に束ねる禿頭のチンピラがやって来た。
「ちょうどいい。ここらが夜に戦場になるかもしれねぇ。若いのを集めてやるから鍛えてやってほしい」
そして、タスカービレ。
「決まったか。たまには出げいこもいいだろう」
決定を聞き、青竜紅刃流師範のイ寺鑑(kz0175)が腰を上げるのだった。
極彩色の街「ヴァリオス」の某所にある路上屋台「Pクレープ」の店頭で太っちょの青年、ポルテ・ポルカが聞いてきた。
「どう、って……。ポルテさんの店じゃないのよぅ」
Pクレープ店員の南那初華(kz0135)が突っ込む。この屋台は、主に田舎を商圏とした小さな商会「ポルカ商会」がある程度の赤字を覚悟しつつも「同盟領随一の都市であるヴァリオスで店を出している」というステイタスのために出店している。店と言いつつこんなに小さな屋台なあたりが残念な感じだが、後発でヴァリオスに店を構えることは困難を極めるので仕方がない。
それはともかく。
「いや、帳簿上は知ってるんだけどさ。売り場側から見てどう? 産地からは増産体制が整ったからもっと取り引きしたいって言ってきてるんだ」
ポルテ、そんな事情を話す。
説明しよう。
白茶とはリアルブルーであれば中国の高級茶で、こちらの世界では東方で飲まれている。
東方との交流が盛んになり、同盟領の農業振興地「ジェオルジ」で開発が進められている。大きな注目を浴びたわけではなく、紅茶や珈琲の文化圏で流行するのか、という疑問符もついたことで生産に動いたのは新茶葉生産に失敗した田舎村「タスカービレ」程度だった。
ただし、失敗した新茶葉は「葉の付きが多い半面、成長しない」というもので、新芽を使う白茶にぴったりだった。そんな幸運にも恵まれ、増産に至る。
白茶自体は薄い琥珀色をした茶で、香りは薄くキリッとした飲み口。それでいて、柔らかく口の中に広がる甘みがある。非常に上品で、若い芽を使う希少性もあり高価な茶となっている。希少性の問題をクリアしたタスカービレ産は比較的安価となるが。
なおタスカービレ。近年住民流出が続き新茶葉開発の失敗により寒村と化していたため、サルバトーレ=ロッソから日系・中華系の移民を受け入れ東方風の村として観光地化も進めている。
閑話休題。
で、初華。
「うーん……紅茶の香りをつけるブレンディングである程度愛好者は付いてくれたけど……どうなんだろう」
ハンターの協力で導入したブレンディングは低価格での提供も実現できたアイデアだった。
「今は暑いこともあって比較的出てるんじゃないか?」
屋台の横からそんな声。初華をそれとなく見守るべく自転車修理屋台を開いている自称「戦場詩人」のダイン・グラマンがそっと言葉を添えた。
「んあっ! そうそう。冷ましてじっくり飲みたい人には好評みたい」
ほら、紅茶みたいに覚めても苦くないでしょ、と声を弾ませる初華。
「飲んでもらいたいなら、汗をかいてもらって水分補給に、って時にいいのかねぇ」
「そうそう。ほんのり甘いから運動した後がいいかもねっ」
ダインの言葉に初華が、きゃい♪
「分かった。取引先に話してみるよ」
ポルテ、そう言って帰って行った。
後日。
「というわけで、産地の人が来ることになったよ」
「ほへ?」
Pクレープ店頭でいきなりいうポルテ。初華、何の事か分からない。
「ほら、白茶の取引を多くしたいって話があったでしょ? 運動後の楽しみとしてじっくり飲んでもらうといいかもしれないって産地の人に話したら、『じゃ、運動してもらおうか』ってなって……」
「産地って……」
「ジェオルジのタスカービレっていう田舎村。最近、青竜紅刃流って剣術流派ができたから、その一門の人が来て希望者に稽古を付けて、そしてあとから白茶を売ろうって」
「ほう、剣術稽古か……」
ここで、付近の若い不良たちを一手に束ねる禿頭のチンピラがやって来た。
「ちょうどいい。ここらが夜に戦場になるかもしれねぇ。若いのを集めてやるから鍛えてやってほしい」
そして、タスカービレ。
「決まったか。たまには出げいこもいいだろう」
決定を聞き、青竜紅刃流師範のイ寺鑑(kz0175)が腰を上げるのだった。
解説
街のクレープ屋台「Pクレープ」で白茶(ぱいちゃ)の販売促進をしてください。
やってもらいたいことは以下のいずれか(分担してすべてをこなす必要はありません。担当者なしでも問題なく、主にやってもらいたいことやできることです)。
・イ寺鑑(kz0175)側
若いチンピラや街行く人の希望者に、抜刀銃撃術の青竜紅風流の稽古。初秋に爽やかな汗をかくことができます。
・剣術稽古
青竜紅風流は関係なく、傍で自分の剣術稽古に打ち込むこともできます。練習をしていると青竜紅刃流から立ち合いを求められるかもしれません(ただし、どちらの名前も傷付けないため引き分けの動きをします)。
・南那初華(kz0135)側
Pクレープで、白茶を淹れたりクレープを焼いたり。普通にクレープ客も多いので、屋台前に並べた席への給仕など。
・客など
クレープを食べたり、街路でイーゼルを立てて絵画を描いたり、周囲の邪魔をしない程度に吟遊詩人活動をしたりできます。一応、依頼として参加しているので白茶の販売促進の動きは意識してください。
・ダイン・グラマン側
客もほぼ来ない自転車修理屋台でぼんやり。自分のバイクをいじるなど、屋台の雰囲気に沿う行動は喜ばれます。
複数動いても大丈夫ですが、描写は薄くなる可能性が高くなります。
オリジナルスキルやオリジナルアイテム開発の裏舞台として活用したり、他人に教えることで自分の技術の裏付けとしたりなど、楽しむことができるでしょう。
充実して、参加PCが輝いていれば興味を引かれて人が増え、白茶の売り上げも伸びる流れです。
頑張って、輝いていきましょう。
おっと。
今回は白茶の販売促進なので、同村のチクワ販売はお控えください。クレープの売り上げに影響しますので失敗寄りとなります。
やってもらいたいことは以下のいずれか(分担してすべてをこなす必要はありません。担当者なしでも問題なく、主にやってもらいたいことやできることです)。
・イ寺鑑(kz0175)側
若いチンピラや街行く人の希望者に、抜刀銃撃術の青竜紅風流の稽古。初秋に爽やかな汗をかくことができます。
・剣術稽古
青竜紅風流は関係なく、傍で自分の剣術稽古に打ち込むこともできます。練習をしていると青竜紅刃流から立ち合いを求められるかもしれません(ただし、どちらの名前も傷付けないため引き分けの動きをします)。
・南那初華(kz0135)側
Pクレープで、白茶を淹れたりクレープを焼いたり。普通にクレープ客も多いので、屋台前に並べた席への給仕など。
・客など
クレープを食べたり、街路でイーゼルを立てて絵画を描いたり、周囲の邪魔をしない程度に吟遊詩人活動をしたりできます。一応、依頼として参加しているので白茶の販売促進の動きは意識してください。
・ダイン・グラマン側
客もほぼ来ない自転車修理屋台でぼんやり。自分のバイクをいじるなど、屋台の雰囲気に沿う行動は喜ばれます。
複数動いても大丈夫ですが、描写は薄くなる可能性が高くなります。
オリジナルスキルやオリジナルアイテム開発の裏舞台として活用したり、他人に教えることで自分の技術の裏付けとしたりなど、楽しむことができるでしょう。
充実して、参加PCが輝いていれば興味を引かれて人が増え、白茶の売り上げも伸びる流れです。
頑張って、輝いていきましょう。
おっと。
今回は白茶の販売促進なので、同村のチクワ販売はお控えください。クレープの売り上げに影響しますので失敗寄りとなります。
マスターより
ふらっと、深夜です。
街角でのお話です。
何かに一生懸命の人って、それだけで人をひきつけますよね。
白茶販売の必要性もありますが、ひとまず自分の一生懸命を表現してみませんか?
青竜紅刃流のイ寺鑑側の話のはずでしたが、OPのほとんどが南那初華に取られてしまったのはまあなんというか、書きやすいのだということで(笑
いや、二つのお話どちらとも大切なので、どっちの話というわけでもないのでご安心を。
では、よろしくお願いします。
街角でのお話です。
何かに一生懸命の人って、それだけで人をひきつけますよね。
白茶販売の必要性もありますが、ひとまず自分の一生懸命を表現してみませんか?
青竜紅刃流のイ寺鑑側の話のはずでしたが、OPのほとんどが南那初華に取られてしまったのはまあなんというか、書きやすいのだということで(笑
いや、二つのお話どちらとも大切なので、どっちの話というわけでもないのでご安心を。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/09/20 00:51
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談】Pクレープ対青竜紅刃流 ウーナ(ka1439) 人間(リアルブルー)|16才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/09/04 23:09:08 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/09/03 04:44:04 |