ゲスト
(ka0000)
【夜煌】大祭準備
マスター:藤城とーま

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/19 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/28 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●祭の準備に心は躍る
リタ・ティトが歪虚に閉ざされて以来、久方ぶりに行われるお祭り――。
祭りに参加する部族が一つ、スコール族のファリフ・スコール(kz0009)は、高揚感に浮かれていた。
「嬉しいなぁ。お祭りが開催されるんだって。僕らもその手伝いができる……何より、巫女様の祈祷をこの目で拝見することができるんだねっ」
嬉しそうにあたりを飛び回り、作業へあたっている自部族内外の者へとねぎらいの言葉をかけていた。
(でも、お祭りって……実際どんなことをすればいいんだろう?)
ファリフは【夜煌祭】とは何なのかを口伝でしか知らない。
部族会議が発足するよりも前。歪虚と部族らがぶつかり合った大きな戦いの頃、聖山の入口は閉ざされたらしい。そこから、数十年も経っている。
巫女のリムネラは、大霊堂でその儀式などの事も聞いてはいたかもしれない。しかし……祭りが途絶え幾星霜経った今日、辺境部族の中にも未だ確りと儀式の方法を覚えているものが多く残っているわけでは――なかった。
それもそのはずで、歪虚との度重なる戦は若人だけではなく年老いた者の命も、容赦なく奪い去っていく。
口伝えの継承が大半であるの部族たちには、自部族の古い歴史を聞きかじった程度で過ごしたものもいるようだ。
ある者は『三日三晩寝ずに火の番をする』とも言い、またある者は『一心不乱に踊り、酒を飲んで祖霊に祈る』とも言っていた。つまり……記憶は風化してきている。
リムネラも、祭りの儀式などには詳しかろうが、数多ある部族の歴史のそれぞれも知っているわけではない。
ファリフたちスコール族はまだ伝承を部族に広く教えていて――ファリフが長老らに教えを乞えば、良きことだと口を開いてくれるであろう。
「帝国の……要塞とかにいる奴らも祭りに参加するのか?」
思わず聞こえてきた声に、ぴたと歩みを止めるファリフ。視線を声のする方へ投げれば、痩躯の青年2人が木材を抱えたまま話し込んでいる。
「えー? 部族の祭りに参加するわけねーだろ?」
「でもよ、親帝国の奴も祭りに参加するらしいぜ? ハンターとかならいいけどさ……」
彼らの不安はファリフにも良く分かる。
しかし、かけてやるべき言葉も無く、ファリフはその場を離れた。
個人的に言えば、ファリフも帝国らには知ってほしくない。だが、これは【辺境】全体の催しである。
(お祭りで仲良くなれるものなのかな……でも、参加するなら……意識を一つにしていかなくちゃいけないみたいだし……)
心に薄くかかったモヤモヤを拭い去ろうと、ファリフは忙しく準備をしている一団へと向かったのだった。
●お祭りにはつきもの
「祈り場づくり……と調理場の準備?」
「さよう。祈りと共に巫女が祈る場所も作って差し上げなければならんのじゃ。調理場は……祭りゆえ、祝いの品も必要じゃ」
ぱちくり、と目を瞬かせたファリフへ、一言一言噛んで含めるようなスコール族長老の言葉。
その祭壇には、浄化に必要なものも置かれるという事だ。それがなんであるかは、ファリフもすぐにわかったので神妙に頷いた。
「じゃあ、祭壇というのは……僕ら、祭りの担い手が作っていいの?」
「うム。他部族などとも力を合わせて作るのじゃ。どこの部族が担当した箇所が一番素晴らしいか、などを競わずにな」
言われてみれば当然であるが、ファリフは僕で出来るかなぁ、と不安そうな面持ちだ。
「不安なようであれば、信頼できる筋やハンターの力を借りても良い。ホレ、他部族も彼らの力を借りる者たちもおる」
指で示された方向……聖火の組木や食べ物を調理する台のようなものを……明らかに辺境部族とは違う装いの彼らが行っている。
「あ、ほんとだ」
「皆で力を合わせ、作業に当たりなさい。赤き大地に、赤き狼への感謝を込めて」
細い目を皿に細くさせて微笑んだ長老へ、ファリフは大いに頷き……手近なものへ、ハンターズソサエティの依頼を頼んだのであった。
●祭の準備に心は躍る
リタ・ティトが歪虚に閉ざされて以来、久方ぶりに行われるお祭り――。
祭りに参加する部族が一つ、スコール族のファリフ・スコール(kz0009)は、高揚感に浮かれていた。
「嬉しいなぁ。お祭りが開催されるんだって。僕らもその手伝いができる……何より、巫女様の祈祷をこの目で拝見することができるんだねっ」
嬉しそうにあたりを飛び回り、作業へあたっている自部族内外の者へとねぎらいの言葉をかけていた。
(でも、お祭りって……実際どんなことをすればいいんだろう?)
ファリフは【夜煌祭】とは何なのかを口伝でしか知らない。
部族会議が発足するよりも前。歪虚と部族らがぶつかり合った大きな戦いの頃、聖山の入口は閉ざされたらしい。そこから、数十年も経っている。
巫女のリムネラは、大霊堂でその儀式などの事も聞いてはいたかもしれない。しかし……祭りが途絶え幾星霜経った今日、辺境部族の中にも未だ確りと儀式の方法を覚えているものが多く残っているわけでは――なかった。
それもそのはずで、歪虚との度重なる戦は若人だけではなく年老いた者の命も、容赦なく奪い去っていく。
口伝えの継承が大半であるの部族たちには、自部族の古い歴史を聞きかじった程度で過ごしたものもいるようだ。
ある者は『三日三晩寝ずに火の番をする』とも言い、またある者は『一心不乱に踊り、酒を飲んで祖霊に祈る』とも言っていた。つまり……記憶は風化してきている。
リムネラも、祭りの儀式などには詳しかろうが、数多ある部族の歴史のそれぞれも知っているわけではない。
ファリフたちスコール族はまだ伝承を部族に広く教えていて――ファリフが長老らに教えを乞えば、良きことだと口を開いてくれるであろう。
「帝国の……要塞とかにいる奴らも祭りに参加するのか?」
思わず聞こえてきた声に、ぴたと歩みを止めるファリフ。視線を声のする方へ投げれば、痩躯の青年2人が木材を抱えたまま話し込んでいる。
「えー? 部族の祭りに参加するわけねーだろ?」
「でもよ、親帝国の奴も祭りに参加するらしいぜ? ハンターとかならいいけどさ……」
彼らの不安はファリフにも良く分かる。
しかし、かけてやるべき言葉も無く、ファリフはその場を離れた。
個人的に言えば、ファリフも帝国らには知ってほしくない。だが、これは【辺境】全体の催しである。
(お祭りで仲良くなれるものなのかな……でも、参加するなら……意識を一つにしていかなくちゃいけないみたいだし……)
心に薄くかかったモヤモヤを拭い去ろうと、ファリフは忙しく準備をしている一団へと向かったのだった。
●お祭りにはつきもの
「祈り場づくり……と調理場の準備?」
「さよう。祈りと共に巫女が祈る場所も作って差し上げなければならんのじゃ。調理場は……祭りゆえ、祝いの品も必要じゃ」
ぱちくり、と目を瞬かせたファリフへ、一言一言噛んで含めるようなスコール族長老の言葉。
その祭壇には、浄化に必要なものも置かれるという事だ。それがなんであるかは、ファリフもすぐにわかったので神妙に頷いた。
「じゃあ、祭壇というのは……僕ら、祭りの担い手が作っていいの?」
「うム。他部族などとも力を合わせて作るのじゃ。どこの部族が担当した箇所が一番素晴らしいか、などを競わずにな」
言われてみれば当然であるが、ファリフは僕で出来るかなぁ、と不安そうな面持ちだ。
「不安なようであれば、信頼できる筋やハンターの力を借りても良い。ホレ、他部族も彼らの力を借りる者たちもおる」
指で示された方向……聖火の組木や食べ物を調理する台のようなものを……明らかに辺境部族とは違う装いの彼らが行っている。
「あ、ほんとだ」
「皆で力を合わせ、作業に当たりなさい。赤き大地に、赤き狼への感謝を込めて」
細い目を皿に細くさせて微笑んだ長老へ、ファリフは大いに頷き……手近なものへ、ハンターズソサエティの依頼を頼んだのであった。
解説
■概要
ファリフたち部族の皆と協力し、祭りに使用する祭壇や調理場の準備を楽しく手伝ってあげてください
巫女が浄化の儀式に使うための祭壇(20メートル四方)の手伝いと、調理場の仕込のお手伝いをお願いしたいです。
祭壇に使われる石は、敷けるようにある程度割られています。
それを引っ張っていって敷き詰めたり、一緒に石割の手伝いをしてみたり、削り作業などに手を貸してください。
調理の方は、祭りにふさわしいごちそうを作ろうとしています。
中には見様見真似で記憶の料理を作ろうとし、無理して大参事になってしまう料理もあるかもしれません……!
一緒に手伝ったり、材料の手配をしたりなど、参加者たちの胃袋充実のため、才ある腕を貸してくださいませ。
なお、質問にはわかる範囲でファリフが答えてくれます。
ファリフたち部族の皆と協力し、祭りに使用する祭壇や調理場の準備を楽しく手伝ってあげてください
巫女が浄化の儀式に使うための祭壇(20メートル四方)の手伝いと、調理場の仕込のお手伝いをお願いしたいです。
祭壇に使われる石は、敷けるようにある程度割られています。
それを引っ張っていって敷き詰めたり、一緒に石割の手伝いをしてみたり、削り作業などに手を貸してください。
調理の方は、祭りにふさわしいごちそうを作ろうとしています。
中には見様見真似で記憶の料理を作ろうとし、無理して大参事になってしまう料理もあるかもしれません……!
一緒に手伝ったり、材料の手配をしたりなど、参加者たちの胃袋充実のため、才ある腕を貸してくださいませ。
なお、質問にはわかる範囲でファリフが答えてくれます。
マスターより
お祭りっていいですよね。こんにちは。
今回は、ファリフらと一緒にお祭り準備のお手伝いをお願いします。
D-Divの皆で出していくお祭り連動、皆様に少しでも楽しんでいただければ幸いです。
今回は、ファリフらと一緒にお祭り準備のお手伝いをお願いします。
D-Divの皆で出していくお祭り連動、皆様に少しでも楽しんでいただければ幸いです。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/25 23:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ファリフ様に質問 エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/09/18 22:39:29 |
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大祭成功の為に【相談卓】 エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/09/18 21:49:40 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/14 13:09:12 |